生徒と教官は付き合えません…

  教官と生徒が関係を持つことは許されない。そんな事は元海賊の俺でも分かってる。俺は隣に寝ている(失神している)アルゴを見つめながら、頭を掻き回した。こいつの尻穴からは、俺が散々出した精液が漏れだしていて、今では俺の肉棒を簡単に受け入れられるようになってしまった。

  『教官・・・俺、デリク教官の事好きですよ』

  それは俺も同じだ。だが俺の「好き」とこいつの「好き」は違う。船の上で肉棒を舐めてもらった時も、トイレの個室で犯した時も、夜の風呂で犯された時も、こいつの目には性欲と何処か悲しげな光しか無かった。俺は愛しい生徒に犯し犯され、当時の仲間たちと交わった時以上の快楽を感じていたが、こいつには若者の性欲発散の一角でしか無いことは、事後の態度を見てもすぐに分かった。

  「教官・・・そろそろ帰りますね」

  「・・・あぁ、また遊び来いよ」

  「はい!」

  眩い笑顔を見せ、俺の部屋から出ていく。困った事に、こいつは俺とのセックスにハマってしまったようだ。俺としては嬉しい限りなのだが、頻繁に俺の部屋に入り浸るアルゴに、同室のグランもセリオのやつも違和感を抱いていた。そろそろやばい、もう暫く来るなと前に言ったが、『・・・そうですよね・・・俺が、こんなに来たら迷惑ですよね・・・』などと儚げに口にするものだから、またムラムラして犯してしまう。ここ最近はこの繰り返しだった。

  「デリク教官・・・生徒に手は出しては行けませんよ?」

  「なぁ教官・・・アルゴといつも何してんだ?」

  「別に、ただ話してるだけだ」

  何もかも分かってるかのようにセリオは聞いてくる。グランは不安と嫉妬が籠る目を向けてくる。こいつはアルゴに惚れている・・・考えるまでもなく分かることだった。そんなグランに、罪悪感と少しの優越感を抱きながら接するのは心が痛むが、アルゴの方から来るのだ。そこに関しては俺に責任はない・・・と信じたい。

  今日は講義で性犯罪の授業だった。セリオのやつは毎回顔を赤くしているが、アルゴは逆に少し青ざめながら授業を聞いている。なんで今更そんな顔をする。この状況がいけないことなんて、前から分かりきっていたことだろう。

  「 教官・・・やっぱ、不味いですかね・・・こんな事続けるの」

  「・・・俺は前から言っていたはずだ。もう辞めようってな」

  「・・・はい、暫くここに来るのは辞めます」

  寂しいですけどね、と悲しげな顔を俺に向ける。やめろ。そんな顔をするな。また犯したくなっちまう。アルゴが居なくなった部屋は何時もより広く感じられた。乱れたベッドの掃除をする為に体を動かす。アルゴの精液がいたる所に飛び散って、濃い雄の臭いが鼻に入ってくる。俺の愚息は再び持ち上がり、アルゴの乱れる姿を思い出す。ベッドを片付けるのを一旦やめ、右手を肉棒に添える。

  「・・・はぁっ・・・アルゴ、アルゴ!」

  気持ちいい。普段の自慰とは比べ物にならない程の快感。だがそれ以上にあいつへの愛が溢れてくる。「愛してる」などと青臭い事を口に出来るなら、どれほどいいか。俺のプライドが邪魔をして、告白など出来なかった。

  「グルルッ・・・ガアッ・・・イク、イクぞアルゴ・・・」

  虚空に向かい名を呼ぶ。本来なら子を宿すはずの種を、アルゴが寝ていたベッドに無駄打ちし、大量の精液がベッドに付着し、濃い雄臭が部屋に充満する。長い射精が終わり、金玉が空になると、途端に虚しさが心に染みる。アルゴ、お前がどうしようもなく好きなんだけどな、俺にそれを伝える勇気は無いんだ。いっそここから二人で逃げてしまおうか。アルゴの騎士になりたい志も、セリオの思いもグランの叶わない恋も全て振り切って。

  「・・・片付けるか」

  ベッドを洗い、あいつの僅かに残った残り香を感じながら、明日の訓練の為に眠りについた。

  「・・・おはようございます、デリク教官」

  「おう、おはようさん」

  ノックが聞こえる。あいつ、もう来ないって言ったのに。だが、またあいつが来てくれた、この事実だけで情けない話だが心が浮き足立つ。俺はにやける顔を整えながらドアを開けた。しかしそこに居たのはアルゴでは無かった。

  「・・・グラン、どうした、こんな早くに」

  「いや、アルゴがいないんです。昨日の夜から・・・俺、ずっと探してたんすけど・・・ここにいるかなって」

  アルゴがいない?昨日は早めに終わらせたから、10時には部屋に戻っているはずだ。

  「俺、なんだか不安で・・・心当たりありませんか?」

  「・・・いや、ないな。俺も探してみよう」

  「はい・・・お願いします」

  いつになく弱気のグランは、耳を伏せながら部屋を出ていった。俺は嘘をついた。心当たりはある。それはあいつにしか教えていなかった、授業で使用した船の在り処。いつでも見に来ていいぞと、あいつは喜んでいた。

  「・・・ようアルゴ、夜遊びは良くねえな」

  「・・・教官、おはようございます」

  笑顔で俺に挨拶をしてくるが、いつものように綺麗な青の毛の艶が無くなり、疲れきっているように見える。俺は必死に言葉を探しながら、アルゴに話しかけた。

  「・・・教官、俺、もう無理です・・・」

  何が無理なのか、そう問う前にアルゴは続けた。

  「俺だけ授業についていけないし、剣技だって下手です。今までなんとか頑張ってきたけど、みんなと差は開くばかりです・・・せっかく田舎から出てきたのに、こんなんじゃ母さんたちに申し訳ない・・・」

  「アルゴ・・・」

  アルゴは、思いの丈を口に出した。こいつの弱音なんか初めて聞いた。どうすればいい。俺は分からないんだ、今までやりたいことだけをして生きてきた。教官なんて柄じゃないって分かってる。だけどこいつが好きと言ってくれたから、これからも頑張って行こうと思えた。なら次は、俺がアルゴを助ける番だ。こいつを助けるためなら、俺は今の立場だって捨ててやる。そう決意した途端、今まで言えなかった言葉が不思議なぐらい沸いてきた。

  「アルゴ・・・俺はお前が好きだ。」

  「・・・はい、俺も好きですよ」

  「そうじゃない、お前の『好き』と俺の『好き』は違う。」

  「え・・・?」

  「俺はお前のことを愛している。そういう意味だ」

  「・・・?」

  呆けた顔をしながら、アルゴは耳を立て聞いている。届け、届け。断られたっていい。拒絶されたっていい。俺にはお前が必要だと、全力で伝えるんだ。

  「アルゴ、お前がいたから俺は教官を続けたいと思った。お前が思う以上に俺はお前が好き・・・そう言ったよな」

  「・・・はい、でも俺」

  「聞け、俺はお前を全力で助ける。もし辞めたいと思ったら俺はシェアト様にも歯向かう。だからお前は俺を頼れ。勉強・・・は難しいかもしれねぇが、他のことなら何とかしてやる。だから・・・俺と、付き合え」

  「・・・」

  言った。全てを。俺の気持ちは伝わっただろうか。嫌われてもいい、この先こいつがやって行けるのなら。

  「・・・うっ・・・うぅ・・・」

  「お、おい、なんで泣くんだ。泣かないでくれよ・・・」

  「うぅ・・・だって・・・俺も、教官の事が・・・好きだから」

  「それは聞いたぞ」

  「教官と同じ意味でって事ですよ・・・」

  「・・・何!?」

  まさかの了承に驚く。今までそんな素振りを全く見せなかったのに、何故・・・?

  「おいアルゴ、俺はOKを出されたのか」

  「だからそうですって・・・」

  「でもお前・・・そんな雰囲気しなかったじゃねえか・・・」

  「我慢してたんですよ・・・俺のせいで教官が辞めちゃうかもしれないでしょ・・・?」

  「アルゴ・・・」

  そうか、アルゴは俺の事を思ってそんなことを・・・。本当に優しいんだな・・・。

  「アルゴ、ありがとうな」

  「はい、こちらこそありがとうございますっ・・・」

  「・・・なぁアルゴ、船室行こうぜ」

  「でも、もう授業が始まっちゃう・・・」

  「今日は休め、・・・俺もサボっちまう」

  アルゴに言うと、今日初めての笑顔を見せてくれた。やっぱり悲しんでいる顔より、この顔が一番好きだ。

  「今日は本気で犯してやる・・・覚悟しろよ、アルゴ」

  「・・・はい」

  恥ずかしそうなアルゴを見て、俺は欲望の滾りを抑えきれなかった。船室のベッドに辿り着くと、俺はアルゴを押し倒し、キスをする。

  「んっ・・・んぅ」

  「・・・はぁ・・・・・・ん」

  紅潮するアルゴの顔を見て、俺は肉棒を勃たせる。アルゴも既にはち切れんばかりに勃起していて、布を押し上げていた。

  「脱げよ、アルゴ」

  「教官も、一緒に・・・」

  こんな状況だからか、何時もより感情が幼くなっているらしい。恥ずかしがりながらも、アルゴは服を脱ぎ出す。かなり鍛えられているアルゴの体は、毎日一生懸命訓練を頑張っている証拠だ。

  「可愛いぜアルゴ・・・」

  そう言いながら俺はアルゴの肉棒を愛撫する。アルゴは快感に悶えながら、俺の手に必死に擦り付ける。雄の本能のせいか、自然と腰が揺れていて、浅ましく舌を出し我慢汁を垂れ流している。

  「教官・・・!気持ちいいです・・・あっ・・・あぁ・・・」

  俺はアルゴの乳首を舐めながら、肉棒をアルゴの太ももに擦り付ける。大量の汁が、アルゴを汚していく。

  「・・・教官、俺も、教官のちんこ触りたい・・・」

  「いいぜ、ほらよ」

  立ち上がり、アルゴの目の前に、巨大な肉棒を見せつける。すぐさま鼻を近づけ、必死に俺の臭いを嗅ぐ。昨日の情事からシャワーに入っていないため、濃い雄の臭いがするだろう。

  「・・・あっあっ・・・イクぅ・・・イク・・・!」

  「おい、アルゴ・・・?」

  俺の足元に、生暖かい汁がかかる。こいつまさか・・・

  「お前・・・俺の臭い嗅いだだけでイッちまったのか」

  「・・・はい、すみません・・・耐えられませんでした・・・」

  恥ずかしそうな顔をしながら、射精の快感に涙を流している。俺は既に生徒との関係など頭に入っておらず、ただ一匹の雄としてこいつを犯すことだけを考えていた。

  「ふごっ・・・ぐっ、うぅ!」

  「っ・・・うめぇかアルゴ、俺の自慢のちんぽだ!よく味わいやがれ!この変態野郎が!」

  俺はアルゴの口に肉棒を突っ込み、喉を突きまくる。アルゴは苦しそうな顔をしているが、興奮しているのか再び肉棒を勃たせ始める。あまりの興奮に、俺は既にイってしまいそうだった。

  「零すな・・・全部飲めよアルゴ!」

  「・・・!?」

  有り得ない程の量の精液が、アルゴの口内を満たす。あまりの量にアルゴは涙を流しながら、鼻から精液を逆流させていた。

  「はぁっはあっ・・・アルゴ・・・アルゴ!」

  俺はアルゴの穴に指を突っ込む。散々慣らしてきた穴だ。すぐに俺の指を飲み込み、一瞬で三本入った。上でアルゴが絶叫しているが、俺の耳にはまるで入ってこず、この穴に種付けしたいという欲しか残されていなかった。

  「あぁっ教官!・・・教官、もう、もう大丈夫です!早く、早く入れて・・・もう無理です!」

  「言われなくても入れてやるよ・・・!おらっ!」

  「・・・!?あぁぁぁぁ〜〜〜!??!?」

  肉棒を入れた瞬間、アルゴの肉棒から精液が吹き出す。俺の僅か一突きで限界を迎えてしまったようだ。しかし俺は止まらず、アルゴがイッている間も中を犯し続ける。

  「あっ・・・あっ・・・」

  アルゴは最早殆ど意識が無いようで、声を小さく漏らしながら俺の突きに悶えている。俺は金玉から精液がせりあがってくる感覚を感じ、更に動きを早める。尿道まで雄汁が登り、まもなく射精が始まる。

  「ふーっふーっ・・・出すぞ、出すぞアルゴ!雄汁種付してやるからな、しっかり孕めよ!!〜〜!」

  「・・・・・・!あっ・・・あぁぁぁぁ」

  「・・・・・・ふぅ・・・アルゴ、悪い、激しくし過ぎたな」

  「だ・・・大丈夫です、俺も嬉しかった・・・」

  中から精液が溢れてくる。アルゴは眠る前に最後に俺にキスをしてくれて、そのまますぐに寝てしまった。俺はアルゴの頭を撫でながら、体を持ち上げ部屋に戻った。

  アルゴ視点

  教官に散々犯された後、俺はすぐに寝てしまったようだ。目が覚めたら教官の部屋に寝ていて、隣には教官が笑顔で俺を見つめていた。

  「教官・・・」

  「アルゴ、すまんな、やりすぎちまって」

  「いいえ、気持ちよかったです・・・また、やりたいです」

  「あぁ、俺もだ。もう来るななんて言わない、何時でもこい。好きな時に犯してやるよ。」

  「・・・はい」

  再び眠気に襲われ、瞼が重くなる。教官が頭を撫でてくれ、その心地良さにもう一眠りしようと思った。迷惑かな・・・いや、きっと教官はそんな事思わない。好きと言ってくれたんだ。両思いだと知ることが出来た・・・それで十分。

  「お休み、アルゴ」

  「お休みなさい、教官」

  もう迷わない。俺は教官がいてくれる限り頑張り続ける。