幽霊の塔

  シオンタウンのポケモンタワーに来たリーフは、最近、謎の幽霊が出没して、このタワーに登りに、墓参りに来た人々をさらっているという情報を聞いた。

  リーフ「うぅ…ここっていつ来ても不気味なとこよね~…不気味な霧まで出てるし…はやいとこ幽霊ってのを退治して帰ろうかな…」

  相変わらず異質な雰囲気を放つこのポケモンタワー。幽霊騒ぎはいつものこととはいえ、被害が大きいことを考えて放っておくわけにもいかなかった。

  リーフ「うへぇ…何だか霧が深くなってるような…って、あれ、何この影…もしかして…あいつが幽霊!?」

  霧に紛れて、奇妙な影から口の裂けた人形のような化け物が現れた。

  化け物『グケッ…グゲゲゲゲッッ…』

  リーフ「なっ…!?何なの!?このきもい化け物!とにかく退治されてちょうだいね!カメール!みずのはどう!」

  カメールは化け物に向けてみずのはどうを放った。しかし、その化け物には攻撃がすり抜けてしまった。

  リーフ「う…うそ!?攻撃が効かない!?」

  化け物『グギャアッ!!』

  化け物はお返しにと思わんばかりに、リーフに向けて口を開き「ひゅごおおおぉっ」と吸い込む風を放ち、リーフを吸い込もうとした。

  リーフ「えっ!?何!?何をしようって言うの!!?きゃああああああーーーーーーーっ!!」

  リーフは自分の体が化け物に吸い寄せられていくのを感じた。

  すると、リーフはふと、自分のからだがふわっと軽くなったのを感じた。目を開けると、あの化け物はいなくなっていたそして、自分のからだが透けて見える。

  リーフ「もしかして、あたしはこいつにお化けにされちゃったってこと!?」

  それだけではない。なんとリーフの手持ちポケモンもすべて半透明になってしまっている。

  リーフはからだの部分を吸われ、魂だけが幽体となってしまった。

  リーフ「ってあれ?あいつの腹の中に…人の体?…って、あいつが人の体を吸っているってワケね!行方不明になったのは、魂だけを残して体を奪われた人々のこと…早くこいつを倒して、あたしや他の人の体を取り替えさなくちゃ!」

  リーフは急いで化け物を追いかけていった。

  化け物を見失うことはなく、2階で参拝している人をターゲットにして襲おうとしていた。

  化け物『グゲゲッ…』

  リーフ「見つけたわよ!この化け物!奪った人の体を返しなさい!」

  幽霊にされて戦うすべまで封じられたのにもかかわらず、果敢に立ち向かうリーフ。そして化け物は再びリーフに襲いかかる。

  化け物『グギギャウッ!!』

  リーフ「き、来た!って、あたし戦えないんだったー!!どうしよどうしよ!!!!」

  今さら戦えないことに気づいたリーフ。もうダメかと思われたその時…

  [newpage]

  ???「ハァッ!!」

  突如霊体のリーフの横を通り抜けて持ち上げる分にはお手頃な岩が化け物に当たった。

  化け物「グギャアッ!?」

  ???「きみ、大丈夫!?」

  リーフ「あ、はい、あたしは大丈夫です…」

  ???「幽体離脱現象の犯人を追ってみればまたここで事件を起こしてたなんて…眼魔とは違うかも知れないけど、こいつを倒せば多分元に戻せるかもしれない!きみは一回下がってて!あの怪物はオレが倒すから!」

  リーフ「あの…あなたは一体?」

  ???「俺は天空寺タケル、仮面ライダーゴーストだ!」

  そう言うとタケルは、目玉のようなおもちゃを取り出し、横にあるボタンを一度押し、現れたベルトにそれを嵌め込んだ。

  アーイ!

  バッチリミナー!バッチリミナー!

  タケル「変身!」

  カイガン!オレ!

  レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!

  (ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!)

  ゴースト「命、燃やすぜ!」

  仮面ライダーゴーストに変身したタケルは謎の化け物に立ち向かっていった…