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年を取って経験と同時に蓄積されたものがある。この腹の肉が正にそれだ。昔は全国大会に出場した陸上選手だったのに、今や太っちょサラリーマンだ。ああ戻りたい、あの細マッチョ体型。
ラ○ザップやバナナダイエットに失敗した俺に救いの手を差しのべてくれたのは、幼なじみの渡部だ。渡部は遺伝子工学の権威で、よくテレビの教養番組に出演している。
「君はダイエット新時代をその身で体感することになるんだ。喜びたまえ」
彼は後ろ手を組んで研究室を歩き回る。相変わらずせわしない男だ。一般企業に就職していたら、即刻解雇されていただろう。
「もったいぶらないで、早くその薬を見せろや」
「おっと失敬。では、とくとご覧あれ。これが、漸次筋肉増強活性剤、略して[[rb:GME > ジーム]]だ」
ペットボトル大のボトルにピンク色の溶液が満たされている。明らかに怪しげな雰囲気を醸し出している。
「クスリとちゃうやろな?」
「違うちがう。今までのステロイドなどの筋肉増強剤は、使用する際に激しい運動が必要だった。しかし、このGMEは無理のない運動でいいんだ」
「無理のない運動とは?」
眉をひそめる俺に対して、彼は左手の平を伸ばしてきた。
「心配ご無用。5キロ歩くだけで、理想の体型を手に入れられる。元陸上選手の君なら簡単だろう?」
歩く必要があるなら、普通のダイエットと同じじゃないか。文句の一つでも言ってやろうかと思ったが、彼のにこやかな顔を見ると言う気が失せてしまう。
俺の右腕が注射台に乗せられて、GMナントカが入った注射器が迫る。針が肌を突き破るのは見たくないので、目を強く閉じた。
かすかな痛みを瞬時に感じたが、すぐに消えていった。目を開けたら、小さな赤い斑点があった。
「これで1ヶ月は持つよ。谷川君、毎日必ず5キロ歩くこと! いいね?」
「はいはい」
ちょっとの注射で脂肪の壁が崩れるのか、はなはだ疑問を感じている。それでも、幼なじみの晴れ渡る純朴な顔を見ると、妙に信用したくなるのだ。
[newpage]
GMEの投与後、俺は律儀に5キロを歩き続けた。渡部に馬鹿にされたくない、女性から再び注目を浴びたいと強い信念を持って、近所の公園を歩き回った。
その努力の甲斐あって、ついに狸腹がへっこんで平たくなった。これから6つに割れていくだろう。
しかし、おかしなことに胸が盛り上がって、女の“おっぱい”のようになっていた。尻の方も前より肉がついて、安産型に。この変化はちょっとおかしいのではないか。
前の投与から1ヶ月経ったので、渡部に不思議な変化のことを伝えに行った。それを話してみたところ、一笑に付されてしまう。
「ハハ。肉量を増やすと、そういった副作用が出るのは当然だよ。じきに他の筋肉も増えて目立たなくなる」
彼はあっけらかんとした顔で、俺の胸をしきりにもんでくる。
「渡部の言う“じきに”って、どんぐらいの時間なん?」
「マウスの実験結果から推測すると、半年程度だろうね。それまではブラジャーやパンティーを用いて我慢しよう」
「って、てめぇ、いつまで他人のおっぱい触ってんねん。いてまうど!」
変態科学者はひじてつがお似合いだ。ひじを後ろへ突こうとしたが、闘牛士のごとくヒラリと横にかわされてしまった。めっちゃ悔しい。
「さぁ、この台に右腕を乗せてくれ。ただ今より2回目の投与を行う」
注射針が再び肌に迫ってきた。目を閉じて痛みが過ぎるのを待つ。前と同じくチクっとした痛みがあって、すぐに解放された。
「これで1ヶ月は持つよ。谷川君、毎日必ず5キロ歩くこと! いいね?」
「へぇーい。むむっ」
急に体のあちこちがかゆくなってきた。薬の副作用かもしれないので、むやみにかいていいかどうか。我慢するのは厳しいので、渡部に尋ねてみた。
「なぁ渡部よ。体中かゆいんやけど、かいてもいいか?」
「うん? 肌に異常な所見がないから、別に掻いてもいいと思うよ。ただし掻きむしらないこと」
「わかった」
人さし指で左手の甲をかき始めた。かいた所は赤くなったものの、痛みは引いていく。ついでに皮がバナナみたいにツルンとむけて、中から黒い皮膚(?)が飛び出してきた。
「何じゃこりゃ?」
日に焼けた「黒」ではない。明らかに絵の具の「黒」だ。恐る恐る黒肌を触ってみたら、海岸の岩のように硬い。筋肉の弾力感なんかじゃない。
「おいっ! これも副作用か?」
「あー悪い。今ちょっと手が離せなくて」
奴は顕微鏡で何かをのぞきこんでいる。そんな小さいモンより、俺の奇妙な変化の方が重要だろ、このタコ! ぐうう、ますますかゆさが酷くなってきた。
肌をかけば皮がめくれて岩肌が露出する。どんどん気持ち悪い体になっていく。そうとわかっていても、手がどうにも止まらない。次第に胸が膨らんで、俺が触っていないのに皮がめくれていく。サッカーボールほどだろうか? 触ってみたらゴムボールで、硬質な手と違って柔らかい。
これはどう見ても、“おっぱい”じゃないか? 俺は真っ黒な女になっちまうのかよ。
「さーて、一体どんな副作よ……」
俺の奇妙な姿を見た渡部が口をつぐむ。漆黒の岩肌にAV女優の巨乳は、奴の想定外に違いない。
「ドッキリじゃないよね」
「ちゃうわボケぇ! お前の薬のせいで、メスの化け物になってもたわ!」
ハンカチで額をぬぐって、目をあちこちに動かせながら戸惑う渡部。俺はイライラしていたので、後はどうにでもなれと、今度は腹をかきむしってやった。腹の方は胸と違ってへっこんでカチカチだ。
「と、とりあえず下半身の方も調べてみよう。ズボンを脱ぎたまえ」
「お、おう」
俺はイスから立ち上がり、ズボンを脱ごうとした。すると、指の爪が太ももに当たって痛くなる。手を目の前に上げたら、指の爪が鳥避けの突起になっていた。
「渡部。俺はこんな手になっているから、お前が脱がしてくれ」
「ああ、わかったよ」
彼がズボンとパンツを脱がしてくれたら、ほとんど人肌が残っていた。所々の皮がめくれて黒くなっているが、まだ許容範囲だろう。
むむっ? 何だか妙に鼻に甘い蜜の香りが入ってくる。この蜜は是非とも吸ってみたいが、一体どこからなんだろう。俺の陰茎も勃ち上がって、最大限の長さになろうとしている……。
「ちょっ、谷川…、か、顔が変だぞ」
俺の顔を変だと言う彼の方が、鼻毛出して目を見開いたおかしい顔だ。皮がむけて黒くなっているとでも言いたいのか。
研究室の洗面台で確かめてみよう。のっしのっしと歩いて鏡に近づけば、鼻の穴と穴が離れてカバのような顔立ちになっているだと!?
「はぁ?」と鏡に聞いたら、犬歯がズラッと並んでいる。これはもう人間の顔と違う。化け物、妖怪、怪獣だ。
「よくもこんな変てこな姿にしてくれたな、ワ・タ・ベ!」
俺は牙を打ち鳴らして奴に近づく。奴は壁際にしゃがみこんで、携帯のバイブのように震え続けている。おやおや、お漏らししているぞ。臭いションベンだが、好きね。
どうして好きなんだ? ひょっとして、さっきから漂っていた甘い芳香はこいつから出てるのだろうか? 奴の匂いに興奮するなんて、俺はホモか、またはメスか? チンポついてて、おっぱいもあって、黒の岩肌が露出していて、俺は一体何者なのか。あああ、もう訳がわからん!
「どないなっとんねん、コラアアアアアアアア!!」
俺の怒鳴り声で、俺の人肌や研究室の機材、渡部が四方八方に飛び散っていった。同時に後ろからも何か尖ったものが飛び出たような気がする。先端が床に触れたり、宙に舞ったり、さては尻尾が生えているのかな。ますます怪獣じみているじゃないか。
赤い男根は三角コーンと化して、我慢汁を垂らしている。こんなに大きいイチモツは生まれて初めて見る。無性に舐めてみたい衝動に駆られた。
「ゴクッ、なめたろか」
首をちょいっと伸ばせば、楽に巨根の先端にたどり着ける。ひとなめ、ふたなめ、カルピスに納豆を混ぜた微味だ。普通なら飲まない味だが、しきりになめまくって口の中へ入れてしまう。あークセ―、でも美味いわー。
この味はベリグー。遠慮なく腹の中に貯めていこう。うんうん、やっぱり舌に絡みつくのが最高だわ。ちょっと待てよ。あんまり飲み過ぎると中年腹に逆戻りするじゃないか?
俺は舐めるのを止めて、頭をもたげる。その頭が天井にぶち当たって痛い。どうして当たるんだ? そうだ、俺自身が大きくなっているせいやわ。よく見たら腕周りの肉だけで豚の丸焼きのようで、全体的にハルクのごとくムキムキマッチョ怪獣だ。
色んな所が大きくなり過ぎたから、もうこの建物の中にいられない。渡部、ごめんな。お前の研究所が潰れていくわ。頭が天井を突き破り、肩が天井を持ち上げていく。数十秒の間に、築数十年の研究所はガレキの山と化した。
抑えきれない性欲。誰かと淫らなことをしたい。でも、俺以外にこのイチモツをくわえられる奴、俺の尻穴を満足させられる奴はいないわ。あと、陰茎の下に縦の割れ目があるようだ。そこに何か細長い硬いものを入れてみたいな。
俺は周囲のビルを見回す。どれも俺より背が高いから、遊び道具にもならない。俺がもっと大きくならないと楽しめないな。
淫らなことをしたら巨大化できるかしらん。左手でおちんこをつかみ、右手でおっぱいをもみもみしていたら、体が熱くなってきた。俺の体はあちこちが岩肌な上にトゲがいくつもあるが、豊乳は柔らかくて、塔根はスベスベで感触がよろしい。どっちもあるのは善いことだ。
ドバッ―と出してみたら悲鳴が上がる。スマホで撮らないでよ、恥ずかしいわ。ならば、データを消しちゃおう。ドロッとした臭い雄液がかかれば、次々と人は引いていく。
「ただ今、酒井駅周辺で未確認生命体が暴れております! 皆様、ただちに避難して下さい!」
アリンコのように逃げ惑う人々。俺は別に悪いことをやっていないぞ。ただ、ビルを使ってエッチなことがしたかっただけよ。あそこのビルはもう人がいないな、どっちかの穴に入れてみよう。
尻尾をふり上げてから、ガラス張りのビルの頂上に尻を乗せる。両手で尻の肉を開いて、穴の中へ穴の中へ入れてみたいと思いませんか?
ああっ! 尻と腹があちゅい。ビルの表面って結構、熱が溜まるものなんだな。こんなに体を締め付けてくると、何だかいやらしい気分になっちゃう。
ビルの角が尻の奥に当たって痛いんだけど、その痛さが逆にクセになっちゃう。もっと締め付けて、もっと奥に入って。
さらに前の穴の方にも何か入れたい。視界に入ったビルを引っこ抜いて、ヴァギナに近づける。壊さないよう慎重につかんで、くぱぁの中へ一直線だ。うふぅ、尻よりも締め付け感があるぞ。
前後のビルの圧に興奮した俺の肉棒は、他のビルに負けじとあべのハルカスのごとくそびえ立つ。これで前後の穴を刺激したら、一体どうなるんだろうか。
腰を揺らして、前のビルを揺さぶってみよう。おおお、前後に熱いモノが駆けめぐっていく。色んなモノを感じ過ぎて、イってしまいそう。ヤン、出るわ出るわ、精液シャワー。街中が納豆臭い白いベールに覆われていく。
「みんな、ごめんねー」
形だけ謝るが、街は静まり返っている。もうみんな逃げたのかしらん。じゃあ、他のビルでも遊んでみようか。
[newpage]
遊び疲れて寝そべっていたら、耳をつんざく轟音が頭を揺らした。頬や腹に石ころが次々と当たって砕ける。ははぁ、さては人間どものミサイルだな。
最初はこしょばい感覚だったのに、次第に節々が悲鳴を上げだして不快になる。こいつらの射撃をやめさせねば。
体のあちこちが痛むと、イライラして乳首と肉棒がピンと直立してきた。ああ、もう体がはち切れそう。頭の方に巨大なミサイルを打ち込まれると、煙で鼻がムズムズして特大のクシャミが飛び出した。
「ヘアックションギャア!」
スプリンクラーのように放出される雄液と雌乳。それらが戦車にかかると、もう俺に向かって撃つことは無理よ。
「何だぁ、この臭い物は?」
「もう機械が作動しません!」
いい気味だ。よっしゃ、たっぷり撃ち込んでくれたお礼に俺が特濃の愛を贈ろう。のっそりと立ち上がって、爆根の噴射口を戦車たちに向ける。ちょっと強く握っただけで、超高速粒子砲が炸裂した。
次々と湧き上がる悲鳴。戦車を乗り捨てて逃げ惑う人々。あはは、実に面白い。面白すぎて、今度はおっぱい風船がはち切れそうだ。
「今度はこれでも喰らえ!」
2つの乳頭を左右に向けて、乳ダム放出を行った。戦車も人もあっと言う間に向こうへ流される。俺の邪魔を出来る人間はこの世にいない。よくも今までデブデブ言ってくれたな、お前ら。俺の復讐はしつこいぞ。
お次は、大阪城を俺好みのお城に変えちゃいましょう。車や自動車を踏みつぶしながら、大阪城まで歩く。白い壁と黒い屋根のコントラストが美しいが、シラサギの姫路城や金のしゃちほこの名古屋城に比べると、どこか物足りない。ならば、俺が精液シャワーで化粧してやるのだ。
白濁液が城の表面をコーティングすると、光沢がある真っ白な城へ生まれ変わった。おまけに臭いつき。これで大阪城は、世界で一番輝く臭い城になったぞ。
ほな、今度はビル以外の何かでエッチなことをしよう。チンポをぶらぶらしていると、駅の前で捨てられた無人の電車を見つけた。ビルよりも細い電車は性感帯をいい具合に刺激しそうだ。
電車を持ち上げて、俺の秘所へ誘う。折れることなく、抵抗されることなく入っていく。むう、締め付けがないのはありがたいな。子宮の方まで到達したら、後は振動させるだけだ。
「んふっ。おっおっおっ」
線路上に座って腹を上下に振る。表面が熱い電車が内壁に当たって、俺の性感指数を上昇させる。それに呼応するように肉棒は白い間欠泉を上昇させる。
あっ、グチャッと嫌な音がした。哀れ電車は俺の重みに耐えきれず、平べったい板と化してしまう。これでは、もう二度と楽しい遊びが出来ない。
「あーあ。俺の体にフィットして、なおかつ潰れへん肉棒って、この世にないんかなぁ」
「ここにあるよ!」
人間の声が下から聞こえた。声の主を探せばどこからか花の香りが漂ってくる。芳香の方向に目を凝らせば、駅のプラットホームに腕組みをした白衣の男がいた。
「渡部か?」
俺が喋りかけると、相手は口風にあおられて地面に尻もちをついた。
「そ、そうだ。私が君を満足させるんだ」
彼は服を脱いで、貧弱な体をあらわにする。
「そんなモヤシみたいな体で、この俺を満足させるんかい?」
「いいや、この体じゃないさ」
彼は床に降ろしていたカバンから、注射器を取り出してきた。まさかお前も俺のような怪獣になる気か?
「待ってろよ谷川、えいっ!」
奴が注射器を右手に打ち込むと、体中に肉がつきまくって皮がむけていく。黒肌の俺と違い、青緑色の肌だ。硬そうな体つきだが、まだまだ俺より小さい。
「谷川! 精液シャワーを私の体にかけてくれ!」
「あっ? わかった、たっぷりかけたるわ」
さっきの電車棒でびんびん度が上がっていたから、そっと強く握っただけでゲリラ豪雨が渡部へ降り注ぐ。
彼のやせ細った体は消え失せ、砲丸投げ選手の上半身、競輪選手の下半身をあわせ持つ肉体に変身していた。面長の顔は丸くなり、髪の毛が抜け落ちて亀頭のようだ。だが、まだ立ち上がった俺のひざ元にも及ばない。
「うまい、うまい、もっとぶっかけてくれぇ!!」
精液シャワーを舌なめずりして待つ変態な元科学者。こんな姿を俺も彼に見せつけていたかと思うと、顔が熱くなってきた。
緩めることなくかけてあがれば、俺のマグマの噴出口と同じ高さになってきた。奴はほくそ笑みながら、噴出口に舌を伸ばす。
「ひゃあ! くすぐったいやん!」
ミサイル攻撃と違って、奴のフェラ攻撃は痛くないが、どうにもこしょば過ぎる。体のそこら中が敏感になり、乳首もチンコ同様に直立し始めた。
思わず奴の目に上のミルクをかけてしまう。目に入って怒っていると思ったが、グローブのような手でそれをぬぐうと、俺に対して笑みを浮かべる。
「だいぶ、谷川のような怪獣になってきたぞ。この腕を触ってみてくれ」
彼が突き出してきた手の甲をさわってみる。コンニャクのような感触で、精液よりもぬめりがあった。
「何かぬるっとしているな」
「そうだろう? これはきっと亀型の怪獣になるぞ。背中に重みを感じているから、君がどん確かめてくれないか?」
彼がきびすを返して背中を見せてきた。装甲車のような深緑色の甲羅が出来上がっている。拳で叩いてみたら、さっきの電車やあのビルよりも硬そうだ。
「おー。俺のチンポより硬い甲羅やん」
「そうか、そうか。ということは、私の陰茎は君より長くなるはずだ」
「はぁ?」
俺の問いに答えることなく、彼は大地を揺るがす奇声を上げながら、大量の射精を始めた。線路に白い川が出きて低い方へ流れていく。その勢いの良さに何故か俺はトキメキを感じた。
彼も放出する度に体がメキメキと大きくなり、俺と同じぐらいの高さになってきた。手足の筋肉が俺より太くたくましいので、めっちゃ羨ましいわ。前から見たら、どうなっているのか気になってくる。
プラットホームをぶっ潰して、彼の横へ移動する。腹はぺったんこ、4つの割れ目がくっきりだ。胸は出ていないが、乳首は吸い付くと美味の雰囲気を出している。
驚くべきは男根の長さ。色合いや先細りの形状を見るに、通天閣と言うより東京タワーに例えるのがいいか。光る先端は何と、彼の逆八の字の鼻穴まで到達している。かがまなくても自分で自分の雄汁を味わえるとは素晴らしい。
「どうだ、谷川? 私の肉棒を前で受けてみるか?」
声が低くしわがれていてカッコいい。怪獣化すると、こんなにもイメージが変わるものか。
「そんな長いモン、俺の秘所に入るかなぁ?」
「入るに決まっているよ、私と君は怪獣ナンだから」
彼はそう言うと、俺の前でひざをついて縦割れの中に舌を入れてきた。おお、これこれ、この感触! 舌さばきが上手過ぎだろ、渡部!
「立ったまま、それとも寝かせて性交するか?」
ヴァギナがじゅくじゅくになった時に、彼がこう尋ねてきた。
「寝てヤるなんて、俺が御前に押し倒されるんか? 何か俺がメスみたいやん」
「腰のくびれ、縦の割れ目、肥沃な胸は生物学上メスだ」
「でも、ちゃんとチンポがついてるし」
「そのチンポは肥大したクリトリスの可能性もある。つべこべ言わずに、さっさと横になっちまえ!」
瞬く間に彼が俺を突き飛ばしてきた。起き上がろうとするも、奴が俺の両腕を骨が折れるぐらいに線路の砂利に押しつけてくる。
「ぐぬぅ。力強過ぎやぞ、渡部ぇ……」
「フフフ。私はもう渡部じゃない。これからはワタガメラと呼びたまえ」
「ダッサ……」
絶望的なネーミングセンスの無さに対して二の句が継げない。奴の東京タワーは俺のスイートスポットに入りこみ、にゅるにゅると進んでいく。その温かさは今までのビルや電車と違い、血が通っていて優しさがある。
「ほらほら、結構奥まで入るじゃないか?」
「ああ、めっちゃ入ってる……」
これで中出しされたら、とんでもないことになりそうだ。期待と驚きの混じった目でワタガメラを見つめる。彼は甲羅を激しく揺らすと、亀チンの先端を乱暴に打ち付けてきた。
ああん、股が裂けるように痛い。おまけに線路のレールが背中に食い込んでくるし。こんなの我慢できない。涙目になる俺の唇に、彼の口がそおっとふれる。
まさかの彼とのキスに、俺の胸は銃声を響かせる。じっと見ていると、彼の舌が目の舌を舐めたくった。
「これでスッキリしたね、ガワゴジラ」
ええ…、俺の名前も勝手に決められてしまった。チンコが大きいから、チン・コジラにしようと思っていたのに……。そういや、奴のロケット砲からの発射はまだだろうか? 俺の方が先に出るかも、あっ、急に腹の中に灼熱がきた。その量は尋常じゃないから、女の吐息が出ちゃった。
「アハッ、アハン」
「中々の巨乳を持っているねぇ」
ちょっとぉ、中出ししながら俺の胸をもむのはやめてくれ。ますます性感指数が上昇して、頭が炸裂しそうなんですけど。
乱暴な所があっても、彼との成功は中々イケそう。だけど、何でこういうことになったんだろう。俺がやせて女子からの人気を集めたいと思っていたから? まっ、ダイエットに成功したし、筋肉モリモリになれたから、これでいいかしら。
「アアアン。もうラメー!!」
「グオォォォォ! イグゾォォォォォォォォ!!」
静まりきったビルのジャングルに響き渡る二頭の怪獣の叫び声。
それは一日の内で何度も繰り返されることだろう。俺達の性欲は尽きることがないんだから。
(終)
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