Ad
※嵐の音
※軋みながら開く扉
ねぇ、なんでそんなに怯えてるの?
吸血鬼が出るって城に来たんだもの、吸血鬼に捕まる可能性だって考えてたはずでしょ?
捕まって、拘束されて、そのまま血を吸われる。
どうして人間は、最も可能性が高いことを想像しないで、都合のいいことばかり考えるのかしら。
こうなることは目に見えているのに。
さて、貴方はどっちかしら?
私を殺すために来たのか、好奇心でこの城に来たのか。
まぁどっちにしろ、私の領域に足を運んだことには変わりないもの。
生きて帰れるとは思わないことね(片耳
さて、まずは味見をしないと。
貴方の血の味次第で、今後どう扱うか決まるのだから。
美味しければ、生かしてあげる。それこそ、死なれたら困るからちゃんと面倒を見てあげるわ。
まぁまぁだった場合は、特に関心もないし、血が飲める間は生かしてあげる。
食事もそこそこ与えてあげる。
まずい場合は、今この場で殺してあげる。
私は美食家なの。そんな私にまずい血液を飲ませたんだから、死を持って償うのは当たり前でしょ?
さて、それじゃあ運命のテイスティングタイムよ。
泣きながら神様に、自分の血液が美味しいことを願うことね。
※吸血鬼行為
※飲み終わった後笑う。
【完】
Ad