ナタネはヒカリがもりのようかんで行方不明になったという情報を聞き、さすがにこれはどうしようという心配する反応を示した。不気味であるのでようかんに入る人間はほとんどおらず、チャンピオンであるシロナやヒカリの友人のコウキに頼もうとしたが現在シンオウには不在で、結果的にナタネは行かざるを得なくなってしまった。
ナタネ自信もヒカリに調査を投げてしまったこともあってか後ろめたく感じており、ヒカリの身を案じて行くことにした。
ナタネ「う~ん…まさかここに来ることになるなんて…でもヒカリちゃんの事の方が心配だから、あれこれ言ってられないよなぁ…」
ナタネは洋館に入り、早速あちこちの部屋を探索していた。しかし、ヒカリの持ち物らしきものや痕跡はほとんど残されていなかった。
それもそのはず、ヒカリはこのようかんで液晶テレビに変えられてしまい、常に砂嵐の不良品テレビとしてようかんのオブジェクトとして飾られてしまっているままにされているのだから…
ナタネは例のヒカリがテレビにされた部屋へとやって来た。
ナタネが部屋を調査していると、テレビがひとりでに
テレビ「ザーーーーッ ザザーーーーッ」
ナタネ「ん?何でこのテレビの電源付いてるんだろう…あたしはいじってないし…もともとONになってなかった…よね?」
ナタネは不思議そうに首をかしげ、電源をオフにした。ひとりでに動くテレビを見て不気味に感じ、ナタネは早いところヒカリを見つけ出そうと焦りだす。
すると、彼女の目の前に一人の少女が現れる。
少女「……」
ナタネ「えぇっ!?あっ、ええぇっ!?あーびっくりした…あの、あなたってここの家の子?」
少女は黙りこくったままだ。
ナタネ「ねぇ、おじょうちゃん、ここで白い帽子を被ってた女の子見なかった?」
またしても少女は何も話さない。しかし、ここで少女は反応を示す。少女は奥の方のテレビを指差した。
ナタネ「えっ?テレビ?これ、テレビだよ…ってあれ?いない…何処行っちゃったんだろう…」不信に思ったナタネ。するとまた目の前にあの少女が表れ、何かを呟くようにして手のひらをかざした。
すると、ナタネは突如体から力が抜ける感覚に襲われる。
ナタネ「えっ!?あれ!?うまく…立てない!」
急に立つ力を失い、壁にもたれ掛かるようにして倒れる。
さらに、体の内側から何かが変化していく感覚に襲われ、恐る恐る手をさわると、その手はフカフカした綿のようなもので詰められ、皮膚は一般的なぬいぐるみと同じ材質の布へと変わり、声も出なくなってしまう。
ナタネ(うっ!声も…出せない…あたし…どうなっちゃうんだろう…)
口が縫い付けられるように閉じてしまい、目もクリアビーズとフェルトに材質が変わる。
顔が楽しげでにこにことした笑い顔で固定されてしまった。髪の毛も毛糸に変化してしまい、ナタネの体は手製のぬいぐるみのような体となってしまった。
さらに、ナタネは物事を考えるというこもを失ってしまい、「何の反応もしない、常ににこやかな笑顔を浮かべただけのただのぬいぐるみ」と化してしまった。
こうしてぬいぐるみになってしまったナタネは、ジムリーダーに良くにている人形として家のオブジェクトとして飾られることになったのだ。