ワイルドエリアに遊びに来ていたポケモントレーナーがポケモンになってしまう…
その事件は瞬く間に話題になり、現在ワイルドエリア内の木の実の採取は変異種を駆逐するまで禁止されている。
キバナ「キャンプに久しぶりに来たは良いけど…腹減っちまったなぁ…」
キバナはワイルドエリアにて現地の木の実を調達しに森エリアへやって来ていた。
キバナ「お?何だこの木の実…見かけねぇな…珍しいから取ってみるか!」
キバナは白い木の実を手に取り、早速持ち帰った。
キバナ「飯の時間だな。食うか!」
キバナは拾った木の実と買ってきた他の材料でカレーを作り食べる。
キバナ「あぁ美味かった!それじゃあ…ん?」
すると、カレーを食べ終わったキバナの体に異変が起きる。
キバナ「何だ…?体が…固まって…」
キバナの腕や足が突然、金属に変化したかのように固くなってしまう。そして体重が一気に重くなったかのように地面がめり込んでしまう。
キバナ「お、おい…この手…ジュラルドンになってるじゃねぇか!?」
キバナの身体も金属質のようなものに変化し、
キバナ「ドォン!?ドォォン!!」(ど、どうなってんだ!?)
キバナはその後服を着たポケモンがいるとの事で引き渡され、ポケモンセンターを通して某財団に引き渡されることになった。
話に聞くと以前ワイルドエリアに遊びに来ていた2人の少女がゴリランダー化した時と似たような現象で、材料の木の実の突然変異が原因となっていたことが明らかになった。
キバナが元の姿に戻るまで1週間かかり、ワイルドエリア内での木の実採取が禁止されるまでに様々なトレーナーがポケモン化する被害が相次いで行った。
[newpage]
先程紹介したキバナのようにワイルドエリアの木の実を食べてポケモン化してしまった現象が他の地方から遊びに来ていたポケモントレーナーに影響が出てしまっていた。
イッシュ地方から遊びに来ていたトレーナーコンビのトウコとメイ。彼女らもベルの勧めでここに来ていたが、そこで事件は起きた?
トウコ「メイはそこにテント張っててね〜。」
メイ「ちぇ〜…じゃんけんで負けちゃった〜…先輩、後で交代ですよ?」
トウコは森の方へ散策に行き、木の実を採取しに出かけた。
トウコ「おっ、珍しい木の実発見!匂いは…ちょっと癖があるけど食べられそうかな?」
トウコは赤と青の木の実を手に取りかじってみる。
トウコ「ん、意外と悪くないかも〜」
トウコは美味しそうに食べ、木の実を食べ終える。
トウコ「ゲップ、あ〜美味しかった〜、ゲップ…ん?」
すると、トウコの体が少しおかしくなったことに気づく。先程からゲップが止まらず、体も重くなっていった。
更にトウコの体は膨れ、肌も変色して息や体臭も臭くなってしまっていく。
トウコ「ゲフゥ…グフゥ…」(うそ…ちょっと、何でダストダスに…)
トウコはダストダスの姿に変化してしまっていた。その後ダストダスに変化したトウコには髪の毛と帽子があることから、発見した人から連絡を受けてポケモンセンターで保護され、最終的に某財団に運ばれることになっていった。
メイ「えっ!?トウコ先輩がポケモンに!?そんな木の実があったなんて…とにかく直ぐに行きます!」
トウコはしばらく治療を兼ねて財団の出張研究所で面倒を見られることになった。
[newpage]
カルム「ここがガラル地方のワイルドエリア…凄いなぁ…オレ、キャンプするのは初めてだけど、セレナはどう?」
セレナ「あたしもそうね…とりあえず、カレー作るための材料は取ってくるわ。カルムはレポート書かなきゃいけないんでしょ?」
カルム「分かった。あ、野生ポケモンには気をつけなよ。最悪木の実を食い荒らされるかもしれないからな…」
カルムはガラル地方のポケモンと出会ったことについてレポートを書いていた。
一方セレナも木の実の採取に向かい、草原や森の周辺を歩く。
セレナ「この当たりの木の実、コボクタウンの木の実畑でも見かけたことないわね…」
セレナはそんな中、ある変わった木の実を発見する。黒い木の実で、少しスパイシーな匂いがする。
セレナ「ちょっと変わった木の実ね…味見してみようかしら?」
セレナは黒い木の実を食べる。
セレナ「んっ…辛っ!けほっ、けほっ…スパイスに使うのかしら?」
するとセレナの体に異変が起きた。
セレナ「あれ?何か周りの木が大きく見えるような…」
いや、違う。自分が縮んでいるのだ。セレナがそれに気づくのには時間はかからなかった。
セレナ「あれ!?体に毛が…それに、背も縮んでる!」
セレナの耳は頭の方へ動き、体も毛で覆われ、目の当たりの毛は黒く、クマのように塗りつぶされる。
セレナ「チャム!?チャム〜!」(う、嘘〜!?)
カルム「ん?何だこの声…ヤンチャム…って、その髪の毛…セレナ!?」
セレナはカルムの報告で発見され、結局財団に引き渡されて治療を行われている。
このような事件が起こり、ワイルドエリアでのキャンプは木の実採取が全面的に禁止された。
何故ポケモン化木の実が産まれたのか、それは未だに判明していない。
[newpage]
カロス地方、ここでは黄色い木の実を食べた人が突然睡魔に襲われ、気がついたらポケモン化する現象が起きていた。
効果は数時間程度だが、その木の実のことはその他のことについては一切分かっていない。
サトシとセレナが問題の黄色い木の実をことを知らずに料理に使っていたせいか、突然眠ったかと思えば体が縮み、黄色い毛で覆われたピカチュウになってしまっていた。
セレナ「ぅ…ん、私、いつの間に寝てたのかな…?」
サトシ「ふぁ…うーん…眠い…」
シトロン「さ…サトシ?セレナ?」
サトシ「あれ?シトロン?ユリーカ?何で驚いてるんだ?」
ユリーカ「2人とも見て!ピカチュウになってるよ!?」
ピカチュウ「ピカ!ピ〜カ!」
サトシとセレナは顔を洗って川の水で自分たちの姿を確認する。すると2人はいつの間に自分たちの姿が変わっていたことに気づき驚いた。
セレナ「えっ…!?嘘…この姿って…ピカチュウ!?」
サトシ「わっ!?本当だ!オレ、またピカチュウになってる!!」
ピカチュウ「ピカ〜?ピカ!」
シトロン「と、とにかくどうして2人がこうなったのか調べてきます!ユリーカはサトシとセレナから目を離さないで!」
ユリーカ「うん!わかった!」
セレナとサトシはお互いの体を見合って、見つめ合う。
セレナ「な、何て言うか…その姿のサトシって、意外と…///可愛い…」
サトシ「そ、そうか…?オレ、可愛いって言われたことないから…良くわからないけどさ…」
ユリーカ「…な〜んか、良い雰囲気になってるね〜」
ユリーカは2人を見つめながら興味深そうにしている。そこで、シトロンが戻ってきた。
シトロン「あっ、さっきの木の実についての張り紙がありました!」
ユリーカ「お兄ちゃん!」
サトシ「シトロン、何かわかったのか?」
シトロン「サトシとセレナが食べた木の実に毒の入ったものがあって、と言っても軽い物ですが、それを食べた人がポケモンになってしまうらしいんですよ…」
セレナ「そうだったの…」
シトロン「これに書いてあることだと、しばらく経てば元に戻れるらしいです。とりあえず、後でポケモンセンターに向かいましょう。」
ユリーカ「待って!サトシとセレナは人間だよ?それなら普通のお医者さんに見せた方が…」
シトロン「あれ?そうだね…うーん…」
サトシ「お、おいシトロン?」
セレナ「随分…悩んでるみたい…」
ピカチュウ「ピ〜カ…ピカ!」
サトシ「ピカチュウ?」
ピカチュウ「ピカ!ピカチュウ!」
サトシ「ピカチュウになったんだから元に戻るまで一緒に遊ぼう?」
セレナ「楽しそう!ポケモンになって遊ぶのって夢みたい!」
ユリーカ「良いね!何して遊ぶー?」
結局シトロンが悩んでいる間にサトシとセレナはなんとか元に戻った。