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〜熊森雷太視点〜
達也君がいなくなって間もない頃俺達は泣きながら研究所に戻ってきた。彼を失ったことを翠川さんも残念そうにしていた。その数分後に街中に怪人が出たということでヒーロー達に収集がかけられていた。勿論俺達がいる翠川研究所にも…達也君がいないというのにこんな事態になっていることを俺は許せなかった。
「達也君を攫っていった烏賊怪人が許せない…。」
「それはみんな同じだよ。でも今は街中に出現した怪人の討伐が先だよ。それが終わってからでも遅くないよ?雷太が達也君を探したいのは分かるけど今は我慢してヒーローとしての威厳を保とうよ。」
そんなこと分かってる…手に力が入り拳を作っている。怪人を見つけたら仲間を奪っていったことを理由に殴り倒してやりたいと思っていた。
「それでは出動してくれ。私は研究所で怪人の位置情報を探ってみる。わかったら君達のヒーローウォッチに通信しておくからな。」
話していると遠くで爆発音がした。もう戦闘が始まっているようだ。俺達も走り研究所を出ると触手の大群が目の前に溢れていた。しかし俺達には見向きもせず何かを探して動き回っている。とりあえず変身しようとヒーローウォッチを翳す。その瞬間触手達が一斉に攻撃してきたのだ!紙一重のところで躱したが触手の攻撃は止まず俺達に集中してくる。避けながら周りを見てみると住民達には見向きをしていない。こいつの狙いはまさか…ヒーローか?咄嗟の判断で俺はヒーローを解除してみた。
「雷太!?何を…あれ?触手が攻撃してこない…。」
「多分ヒーローを見たら攻撃してくると思うんだ。お前らも解除してくれ。」
「住民には見向きをしていないな…そういえば今まで住民達に攻撃してくる所を見たことがないな。」
「変身するなら死角になるところか怪人が出現した時にしないとな。触手達と闘ってたらすぐに精力が枯渇しそうだ。雷太、達也君がいなくても周りが見えてるじゃないか。それなら大丈夫…とは言えないけど。」
「よし…行こう。怪人に達也君の居場所を吐いてもらう。爆発音のしたところにいるはずだ。」[newpage]
爆発音のしたところに到着した。そこに沢山のケモヒーロー達が集結しているようだ。怪人は…いた。俺達は今物陰に隠れて怪人の様子を探っているところだ。
「出たな触手怪人!みんな!奴を倒して街を平和にするぞ!!さあ覚悟しろ!大人しく殺されるんだな!!」
怪人はヒーロー達に囲まれて怯えているようだ。そう思い込ませて攻撃する魂胆だな…!俺も加担しようとヒーローに変身し物陰から出ようとしたその時である!
「い…や…ああ…ああああああ!!」
怪人の目から涙が溢れ甲高い声が街中に響く。その瞬間触手が暴れ出しヒーロー達に襲いかかる!その場にいたヒーロー達はみんな触手にやられ精液を採取される。そして精液を採取し終わると触手達はヒーロー達の体をもてあそび栄養分として吸収してしまった。
「また触手怪人かよ…俺苦手なのに…。」
「はいはい、我儘言わない。僕達で触手を翻弄しながら雷太は遠距離から攻撃してよ。」
虎一達が怪人の方に向かっている。触手は怪人とは関係なく勝手に動き出し彼らを攻撃しだした。怪人はというとその場で動かず目から涙が溢れているのだった。
「今までの怪人と随分違うな…まあいいか。さっさと倒して達也君を探しに行こう!」
三人は触手を翻弄し怪人から引き離すと俺は俊敏モードを使い怪人の懐まで走った。そして雷属性の技を使って留めをさそうとした…その時である。
『く…熊…森…君…殺…して…私を…殺…し…て…。』
小声で聞き取り辛かったが俺の名前を呼んだので攻撃を止めてしまった。なんで俺のこと知ってるんだ?
「雷太何やってるんだ!早く留めをさしてくれ!俺達の体が持たない!」
「分かってるよ!だけどこの怪人…倒していいのか?何か嫌な予感がするんだ。生け捕りにして達也君の居場所を聞き出したいんだ…。」
「駄目だ!早く殺すんだ!」
『熊…森…君…殺…し…て…。は…や…く…。』
どういうことだ?俺のことを知っている怪人なんていないはずだ。もしかしてこの怪人は…そう思っていると触手達が俺に向かって攻撃してきたのだ!俺は何も出来ず目を閉じその場でしゃがみ込んでしまった。
『や…め…て…攻撃…し…な…い…で…。』
目を開けたときには触手は俺の目の前で止まっていた。怪人が止めてくれたのか?顔を見ると涙で溢れ悲しそうな表情をしている。そして俺の方を見るとホッとした表情になりそのまま倒れてしまった。
「倒したんだね。雷太も無事で良かったよ。」
「この怪人…俺を呼んでた。それから触手から守ってくれたような気がする。」
「そんな怪人聞いたことないぞ?でもこれで街に平和が…ってまだ触手残ってるぞ?雷太、留めさしてないのか?それなら俺が…。」
「放っといてもいずれ死ぬんじゃないか?それより達也君を探しに行こう。」
俺はあの怪人を殺すのに何故か躊躇していた。不安は残っているが俺はヒーローを解除して達也君を探しにその場を去った。[newpage]
〜熊村吾郎視点〜
俺は漸く薬を完成させ爆発音のしたところに走って来た。そこはもう戦闘が終わっているようで怪人が横たわっているのが見えた。
「達也君…よかった…。今薬を飲ませてやるからな。」
俺は達也君に薬を与えてみる。効果が出るのは丸一日。その間にヒーローが来て殺されるかもしれないと思い俺は彼をお姫様抱っこし自分の゙家へと運ぶ。物陰に隠れながら様子を見ていたが住民達は既に避難しているようだ。街は閑散としていて誰もいなかったのが幸いだった。そして数分後…
「…また暴走するかもしれないな。その間はここで隔離するしかないか。住民を攻撃しなかったのはまだ達也君の意思が残っている証拠だな。」
俺にはこれしか出来なかった。後は達也君が元に戻っていることを願うしかない。
「さて…これからどうする?このままにしておくのはよくないな。…仕方無い。」
俺はヒーローウォッチである人物に連絡をとる。本当は嫌なのだが彼には本当にお世話になっているからな…。
「龍、元気か?俺だ。」
『翠川研究所だ。もしかして…吾郎君か?』
「ああ…今怪人を確保している。その怪人なんだが…龍が知っている人物なんだ。」
『いやいや、そんな怪人いないだろ?』
「驚くなよ。お前の研究所で働いている…達也君だ。」
『なんじゃと!?それで彼はどうして怪人に…。』
「話せば長くなる。それより俺の家知っているか?そこまで来てほしいんだが…なるべくヒーロー達に気づかれることなくこっそりとな。」
『…なんということだ。私はヒーローではないから機能は使えない。研究所が空だと実体が現れて怪人達に気づかれるかもしれぬ。それならお前さんの力でなんとかするのだ。薬の開発に没頭していたお主なら救えるかもしれないからな。』
「とりあえず達也君は俺が預かればいいんだな。これはそこにいる奴らには話すんじゃないぞ。」
『分かっておる。頼んだぞ。』
頼りになると思っていたが龍は来れないようだ。とー
『せ…い…え…き…。』
怪人が何か言葉を喋っているようだ。小声だったがなんとか聞き取れた。精液?…そういえば洗脳薬と一緒に注入されていたな…。与えたらなんとかなるのか?と思い自慰して精液を出し怪人に与えてみる。怪人は触手を使い精液を掃除機のように吸い取った。
『も…っ…と…。』
怪人の顔が少し喜んでいるように見えた。これでは少なかったのか俺の股間に触手を取り付け上下運動させる。
「やめろ!俺はヒーローじゃないんだぞ!」
怪人は否定的の言葉に反応したのか触手を股間から離す。やはりまだ達也君の意思が残っているようだ。
『吾…郎…さ…ん…こ…ろ…し…て…。』
精液を与えた衝撃で怪人は俺の名を呼んだ。もしかすると助けられるかもしれない!そう思った俺は調合室に行き自分の精液を薬と混ぜてみる。その時である。ガシャーンと硝子が割れた音がした。急いで戻って見ると怪人がいた部屋の窓硝子は割れもぬけの殻になっていた。外を見ると怪人その場で立ち尽くしていたのが見えた。[newpage]
〜熊森雷太視点〜
街中は未だに触手で溢れている。やはり怪人を倒さないと収まらないようだ。達也君を探しに歩き回っているとガシャーンと硝子が割れた音がした。そこに行ってみると一軒の家が建っていて…その目の前に怪人がいた。
『み…み…ん…な…。こ…な…い…で…。』
「雷太、やはり殺してしまおう。このままじゃ街で溢れている触手は消えないぞ?」
「…よし。みんな!やるぞ…!」
俺達はヒーローに変身して怪人に立ち向かう!怪人はその場で動かず攻撃もしなかった。やはり何か変だ。こんなにあっさりと倒していいのだろうか。とー
「待ってくれ!話を聞いてくれ!」
家から誰かが飛び出してくる。それは俺達よりも身長があり屈強な体躯のある熊獣人だった。その熊獣人は怪人の前に立ち塞がり俺達を止める。
「聞いてくれ!この怪人は…殺しては駄目だ。」
「なんでだよ!俺達ヒーローは怪人を倒すのが仕事だろ?怪人を匿うなんて聞いたことない。あんたももしかしてヒーローなのか?」
「そうだ。俺は熊村吾郎。確かにヒーローだが理由あってこの怪人を匿っている。この怪人は…お前らの知っているやつなんだ。」
「何だと!「待て虎一。俺も何か不安を感じて殺さなかったんだ。俺は…この怪人を知っている気がする。あの時…俺の名前を呼んだんだ。」」
「お前らには話した方が良さそうだな…ここでは分が悪いから俺の家に入ってくれ。」
吾郎さんは怪人をお姫様抱っこすると家に入っていってしまった。俺達も続いて家に入る。中は閑散としていて何かあったように物が散乱していた。
「まずは俺のことだな。俺は三十路で…大工の仕事をしながらヒーローをしている。俺は悪の軍団のアジトに捕まって執拗に精液をされていて…その時狸獣人が捕らわれてきて俺のいる精液採取室に連れてこられた。」
「狸獣人って…達也君が!?」
「彼は自分のことを俺に教えてくれた。その時俺の精液と洗脳薬を注入され怪人になってしまった。そして今ここにいるのは…達也君だ。」
「今でも信じられない。でも俺の名前を知っているのは翠川研究所にいるメンバーだけだ。」
「そうだよな…それより吾郎さん。俺達に出来ることはあるのか?」
「…出来れば監視していてほしい。今彼の体は寄生虫が侵食しているんだ。もうその薬を与えてみたのだが効果が出るのは丸一日なんだ。」
「それで達也君は元に戻るのか?」
「分からない…でも出来ることはする。お前らも達也君と一緒にいたいだろ?」
「勿論だ。ちゃんと助けてくれよ。」[newpage]
とりあえず吾郎さんの家に厄介になることにした。吾郎さんは怪人…達也君を俺達に任せ自分の部屋に籠ってしまった。どうやら彼は怪人のために薬を作ろうとしているようだ。俺達はその間怪人を監視してないといけないのか…と思っていると虎一達はそれを放棄して部屋の中を物色していた。結局俺が見てないといけないのか…。とー
『せ…い…え…き…。』
怪人が何か言葉を喋っているようだ。小声だったがなんとか聞き取れた。精液?…そういえば洗脳薬と一緒に注入されていたと言っていたような…。与えたらなんとかなるのか?と思い俺は自慰して精液を出し怪人に与えてみる。怪人は触手を使い精液を掃除機のように吸い取った。これでは少なかったのか俺の股間に触手を取り付け上下運動させる。俺は抵抗して離そうとするが触手には襞が付いていて…更に玉の部分まですっぽりと覆っていた。俺は耐えきれず大量に精液を出してしまう。
『もっと…お前の精液をよこせ…。』
怪人の動きが早くなる。同時に触手を俺の尻に持っていき捩じ込むと出し入れしながら腸内を刺激させる。快感に襲われ俺は喘ぎ声を出し何回も果てて射精してしまう。奴の中に俺の精液がどんどん流れ込むと同時に意識が朦朧としていた。
「やめてくれ!俺はヒーローじゃないぞ!!」
怪人は否定的の言葉に反応したのか触手を股間から離す。漸く離してくれたが俺のものからは精液が垂れてしまっていた。尻に入れられた触手が抜かれるとビュッと精液を出してしまいそれを触手が綺麗に吸い取った。
『貴方はヒーローじゃない…ヒーローの精液…ないと生きていけない…邪魔…しないで…。』
怪人から凄い力を感じる。怪人に精液を与え過ぎたせいで…その怪人は俺を吹き飛ばすと街の方に行ってしまった。その音に吾郎さんが気づいて部屋にきたのだが…
「お前ら!一体何をしたんだ!?早く追わないとヒーロー達が来て殺してしまうぞ!」
吾郎さんはヒーローに変身して家をでていった。しかも二階の窓から。俺のせいで…それはともかく俺達は怪人を探しに街に向かうのだった…。
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