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第二章 母猫様に愛でられ、たっぷり快楽漬け調教

  1.

  ミノカが、猫人達の集落へ迎え入れられてから、しばらく経つ。

  その間、ミノカは一番初めに自分を抱いてくれた相手であるシェーリファより、猫人に関わる様々な知識を教わった。

  まず、大前提にミノカが招き入れられた、彼女らが称するところの縄張りは、ミノカ自身が暮らしていた世界とは全く別の世界に位置している。

  つまりは異世界である。だが、異世界といっても猫人たちが広々と暮らせるだけの、言い換えれば彼女らの巣であり、当然、この世界の理屈は彼女らの都合が第一に優先される。

  そんな魔境に一人の無力な人間が何の防護手段も持たずに踏み入ったとあらば、もはや格好の獲物として、彼女に逃れるすべはなかった。

  葉っぱを編んで作られた、ある猫人の住居にて、複数の獣が、一匹の雌を求めて汗と体液を散らしている。住居内は濃密な甘い香りで満たされ、およそ尋常ではない湿気でムワついている。

  「んふぅっ♡♡ いいっ♡ イグッ♡ いきましゅ〜〜〜っ♡♡♡」

  群がる猫人の中心にて、横たわるミノカは自らの女陰に深く突き立つ剛直から放たれた射精を受けて、激しく身を反らし、甲高い歓喜の叫び声を上げた。

  結合部からは勢いよく絶頂汁が吹き上がり、ミノカ自身は、白目を剥いて全身を痙攣させている。

  ボディペイントのように、体の至る所へ刻印された特徴的な入れ墨は、淫魔の淫紋と同等の刻印されれば刻印者への服従を強制し、全身の感度を飛躍的に上昇させる魔術的なそれの一種だ。

  猫人は魔法に長けている。その練度は一般的な人間の魔法使いと比較しても高く、ただでさえ優れた身体能力を有する彼らの脅威は並では済まないが、戦いには無縁の生活を送っていたミノカの物差しでは、その正確なところまでは判別できない。

  「おぉっ、ぉっ……ふひぃ♡」

  「ミノカちゃん、大丈夫~? お顔がとんでもなくスケベにキマっちゃってるけど~。理性、残ってる~? あ、残ってるわけないかw」

  「当たり前でしょ~プリズム、キメまくってるんだから。Hなことしか考えられないに決まってるじゃん」

  見目麗しい猫人達に、背中を支えられて優しく身体を起こされたミノカの瞳は一切の焦点が合っていない。彼女らが縄張りとしている異世界は、密林地帯であり、常時薄暗い。時間感覚を鈍らせる環境で、短期間であろうと生活をしているミノカからは、既に昼夜という概念が失われつつあった。しかも、起きている時間のほとんどを、猫人との交尾に費やしている。それは、生活というよりも性活というべきだろう、放埒に乱れた時間だ。ミノカが眠るのは、猫人らに求められ、身体を重ね続けた果てに、快楽で気を失う時だけ。彼女らが有する特大の雄棒を受け入れずとも、キスや愛撫によって、身体は常に刺激に敏感に反応する状態を維持され、気を失っている最中にも猫人らの悪意なき悪戯によって、絶頂してしまうこともしばしばだ。

  「もう~皆、もっとミノカのこと、労ってあげないとだめだめ〜♡ 私達のこと、たくさん気持ちよくしてくれる人間なんだから、簡単に壊したらもったいないよ~。ほら、ミノカちゃん、お水ちゃんと水分補給しようね~」

  「あ、あぃ♡ ありがとう、ございましゅ♡ んぐ、んぐぅ♡」

  猫人の一匹に手渡された水が入った器をグビグビと浴びるように飲み干したミノカ。高揚感が鎮まり、ようやく焦点が定まった視界には、好意的な笑みを浮かべる猫人たちに取り囲まれている光景が映る。

  「……♡」

  そのいずれもが、自分を一度抱いたことがあり、そして今まさに抱かれていた相手だと思うと、ミノカは快感の余韻で、不規則にビクビクと全身を震わせながら、再び気分が高揚し、体が興奮で熱くなってくきて、思わずその視線が彼女らの股間へと注がれてしまう。

  乙女のように、あるいは正真正銘の猫のように、しどけなく横たわる猫人たちの肢体は、しなやかで引き締まっている。そして、いずれも立派な肉槍をおっ勃てたままであるのを見てミノカの視線は、瞬く間にそれらに釘付けになる。

  

  「ちょっとぉ~ミノカちゃ~ん? あたし達のおちんぽ見すぎぃ~。あたしたちに朝から晩まで抱かれてるのに、まだおちんぽ欲しいのかなぁ~この、へ・ん・た・い♡」

  「「「にゃははははは」」」

  その視線を目敏く指摘してきた猫人の煽り文句に合わせ、一斉に周囲の猫人たちも姦しい笑い声で同調する。

  「えへ、えへへ♡ そうなんですぅ、ヘンタイなんですぅ♡ ヘンタイな雌でごめんなさい♡」

  対し、ミノカは猫人の腕の中で照れ笑いをするだけで、むしろ変態と言われたことが嬉しくてたまらない様子だった。

  「にゃははっ☆ 良いんだよ~。だって、ミノカちゃんは人間なんだから。いくらでもヘンタイになっていいの。ヘンタイな方が、あたしたちの好みだし、その方が楽しいでしょ? お互いに♡ ちゅっ♡」

  「ひゃ、っ♡ えへへぇ。そ、そうですねっ……♡ え、えと、ちゅ♡」

  頬にちゅーされ、キスマークをつけられたミノカは、お返しにと、その猫人の唇にキスをし、勢いよく押し倒す。

  「わー♡ 可愛い人間の雌に押し倒されちゃった~♡ しかもちゅ~されて、体に力が入らない~♡」

  「きゃー♡ ミノカちゃんったら、大胆~♡」

  「大変~、仲間の危機は助けてあげなくちゃ~♡」

  「ひゃん♡ あっ♡」

  途端に、群がってきた猫人たちによってすぐさまミノカは引き離された。そして、始まるのは制裁という名の情事の続きだ。

  「ほらほら~♡ どうどう♡ 勃起乳首をモミモミ~クリクリ~♡ 仲間を襲おうとした悪い雌ちゃんには、お仕置きだ~♡」

  「ひゃ、ぁん♡ やめ、てぇ♡ 乳首クリクリするのぉ♡ だめ……きもち、いいからぁ♡」

  後ろから、胸を鷲掴みにされ、ミノカはたちまち体から力が抜けてしまう。容赦のない乳首責めで官能的な喘ぎ声を漏らす雌に向けて、猫人たちは各々が勃起させた肉ちんぽを突きつける。

  「は~い♡ 両手をお留守にしちゃだめだよ~♡ おちんぽもシコシコ扱いてね~♡」

  「わっ、分かりました♡」

  「お口も使うことを忘れないでね~♡ ちゃんとあたし達のおちんぽ、ぜ~んぶお世話して♡」

  「ふぁ、ふぁい♡」

  「自分だけ気持ちよくなろうとするなんて、言語道断だよね~♡ っていうか、我慢できないなら最初っから、素直におねだりしてくれたら良いのにぃ♡ 人間の雌のくせにな・ま・い・き♡」

  「ふっ、んぐぅ♡」

  ミノカは両手の指では足らないほどの猫人たちに見下ろされ、抵抗を封じられたまま差し出されたペニスを従順に扱き、あるいは、しゃぶる。背中にも、勃起したペニスが当たり、その熱が伝わってきて、下腹部が先程から熱くなってきて、たまらない。

  「にひっ♡ ミノカったら、もう交尾がしたくてたまらなくなってるね♡ おちんぽで発情した雌顔やばいくらいHだよ♡」

  「……♡ そ、そんなことっーー「はい、お口サボらない~♡」」

  「むぐっ~~♡」

  反論しようと一瞬だけ、肉棒を口から解放すれば咎められ、一気に喉奥まで突きこまれる。唐突なディープ・スロートにミノカは一息の間もなく、呼吸困難に陥る。必死で鼻呼吸を繰り返して酸素を確保するが、嗅覚に入ってくるのは人数分の、濃縮されたペニスの雄臭だ。

  イカ臭いとか、そういう次元ではない。取り込んだら最後、脳髄をズッキュンと刺激して、思考回路を雌一色に支配する魅惑的な香りだ。ミノカは、猫人たちに押し込められ、今にも焦点を失いそうになりながらも求められるまま、突き動かされるように奉仕の手を緩めない。

  「にゃははっ♡ ミノカの喉が締まってきた~♡ おちんぽがおまんことしてるみたいに、気持ちいい~♡ もう、でちゃいそう♡」

  「あたしも♡」

  「私もっ♡」

  「んぐっ♡ ん、ん~~♡ ふっ、ふっ、ふっ♡」

  猫人達のペニスが、射精の準備に向けて全体が膨らみ始める。喉奥で掴むペニスが、脈動し、濃厚な精が登ってきているのを直に感じるミノカは鼻息を荒くして、両手の動きを加速させていった。

  「出るよっ♡♡」

  「んぐぅぶっ~~~~♡」

  その声を皮切りに、猫人達が一斉に射精する。解き放たれた濃厚な精液が、全方位から浴びせかけられるミノカはジタバタと手足を暴れさせ、全身を痙攣させる。根本まで突き立てられたペニスから吐き出される白濁液が、どんどん胃袋に注ぎ込まれていくのが分かり、中に出されたわけでもないのに、子宮が勘違いしているのかキュンキュンと熱くなっていく。

  「んぐぶっ……んぇ、あ、ぐぁ♡」

  長竿がゆっくりと引き抜かれ、喉から異物の圧迫感が消える。ミノカは先端からぼたぼたとザーメンの残液を垂らすそれを追いかけるように舌を突き出し、目をとろかせている。

  「ふぅ♡ わぁ、すっごいザーメンまみれ。でも嬉しそうにしてるから、まだまだ続けられそうだね♡」

  朝からすでに何度も射精しているにも関わらず猫人達の精力は一向に尽きることを知らない。スタイル抜群の引き締まった肉体は、長時間の淫行で発汗が著しく、草木が入り混じる地面にポタポタと汗が滴り落ちていく。すると多量の汗で生み出された湿気が籠り、彼女らが荒く吐き出す吐息と混ざって、淫靡な空間を保たせ、その淫気に中てられるように、彼女たちの陰茎は程なくして再勃起してしまうのだ。

  「ふぇへ♡ はひ♡ 猫さんたちの獣人おちんぽ、もっと、欲しいです♡ あと……あとぉ、あれも♡」

  下半身を地面に擦り付け、ほっそりした腰を官能的に動かして、半ば無意識に雄を誘う仕草が板についた少女に欲情を唆られた猫人達は、その場で素早く目配せすると、一糸乱れぬ連携でその手足を集団で押さえつける。

  集団のリーダー格として、進み出た猫人は仰向けで抵抗を完全に封じられた一匹のメスに自らの一物を見せつけるように、その上で仁王立ちとなる。

  「あれって、なあに?」

  ミノカが求めるモノを理解しつつも敢えて、言葉を濁し尋ね返すと、彼女もまた我慢の限界とばかりに口からよだれを垂らして、おねだりを続ける。

  「あれはぁ……あれですよぉ♡ 虹色でぇ……キラキラしていてぇ……♡ とぉ~っても甘い匂いのするぅ、あれですっ♡ あれ♡ あれがあったら、わたしっ、もっと気持ちよくなれるのぉ♡ お願いっ♡ おちんぽといっしょに、ちょうだ〜い♡」

  「うふふ♡ そんなに言われたら仕方がないなぁ、すっかりプリズムの中毒になっちゃって、いやらしい雌猫ちゃん♡」

  腰をクネクネと踊らせて、トロトロの膣口から愛液を垂らして誘惑するミノカをたっぷり1分ほど、眺めた猫人は、徐ろに掌から虹色のプリズムを生み出して、それを割り砕く。砕いて残った細かな虹色の粒子とともに、凝縮された甘い香りが広がり、ミノカの嗅覚はいち早くそれを捉え、瞬く間に脳髄を満たした。

  「わぁあっ♡ ふひひぃ♡ ふひぃ、ぃいひひひっ♡♡ しあわせな、きもちぃい♡♡ おちんぽっ♡ いいのぉっ♡」

  一息に吹き飛んでいく理性と雌の本能が喚起される感覚に悦びの声を上げる、かつて平凡な村娘だった雌の少女。そして、色欲に染まったその顔へと虹色の粒子が振りかけられると、猫人は彼女の膣口へといきり立ったペニスを突き込み、色狂いの嬌声を上げさせる。

  こうして今日も終わりなき日常的な交尾は、猫人達の精力が尽きるまで延々と繰り返されるのだった。

  [newpage]

  2.

  「うぅ、っ、ん……♡」

  長い夢を見ていたかのような朦朧とした意識の中、ミノカは気だるげに体を起こし、まだ抜けきってない色気を滲ませた吐息を漏らす。

  「やっと起きたのかにゃん」

  見回せば、さっきまで盛り合っていた家ではない。猫人の家は、どれも中が似たような調度になっているが、ここは声の主が示す通り、シェーリファが住まう家だ。

  「あぅ。シェーリファさん、またご面倒をかけちゃいました……」

  あれだけザーメンに塗れていた体が、綺麗になっている。恐らくは、シェーリファが拭いてくれたのだろう、と見当をつけ、ミノカはそれも含めて申し訳なく思い、頭を下げる。

  「にゃ〜そうにゃ〜。他の連中が、馬鹿みたいに交尾繰り返すから、中々隙を窺うのが大変だったにゃ」

  目覚めたら、シェーリファが隣にいる。これは一度や二度の話ではない。時間感覚が鈍り、滞在期間も定かではない猫人の世界にて、ミノカは何度も何度も人外の彼女らと、背徳的なセックスを、交尾を繰り返している。交尾のさなかにあまりの強い快楽で気絶することも少なくないが、人間の雌と交わりたい欲求が強すぎる猫人達は、気絶程度では勘弁してくれないのだ。気絶して、目覚めたらまだ猫人が、まだ自分と交尾していた、という経験も何度かある。

  「あ、ありがとうございます」

  ミノカの初体験の相手である猫人は、初日以来、むやみやたらと関係を求めてくることはほとんどない。

  どちらかというと、彼女が今言ったように、猫人らの乱交交尾のストッパー役として赴いては、その場から連れ出す役割に徹している。

  そのため彼女といるときだけは、交尾から離れて、異世界に転移する前の、のんびりした普通の生活を送ることができるのだ。

  「そ、その……シェーリファ?」

  「なんにゃ」

  木の実がこんもりと積まれた器から、いくつかを手にとって食べるシェーリファに恐る恐る声をかける。

  「シェーリファも、いいからね……? 欲しくなったら、いつでも、その……襲ってくれて……」

  シェーリファの動きがピタリと止まる。最初、あれだけ情熱的に自分を求めてきた彼女が、全く交尾をしてくれなくなったことは、ミノカにとって大きな不安材料だ。もしかしたら、魅力を感じてくれなくなったのかもしれない。そう考えると、胸がぎゅっと締め付けられるような思いだ。 猫人たちは、皆、強く、美しく、そして愛嬌があって魅力的だ。そんな獣たちから、代わる代わる身体を求められ、快楽に溢れた関係を結ぶのは、とても心地よい体験ではあるものの、やはり、その中でもシェーリファにだけはどこか特別な感情を抱いてしまう。

  「おみゃえは、す~ぐそうやって誰彼構わず誘惑して、ちょっとは我慢とか限度ってものを覚えるべきなんだにゃ」

  「あぅ……そ、それは分かってますけど。猫人さんたちからのお誘いを、どうしても断れなくって……皆さんの、お、おちんちんも、すごく、大きくて、逞しくて、ついつい夢中になっちゃって……」

  「ふ〜ん、それじゃあ、あたしの助けは必要なしってことなんにゃ? それなら、次からは別にあたしの家に持ってこなくたっていいにゃね。ずっと、あいつらと盛り合って交尾してりゃいいにゃ」

  「そ、そんなことないです! シェーリファさんは私にとって、とっても素敵で、他の猫人さんたちよりも特別な存在です!」

  怒っているというよりも、無関心になる一歩手前のような雰囲気に、自分が突き放されるのではないかという危機感を感じたミノカは、首を振って否定する。

  「ふん、まあそれが分かってれば、別に良いにゃ。別にあたしだっておミャに対して興味無くしたわけじゃないにゃ」

  「ほ、本当ですか? なら、私今からでも、相手を……」

  シェーリファの微笑に、安心したミノカはその流れのまま、行為を申し出るが彼女は何故か首を縦に振らず、言葉を続ける。

  「にゃにゃ〜だ〜か〜ら、それはあたしの気分次第にゃ〜こういうのは、じっくりじっくり我慢するのも大切なんだにゃ。あたしはお楽しみは、最後に味わう質だからにぇ」

  「そ、そうなんですか……」

  「にゃ〜そんな、しょんぼりするんじゃないにゃ。あと、今日はおみゃに会わせたい人がいるのし、どのみちそっちの用事を済ませなくちゃならないのにゃ」

  「会わせたい、人?」

  「にゃ〜。人ってか、あたし達のママだにゃ。おみゃの話を聞いて、会ってみたいって言ってきたんだにゃ」

  「マ、ママ。つまり、シェーリファのお母さんということですか?」

  「そそ。まあ、正確に言うと皆のママなんにゃけど、細かい話は、ママから直接聞いて欲しいにゃ」

  「う、うん。分かった」

  「にゃ、それじゃ早速行くとするにゃ」

  シェーリファの後に続いて、ミノカは家を出る。

  猫人に倣って裸同然の格好で生活をし、そのため、ただ歩いているだけでも発見されやすいミノカは、一人で屋外を歩いていると5分もかからずに猫人の家に引きずり込まれてしまう。

  今はシェーリファがいるので、心配はないが、一度交尾が始まれば、他の猫人も敏感にその気配を察知して、わらわらと集まってきてあっという間に獣の時間に突入だ。

  (うう、思い出すほど私の生活って、いかがわしすぎる)

  密林が広がるばかりの世界では、娯楽が少ないというのも関係しているのだろうが、よっぽど人間の女の子ーーいや雌が珍しいのだろう。動物で言う、いわゆる発情期を迎えたように、猫人達の交尾への熱量は常軌を逸しているとも言える。

  (でもでも、だめだよね。やっぱり、こんな生活ずっと続けてたら、もう普通じゃいられなくなっちゃうよ)

  最初こそ、猫人達の熱烈な交尾への意欲に戸惑ったが、初日で味わったシェーリファとの交尾で刻みつけられた快楽が忘れられず、求められるままに体を許してしまい、今ではもう声をかけられたら、断るという選択肢さえも浮かばなくなった。

  (それに、猫人さんたちのプリズム……あれも、何かおかしい気がする。つい、おねだりしちゃうけど、結局なんでなのかわからないし、それにお母さんから貰ったプリズムも壊れちゃった、もしもお母さんが帰ってきたら、どう説明すれば良いんだろ)

  ミノカは、自身の今の状況を振り返り、このままでいいのかと自問する。

  やはり一度故郷がある、元の世界に帰ったほうが良いかもしれない。猫人たちはきっと止めるだろうし、シェーリファも良い顔をしないだろうが、ひょっとしたら、これから会う予定の猫人の母ならば、あるいは、と。

  そんな考えを巡らせながら、ミノカは、シェーリファとともに、密林の奥へ奥へと進んでいくのだった。

  [newpage]

  3.

  密林の奥には、洞窟があった。

  内部は煌めく水晶洞窟。至る所に結晶化し、宝石のように照り映える岩々が、木々のように枝を伸ばし、天然の絶景を形作っている。その最奥地の広大な空間にて、ミノカはぽつりと一人座って、『母』がやってくるのを今か今かと待っていた。

  (シェーリファさんの、猫人達のお母さんってどんな人なんだろう)

  シェーリファは、ミノカをここに案内すると、その場を後にした。彼女から聞いた限りでは、その猫人は、この世界とは別の世界で普段暮らしているらしく、帰ってくるのも稀だそうだ。それ以上のことは教えてもらえなかった。

  (も、もしかして私が勝手に猫人さんたちの縄張りに入ったことを怒ってるのかな)

  会って何を言われるのかも分からない。向こうがこちらの事情をどれだけ把握しているのかも不明なのだ。ならば、できる限り彼女の機嫌を損ねないように振る舞うことが得策だろう。

  そんな事を考えている間に、ミノカの正面に、前触れもなく光が散り、集まっていく。そして数秒後にはそこに一匹の猫人が優雅に佇んでいた。

  「……!」

  ミノカが見てきた中で最も大きな猫人だった。比較的長身の者が多く、また猫耳や猫しっぽを除けばほとんど人間と変わらない姿をしている猫人であるが、彼女の場合は違う。

  長身であるが、同時に豊満。艷やかな褐色の体毛をふさふさと生やしており、手足は肉球である。人型だが、どちらかといえばより獣に近しい造形をしており、何より特徴的なのは乳房だ。

  二対の丸々とした母性の象徴が、折り重なった複乳は、同性異性問わず抱きつきたくなるほどの魅惑的なシルエットとして、鎮座している。

  「こんにちは」

  まさに母猫といった感じの母性に満ち溢れたボディと慈愛の表情をたたえた獣の美貌に、つい言葉を失っていたミノカを見かねてか、微笑みとともに女神は言葉を紡ぐ。

  「こっ、こんにちは! はじめまして……シェーリファのところでお世話になってるミノカと申します、こ、っこの度は、そ、その……猫人さんたちの縄張りに勝手に入ってしまって、申し訳ありませんでしたっ!」

  「あらあら、そんなにかしこまらなくたって別にいいのよ、人間さん。いいえ、ミノカさん。はじめまして、私はルナズーラ。猫人の皆を生み出したお母さんと言えばいいのかしらね。娘たちのお家に珍しい人間の子が迷い込んできたと聞いたから、急いで淫魔界から帰ってきちゃったわ」

  声をかけられてから、ハッとなったミノカは、自分でも慌て過ぎだと思うくらいに取り乱した調子で答える。その様子をルナズーラと名乗った母なる猫人は、穏やかに返答し微笑んだ。

  「……♡」

  母性に抱かれたい、甘えたいという欲求を刺激される包容力のある声に、ミノカはいつの間にか、返事を忘れて虜となってしまった。

  それを見抜いた、ルナズーラは複乳をぷるんぷるんと揺らしながら迫り、その豊かな乳房で包み込むように彼女を抱きしめる。

  瞬間的にミノカの嗅覚を満たしたのは、猫人たちが生成するプリズムを数倍濃くしたかのような濃厚で甘美、脳みそをとろかしてしまうような中毒的なフェロモン臭だった。

  「ふぐっ……んぐっむ〜〜〜♡♡」

  猫たちの勇ましい剛直に貫かれた際に発する雌の嬌声を口の端から漏らし、両足をガクガクと震わせるミノカはなすすべなく絶頂に達せられ、股間から、イキ汁を迸らせた。

  「あらあら、可愛らしいアヘ声だこと。まだ来て間もないと聞いていたけれど、すっかりこっちの流儀に染まっているのねぇ♡ お母さん嬉しい♡」

  ルナズーラは、母性の塊に埋もれ悶えるミノカに構わず抱擁をさらに強め、しばしの間、純粋な雌フェロモンの沼をたっぷりと味合わせる。

  「んひ♡ ひ、ぃ、ぁ、あひぇ♡」

  抵抗しようがない。問答無用で性的な興奮を催させ、発情にも近い状態に陥ったミノカは、自らの意思で体を動かすことができない。

  豊かな乳房が織りなす柔らかで、乳乳とした弾力に包まれ、物理的な動きが制限されるだけでなく、その双丘が発する甘ったるい香りは、たちまち脳髄を支配する。

  「ん〜〜♡ それにとってもいやらしくて、可愛い、素敵な雌の顔だわ♡ ご挨拶にキスもしましょうね♡」

  「ん〜〜〜♡♡♡」

  そして、抱擁から解放されたかと思えば、指の一つも動かせないほど、思考がままならなくなったミノカと目線を同じ高さに合わせ、ノータイムで唇を重ねる。

  親愛や挨拶として伝えるものとしては、あまりに刺激の強い、むしゃぶりつくようなキス。完熟した雌猫の肉厚の唇は、発育過程の少女の瑞々しく柔な唇と触れた途端に、舌を器用に動かして、口内へと強引に押し入る。

  「んっ♡ んぅ♡」

  「じゅるうっ、じゅる……っ、じゅる、ぺろぉ♡」

  貪られる。今まで経験してきた猫人達とのキスよりも激しい、舌でまんべんなく口内を舐り回すディープキスに犯され、抵抗もままならない

  ミノカ。ルナズーラは、その頭を丸ごと包み込める大きな掌を添えて、もう片方の腕で、お尻をしっかりと支えて、抱っこするように抱えると絶対に離さない、とばかりに抱きしめ続ける。

  「んべぇ♡」

  「うん♡ 良い顔♡ 私のおっぱいの雌フェロモンたっぷりの匂いを嗅いで、ご挨拶のキスもしっかりできたわ♡」

  ようやくディープキスから解放されたミノカは、だらりと舌を口外に垂らし、緩みきった表情を母なる獣へと晒す。

  「ん、んぅ♡ ままぁ、まま♡ わたしぃ♡ 頭の中、ぽわぽわしてぇ、えへ、えへ♡」

  パチパチと快感が弾ける頭の中。まともな思考など当然巡らせることができない。

  母性と快感、その両方を同時に味わい、そんな状態の中で、ルナズーラの相貌が満足げな表情を目にするのは、まさに至福そのものだ。

  安心感が込み上げてきて、いつまででも甘えたくなってしまう。

  「うふふ♡ ママなんて呼ばれたのは何年ぶりかしら。顔を合わせて、こんなに早く、そこまで打ち解けてくれるなんて、ママは嬉しいわ」

  「はっ……! ご、ごめんなさいっ、ルナズーラさん。私ったら、一体どうして……」

  ふっと、唐突にミノカは理性を取り戻し、顔を赤面させると共に、半ば強引に抱擁から抜け出した。

  その間の記憶が曖昧になっていたが、抱擁はともかくとして、あのようなキスまでするのは、初対面の相手に対するスキンシップとしてはあまりに刺激的すぎる。

  だが、ミノカ自身も彼女の豊満な外見に引き寄せられるように、半ば本能的にママと呼んでしまっていたことに羞恥心を覚えていた。

  「良いのよ、ママと呼んでも♡ ミノカちゃんが望むのなら、私は貴女のママになってあげる。だから遠慮なく甘えてちょうだい」

  「ほ、ほんと? ママ?」

  しかし、その羞恥心も他ならぬ彼女自身の許しによって、容易く認識が引き戻されてしまう。

  「ええ、もちろんよ。貴女、お母さんと離れて久しいのでしょう? 寂しかったわよね。だから、ここにいる限りは私のことを貴女のお母さんだと思ってくれていいの」

  「は、はい、ママ♡」

  「うふふ、いい子。それじゃあ、こっちにおいで♡ ママと少しお話をしましょうね」

  ミノカは、ルナズーラに手を引かれ、彼女らのために用意されたかのような、ふわふわの寝床に連れ立って座る。

  彼女から、ミノカについて今後のことを含めて相談したいと告げられ、簡単な身の上話をした。 この世界へやってきた経緯などを話すと、ルナズーラはやはり慈愛たっぷりの微笑みでミノカを慰める。

  「びっくりしたでしょう? いきなり異世界に転移しちゃったなんて」

  「はい。シェーリファから聞いたときは、とてもびっくりして、もうこのまま元の世界に帰れないんじゃないかと心配になりました」

  「いいえ、そんなこともないわ。貴女が望めば私達はいつでも貴女のことを元の世界に帰してあげることができる。でも、それは、私が伝えなくても、他の娘達から聞いていると思うけど」

  事実だ。

  この世界にやってきて、歓待された際にそのことを告げられ、その後もシェーリファからは事あるごとに同じ事を言われている。

  「はい、聞いてます」

  「そうよね。それは良かったわ。もしも聞いていなかったら、どうしようかと思っちゃった」

  「猫人の皆さんは、とても親切ですよ」

  「親切かぁ。そう思ってもらえるのは嬉しいけど、激しいでしょ? 聞いているわよ、一日中交尾三昧だって」

  「ぁう。そうですけど……でも、求められて、ちょっとうれしいといいますか……」

  偽りのない正直な感想をミノカは述べる。恥ずかしがりながらも、ルナズーラに自分が交尾を楽しんでいる、と告白するのは、ミノカ自身悪い気はしなかった。

  「うふふ、ミノカちゃん。貴女、意外にスケベさんなのね。私達獣人と交尾してくれる人間の雌だけでも、とっても貴重なのに……どうしてくれようかしら♡」

  ぺろりと舌なめずりをして肩に手を回し、自分と密着させるように引き寄せたルナズーラにドギマギしつつ、ミノカはずっと気になっていた疑問を尋ねる。

  「あ、あの。そういえば、ちょっと気になったことなんですけど、良いですか?

  「あら、なあに? いいのよ、何でも気になったことは質問してちょうだい」

  「え、えと。それじゃあ……こんなこと言うのもあれなんですけど、ついてないんですね、お、おちんちん……」

  さながら大型の猫がそのまま二足歩行となり、女性的な魅力に満ち溢れた姿で失念してしまっていたが、ルナズーラには象徴的な股間の肉竿がなかった。

  一糸まとわぬ雌の獣体に、ふっくらと盛り上がる陰部が覗いていて、隠すつもりもサラサラないというのが見て取れる。

  「私は、ただの雌の猫人。だけど、分かりやすく言えばこの世界の神様のような存在。だから、母として、猫人を創造したわ。美しく、可憐で、そして逞しい雄を備えた獣人の娘たちをね、ここだけの話だけど、私は娘たちの筆下ろしの相手もしてあげたのよ。だから、あの子達のことなら、全部知ってるの」

  「わわわ……そ、そうなんですね、すごいです」

  「プリズムについては、どれくらいご存知?」

  こともなげに、自分はすべての猫人達と交わったとカミングアウトしたルナズーラのお母さんっぷりに驚きやら感激やらを混在させるミノカだったが、唐突に話が切り替わったことに戸惑いつつ、答える。

  「えと、魔力を凝縮して、物質化させた……マジックアイテム?ですよね」

  

  「うんうん、だいたい合っているわね。けど、その様子だとひょっとしてミノカちゃんは、魔法については明るくないのかしら?」

  「はい。魔法のお勉強なんてしたことないです」

  「そう、ならそんなミノカちゃんにも分かりやすく教えてあげましょう。プリズムは、平たく言えば濃厚な魔力物質なの」

  「魔力物質、ですか?」

  「そう。貴女が持っていたプリズムもそうだったと思うけど、あれは多量の魔力を凝縮して作られるわ。それを人間はマジックアイテムと呼んでいるだけ」

  「な、なるほど?」

  曖昧な知識で、ルナズーラの説明を理解しようとしたが、生まれてこの方、魔法に触れたことがないミノカにそれは難しい。

  「人間さんは、魔族と比べると魔力に乏しいから、イメージが付きづらいかしら……そうねえ、じゃあもっと分かりやすく教えてあげる」

  その様子を見て取ったルナズーラは、微笑みを絶やすことなくミノカに覆いかぶさるように上体を傾ける。

  「あ、あの、ルナズーラさん?」

  美貌の雌猫の相貌と向かい合わせ。ルナズーラは大きな両掌を御椀のように丸めて、先程ディープキスでミノカの口内をしこたま舐めずり回した舌をその上に差し出す。

  肉厚で、赤く、瑞々しい猫舌の上に、みるみるうちに唾液が泉のように湧いて出てくる。湧き出た唾液は、トロトロと舌の上を流れていき、掌へと受け止められて、涎の溜まりを作り出す。

  「匂いを嗅いでご覧なさい」

  そして、驚くべきことに、ルナズーラはその涎溜まりを当たり前のように、ミノカの鼻先へと近づけてきた。

  反射的に、距離を取ろうとしたミノカだったが、涎溜まりから漂う匂いを嗅覚で捉えた途端にぴたりとその動きを止める。

  「私達猫人、いいえあるいは獣人のような種族は、生まれつき、交尾や繁殖への欲求がとても強い種族よ。体液やすべて淫魔の媚薬のように、触れたものを興奮させてしまう作用があるわ」

  涎溜まりに視線を落とし、そのままゆっくりと上体を傾けたまま、身を硬直させて鼻をヒクヒクと動かし始めたミノカに対し、ルナズーラは説明を続ける。

  「そして、私達が生み出すプリズムは、そういう興奮作用のある体液が凝縮したものが、私達にとってのプリズムなの」

  そうして言葉の最後になると、涎溜まりがさざめいたかと思えば白く光る。光が収まったときには、ミノカもつい見慣れたプリズムが鎮座しており、それは他の猫人のものよりも白味の強い虹色に輝いていた。

  「そうだったんですね……どうりで、その……あんなに、気持ちよくなれるなって思っていました」

  「やっぱりね。もう体験済みだと思うけど……プリズムを嗅ぐと、とても幸せな気持ちで交尾に耽ることができるでしょ? あれはそういうものなの」

  「そうなん、ですか……」

  ルナズーラは、のっしりとミノカとの距離を一歩詰め、むっちりとした太腿で挟み込むように器用に拘束する。

  身じろぎ一つしないミノカの手を取り、その掌に、自身のプリズムを手渡した。

  「偶然とはいえ、私達の縄張りに招き入れられた。娘たちのふたなりを受け入れて、交尾にも応じてくれるのは、とても嬉しい。でもね、長い目で見たらミノカちゃんにとってはあまり良くないものかもしれない」

  

  「そ、それはどういう意味でしょうか?」

  ミノカが恐る恐る視線を上げれば、厳かな表情を浮かべて見下ろすルナズーラと目が合う。

  「貴女がもしも普通の人間として幸せに暮らしたいと願うなら、私たちとの関係は続けないほうがいい、ということよ」

  「え?」

  「だってそうでしょう。人間にとって、私達のプリズムは劇物。ミノカちゃんみたいな娘が、ああいうモノと付き合い続けていると、頭の中がとってもHになって、スケベなことしか考えられなくなって、最後には、獣おちんぽじゃないと満足できない交尾中毒のおバカさんになっちゃうわ。ママはね、それが一番心配」

  ルナズーラは、真剣なトーンで話しているがミノカはそれどころではなかった。唾液の匂いを嗅いだ時の余韻に加え、彼女の体臭が継続的に感じられる接近距離では、話の中身を理性的に解釈することが、とても難しい。

  しかも、ルナズーラは真面目に話しているのかもしれないがその内容は、正直なところミノカにとって、そこまで悪いものとは感じられなかった。

  猫人の皆と毎日のように交尾三昧をして、快楽に耽って暮らす。何も考えず、ただ彼女らの欲望に求められるまま、ひたすら交わる。愛し合う、なんてロマンチックなものではない。

  分かっている。猫人達の雄に奉仕して、気絶するほどの快楽で蹂躙されるのは、ルナズーラが言った通り、およそ人間が求める幸せとは程遠いものなのかもしれない。

  「だめよ、Hな考えに流されないで、ママは真剣に貴女のことを思って、話しているんだから」

  だけど、もう味わってしまった。あの快楽なくして、自分は、元通りの生活を続けられるのだろうか。

  「わ、分かってます、けど……けど忘れるなんて、できないです。たまに、ここに戻ってくるとか、それなら、まだ……」

  「ダメよ。人と獣人。魔に属する私達と関係を持ち続けていれば、貴女にも不利益が及ぶし、そうなってからでは遅いの」

  「ぅえ……」

  なけなしで出してみた案も却下され、ミノカは涙目になる。

  「選びなさい。とどまるか、それとも元の世界に帰るのか、どちらかをね」

  そんな彼女に対し、ルナズーラは無情にも二択を突きつけて、選択を強いる。

  「……留まるなら、私は、どうなるんですか?」

  「悪いようにはしないわ。こちら側の世界で貴女が不自由なく暮らしていけるように、私達が最大限協力してあげる。もしも、ミノカちゃんが、留まりたいのなら、そうね。その手にあるプリズムを砕きなさい。でも繰り返し警告するけど、砕いたら最後、貴女はもう二度と戻れなくなるわ」

  心がすでに留まる方向に傾いているミノカの心境を敢えて後押しするように、ルナズーラが身を寄せてくる。頭の中がくらくらして、身体をムラムラさせる雌の体臭に、息を荒くするミノカは、

  寸前で、僅かに逡巡したようだったが、最後にはゆっくりとその手にあるプリズムを砕いた。

  「んにゃああああ゛〜〜〜〜〜♡♡」

  途端に解放されたのは、先程までとは比べ物にならない甘ったるいお菓子を凝縮して、雌フェロモンで味付けしたような激烈な香り。

  「嬉しいわ♡ ミノカちゃんがこっちを選んでくれて。もう逃さないわ、それを砕いた以上、もう貴女は私の娘も同然、当然、貴女も分かっているわよね?」

  「はひぃ゛っ♡ わたしっ゛、ママのっ♡ 言う事、なんでも、ききましゅっ♡♡」

  これまでの人間の記憶を忘れてしまったかのような甘い猫なで声で、ミノカはルナズーラの乳房に顔を埋めて、柔らかな触感を堪能しながら頬ずりをする。

  「うふふ♡ それでよろしい♡ さあさ、体の力を抜いて、私に全てを委ねなさい、ミノカ♡」

  ルナズーラは、妖艶な微笑みを口元に描きながら、ミノカを膝の上に抱き上げると上から下まで、獣の世界への仲間入りの道を選んだ、一匹の雌の身体を、品定めするように弄る。

  二対の複乳に挟まれて、動けなくなってしまったミノカに抵抗の術はない。

  「あらぁよ〜く見たらうっすらキスマークまで残ってる♡ シェーリファが面倒を見てるって言っていたけれど、他の子達もまだ諦めていないのね♡ お母さん、ちょっと妬いちゃうわ、人間の雌とはいえ、自分の娘達の交尾事情を想像させられて、ほんのちょっぴり、貴女のことをいじめたくなっちゃう♡」

  自然と股ぐらを開いた座り姿勢になっている裸の少女の胸元に手を這わせ、勃起したミノカの両の乳首の感度を確かめるように、ゆっくりとした指使いで弄ぶルナズーラ。

  「んっ、ぅ♡ ん♡、ぁあ♡」

  まもなく蜜壺から、いやらしい体液を滴らせ始めたミノカは、すでに他の猫人達の手で、十分に弄ばれている乳首を、指の先で先端をひっかかかれる度に、うわ言のような声を漏らす。

  「あらあら♡ だめよ、ミノカちゃん。そんなに簡単にイッちゃったら♡ 自分だけ楽しんでいるようじゃ、立派な雌にはなれないわ……ひょっとして、普段もこうやって自分だけ快感を味わって、気絶する、なんていうふうに、娘たちと交尾しているんじゃないでしょうね、ん〜、ん? どうなの?」

  言葉にせずとも、ミノカはこれが『調教』の類であることを察する。絶妙な調整で、快感を抑制し、決して絶頂に至らせないルナズーラの指使いで、生殺しの感覚に身悶え、たまらず膝の上から逃げ出そうとしたミノカだったが、それも無駄に終わる。

  「ひゃ、ぁ、あ、だって、だって♡ 猫人さんとの交尾気持ちよくってぇ♡ 全然休ませて、くれないっ、からぁ、っ♡」

  圧倒的な体格差。ムチムチとした太腿がロックをかけるように、ミノカの胴を抱え込み、逃さない。

  そして、ミノカの返答と逃走に対する仕置きを与えるように、乳首をグリッと挟み込まれ、痛みにも近い鋭い快感を走らせる。

  「なんて身勝手な娘なのかしら♡ 人間だからといってなんでも大目に見てもらえると思わないほうが良いわよ♡ 特にこれから私たちと一緒になるのであれば、雄のちんぽから子種を絞り取り切るまで、しっかりと奉仕をしてもらわなくっちゃ♡」

  「ぁえっ♡ そっ、それはぁ♡ 分かってっ、いますけどぉおっ゛♡」

  「お返事がなっていないわ♡ ママの言ったことには、素直『はい』とお返事をしなくちゃ、だめでしょ♡」

  

  「は、はいっ♡ ちゃんと、我慢しますっ、しましゅ、からぁっ゛んむ♡」

  蕩けきった表情で、真上を見上げ、何かを乞おうとしたミノカの言葉をルナズーラは、その唇を塞いで再度のディープキスで遮る。

  「んんっ♡ んんる♡ るちょ♡ んべっ、ん、っるむ♡ んむ、っ♡」

  唾液で滑った舌と舌を絡み合わせ、まるで舌同士で交尾をするかのような一方的な勢いで、ミノカに有無を言わせることなく、口内を含む両の乳首を同時に攻める。

  「んんんぐっ♡ んんんむ〜〜♡ んむ〜♡」

  ミノカは、ルナズーラから分泌される唾液を、必死に喉を動かして飲む。甘い媚液には、獣人が備える発情成分が含まれている。母猫ともなると、より純粋な雌の本能を喚起させる興奮剤だ。

  猫人達が射ち出すザーメンとは異なるものの、粘度があって、胃袋に収める度に身体が、敏感になっていって絶頂が着実に近づいていく。

  股間は熱を帯びて、快感に応じて分泌されている愛液には、粘り気のある液体も混ざる。

  「~~~~♡♡」

  そして、ミノカはルナズーラと唇を重ね合わせたまま、ついに絶頂へと到達した。剥き出しの蜜壺から愛液が迸らせて、両手両足をキュッと縮こまらせる。

  「〜〜っ、ぷはっ♡」

  長い長い余韻を伴う絶頂の果てに、ルナズーラは、ようやく唇を離し、放心状態のまま今にも白目を剥きかけているミノカを愛おしそうに撫でるのだった。

  [newpage]

  4.

  「……はぁっ♡」

  余韻が過ぎ去り、ようやくミノカは言葉を発することができるようになるまで回復する。

  ずっと呼吸が止まっていたかのような息苦しさを感じていたが、それだけ強い快感による絶頂だったのだろう。視界もパチパチと白んで、不明瞭だ。

  「……♡」

  依然としてルナズーラの懐に囚われている。だが彼女は自分の頭を撫で続けているだけで、視線を合わせても何も言わない。

  まるで何かを待っているかのように。

  「……!?」

  その変化は突然で、前触れもなく生じた。体の内側から生じたむず痒さは、すぐさま全身に広がっていった。

  「あぅっ♡ あぅあぅっ」

  全身を震わせ、雄叫びを上げるように身を反らすミノカ。その身は、人の耳が失われる代わりに猫耳を頭頂部から生やし、尻尾を備えるようになる。手足は獣毛に覆われ、鋭い爪が生え揃った。

  獣毛は猫人達と異なる色合いの、ミノカ自身の肌色を照らし合わせたように美しい白で、その上に刻印された紫色の入れ墨が、全身に張り巡らされている。

  身長もそのままに、より艶めかしさが増した、一匹の雌猫がそこにはいた。

  「は、はぇえっ!? わ、私っ、猫さんになってるぅ!?」

  全ての変化を確認ぜずとも、見慣れた獣人としての外形を目にすれば、当然のことながら、ミノカは訳も分からず取り乱してしまう。

  「あらあ、かわいく変身できたわね。おめでとう、ミノカ」

  だがルナズーラは必然とばかりに、ミノカの獣人化を祝福する。

  「ど、どういうことなんですかっ!? 私、猫に!」

  「ええ、私のプリズムや、そして唾液をたっぷりと摂取した上でアクメしたものだから、魂が獣の性質に引き寄せられてしまったのよ。まあ、むしろ今まで獣人化してなかったのが不思議なくらいだけどね」

  「そ、そんな……!」

  ミノカは、自分が思った以上に重大な選択をしてしまったことに気づく。この世界に留まる選択をなし崩し的に選んでしまったが、よもや猫人と同じ、獣人になってしまうなど思いもよらなかったのだ。

  「話は終わったみたいだにゃ」

  どうしていいか分からず愕然としているミノカと、それを悠然と見守るルナズーラ。その二人の沈黙に割って入った声の主は、シェーリファだ。

  「しぇ、シェーリファ、私っ!」

  この世界で最も信頼していると言っても過言ではない猫人だ。彼女ならば、これからどうしていけば良いのか指針を持っているはずだ、とシェーリファに獣人化の話をしようとしたミノカだったが、それを遮ってルナズーラが彼女の前に立つ。

  「あら、シェーリファ。ひさしぶりね。でも私とミノカのお話が終わるまでは、来てはダメと言ったはずでしょう?」

  「話も何も、ミノカがあたしたちと同じになった時点で決着ついたようなものだにゃ。終わったなら、もうミノカを帰らせても構わないにゃ」

  シェーリファは、ルナズーラの横を通って、ミノカに手を伸ばそうとするが、それを彼女は許さない。

  「あらあら、釣れないことを言ってくれるわね。久しぶりにママと再会したんだから、もうちょっと私との時間を大切にしてもらいたいものだわ……」

  「……」

  「それとも早くママと二人きりになりたくて、そんな事を言ってるの? シェーリファは意外とツンデレさんなのね」

  「どーでもいいにゃ。勘違いしないでほしいのにゃ、あたしは別に、そんな無節操に交尾するほど子どもじゃないのにゃ」

  「ふ〜ん……へぇ〜、シェーリファったら、いつの間に、そんなおませさんになったの? ママちょっとびっくりだわ」

  ミノカは完全に蚊帳の外に置かれたままで二人の会話を聞いている。どうやらシェーリファは、自分を家につれて帰りたいようだが、ルナズーラがその場を引き伸ばして、中々それをさせてくれない。

  「私はもう大人だにゃ。向こうの生活が長すぎて、そんなことも忘れたのかにゃ?」

  「あらあら、そうかもしれないわねぇ。なら、貴女がどれだけ成長したのか、ぜひとも確かめたいわ。今、ここで♡」

  言うに及ばず、それは交尾の誘いだ。ルナズーラは、両腕で、自身の複乳を強調するように持ち上げてシェーリファを誘惑する。

  そして何を思ったのか、シェーリファはその誘惑に応じて、素直にルナズーラを組み敷いてしまい、真後ろにいたミノカは、危うく押し潰されそうになった。

  「しぇ、シェーリファ? ど、どうして……」

  眼前で、二匹の雄雌が睦み合っている。シェーリファの横顔は、これが冗談ではないと言わんばかりに凛々しく男性的な眼差しをルナズーラに注いでいて、思わず見惚れてしまうほどだ。

  身体が急激に体温が上昇していくのを感じ、息が荒くなっていく。まさしく発情と呼んでも差し支えない、プリズムを摂取した時とも重なる高い興奮作用に襲われ、思考が交尾への欲求を満たそうと、そっと四つ足で這い寄ろうとするミノカ。

  「だ〜め、ミノカはそこで大人しくしてなさい」

  「ミノカ、おみゃは後にゃ」

  しかし、止められる。ルナズーラ。シェーリファ両者の言葉によって。すると、まるで彼女らが上位者であることを体が認識しているかのように、その場からピクリとも動けなくなってしまう。

  「うぅ、ぁう」

  今から二人がすることをおめおめと眺めるしかない、傍観者としての立場に甘んじることを余儀なくされると、芽生えてくるのは嫉妬心だ。本来なら、その場所にいるのは自分でなければならないのに見ていることしかできないのが悔しい。

  そんなミノカの内心を、まるで見透かしているかのように流し目を向けるルナズーラは、余裕に満ちた微笑みを浮かべながら、獲物を誘い込むように両脚をゆっくりと開脚する。

  シェーリファはすでに股間の一物を雄々しく勃起させている。これから、自身の母親と交わるとは思えないほど、逞しく、こころなしか自分の処女を奪ったときよりも大きいようにも見えた。

  「別に誘いに乗っかったわけじゃないんにゃから、ね……!」

  そして、豊熟した液で満ちている陰器へとシェーリファの陰茎が挿入され、二匹の獣は一つに繋がった。抵抗らしい抵抗もなく、秘壺の内側へ迎え入れられる肉槍に、ルナズーラは艷やかなうめき声を漏らしながら、歓迎する。

  「うう、ん……シェーリファったら、少し見ない間に一人前のオスになったのね、貴女の逞しいおちんぽ、ママの子宮めがけて一直線にっ♡ あぁん♡ 良いわよっ♡ もっと来てぇっ♡ ママのことを一匹のメスとして、犯して頂戴っ♡」

  シェーリファをして、より大柄で豊満。猫人が2,3人束になったとて、なお余りあるだろう、すべてを包み込むように雄大なボディを存分に震わせて、ルナズーラは、愛娘の成長をその身で味わい、歓喜に満ちた声を上げる。

  その反応に、最初は渋々と言ったように、ルナズーラとの交尾に興じていたシェーリファも照れくさそうに頬を赤らめ、段々と彼女を征服するかのような激しい腰振りへと動きを変える。

  「にゃん、にゃあっ♡ にゃんっ♡ シェーリファっ、貴女っ、激しいっ♡ ママのおまんこっ、そんなに突いちゃ、だめよぉっ♡」

  「にゃあっ♡ 激しくしたほうが、っ、ママは喜ぶにゃっ、あたしは、知っているんだにゃっ。いつも他所の淫魔共と散々交わってるくせに、ちょっとは加減ってもんを知るべきだにゃっ♡」

  「あんっ♡ それは、っ♡ ノーカンよノーカン♡ これは娘たちとの楽しいコミュニケーションの一環なんだからっ♡ 相変わらずシェーリファはそういうところが堅物ね♡」

  母娘水入らずの会話を重ねる二匹の獣は、多量の汗を散らして、久々の再会を喜び、そして禁忌的な交尾を続けている。

  母性を呼び覚まされたのか、シェーリファはルナズーラの乳房へ顔を埋めて、乳を吸い、空いたもう片方の手で欲望の赴くままその複乳を揉みしだく。

  「ぅう♡ シェーリ、ファ……♡ シェーリファぁあ♡」

  その光景を見ていることしかできないミノカは、歯噛みする。

  二人の交尾は、事実上の母娘であると知っていても、およそ煽情的、かつ恋人夫婦のように情熱的な交わりだ。それをすぐに手が届く距離で見せつけられているのだから、たまらない。何より、自分がその快楽を味わえないことに、体はもどかしい熱に苛まれる。

  いつしか彼女は衝動のまま、自らの股間に手を当て指で擦り、慰め始めた。

  「ぁあ、んっ♡」

  自分で自分を傷つけないよう、爪をしまって蜜壺を撫で擦った瞬間、ミノカは軽くのけぞってしまう。

  興奮しているからなのか、あるいは獣人故なのか、人間の体で感じた時よりも強い快感が生じたのだ。

  (なにこれぇ♡ なんかっ、プリズム使った時と同じくらいっ気持ちいいっ♡)

  「うふふっ♡ ミノカぁ? 初めて獣の身体でオナニーする気分はどう? 私達の交尾をおかずにしながら、存分に自分を慰めなさい♡」

  「ん゛んぉお♡ オナニーしましゅっ♡ 獣の身体ぁ、気持ちいいのぉ♡ オナニーっ、するのぉ♡」

  ミノカはルナズーラに煽り立てられ、彼女に対する嫉妬心の捌け口を求めるように自らを慰める。

  「さあ♡ シェーリファも早く私の中にちょうだいっ♡ ママのおまんこを、娘の精子でたっぷり満たしてっ♡」

  場の主導権を握るルナズーラは、いよいよ母娘交尾のクライマックスに入るべく、まだ余裕を滲ませた甘い声で、シェーリファの首に両手を回し、ぐっと引き寄せる。

  獣人同士のねっとりとしていて、激しい交尾は、互いの体液が入り混じらせて抽挿は加速していく。

  「イクにゃあ♡ だすにゃっ♡」

  

  「んっぉおおお♡♡」

  「っにゃあああああ♡♡」

  二匹は同時に果て、互いの接合部から溢れ出るほどの濃厚な精液をシェーリファは放出し、実母であるルナズーラへと注ぎ込むと同時、ミノカもまた、愛液を噴出させて絶頂した。

  [newpage]

  5.

  「私ぃ、私もっ、もうっ、我慢できないっ〜♡」

  実の母猫であるルナズーラに対しても遠慮容赦ない中出しをしたシェーリファの射精の余韻に浸らせるのも惜しいと、ミノカは彼女に擦り寄っていく。

  いつからか、ミノカに刻印されたボディペイントがより強い紫色に発光しており、目をとろんと虚ろにしながらも、確固たる意思を持って、シェーリファとの交尾を迫ろうとする。

  二人も今度はその行動を止めなかったが、獣になりたての少女に簡単に主導権を与えるつもりはさらさらない。

  「だらしのない雌猫だにゃ〜♡ ちょっと交尾を焦らされただけで、そんな蕩けた表情になるなんて、相変わらず可愛いやつだにゃ♡」

  シェーリファに伸ばした手は、彼女によって容易く掴み取られてしまい、そのまま懐に飛び込むように、抱き寄せられてしまう。

  「か、可愛いなんて、そんなっ♡」

  何故だろう。他の猫人たちにも散々言われているはずなのに、シェーリーファに『可愛い』と言われると、胸が熱くなって、下腹部のあたりまでキュンと疼いてしまう。

  「あたしと同じ猫人になったってことは、あたしの番になる覚悟もできたってことにゃんね? 人間のときは、多少容赦してあげたにゃんけど、これからは勝手は許さないにゃ〜♡」

  「え、っ……え? そ、それって、どういう?」

  猫耳をピクピクと動かして、ミノカが鸚鵡返しに問う。

  「あらあら、シェーリファったら、娘たちに先駆けて、ミノカを独占するつもりなの? 一匹しかいない雌の子を番にしちゃうのは、ちょ〜っと、不公平じゃないかしら」

  「あたしが、ミノカの初めてを貰ったんにゃから、それくらいは当然だにゃ。だから、どうして〜も、ミノカを番にしたくてたまらないんだにゃ♡」

  「うふふっ♡ なんて大胆なのかしら。リリアンが聞いたら、どう思うのやら……」

  「にゃっ! 姉貴は関係ないにゃ!」

  「そうね♡ それはそれで面白そうだし……♡ お母さんを協力してあげたくなってきた♡」

  前をシェーリファ、後ろをルナズーラに挟まれたミノカは二人の会話を聞いて、情報の整理に努めようとしていたが、考えれば考えるほど頭がまとまらなくなっていく。

  『番』。言うなれば、人間で言う恋人、あるいはそれ以上の関係だ。獣人の間では、ルナズーラの口ぶりから、ある程度想像がつくが、それはやはり愛の契りを結ぶのと同じ意味合いとなるのだろう。

  「番……♡ シェーリファと番♡」

  「にひひ♡ ほら、ミノカもあたしと同じ気持ちみたいだにゃ、可愛いにゃつめ♡」

  「んぅ♡ だ、だって、シェーリファと番になるって……♡ そんなこと、想像するだけで嬉しい♡」

  ここに至るまで、頑なに手を出されなかったが、それはきっと自分に興味を持ってくれなかったのではないのだ。それが確認できただけで、ミノカはこれまで感じていた不安が消え、抑えていた彼女への好意が今にも溢れ出しそうになってしまう。

  「んぇへへ♡」

  猫耳を撫でられて、緩んだ笑みを浮かべるミノカ。さらに発光するボディペイントの線に沿ってなぞられると、腰砕けになるほどの快感が押し寄せてくる。

  「シェーリファ♡ しよ、交尾♡ はやく、貴女のちんぽが欲しいっ♡ はやく、貴女の番になりたいよぉ♡」

  視線を下げれば、やはり立派な御柱が直立しているのが見え、一度射精したとは思えない立ち姿から、雄の匂いが漂ってきている。

  「あらあら、ミノカはもう我慢の限界みたい。そんな姿を見ていると、まさしく獣人ね、快楽が大好きな貴女には、人間なんかよりもずっとお似合いの姿だわ♡」

  「うんっ♡ ママぁ♡ ママっ♡ わたしぃ♡ もう我慢できないのぉ♡ シェーリファと交尾がしたいっ♡ 大好きなシェーリファといっぱいいっぱい交尾したいっ♡」

  半ば幼児退行してしまったように、ルナズーラに応じたミノカ。母猫に手を引かれ、シェーリファと引き離され、誘われるがまま地面に四つん這いになった。

  「良いこと、ミノカ? これから私がすることをよ〜く見ておきなさい。私が、獣がどうやって相手を誘惑するのか、お手本を見せてあげる」

  その側で一緒に四つん這いになったルナズーラは、頭から足先までムチムチとした女性的な肉付きに包まれた獣の女体をゆっさゆっさと揺らす。 背後のシェーリファに向けて、むっちりとしたデカ尻をフリフリと、挑発的とも言えるくらいに振る。

  「ほら、ミノカ。貴女も私と同じようにしてみなさい」

  「え?」

  「え、じゃないわ。シェーリファと交尾したいんでしょ? それなら、雌の貴女にはやるべきことがあるでしょう? 少し考えればわかることだと思うけれど」

  最初は気恥ずかしそうにぎこちなく尻を振っていたが、やがて興奮の方が勝ってきたのか、尻振りがスムーズになっていく。

  ふーりふり

  ふーりふりふり、ふりっ♡

  「にゃ〜♡ ミノカとってもエッチな尻振りだにゃ〜♡」

  初めてとは思えない、淫靡な誘惑の尻振りを披露したミノカに、シェーリファはたちまち上機嫌となる。

  その口ぶりはまさに彼女が初体験を迎えた時の雰囲気そのままだ。

  彼女は、日常生活ではそういった本能を抑制しているのかもしれない。流し目で様子を窺えば、好色を滲ませた猫人が、仁王立ちでこちらに手を伸ばして、横振りの尻をぎゅっと掴んでくるのが見えた。

  あのそそり立つ肉棒を受け入れたら、名実ともに彼女の『番』になる。そんなルールはないのかもしれないが、この世界に留まり、獣となった現在、ここが最後の分水嶺となるのだ。

  すなわち、獣として雄雌の関係を築く第一歩。

  「ん♡ んっ〜〜〜♡♡」

  それはなんの躊躇いもなく訪れる。処女を卒業したときと比べ、あっさりとした挿入に、ミノカは舌を突き出して、膣に一本柱を通したように貫いたペニスがもたらす快感に総身を震わせる。

  「んぉ゛♡ んぉお〜〜っ♡♡ おっ、ぉお゛んっ♡」

  後ろからペニスを受け入れる獣の交尾体勢に、ミノカの興奮は、さらに上昇していく。本能や思考まですべてを野生に回帰させた雌の咆哮を上げ、シェーリファの荒々しい抽挿を受け止める。

  「ふふっ、良かった♡ ミノカの方を選んてくれて♡ ミノカの雌としての魅力が足りなくてまた、ママのおまんこに帰ってきちゃうのかと思った、っんほっ♡」

  バシンっ♡

  「ママは黙ってるにゃ♡」

  「んぉお♡ 容赦ないっ♡ シェーリファったらぁ♡ そんなおまんこ、乱暴に弄るなんてっ、んほ♡ もっと、いじってぇ♡」

  茶々を入れようとしたルナズーラの尻を叩き、次いでザーメンを出されたばかりの膣穴に、指が差し込まれ、ぐちゅぐちゅと内部をかき混ぜられてしまう。

  ルナズーラは甘い声で鳴いて、されるがままだ。ここにきての一転攻勢で、主導権を握ったシェーリファは、母猫に時折慈悲を与えるように、交互にペニスの挿入を繰り返す。

  「ああん♡ や♡ シェーリファっ♡ ちんぽ、ちんぽは、私にちょうだいっ♡ ほら♡ いっぱい、いっぱい♡ ザーメンほしいのっ♡」

  「にゃー♡ 分かってるにゃ♡ それじゃ、最後までこのままミノカのこと犯してやるにゃ♡」

  ミノカは、ルナズーラにもペニスは渡さないと主張するように、膣をキュッと締め付けてシェーリファのペニスを離さないよう試みる。

  「んぁあ♡ やった♡ きてっ♡ シェーリファっ♡ あたしのこと、番にしてぇえ♡」

  「にゃっ♡ そこまで言うなら、お望み通り出してやるにゃ♡ あたしの獣ザーメンっ♡ これで、おみゃ〜はあたしのモノだにゃ〜〜っ♡♡」

  締め付けのきつくなった腟内をシェーリファはこれまで以上に力を込めたペニスの抽挿で、ミノカの宣言に答える。

  「んっほぉおおおおお゛♡♡」

  やがて、ミノカの最奥にペニスを突き立てたその瞬間、多量のザーメンが打ち出され、ミノカは自身の内側が白に染め抜かれる感覚に喜悦し、背中を仰け反らせて絶頂する。

  「ぇ、んにゃっ〜〜♡」

  地面に倒れ伏したミノカはピクピクと体を震わせている。シェーリファの射精は、一度目のルナズーラのものよりも遥かに多く、中々止まらない。

  「っ〜〜〜゛♡」

  やがてペニスが引き抜かれれば、それまで溜めに溜めていた獣欲が相当なものであったことが想像できる、ピチピチと活きのいい獣の精が、どくどくと漏れ出し、淫猥な雌の事後の姿を艶めかしく演出していた。

  「ミノカ、ミノカ♡ これでおみゃは、あたしの番なのにゃ♡ ずっと、ずっとこの瞬間を待っていたんだにゃ♡ 絶対に逃さないにゃ♡」

  「はひぇ♡」

  シェーリファに覆いかぶさられ、改めて彼女と『番』の関係性になったことを告げられる。もしもこれを受け入れなければどうなるのか。その時は、自分がそれを認めるまで、徹底的に犯されてしまうだろう。

  他の猫人たちとの交尾も今後は制限されてしまうことも確実ともなれば、彼女の独占欲を損なうようなことがあれば、果たしてどうなってしまうのだろうか。

  「返事が聞こえないにゃ♡」

  「は、はい♡ これから、よろしくお願いしますぅ♡」

  悪さをして彼女にお仕置きされるのも悪くないな、と妄想を膨らませつつも、ミノカは番となったシェーリファとの交尾を続けるため、早くも復活の兆しを見せているペニスを勢いづけるため、尻を揺り動かすのだった。

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