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【クリスマス小説企画】クリスマスプレゼント【FANBOX試し読み】
[chapter:サンプル]
12月、日本も今やクリスマスシーズンの真っ只中であった。
「ねー冬菜、クリスマスの予定もう決めた?」
「私さ……春樹くんに告ろうと思うんだよね」
「えーとうとう? あたし応援するよ! 頑張ってね冬菜!」
とある高校の教室。そこでは二人の女子が話をしていた。
三田聖美と甲斐冬菜の二人はごく普通に暮らしていた女子高生で、中学からの親友同士だった。
冬菜には最上春樹というクラスメイトがいた。彼女は春樹と仲は良かったものの、好きという感情までは彼に打ち明けることができず、ずっと心にしまい込んでいたままだった。
聖美もそんな彼女の気持ちは理解していたし、冬菜の恋を応援しようと陰ながらアドバイスを続けていた。
そんな冬菜がとうとう勇気を出して告白しようとしている。聖美はそれがたまらなく嬉しかった。
12月24日の日曜日に、イルミネーションの前で、春樹君に告白。最高のシチュエーションでの一世一代の人生の選択。冬菜は本気でそう思っていた。当然親友である聖美はそれは同じだった。
「よし、あたしも見守ってあげる! もし成功したら夜2人でお祝いのクリスマスパーティーしよ! 25日は春樹君と、24日はあたしたちのパーティー!」
「聖美……ありがとうね。私頑張るから」
二人はがっちりと手を組み合う。冬菜と春樹のこれからの未来を成功させるため、そして、二人の友情のパーティーを成功させるために。
そして日は流れ、とうとう23日の夜となっていた――
「って感じで行こうと思ってるんだけど……」
「じゃあそうしましょう。それじゃ冬菜、健闘を祈ってるから」
「うっ……うん。じゃ、また明後日ね」
冬菜との通話を終えた聖美は、夕飯を食べに1階へと降りる。当事者でもないのに、聖美の心はドキドキと高鳴っていた。冬菜はきっと春樹とはうまくいく。学校でも仲は悪くないしきっと大丈夫。そう自分に言い聞かせた。
そんな聖美の前に弟の清一が話しかけてきた。
「お姉ちゃん、サンタさんにプレゼント頼んだ?」
「清一ったら、サンタさんは子供にしかプレゼントはあげないの。高校生のあたしはもうオトナ。サンタさんなんて来ないわよ」
「そうなんだ。でね、お姉ちゃん、明日のパーティーがね……」
そういえばそうだった。と弟の言葉ではっとなった。
三田家では毎年家族でクリスマスパーティーをやっていたのだ。しかし明日は冬菜の様子を見届けるという用事があり、さらに冬菜とのクリスマスパーティーの約束までしてしまっている。
親は友達とパーティーをすると言えば許可は貰えるだろう。今年くらいならいいか。弟には我慢してもらおう。聖美はそう思った。
「ごめん清一、あたし明日友達とパーティーやるんだ。だから今日はちょっと帰れないかも」
「えー! 僕やだよ! 断れないの?」
「ごめんね、この埋め合わせはちゃんとするから」
「やだ! お姉ちゃんと一緒にパーティーするんだ!」
清一は涙を浮かべ頑なに言うことを聞こうとはしない。それだけ聖美のことが好きなのだろうが、彼女にとってはそれがただのわがままに見えてしまった。
「いい加減にしなさい! 悪い子にはサンタさん来ないよ!」
「お姉ちゃんが勝手に約束しちゃうからでしょ! 僕知らなかったもん! 僕みんなでパーティーやりたいんだ!」
怒り出した聖美に刺激されたのか清一も声を荒げはじめる。聖美は明日のことで頭がいっぱいだったのもあってかつい怒鳴ってしまっていた。
「ああもう! そんなに誰かとパーティーしたいならサンタさんにでも頼めばいいじゃない! 来年ならいくらでもしてあげるから今年は我慢してよ!」
「っ!」
「あ……」
普段温厚な聖美が怒ったからなのか清一はびくりと反応して黙ってしまう。うつむく清一の目には涙が浮かんでおり、そこで聖美はやりすぎたと反省した。
「ご、ごめんね急に怒ったりして……でも、お姉ちゃんにも大事な用事があるの。本当にごめんね、清一」
その後の夕飯やテレビでも清一は暗い顔で俯いたままだった。
聖美は清一の機嫌が治らないことに後味が悪くなり、それでも明日のための準備をはじめなきゃと自分の部屋に向かう。そんな聖美に母親が話しかけてきた。
「聖美、清一がなんか落ち込んでたみたいだけどあんた喧嘩でもした?」
「お母さん……」
「清一に聞いたらお姉ちゃんがとかパーティーがとか言ってたけど……」
「ごめん、明日あたし友達とクリスマスパーティーするつもりで、家でパーティーできないんだ。それを清一に言ったら喧嘩になっちゃって」
「聖美ももうそんな歳なのね。私達は構わないけど、その様子だと清一結構食い下がったんじゃないかしら」
「うん……それでつい怒鳴っちゃって……明日清一に謝らなきゃ」
「うーん、清一には私からも言っておくわ。でも、怒ったことはちゃんと謝らないと駄目よ」
「わかってる……おやすみなさい」
「おやすみ、聖美」
母はそれだけ言うと寝室へ向かっていった。自分ももう寝ようと聖美は部屋へ向かう。
「着替えとかは明日にしよう……なんか疲れちゃった」
聖美はベッドに向かうとそのままどっと倒れるように眠りについた。きっと明日は楽しみで眠れないんじゃないか、昨日まではそう思っていたがその考えと反してあっさりと彼女は眠りに落ちていた。
窓にはちらちらと白い雪が見えていた。
――聖美が眠ってからいくつ時間が経っただろうか。
ベッドの上ですやすやと眠っている聖美の体に、異変が起きていた。
ビクン! と突然身体が跳ねる。その瞬間、小刻みに震えると、なんと聖美の身体は全体的に大きくなりはじめていた!
小柄だった身体はムクムクと膨れあがり身長は2m近くと女性にあるまじき大きさにまで伸び上がっていた。
変化はそれだけではなかった。身体のあちこちにムッチリとした脂肪がつきはじめたのだ。
腕は盛り上がり手はふっくらとした大きなものに、脚は太くなるのに反比例して長さを短くしていく。スリムだった腰や腹回りには脂肪がブクブクと増えはじめ変化が終わる頃には弾力のある太鼓腹がブルリと震えていた。
「うっ、ううう……」
妙な感覚に無意識的に声を上げる聖美。しかしその声も喉に膨らみができはじめる頃には低くしわがれたものへと変化していった。
上に沿って顔にも変化は訪れる。顎に脂肪が乗ってふくよかなものになる。さらに女性にも関わらず真っ白でふわふわとした毛が聖美の口元を覆いはじめる。逆にサラサラの黒髪はパラパラと抜け始めつるりとした禿頭になってしまった。
白い毛は顔だけでなく体にまで余すことなく生えはじめ、いつしか白い毛で覆われた肥満体へと聖美の身体は変化していた。
パンティの中では愛液を垂れ流していた秘所から女性とは異なる物が誕生しようとしていた。陰核が血管を張り巡らせながら膨張していき、陰茎のような形へと立派に成長を遂げた。いや、これはまさしく陰茎そのものだった。
「んんんんぅ!」
こうして聖美の変化は終わった。ただの老人のような姿になった聖美野太い声を上げるとそのままいびきをかいて深い眠りに落ちていた……
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