【T&B】HEROに代わりましてCがお届けします(会話のみ)

  HEROに代わりましてCがお送りします。

  始めに……

  タイガーにはご主人様がいます。

  バーナビーにもご主人様がいます。

  ライアンにも当然ご主人様がいます。

  健全です(きっぱり)

  [newpage]

  タイガー「どもっ! ご主人様がいる方、ワイルドタイガーです」

  バーナビー「Hi! ご主人様がいてもいなくても動けるようになった方、バーナビーです」

  タイガー「あっ! 俺も! 俺もご主人様がいなくても動けるぜっ! それも元からっ! 俺、すげぇ」

  バーナビー「……。どこが凄いのか悩むところですが、僕の凄いところは前まで自分のご主人様がいなければ動けなかったのに、今ではライアンのご主人様がいれば動けるようになったというところです」

  タイガー「まぁ、俺はもともとバニーちゃんのご主人様がいれば動けたけど、お前は俺のご主人様がいても動けなかったもんなぁ……」

  バーナビー「そうなんです! 僕は進化したんですよ! 今も昔も変わらないタイガーさんとは違うんです。実戦感覚は日々鈍っていくものですが、」

  ライアン「あのよ……」

  バーナビー「僕は日々進化していくんです! 流石……」

  ライアン「ちょっとっ! アンタ、少しは俺に気付けっ!」

  バーナビー「あ、いたんですか?」

  ライアン「っ! 始めからいただろうが……アンタ、元相棒に向かってヒデェな」

  バーナビー「元相棒ですから。僕にはタイガーさんがいれば十分です。第一、貴方はご主人様に捨てられたじゃないですか。大人しく部屋の奥で静かにしていてくれませんか?」

  タイガー「おい、バニーちゃん」

  バーナビー「いいんですよ、タイガーさん。こいつはこんなことくらいでへこたれるようなやつじゃありませんから」

  タイガー「え? おまえ、そうなの?」

  ライアン「あのなぁ……あんたら、俺をなんだと思ってんの?」

  タイガー「バニーちゃんの元相棒だけど?」

  バーナビー「ご主人様に捨てられた役立たずですけど?」

  ライアン「……。俺、海の向こうの大富豪のとこ行くわ……」

  バーナビー「行けるのでしたら、どうぞ。僕は止めませんよ」

  タイガー「え? お前も大富豪のとこ連れてってもらえるの?」

  バーナビー「タイガーさん、いくらロートル専門だからって騙されないでください」

  タイガー「ロートル専用って……。ひでぇ。いくらライアンと違って俺の方からじゃあバニーちゃん操縦できないからって……」

  バーナビー「ああああっ! 泣かないでください、タイガーさんっ! 初期からの仕様なんですから仕方がないじゃないですかっ!」

  タイガー「俺のご主人様……俺にまたがってるのに、いつもバニーちゃんをちらっと見ては『俺もそっちが良い』って言ってるし……やっぱ、俺のご主人様も俺よりバニーちゃんの方が……俺もライアンみたいに捨てられるかも……」

  バーナビー「そ、そんなことありませんっ! タイガーさんは生涯現役なんですからっ!」

  タイガー「生涯現役でもさ……俺、頑張って開発してもらってるけど……けど、最近ご主人様、俺だけって少ないじゃん? バニーちゃんと一緒だとバニーちゃんに主導権があるから俺自身動くことないし……ライアンみたいにバニーちゃんから主導権奪えないし……やっぱ、俺……」

  バーナビー「何を言ってるんですかっ! ご主人様全員が認めたじゃないですかっ! 僕の相方は貴方しかいませんっ」

  タイガー「バニーちゃん……」

  ライアン「あ~…・・・ はいはい。今はそこまでにしてくれない? 続きはできれば俺のいないとこで勝手にやってくれ」

  バーナビー「無理です」

  タイガー「バニーちゃんっ! えっと……んじゃ、続きはパトロールの時にでも……バニーちゃんと一緒だからご主人様絶対に「バニーちゃんがいい」って言うだろうけど……」

  バーナビー「そ、それは……あっ! タイガーさん、僕と一緒に内側はピストン運動させてみたらどうですか? それでしたら僕と連結してても……」

  タイガー「それって無駄じゃねぇ?」

  バーナビー「そんなことありません。一緒にピストン運動すれば動きも早くなると思います」

  タイガー「そ、そかな?」

  バーナビー「そうです! 絶対に、僕たち二人一緒にピストン運動すればハンドレットパワーにも負けませんよ」

  タイガー「そ……そうか? じゃ、じゃあ俺、頑張って内側ピストン運動させて早く動いてご主人様に喜んでもらうわ」

  バーナビー「頑張りましょう、タイガーさん」

  タイガー「おう。バニーちゃん」

  ライアン「流石ロートル専用……見事に騙されてるぜ」

  バーナビー「何か言いましたか、ライアン?」

  ライアン「いんや。それよか、そろそろパトロールの時間じゃねぇ? 準備はいいのかよ」

  タイガー「え? もう、そんな時間?」

  バーナビー「えぇ。ですが、問題ありません。そろそろ支度が整うはずですから」

  タイガー「メンテナンスも終わってるし、問題ないぜ」

  バーナビー「あんまりはしゃぎすぎて、また河に落ちないでくださいね、タイガーさん」

  タイガー「おう。バニーちゃんもな」

  バーナビー「僕は問題ありませんよ。今まで河に落ちたことは貴方と追いかけっこをしていた一度きりですから。あなたは三回も落ちているじゃないですか。壊され過ぎです」

  タイガー「だっ! それは俺のせいじゃねぇよ。そういうことはご主人様に言ってくれよ」

  バーナビー「そうですね……言える口があったら伝えるんですが……」

  ライアン「ま、俺たちじゃ無理だな」

  タイガー「……だな」

  バーナビー「あ、ご主人様たちが来たようです」

  タイガー「ん? 今日はライアンのご主人様も一緒みたいだな」

  ライアン「おやまぁ……。海の向こうの大富豪のオファーどうしたんだろうな?」

  バーナビー「それは僕たちの知るところじゃありませんよ」

  タイガー「ま、今日は全員でパトロールに行けるみたいだな」

  バーナビー「仕方がありませんね。この流れじゃ断れませんから」

  ライアン「それじゃあ、まぁ一回〆ますか」

  全員「TIGER&BARNABY with RYAN。HEROに代わりましてチェイサーがお届けしました」

  タイガー「これで健全って意味、ほんとにわかるのかよ?」

  バーナビー「健全すぎるくらい健全じゃないですか」

  ライアン「腐が絡まなければ、な」

  END.