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「抱かせろ」
そう言って俺に卑猥な表情を向ける人間の姿をしたケダモノ。
(やめてくれ! もう散々兄貴に尽くしたというのに、まだ俺を貪る気か!)
そう思っていると、ケダモノは体を俺の前に投げ出し、挿入れてくれと言わんばかりに俺を誘惑する。
しかしこれは明らかに兄貴の行動ではなかった。兄貴はなんの躊躇いもなく俺を犯し、責め苛んでいた。それに対しこの可憐なケモノははにかみながら、欣然と猛り立った息子を俺に向け、微笑んでいる。
ここで俺の目が覚めた。眼の前にいたのは俺の兄貴でなく、リザードン♂のシリウスであったことに気がつく。シリウスの表情は優しく、兄貴の悪鬼のような顔とは似ても似つかない。
俺は喜びよりも安堵が先に来て、しかし同時にポケモンの指導者の立場にある俺が教え子を犯すことに罪悪感を覚えた。シリウスはそんなことを全く気にしていないようだった。それに、俺だってシリウスを愛していて、交尾をするのだってやぶさかではなかったんだ。
俺は覚悟を決めた。
「そんなに俺を愛していたのか…ありがとう」
そうささやき、俺は粗末なチ◯ポをシリウスの総排泄膣に挿し込む。俺達はバカみたいに交尾して、何べんも精を漏らし、身体のつながりを得た…と言えればどんなに幸せだっただろう。
俺の心は完全にシリウスに傾いていたはずなのに、体が言うことを聞かなかった。俺のチ◯ポは力なく萎んだままで、シリウスを受け入れようとしなかった。せっかく好きな相手とヤッてるのに、全く気持ちよくない。
シリウスが酷く傷ついているのは目に見えていた。いつもと違い、俺に絡んでこない。俺が話しかけたところでどうしようもない、しばらく様子を見ようと思っていた自分が憎い。シリウスは自分の身体を傷つけ、逝こうと試みた。
「シリウス、どうしたんだよ!?」
水しぶきが上がる音を聞き、シリウスの異変に気づいた。俺はガブリアスのドラコとともに、助けを拒むシリウスを引き揚げたが、シリウスの姿は痛々しかった。バトルで負けることが滅多にないだけに、傷ついたシリウスを見てショックだった。
ポケモンセンターに運ばれ、意識を失ったシリウスに俺は詫びることしかできない。
「ごめん、シリウス、俺のせいで…」
他のポケモンたちも、シリウスが自殺しようとしたことにはショックだった。パーティのエースとして注目を浴び、結果を出してきたから、自殺する動機なんて考えられなかったのだ。
ジョーイにもシリウスが自殺する動機があったのかと問われた。俺だけは事情を知っている。
「俺とこいつは愛し合っていました。それも、並の程度ではないほどに。それで、その…昨日の夜、一緒に『夜遊び』をしたんですけど…こいつは俺が自分を拒んだと思ったんです。本当はそんなことはないのに。」
ジョーイは何となく、俺の言いたいことを察したようだ。
「よくわからないけれど…シリウスの悩みを聞いて、あなたが本当はシリウスを拒んだんじゃないって伝えてあげて」
真実を知ったら、きっとシリウスは救われるだろう。そんな事はわかっているが、弱虫の俺は真実を全て伝える気にはなれなかった。俺の泥みたいな過去が、根底にあったのだから。
俺がまだジョウト地方の実家にいたときのある夜。
目を覚ますとビキニだけを身に着けた兄貴が、欲に満ちた表情で俺を見つめていた。一方で俺はというと、首輪をはめられ、生まれたままの姿で寝かされていた。
自分の目がイカれたのか、それとも悪夢か淫夢か何かを見ているのだと思った。
「おい、これはどういうことだよ!?」
「いい歳なんだからわかるだろ? 夜遊びだ。 俺がお前を掘るんだよ♂」
「掘るって…」
「ストレートに言わねえとわからねえか。 俺のチ◯ポをお前のケツにいれるってこと」
言われたことがすぐには理解できなかった。
「そ、そこのあなた、どうか助けてくださいよ!」
部屋のドアの前に立っていたヤクザの組員に向けて叫ぶ。
「坊ちゃん…どうにもできませんな。カシラの命令なんですから」
「カシラにここまで可愛がられるんですから、光栄なことですよ」
そう言って、組員たちは役に立たなかった。
俺の親父が亡くなった後、兄貴は16の若さでカシラとなったが、実質的に兄貴が組長みたいなものだった。組長含め誰も兄貴に逆らえなかった。
兄貴が、精液に濡れたビキニパンツを脱ぎ、重厚長大な聖剣を露わにする。
「だ、誰がお前となんかやるんだよ!」
「これまで200人以上の女とやってきたが、文句でもあるか? 男はお前が初めてだが」
「知るかよ、その汚えチ◯ポをしまえ!」
「ほーん、兄貴の言うことが聞けねえのか?」
兄貴が俺の身体を裏返し、渾身の力で俺のケツを引っぱたいてくる。痛さに呻く俺の様子に、組員、そして兄貴のバンギラスも流石に憐れみの目で俺を見た。こんなやつの下に付いてるなんてお前らアホかよ、と恨みがましく思った。
「お前、俺をなじっている割にはムスコが喜んでるぜぇ」
兄貴の言葉通り、俺の一物はどんどんおっ勃っていく。兄貴のやつ、俺に媚薬を飲ませやがった。兄貴を生理的に嫌っているにも関わらず、チ◯ポだけは気持ちよくなっているなんて。屈辱だ。
俺のケツが真っ赤になった頃、兄貴の攻撃がやみ、代わりに太くて硬いものがケツ穴に当たった。
「やめろ、何やってんだ、俺を壊すなぁぁぁ!」
ケツにチ◯ポを突っ込まれる感触がどういうものなのかはわからなかったが、少なくとも心地よいものでないことは確かだった。
もちろん俺の制止も虚しく終わった。
兄貴はためらいもなくチ◯ポをぶち込む。
「おぉぉ、やっぱ童貞のケツ穴は最高だな! ここまでシマリがいい穴にいれるのはいつ以来か…」
そう言いながら兄貴は腰を振り、俺を性の道具として存分に味わった。もはや兄貴はケダモノそのものだった。
「ほらほら、気持ちいいだろう?お前を気持ちよくさせてるんだから感謝しろよ」
兄貴の聖剣が俺のケツの性感帯と擦れるとき、確かに気持ちよくも痛くもあった。でも俺にとっては絶望と屈辱が上回る。よりによって兄貴におもちゃとして扱われるなんて。
そして兄貴は俺の中で果てた。
「そろそろイイか? あぁぁ、イグぅぅぅ♂」
よくわからない唸り声を上げつつ、兄貴は俺の中に精液をぶちまける。激しい快感と痛みが同時に身体を走る。痛いのか気持ちいいのか、恥ずかしいのかよくわからねえ。もうプライドを捨てて、大人しくイかされたほうがいいかもしれねえ。こんなことを何回か続けるうちに、俺は壊れた。
「ハァ、ハァ、…もっと、シて♡」
「そうかそうか、いい子だな、シモン。俺がしっかり性教育♂してやるよ」
そんな感じで明け方まで兄貴と交尾を続けた。
週何回か、兄貴に強姦され続ける生活を1年ほど送っていたが、ポケモンたちには黙っていた。黙っていたほうがいいと思ったからだ。特にシリウスなんかに伝えたら、兄貴を殺そうとするに決まっている。
俺はポケモンに罪を犯させることはしたくなかった。それに、シリウスは育ての親である兄貴のバンギラスやドラコに懐いていたし、他のポケモンたちも不自由はしていなさそうだった。だったら、俺が我慢すればいい。
それでも実家に居続けることには限界があった。シリウスたちを特訓のため組員たちに預けていたら、兄貴の指示で、シリウスたちが拷問を受けているという密告を受けた。
俺は何とかしてポケモンたちの居場所を割り出したが、俺がシリウスたちと会えたときには、俺のカイリュー♀のスピカが亡くなっていた。何でも、兄貴の仲間になることを拒み、拷問を受け続けた結果らしい。ポケモンたちは兄貴への復讐に燃えていたが、俺がやっとのことで思いとどまらせた。
実家での出来事は、家出してからも俺達に深い傷を残した。スピカの死の悲しみは、俺達全員が共有している。しかし俺のトラウマは俺一人で抱え込んでいる。
今でも俺は、裸や水着姿の人間を見ると恐怖を感じる。他人と話すことさえ、以前と比べ恐れるようになったと思う。
シリウスは助けてやりたいが、できればポケモンたちを、俺のヘビーな過去に付き合わせたくなかった。俺だって、自分の過去を振り返り、他人に話そうとしたら、忌まわしい記憶が蘇って再起不能になるかもしれない。
でも、シリウスは心から俺を愛している。もしかしたらシリウスこそ俺を救ってくれるかもしれない。
人間が好きでない俺は、ポケモンだけが救いなんだ。だから、せめてシリウスにだけは甘えたいと思う。
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