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あたしと少年が温泉に入るまでのくっせえくせえ1か月(cover)
あたしと少年が温泉に入るまでのくっせえくせえ1か月
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Sourcepixiv
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Updated Time: 2024-01-27 14:57:19
Introduction
 しがない長距離貨物船の船長をしているカレンのもとに、工科学校に通う14の甥っ子ヒロノリが職場見学でやってきた。 しかし彼は今のカレンの姿に文句たらたら。カレンは荒くれ共を相手にするため、入れ墨のノリでハイエナ獣人の皮をかぶっていたからだ。おまけに言葉遣いは乱暴で酒は飲むわ毛むくじゃらだわで、ヒロノリの思い出の黒髪ロングおめめぱっちりカレンお姉さんの面影はどこへやら。しかも船の風呂が故障したため、風呂なしで長距離航行する羽目になった。 ヒロノリは超空間回廊の途中にある星系の温泉によることを提案するが、納期と会社のしがらみで二人はまっすぐ目的地まで行くことし、帰りによることと決めた。  目的地の港に着いたとき、二人とも周囲にドン引きされる状態だったが、そこへカレンの同僚が声をかけてきた。聞けば異星系ガレアの視察団が来ていて、彼らの誘引臭に似た匂いをさせたカレンを嫁に連れ去るかもしれないという。 急いで出港準備にかかる二人だったが、間に合わず視察団に見つかってしまった。通訳の男がカレンを引き留めようとするが、服をはぎ取られかけて怒ったカレンは自らの体臭を嗅がせて撃退してしまう。  思った以上に頼りになるヒロノリ少年の協力もあり出航できた二人だったが、少年に任せすぎた弊害で温泉まであとすこしのところで燃料漏れが発生し、星を通り過ぎるしかないことが直前でわかる。失意のどん底の落とされてなくヒロノリ少年に、カレンは奥の手を伝えた。超空間回廊でしか使えない、意志と確率操作による推進機関。扱いづらくて廃れた機関を二人が乗っている古い船は搭載していたのだ。ぶっつけ本番で二人は機関による軌道変更に挑む。強い意志を発すべく、温泉、風呂と絶叫する中、回廊を抜けるチャンスが3回、2回と減っていく。  もうラストチャンスになったとき、カレンは奥の手を発動する。  ハイエナの皮を脱いで一緒に風呂入ってやる、と。  はたして、氷結惑星の露天風呂に、二人の姿があった。  待ちに待ったお風呂にとろける二人。ガレアからは詫び金も届き、懐もあったかで二人は上機嫌だった。少年はカレンのほうを見ないで空を見ていたが。やがて学校を出たらカレンの船に乗りたいと呟く。カレンは混浴パワーを出した少年をからかいつつもまんざらでもない気分で、絶景の中、ここちよい吐息を吐くのだった。 2023/11/9 挿絵のようなもの追加