獣化薬投与実験

  あるとき私はお金に困っていた。バイト代をショッピングで散財したり、通販でミュージシャンのグッズを買い込んでいるうちに資金が底をつきてしまったのだ。ということで、私は偶然ポストに届いたチラシを見て、その広告に書いてあったある機関が研究している新薬の実験を、高額な報酬を条件に引き受けることになった。

  1日目

  私は朝早くから電車である駅からタクシーで30分もかかるその機関の運営している病院まで足を運んだ。

  まず、これからどのような実験を行うのかという説明をされた。どうやら体に変化をおよぼすタイプの薬らしく、使用した人間は体つきが良くなるだとか。あまり良く分からないが、この実験は2週間から1ヶ月程度かかるらしく、しばらくは入院しなければならない。

  私はしばらく休むことについての連絡を取り、実験に協力することにした。

  早速私は裸になって、胸に例の、機関の話していた「薬」を打ち込まれた。この日は特に何も異変は感じなかった。

  効果が現れるのはもう少し経ってかららしい。

  2日目

  気のせいだろうか。胸が膨らんでいるような気がする。体も気だるさが残るのだろうか、起こすことが少し億劫に感じる。あの薬の効果はほんのちょっとだけ現れているようだ。

  3日目

  指が動きにくくなり、足もこわばり始めたように動きが鈍くなる。病院食は水っぽいもの(スープ?)と野菜を出されることが多くなり、肉類があまり出されなくなっていた。

  少し体臭がきつくなったような気がする。なんとなく獣臭く感じた。

  検査によると、変化は順調に起きているらしい。本当だろうか。

  4日目

  ベッドから上手く起き上がれない。体が固くなってきてしまったのだろう。頭がはっきりしなくなり、体もふらつく。

  喉が良く乾くようになり、食事の後にげっぷがたくさん出るようになった。

  検査では私の体の産毛にも変化が起きていたとのこと。いったいなんなのだろう…

  胸をさわると、以前は膨らんでなかった部分だから違和感を感じる。それと同時に、なにやら込み上げてくる感覚を覚えてきてしまった。

  6日目

  私の体毛がはっきりと現れてゆき、遠目から見ると白と黒の混じった模様が見える。

  腕や足は以前より太くなったと感じる。また、お腹には4つのしこり、お尻からは何か違和感のようなものを感じる。

  変化のスピードが大分遅くなった。研究員によると、変化が大分牛に近づいているということらしい。

  私はこの時に牛に変化するということを理解した。

  8日目

  体がだいぶ重くなった。もとの体より慎重も体重も一回りくらい増えたかもしれない。しこりはぷるんとした4つの突起に変化していた。

  私のからだはどんどん牛にちかづいていっているみたいだ。

  10日目

  おトイレの時、うんちがぼとぼと出てきて、それを検査された。みずっぽくてげりかなーっておもっている。

  11日目

  かんたんなちのうテスト?を出された。どうやらこれに答えればいいらしい。

  けっかは10点ちゅう5てんだった。

  なんだかはながかおのまえにあるきがする。

  おむねもおなかのしこりがきづいたらおなかの下にあった。

  14にちめ

  けんさのひだ。わたしはよばれたとき、もぉぉ。とへんじをした。

  へやをいどうするらしく、わたしはくるまにのせられてはこばれた。