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着ぐるみ噺6

  着ぐるみのアルバイトも大変だ。

  色々と着せられて、一度脱ぐと乾燥だなんだで暫く脱げないと言うのだ。

  三日間の展示会をぶっ通しで着続けることになる。

  その為に、前もって便が少なくなる食事をして準備をすることになる。

  

  そして、当日始めることは、大腸の中も洗浄からだ。

  楽屋に入ると、先ず身ぐるみ剥がされる。スタッフは女性だけだが、真っ裸にされるのは恥ずかしい。

  大腸の洗浄から、体中のクリーニングと除菌。除毛である。汗臭くなる事をなるべく減らすための処置だ。

  

  次に、補正具を使い、キャラクターの体型に近づけていく。

  ウェストを雁字搦めにして、足りない胸やお尻にシリコンを入れていく。

  

  次に、中で汗を掻くとすぐにバテるので、冷却液を巡らすスーツを着込む。チューブの直径は1mm程度でこれが全身を巡っている。それを後述のバッグの中の冷却剤と繋げて巡回させる。

  

  ここで露出するのは、局部と乳首、そして顔だけである。

  乳首には、閉会後の暇つぶしの為に、乳首責めの装置を取り付ける。これも電源は外から補充出来るようになっている。

  

  そうした上で、ラバースーツを着せられる。そのままでは着づらいので、ローションを使って全身を包み込む。

  尤も、肌が露出している所は少ないので、あまりヌルヌルした感覚はないが、妙な感じではある。

  このラバースーツも体型補正を兼ねている。これで、体型的には、キャラクターと同等だ。

  

  ここまで来ると、結構しんどいものだが、まだまだ続く。

  今まで組み込んだモノの凹凸を隠すために、厚手の全身タイツを着込む。

  タイツは、厚いにもかかわらず、伸縮性に優れていて、顔の部分から入る。その為、背中にファスナーが見えない。

  尤も、排泄用に股間のチャックが付くが流石に、そこはショーツを穿いて隠れる。

  他にも、電源や冷却液用の出入り口も用意されているが、それもまた衣装で隠れるようになっている。

  

  下着を着て、衣装を着る。

  衣装は複雑なドレスと部分的に甲冑のようなパーツで組み合わされている。その為、外部のパーツの中に、バッテリーや冷却液、循環装置を組み込むことが出来るのだ。

  

  最後にFRPで出来たお面を被れば完成だ。

  お面は私の顔に合わせて作られていて、顎を引っかけるようにして頭頂部まで隠れるパーツを被る。そして、後ろから後頭部を隠すパーツをはめ込み、鍵を掛ける。

  これで、完全に、自分の意思では脱ぐことが出来なくなった。それどころか、顎までピッタリ作ってあるので、口は少ししか開けない。

  お面の上にウィッグを載せれば、鏡の目の前に、憧れのキャラクターが現れる。

  

  展示会に出て来る着ぐるみは、私ともう一人。彼女とは初対面だ。

  但し、キャラクターは二人とも友達同士で、仲がいい事になっている。

  私ともう一人が現れると、手を取り合いはしゃいだ。

  

  

  

  展示会の会場は冷房が付いているが、全く利かない。冷却スーツがなかったらあっという間に熱中症である。

  キャラクターの口からチューブを差し込めば、スポーツドリンクを飲めるようになっている為、会場の中でも遠慮なく飲み物を口にすることが出来た。

  会場でのお仕事は、グリや写真撮影、時々行われる寸劇である。

  予め、台本は渡されているし、お互い劇団員だから、この程度の事は特に難儀もない。

  だけれど、相手の子は、ちょっと接触が強い気がする。

  ただ、私もそれが心地いいから、そのままにさせて、自分も肌の感触を楽しんだ。

  

  休憩時間は、ショーツを下ろし、股のチャックを下ろし、カテーテルを入れて排尿する。

  食事は、排便が少なくなる栄養ドリンクで済ませる。三日分のスタミナは、これで充分だと言う。特に美味しくもないが、不味くもない無の味がする。

  

  

  

  一日目が終わると、二人とも控え室で就寝することになっている。

  尤も、閉会から翌日の開会までは時間がある。この時間を楽しむと言えば、もう、一つしかない。

  

  二人っきりになると、相手の子は強く抱きついて来た。私も抱きつき返す。

  そうして、手は股間の方に回る。二人とも声が出そうになるが、我慢しながら撫で回す。

  尿は予めカテーテルで抜いているので、潮を吹くことはないが、(幾重にもガードがある)股間辺りが湿る程度には濡れてしまう。

  手でのお遊びが飽きると、乳首のマシンを動かしながら電マを使って責める事になる。

  じゃんけんをして勝った方から責めて貰う。勝ったのは私だ。

  勿論、両方の乳首は責められているので、電マを使いながらもビクビクするキャラクターが可愛い。

  私も、思う存分イかせて貰う。

  そうして、交代する頃には、彼女はもう、ぐったりしていた。自分を責める中で興奮して、自分でもイってしまったのだ。

  私は、そんなことお構いなしに、電マを当てて何度でも責めてやった。

  彼女は、くぐもった声で「うぅぅ」と声を上げるが、言葉は発しなかった。

  

  そうこうして、二人はもう寝入ってしまった。

  

  

  

  二日目は、お互いに気心が知れているので、接触は多くなった。

  そうして、見えない所で、股間をまさぐり合ったりと徐々に行動が大胆になってくる。

  尤も、流石に二人とも自制が利くのか、大胆と言っても、本当に見えない確信のある時だけに限って、片方が手を出しても、ヤバそうな時には、お互い警告しあった。

  球形の時も二人はべったりして、スタッフもあきれ顔だ。

  

  

  

  二日目が終わると、一日目では冷静に観察出来なかったお互いの姿を見たりして時間を過ごした。

  ああ、鏡を見るだけでも楽しい!

  

  そうして次に出てきたのは、双頭ディルドだ。

  自分が先に挿してふたなりみたいにして遊んだり、逆をしてみたり。

  明日はもう、こう言う遊びが出来ないので、二人とも様々なプレイを提案した。バックから行ったり、大好きホールドをしてみたりと色々だ。

  

  

  

  三日目は、流石にスーツの中が不快になってきたが、お互いの姿を見ると、そんなことは吹き飛んでしまう。

  最終日なので、乳首のスイッチはONにして、股間にはローターを仕込んで表に出てきた。

  最初の方は、刺激でビクビクしていたが、次第に慣れるものである。だが、こんなものを仕込んだ状態で人前に出ていると言う背徳感が、また別の刺激となり、二人は随分と最後の一日を楽しむ事が出来た。

  

  

  

  さて、面を付けたまま衣装を脱ぐと、裸になったお互いのキャラクターがいる。

  スタッフに少しだけ待って貰って、最後に抱き合い、身体をまさぐり合った。

  そうして、全部のスーツを脱いだところで、私ともう一人は笑い合い、裸でハグをした。

  同じ仕事をまたしようと誓うために。

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