灰色を人生を歩んだ神父様が、オスの羊竜人サキュバスと出会い、人生に色を付け加える話

  この作品にはこれらが含まれています

  :Transfur(合体による変化)

  :ケモホモ

  :合体

  以上が大丈夫な方はどうぞ

  『ゲホッゴホッ!!・・・ふぅ・・・』

  ボロボロの教会にある正面ドアへと続く階段に座って咳き込む老人

  グレーのフサフサした髪に、グレーの口髭を生やした老人が咳き込んだ際に、その手のひらには血が少量こびりついていた

  老人は結核の病にかかり治療方法も無い為、長くは無かった

  『むぅ・・・恥ずべき者としての末路がこんなにも寂しいとはのぅ・・・』

  老人は残念そうにため息を吐いて淡々と独り言をつぶやいた

  『あの時、自分に嘘をついて生きていれば・・・もう少し色があった人生だったかもしれなったかのぅ・・・』

  -------

  50年前・・・

  首都から一番離れた小さな村にある一人の神官が現れた

  20歳ぐらいの若々しく、凛々しい振る舞いとクールな青い瞳に清潔な茶髪のショートヘアのイケメンだ

  村には棄てられた教会があり、本国から教会を預かる者として、人口50人にも満たない小さな村に配属された

  そのルックスと優し気のある振る舞いは村の女性たちを虜にし、25歳になり教会も立派に修復された頃には

  20半ばの未婚の女性たちに全員に告白やお付き合い、結婚も申し込まれた

  だが若いイケメン神官には一つの信念があり、どんなに美しい女性でも全て断った

  その信念は【誰かが不幸になる嘘はぜったいにつかない】という信念だった

  若いイケメン神官は女性に好意を抱いた事は人生で一度も無く、好意があったのは常に同性の男性だった

  女性たちの申し出を受けてしまえば、好きでもない人と過ごす事になり、そうなれば妻を大事にする事などできない

  そういった類から綻びが起きてその先必ず不幸になる、それを誰よりもイケメン神官は理解しており、断っていた

  そして30歳を迎える頃になると回りの目はがらりと変わった

  この世界では29歳までに結婚しなければ恥ずべき者として罵られる風習があった

  結婚し子を残さなければ国や村の繁栄の妨げとなる事から三十路を過ぎて未婚の者は村や国の貢献を怠った者として罵られる

  神官は神父となって教会の管理を続けていたが、教会にイタズラや、殺害予告の手紙などの嫌がらせが目立つようになった

  だが神父はそれでいいと思った、自分の気持ちに嘘をついて妻を作り相手を不幸にするよりも自分が不幸になって誰かの幸せが成されるのであれば良いと

  この村の中で真に一番良き心を持っているのは神父だと誰も気が付かぬまま蔑まれる人生を歩んだ

  そしてそのまま神父としての役目を続けながら50年間こうして教会に居続けた

  だが死期が近づくにつれ、記憶を振り返る事が多くなり、色の無い人生だと改めて実感して虚しくなるだけだった

  『私の命もあとどれだけ続くかのぅ・・・本当であれば看取ってくれる者が居ればのぅ・・・む・・・?』

  神父は教会の側にある草むらがらガサガサと音が聞こえ

  またいつもの嫌がらせだろうと思い、目を細めて警戒していたが

  草むらから出てきたのは、人ではなかった

  一見モンスターや魔物に見え『ッヒェェ!』

  神父がおびえて慌てて階段から立ち上がると、そのモンスターらしき生き物は力なくその場に倒れた

  『!?』

  神父は駆け寄って近づいてみると、そのモンスターは羊と人と竜を掛け合わせたような容姿で全身から灰色の体毛で覆われている

  人のように手足があるものの、足は羊のように逆関節の脚にドラゴンのような足

  尻尾はドラゴンのようにしなやかで長い尻尾

  背中にはコウモリのような黒い翼が生え、胴体や腕は筋肉質な男性の体付きをしている

  頭部も羊をベースとしている形に見えるが2本の長い角とマズルの顔たちからドラゴンのようにも見える

  全身傷だらけで気を失っていて危険な状態だった

  神父はその魔物を見るや、その力尽きそうな魔物が自分と重なって見えてしまい『魔物の命とてそれは、尊き命・・・この私の命どうせ散るなら生かせる者を生かすべきだな』

  神父は魔物を教会に引きずって自分の住まいがある地下室に何とか運び込み、治癒の術で癒し

  緊急用に用意していたいくつかのポーションで回復させる

  瞬く間に傷口がふさがっていき、苦しんでいた魔物は穏やかな表情でスースーと眠る

  神父は一安心して魔物の体を改めてよく見るが、見た事も聞いた事も無い魔物だが眠る表情だけは、どこか穏やかでとても害を加えそうな魔物には見えなかった

  それに神父の目にはもう一つ気になる事があった

  それは魔物の体付きがすさまじく、衰えていた恋心をくすぐられるような体をしていたからだ

  人間とは違う、毛、角、爪、尻尾といった人に無い要素で構成された体はどこか心惹かれ、ついつい大きな胸筋へと手を伸ばして優しく触ってしまう

  『硬い・・・まるで鋼のようだ・・・』

  神父は魔物の腹筋や上腕二頭筋を見て、物欲しそうにソワソワした顔で『た・・・助けたんじゃ・・・それに私もそう長くはない・・・少しばかりワシの思う通りにしても・・・罰は当たらんじゃろう・・・っ』

  魔物の腹筋や、腕、足と、その筋肉を確かめるように触っていると体が少し汚れている事に気が付いて

  『体が汚れておるな・・・ゴクリ・・・こ、これは体を拭いてあげるだけじゃ・・・決して淫らな事ではないっ・・・』

  濡れたタオルで顔の体毛を噴き上げると、土で汚れていた白い体毛は純白ともいえる真っ白な毛並みで、それはとても美しい物に見えた

  体の隅々を噴き上げ、そして股の回りを拭きあげる

  神父はドキドキしながら股の回りを拭きあげていくと、その股は女性とよくにた膣がある事に気が付き『じょ、メ、メスなのか・・・?この魔物は・・・!?・・・』

  ドキキッ♡

  体は男なのに股だけはメスというギャップに胸が躍ってしまう神父、その脳裏にはこの魔物とどこまでも添い遂げたい、そんな思惑が頭から離れずにいた

  『い、いかん・・・そ、そんな事はしていいはずがない・・・神父と魔物が付き合うなど・・・か、神もそれは流石にお許しになるはずが・・・・・・うぅ・・・』

  否定したくなかった、自分の欲を

  そんな時魔物が体をビクッ!と震わせ

  『うぐっ・・・っ・・・』と魔物が目を覚ました

  神父は慌てて魔物に密接していた体を引き離して椅子に座り平常を装う

  目を開けた魔物は羊と似たような横に伸びた瞳孔に黄色の目で吸い込まれそうな瞳をしていた

  その魔物は神父と目が合うや不思議そうに尋ねた

  魔物は自身の体を見ると傷が癒えている事に気が付いて

  『なぜ神官である貴様が魔族である俺を助けた?』

  神父は思い残す事はないと言わんばかりの笑顔で『私はもう長くない、生きられる者が目の前に居るのならば手を差し伸べるの神官としての務めさ』

  魔物も少しばかり気まずそうに俯いて『悪いな爺さん・・・俺もそう長くないんだ』

  神父は驚くと魔物はどこか自分と似たような目つきで語った

  『俺はこう見えてサキュバスなんだ・・・男のインキュバス、女のサキュバス、どちらでもなく中間の存在だ、同族からは馬鹿にされ、追放され、彷徨い続けた挙句、今の俺は誰一人からも”食事”できず俺はあと数日で消える』

  神父は首をかしげて『インキュバスやサキュバスには人を惑わして性交すると聞いたが・・・?』

  『それはサキュバスの手段だ、生憎俺は攻撃魔法に長けたインキュバスとしての魔法を持ちながら、体の仕組みはサキュバスというアベコベな魔族なのさ』

  神父はこの時、胸の中でぜひともこんな素敵な魔物相手なら自分の精を食わせてやりたいと心の中で燻るが、それをグッとこられえて質問する

  『それならば攻撃魔法で人を脅して性交すれば良かろうに・・・』

  魔物はフッと鼻で笑って『怯えた相手とヤッたって、ちっとも楽しくねぇさ・・・相手の恐怖した顔・・・俺はそれが嫌いで嫌いでたまらなかった・・・だからこのまま朽ちて死のうと思ってたのさ』

  神父はまるで自分と似たような境遇の魔物に心が惹かれ

  『そんな・・・自ら生を諦めるなんて・・・』

  魔物は申し訳なさそうな顔つきで『悪いな神官さん、でも・・・最後に神官さんと会えてよかったよ、人間の暖かさ・・・これを知れただけで俺はもう満足だ・・・邪魔したな』

  魔物は階段へと向かった時、神父の心の奥底で燻っていた思いをぶつけるように

  『ま、待ってくれっ!』

  『・・・?』

  神父は顔を赤らめてモジモジしながら『も、もし男の精液が必要なら・・・私のを・・・ッ!』

  魔物はギョッとした顔で『おいおいっ!俺は魔族だぞっ!?それに・・・こんな羊ドラゴンみたいな化け物と・・・性交なんて・・・したくないだろ・・・?妻だっているんだろ!?』

  神父はある言葉を呟こうとしたが、喉にその言葉が突っかかる、72年間産まれて今まで誰にも打ち明けてこなかった言葉だ

  神父は顔を赤くさせてモジモジさせながら、覚悟を決めた目つきでカッと見開いて『ワ・・・私は・・・その・・・独身じゃ・・・・・・男性が・・・好きなのじゃ・・・お、お前さんのような・・・筋肉質な男性に・・・それに・・・その人間とは違う体に心惹かれているんじゃ・・・』

  魔物は時が止まったかのようにピタリと動きを止めて10秒ぐらい経つと『ふっ・・・アッハッハッ!!俺も男が大好きだったが、それはサキュバスとしての本能だと思ってたが・・・人間にも男が好きな人物がいるなら・・・これは運命だな・・・神官さん・・・名前を聞かせてくれ』

  『わ、私の名前は・・・アグレイ・・・』

  『俺の名前は、レドラン』

  アグレイ神父は魔物レドランにモジモジしながら『わ、私の”アレ”はもう50年近く起った事はないのだが・・・大丈夫じゃろうか・・・?』

  レドランは優しくアグレイを黒いコウモリの翼でソッと包み込み、顔を近づけて『大丈夫だ、一度も出した事が無いのだろう・・・?俺はサキュバスだお前の心が俺に向いているなら・・・きっと・・・』

  翼で包み込まれ、レドランのモサモサした筋肉質で立派な胸筋の胸が、アグレイ神父の目の前まで迫る

  鼓動が今まで経験したことないほどドキドキし、始めての恋を体験する

  《心臓が・・・破裂してしまいそうだっ・・・!これが恋なのか・・・!?》

  レドランはアグレイ神父の背中に両手を伸ばして強く抱きしめて『俺は密かに思ってた・・・生きたいって・・・!サキュバス達みたいに体の中を相手で満たし・・・その幸福と高揚感に包まれるような幸せな思いをしたかった・・・アグレイ神父・・・最後の確認だ・・・本当に・・・本当にいいのか?俺も初めてで興奮が収まらないんだ・・・!』

  アグレイ神父は、人ならざる者の大きな胸にギュッ・・・と頭を付けると耳からレドランのドクッドクッ!という強い鼓動の音を聞き取り

  ドキドキしているのはレドランも同じだと分かったアグレイ神父は『レドラン・・・私は主が好きだ』

  レドランの6つに割れた腹筋にピンク色に光り輝くハート形の淫紋が浮かび上がり

  『ッハァ・・・♡ハァ・・・♡これが・・・サキュバス達の言ってた受け入れって奴なのかっ・・・!?腹がキュンキュンして・・・うぐあぁぁっ♡ア・・・アグレイ!お、俺の股にチンポを入れてくれぇぇぇっ♡』

  レドランは表向きで床に寝そべり、モサモサした股に手を当てて毛を広げると縦に割れたスリット状の穴から透明なトロトロした液がピュクピュクとあふれ出ていて

  その透明なトロトロした液体はまるで熟れた果実のような甘い香りを漂わせ、アグレイのチンポに若かりし頃を思い出させる

  アグレイの老いた陰茎を包む皮はシワシワになっているが、中身は衰えを感じさせないほどギンギンに起っている

  アグレイは始めての性交がこんなにも滾り、心が燃えるような感情に包まれた事は人生で一度も無かった

  それと同時にアグレイの背後には重くドッシリとした事が突っかかっていた

  それは人間と魔族がこうして淫らに交わる事への背徳感

  それから神官でありながら魔族と交わる事

  だがアグレイの頭には一人寂しく教会に座る灰色の自分の姿が見えた

  『神様っ・・・こ、こんな灰色な人生なら・・・最後くらい色を付けてもいいですよね・・・?きっとレドランは神様が私にくれたプレゼントなんだ・・・!最後ぐらい私らしく生きるチャンス・・・!今日・・・今晩は・・・!私を曝け出していいんだっ!もう我慢しなくていいんだ!相手は私を受け入れてくれているっ!!』

  アグレイは神官服を脱ぎ捨てて全裸になり、レドランの6つに割れた腹筋に飛び込むように抱き着き

  そのチンポをレドランのグジュグジュになったスリットにねじ込む

  レドランは始めて味わう交尾の味を知り『こ、これがセックス・・・!アグレイで私が埋め尽くされて行くっ・・・!あぁっ♡もっとだっ!!俺に生きる糧をくれぇぇぇ♡』

  アグレイもチンポにまとわりつくレドランのスリットの中に広がる、相手を絞りつくす事に特化したサキュバスの穴を感じ『こんなにも・・・!自分の心が満たされる事がかつてあっただろうか!?もっと・・・もっと!!』

  レドランのスリットがアグレイの老いたチンポを飲みこみ

  アグレイは腹の中の前立腺が燃え滾り、レドランはその淫紋と初めての体験に腹をキュンキュンと疼かせ

  互いの人生に欠落していた何かを相手で埋めていく

  アグレイは性交なんて初めてしたのにも関わらず、体に残っていた本能が腰を動かし

  レドランもアグレイを求めるようにその逆関節の大きな足でアグレイの腰をがっちりと掴んで求める

  ジュップ・・・ジュッポ・・・とスリットからピストンされるアグレイのチンポはサキュバスが分泌する催淫成分がたっぷり混ざった薄いピンク色の半透明なヌルヌルした体液を帯び

  アグレイはチンポを通してさらに高揚していく

  『こ、この体に渦巻く何かは・・・魔力なのかっ!?レドランの魔力を感じるじワイッ!!』

  レドランは頬を赤くさせズドンズドンとチンポをねじ込まれる度に腹の中から湧き上がる暖かさを感じ『これが・・・人の魔力・・・ぁぁ・・・もっと・・・もっとだアグレイッ!!俺に・・・あんたが持つありったけの愛をくれっ!!』

  『うぐおぉあぁぁっレドラン!!』

  『んはぁぁぁぁっ・・・アグレイッ!!』

  二人の初めては互いの心を満たし、すぐに絶頂へと至った

  アグレイのチンポからは72年間溜め続けた精液が噴水のようにあふれ出す

  ドビュルルルルルッ!!

  そして初めて相手の精液を体内で満たしたレドランは腹へと注がれる幸福感に満ち

  6つに割れた腹筋をアグレイの精液で太らせていく

  『あぁっ・・・!あぁぁっ♡アグレイの精液が・・・渇き果てた俺の命の湖に満たされて・・・あぁ・・・♡あぁ・・・!これが生きるって事なのかっ・・・!』

  アグレイのチンポは精液を留める事を知らず、ドクドクとまだ脈打ち『うぐおぉっ・・・あぁ・・・ワシの中に溜め込んだ全てが・・・抜けて・・・レ・・・レドラン・・・ワシはっ・・・--』

  アグレイは初めての射精による膨大な射精量と快感で気絶してしまい、レドランも初めての食事にしては膨大すぎる量の精液を食らってしまった為に同時に二人はチンポとスリットが繋がったまま気絶してしまう

  ------

  二人は翌朝に目が覚め

  アグレイは慌ててレドランからチンポを引き抜いてタオルで体を拭く

  レドランの腹もすっかり精液の吸収を終えて腹筋腹に戻っており

  二人は初めて性交のすごさを思い知り、レドランが顔を赤らめて『こ、これでお互い童貞卒業だな・・・』

  アグレイは恥ずかしそうにコクコク頷いて『そ、そうだな・・・』

  レドランは脳裏で燻る欲求で股を触って下半身モジモジしながら『アグレイ・・・もし・・・嫌じゃないのなら・・・また精を食わせてくれ・・・』

  アグレイも顔を赤らめて『わかった・・・レドランが構わないのなら・・・いつでも私の精を食ってくれ・・・』

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  こうして二人の関係が築き上げられ、毎晩二人は教会の地下で性交に耽り

  レドランもアグレイも心も性欲も満たされていた・・・

  だがある日・・・

  性交を終えた直後にアグレイが咳き込んで『ゲホッゲホッ!!っ・・・すまないねレドラン・・・』

  アグレイの口から血が垂れているようすを見たレドランは心配そうに『アグレイ・・・!?』

  アグレイは苦笑いしながら自分のチンポを指さし『前にも言ったと思うが私はそう長くない・・・私の”コレ”が元気になった分・・・体が悪くなったようじゃな・・・ハハハッ、ゲホッ!!ゲホッ!!!』

  レドランはそのアグレイの死期が迫っている事を悟り、拳をギュッ!と強く握って『いつまで持ちそうなんだ・・・』

  ゼヒューゼヒューと肺から苦しそうな息の音を響かせながら

  『そうだね・・・いつ息が止まってもおかしくないかな・・・ここ数日、息をするのが辛くて辛くてね・・・レドランの為と思って頑張ってきたけどそろそろ限界かな』

  レドランは意を決したようにアグレイを見つめ『アグレイ・・・生きたいか・・・?』

  アグレイは少し苦笑いをして『レドランと会う前は死にたいって思ったけど・・・レドランと生きていられるなら・・・生きたい・・・かな、でもそれは無理と分かってるよ』

  諦めたようにアグレイは俯き悲しい顔をレドランに見せたが

  『無理じゃないっ!』

  ガッチリとレドランはアグレイの両肩を両手で掴み、アグレイがレドランを見ると、レドランは真剣な眼差しで『アグレイ・・・もし・・・もし良いのなら・・・俺と一つになって一緒に生きてくれ・・・』

  アグレイは首をかしげて『一つにとは・・・どういう意味だい?』

  『言葉通りさ!体も意識も何もかも一つにしてしまうんだ・・・融合後はどうなるのか分からない・・・でもアグレイが生きられるのは間違いない』

  アグレイはその言葉を聞いて『で、でもっ!それじゃレドランが・・・!』

  だがレドランは優し気にある笑みで『アンタに貰った命さ、それに俺はアグレイと一つになるのなら悪い気はしない』

  大好きな相手と一生体を一つに二人で一つになって歩むのなら・・・それはアグレイにとっても本望だった

  『レドラン・・・私は生きたい・・・二人で・・・!』

  レドランは力強く頷いて『さぁ儀式の準備をしよう』

  ------

  教会の地下に部屋の床一面に魔法陣をレドランが書き上げ

  その規模の大きな魔法陣にアグレイは、これから本当にレドランと一つになってしまうという事に実感が湧いてきた

  レドランは魔本陣の中心に立ち『いいかアグレイ・・・この術式はお互いがどれだけ相手を求めあえるかによって成功の確率は変動する・・・つまりアグレイと俺の求愛率によっては失敗する可能性もあるんだ』

  アグレイはレドランを心配する目で不安そうに『失敗したら・・・?』

  『融合が中途半端になって二人ともお陀仏さ』

  『そ、そんなっ!』

  だがレドランは自信満々の顔でアグレイを見て『だけどそんな失敗はしないさ、俺とアグレイはまるで運命を手繰り合わせたかのような存在だ・・・きっとうまくいく』

  アグレイは涙目でレドランの好意にうれし涙して

  魔法陣に赤い光が広がって行く

  やがて赤い光は球体を描くように立体的な形へと変化していき、二人の体を包むように球体の魔法陣が出来上がる

  アグレイは体全身がレドランによって包み込まれるような温かさを感じ

  直接自分の魂にレドランが入ってくるような感覚が始まり

  自分に対するレドランの思いが頭や体、魂に駆け巡り、同時に自分もレドランを欲する

  2つの体は少しずつだがトロトロと溶けはじめ球体の魔法陣の中で溶け合い混ざり合い始める

  これほど安らいだ気分になるのは初めて、まるで母親のお腹の中にいるかのような安心感で包まれ

  二人の意識は求めあうように溶け合っていく

  そして体が混ざり合い新たな体が魔法陣の中で形成されていく

  片方の翼は白く、体に生えていた灰色の体毛は白と黒が交差した模様を体に描き

  それはアグレイが持っていた神父としての聖属性の魔力とレドランが持っていた闇の属性が混じり合ったかのような色合いの体で

  姿の形そのものはレドランのカラーリングが変化しただけだが、はっきりと中身は変わっていた

  体の形成が終わり魔法陣がバリィィン!!と割れ、地面に立つと

  『ん・・・ここは・・・?』

  『私の部屋・・・?』

  顔の半分が灰色の体毛で顔の半分が白い体毛で覆われていて

  二人の意識は完全に溶け合う事無く顔半分はレドラン、もう半分はアグレイで別れていた

  アグレイはオロオロして『レドランの体に私がなっているのか?』

  だが体の半分は動かず勝手に動いている

  『アグレイ!?ちょちょ、バランス崩してっ!オワッ!!』

  バランスを崩して尻もちをついてしまい

  二人はこうして一つの体となってしまい・・・

  二人は息を合わせて鏡の前立ち、その姿を確認すると

  『アグレイ・・・すまない・・・どうやら二人の属性の相性が悪かったのか・・・意識まで融合はできなかったみたいだ・・・』

  『でも・・・体はこうして一つになって・・・今はレドランの考える事が全て分かる・・・さぁ・・・レドラン新しい体で・・・”食事”をしようじゃないか・・・』

  レドランはフッと笑って『そうだな・・・食事をしよう・・・』

  灰色の毛並みのレドラン側の体は白い体毛となったアグレイ側を触り

  白い毛並みのアグレイは灰色のレドランの体を触りお互いの体を触り二人の頭の中でクチュクチュと魂と意識がクチュクチュと繋がるような、くすぐられる快楽

  お互いが高ぶるにつれて新たな体についたオスメス同一の性器は体の外には露出しないが

  確かに体の中で大きくなる物を感じる

  それと同時に大きくなる物の上からキュンキュンと腹が疼く感覚も感じ

  オスとサキュバスの生殖器が体内に保管され、サキュバスとしては永久機関として完成されていた

  アグレイが高ぶる度、体内にあるモノは大きくなり、レドランが高ぶる度、腹の奥底からはズッキュンズッキュンとメスの疼きを覚える

  二人は同一の体の為、感じる感覚も同じ、オスでありながらメスの感覚を同時に味わい

  『レドランッ♡あぁぁ・・・レドランッ♡君の感覚が私に流れて♡』

  『アグレイ♡・・・!あぁっ♡俺の中でアグレイが広がって♡アグレイの感覚も♡あぁぁぁっ♡』

  『『ぎも゛ぢい゛い゛い゛い゛い゛!!!』』

  六つに割れた腹筋の腹がボココッ・・・と膨らみタプン・・・と精液を自らの体の中で放ち・・・その精液を自らの体の中に収める・・・

  レドランはアグレイが支え、アグレイはレドランが支える・・・二人三脚で歩む新たな人生

  アグレイは結核から解放され・・・レドランは半永久的な養分を手に入れ、二人で一つの体は未来を紡ぐ事を許され・・・灰色だった二人の人生には新たにお互いの色で始まる人生の1ページ目を書き残すのでした・・・!