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バレンタインデーの[[rb:西大寺 > さいだいじ]]君は、いつもより輝きを放っている。眉目秀麗、大富豪の御曹司の彼の元へ次々と集まる女子達。手作りチョコ、高級チョコ、安いチョコ、女子の本気の想いが詰まった様々なチョコが彼の手に渡される。彼は一人一人丁寧に対応して、女子達を恋の奴隷に変えていく。
私はその様子を他人事のように見ていた。どんな女が現れても、西大寺君は私を一番に想っている。この2年間で築き上げた思い出に入り込むスキ間なんてないんだから。
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放課後になれば、私と西大寺君は裏門からこっそり帰る。誰にも気付かれないように裏道を通って、彼の家へと続く地下道へ入って行くのだ。
今にも崩れそうなボロアパートの一室に、その地下通路が隠されているなんて、最初は夢に違いないと思っていた。本当に好きな人だけに教える秘密のルート。彼は照れながら、そう言ってたっけ。
丸テーブル上の電卓の暗証番号を打ちこめば、床がめくり上がって地下へ続く階段が現れる。私と彼は手をつないで下りていく。
「悪いなぁ、[[rb:上賀茂 > かみがも]]さん。僕のチョコを半分持ってくれて、本当にありがとう」
「いいって、いいって。私の宿題を手伝ってくれたお礼代わりだから」
懐中電灯の光以外は暗闇の空間だけど、彼がいれば全く怖くない。彼と二人きりなら、この中に閉じこめられてもいいかななんて、思っちゃったり感じちゃったり。
「ところで、下駄箱にチョコ入れるのは、来年からやめてくれよ。真っ先に僕に見てもらいたい気持ちはわかるけどさ」
「えっ? まだ私、西大寺君にチョコあげてないよ」
「とぼけちゃって。あの丸っこい字の手紙は、ゼッタイ上賀茂さんだってば」
何だか話がかみ合わない。私は西大寺君の家直送のチョコレートケーキを注文していたから、下駄箱の
チョコが自分の物じゃないと確信してる。
ひょっとして、誰かが私になり済ましてチョコを入れたのかも。だとすれば、変な物が入ってる恐れがある。いいや、ちょっと考え過ぎだよね。西大寺君に確実に食べてもらうために、誰かが私のフリをしただけだって。
私は謎のチョコを忘れて、彼がチョコケーキに喜ぶ顔を思い浮かべた。またロング・キッスをしてもらえるかな。ああ、とってもとっても楽しみ!
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彼とともに保存用以外の色んなチョコを食べまくっていたら、とうとう下駄箱のチョコだけになった。
「これ、ホントに君が作った物じゃないんだね?」
「そうよ。そもそも、私がこんな安っぽいリボンつけないでしょ」
私が箱のリボンを指差せば、彼は腕を組んだままうなずく。この2年で彼の趣味・嗜好を知り尽くした私が、こんな貧相な物を渡すわけが無い。
「そうだね。君に成り済まして作ったとしたら、よほど美味いチョコだろうね」
「ええ。私は家庭科の評定、いつも5だか、あっ!」
私の評価を下げるために、わざとマズく作っている可能性に気付いた。慌ててリボンをほどいて、毒味役をする。
何の変哲もないハート型のチョコが2つあった。私は1つを取って舐めてみる。あまぁーい。悔しいけど、自分が注文した物よりも甘くて深くてほっぺが落っこちそう。全てを口の中に入れて食べちゃった。
「とっても美味いよ、このチョコ。西大寺君も食べてみて」
「へぇー。上賀茂さんがそこまで言うなら、かなりレベル高いんだな」
彼はチョコを口に運んで、じっくり噛みしめる。たちまち彼の顔は赤くなり、目がハート型っぽくなった。
「すんごぉい。こんな美味のチョコ、生まれて初めて食べたよー。一体、どんな子が作ったんだろ?」
「そのチョコは、あたいが作ったの」
どこからか、ざらついた声。私の空耳かと思ったら、彼もキョロキョロし始める。すると、目の前の壁がゆがんで、シュレックに似たデブ女が現れる。
「西大寺! 7年越しの恨みを受け取れ!」
「うっ、恨み?」
「ちょっと、いきなり現れて変なこと言わないでよ」
デブ女は半透明で幽霊風だ。この世の物じゃない気味悪さはないから、生霊なのかしらん。
「フン! 小4のバレンタインを忘れたのね、西大寺。あたいは聞いてしまったの。あんたがあたいのチョコをドブ川に捨てて、デブの汗が染み付いたチョコなんて食えるかと、男連中に吹聴してたことを!」
彼の顔がどんどん青ざめていく。
「その仕打ちをあたいはずっと忘れなかった。黒魔術の特訓を積んで、あんた達に呪いをかけられる今日までね」
「の、呪いだってぇ!?」
彼がすっとんきょうな声を上げると、風船が入ったように胸が膨らんでいく。短く刈りこんでいた黒髪がぐんぐん伸びて、モナリザの黒髪になる。
「西大寺君、大丈夫?」
私は彼の元へ寄って、体を揺さぶりだす。彼の目はトロンとしていて、いつもの凛々しさが消えていた。呪いがかかって頭がおかしくなったのかも……。
「平気ですわ、上賀茂さん」
彼が発したのは艶のある女声だ。まつ毛が伸びていて、分厚い唇がきらめていてる。胸は私よりも大きくなって、TVに出てくる巨乳女優みたい。マダムが使う香水のような匂いが鼻について、さながら熟女だ。
私が知っている西大寺君を返してほしい。ムダだと思うけど、彼女の幻影にすがりついて懇願する。
「お願い! どうか、西大寺君を元に戻して」
「まだ呪いは進行中。西大寺家の広い食堂が役に立つから」
彼女はせせら笑って姿を消していく。食堂が役に立つとは、どういう意味だろう。相談したくても、西大寺君の両親や使用人は製菓企業のパーティーに出かけているし。ダメモトで病院に連絡してみるか。
私はかばんからスマホを取り出して、番号を押し始める。向こうとつながった瞬間、スマホが真っ二つに割れる。
「ちょっ、何てヒドイことすんのよぉ!」
私が見上げたら、西大寺君らしき“ケモノ”がいた。顔の半分以上が茶色の毛に覆われて、紫色の瞳が鋭くにらんでくる。
「…させて」
「はっ?」
彼の変貌に気を取られて、全く聞き取れなかった。獣はおもむろにズボンを下ろして、下半身をさらけ出した。ポツポツと茶色い毛が生えていてぜい肉がついている。短距離走で学年トップ3の実力を持つ引き締まった足が、いまや相撲力士の極太足だ。
それ以上に気になるのは彼のペニス。男のモノは詳しく知らないけど、指先ほどにちぢこまっているのは変だと思う。睾丸は縦の割れ目の中に吸い込まれていき、私と同じ性器と化している。
「嗅いで」
獣が前かがみになって、毛むくじゃらの大きな尻を私に向ける。尻は丸みを帯びて柔らかそうだ。
「早く嗅いでよぉ!」
駄々をこねる子どもみたいに叫ぶ。お尻がだんだん私の方に近づいてくる。近づきたくないのに、妙にそそられるものがあって、自分の鼻が穴の中へ吸いこまれていく。
プウウウウウウウウウウウン
頼りないオナラ音だ。それでも、鼻がもげるぐらいの悪臭だ。学校一のイケメンが彼女に放屁なんて、全然信じたくない。悪夢から早く覚めたいと、鼻を尻の中に突っ込んでもっと嗅ごうとする。
プスプスプス
ガス漏れは腐った卵と納豆と雑巾をごちゃ混ぜにした悪臭だ。涙がにじんで吐き気を催してくるけど、大きく口を開けて吸い込み始める。胸が痛いよぉ。
プススブリブリブリリリリリリリブリュブリュ!!
今度は熱い物体が口の中へ注ぎ込まれた。息も出来ないぐらいに大量に詰まってる。顔中がほてって何かチクチクしてくる。おかゆよりドロっとしていて、さっきのオナラと同じ悪臭の物体、それは茶色のアレだ。
正体が分かっても、私は口で受け止め続ける。口から胃、胃から腸へ、どんどん溜まってぷっくり膨れていく。
腹が重たいと気付いた時には、すでに遅かった。彼女の肛門から顔を離せば、白毛の三段腹へ変わっていた。衣服の切れ端がついた丸太の手足は黒ずんで、ケダモノじみている。
「どうなってんのよ“ぉ”」
私から出た声は、パパのように野太いだみ声だった。私はオスになってしまうのか。首を激しく横に振り、ほおおをパンパン叩く。そのほっぺは、かつてのおっぱいのごとく垂れ下がって弾力がある……。
「今度は、上賀茂さんの物を食べさせてもらえるかしら?」
彼女はずんぐりむっくりした巨体を揺らしながら、私の背後へ回りこんだ。全身が茶色で、顔の下半分と腹が白色の彼女は、多分イタチだろう。確かイタチの屁は臭いんだよな。古いダンボール臭もその一部かな。
もしかして、私の方は黒イタチになっているのか。股間に妙なうずきを感じて、早く放出したがっている。でも、絶対に出しちゃダメだ。私が私でなくなってしまう。
「う~ん。いいお尻ですわ」
彼女が私の尻内を舐め始めてくる。舐め方が絶妙で、気を抜いたら小さい屁が出る。オナラは良くないけど、脱糞より大分マシだ。私は奥歯を噛みしめて、腹の異物を押しとどめていた。
何べん舐めても私が出してこないので、彼女は次に指でいじり回してきた。あんまり奥に突っ込まれると痛いから、今すぐにでもやめてほしい。だが、一度声を上げたなら、とめどなく大便が流れるだろう。腹に力を入れて耐えに堪える。
「あらら。まだ我慢してるの、スカンクおじさん?」
さっきの呪い女の声が聞こえてきた。すると、にじんだ壁から彼女の姿が現れる。彼女はポケットから鏡を取り出して、私の姿を映し出した。
そこには、頭頂部の毛が抜け落ち、白い口ヒゲを持つ中年スカンクが映っている。空気中に漂うイタチの屁に混じる加齢臭は、俺自身が出していたのか。
「アハ、アハハハハハ」
もう何もかもどうでも良くなって、精液と糞を同時に噴出する。遠慮していた男根は肉腹を突き抜けて、テーブルを押し上げて大爆発した。
綺麗な食堂を汚すのは申し訳ないが、実に気持ちいい。
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何時間か経つと、食堂は俺達の糞尿と屁で満たされた。壁には俺の白スープがこびりついている。
当初は恥ずかしかったオナラも、何回も鳴らしている内に快感になっていった。相手の毒ガスを嗅いだり、垂れ流しの肉団子を食べたり、不潔なことも平気の平左だ。
テーブルがあったと思われる場所には、ショートケーキ状のウンコが鎮座していた。しっかり固まって俺の精液以外では潰れそうにない。
「俺よりデブになったな、サイちゃーん」
彼女の腹を叩けば、腹太鼓と屁の音が同時に鳴る。彼女の体は、本来のしなやかなイタチの体躯と全く異なる肉塊だ。
「ウンコいっぱい出して、カミ君に追いついてやるわ」
彼女が拳を固めて尻を上げれば、ムリムリムリと特濃の大便がひり出される。俺は白黒の顔を茶色で汚しながら、それを平らげていく。彼女のウンコの味はあたかもチョコのようだ。
時々、誰かの笑い声が聞こえるが、俺達は一向に構わない。俺は相手が出す物全てを愛しているからな。彼女も俺のものを気に入ってるかな。
「ねぇ、私の中に入れてくださる?」
汚いケツ穴をおっぴろげて、俺の前に突き出してくる。俺はためらわずに彼女の中へキツキツの肉棒を入れてやる。
「あぁん。腸がねじれるわぁ!」
「へへっ。さっきより大量に入れてやるぜ!」
ズッコンバッコンズッコンバッコンポチャッ
ブリブリブリュリュリュリュリュリュ
ブッチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ
プウウウウウウウウウウウウン
ピュピュピュブシャアアアアアア
ムシャオエッムシャムシャムシャオエエ
汚獣達は本能のままに性交を繰り返すだろう、愛の結晶のバレンタイン・ウンコの横で。
(おしり)
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