音が映像を呼んでいる

  オールナイトニッポン。

  ジェットストリーム。

  月の音色。

  これらの番組にはすべて始まりの音がある。その音を聞けば、誰もがその番組だと理解する。

  これはラジオに限らず、テレビだってそうだ。

  漫才や落語だって同じだ。M-1に笑点。その音を聞けば次に何が始まるか予想できる。

  吉本新喜劇なんてすごく分かりやすい例だ。

  格闘技にも始まりの音がある。プロレスを見たことがない人でも、新日本プロレスの音楽を聞けば、何となく理解できる。

  アニメだとドラえもんやアンパンマン。ゲームだとドラゴンクエストにファイナルファンタジー。

  映像がなくても、音で分かる素晴らしさ。

  音には、脳内で再生できる映像装置が含まれている。

  一度でもそれを目にすると、音楽が脳内の映像と結び付けてくれる。

  出発の音色は誰しもが持っていて、誰しもが共有できる話である。

  そこから生まれる会話もまた、これから始まる出発の音色である。