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【128】第3部 ステータス最弱のサキュバススライムに転生してしまったあなた 魔界統一編 9【魅惑の人魚姫】

  【128】第3部 ステータス最弱のサキュバススライムに転生してしまったあなた 魔界統一編 9【魅惑の人魚姫】

  [[jumpuri:ステータス最弱のサキュバススライムに転生してしまったあなた 目次 > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27242714]]

  6月4日〜

  目次ページにてこの作品の魅力は? アンケート実施中!!

  単語変換機能を利用できるようにしました。

  [b:主人公の名前を仮に「高志」「テオ」にしています。自由に変換ください。

  ]

  好きな名前に変更できます。

  ⚠世界観の描写を多分に含みます。エロシーンは【ページ2】へ⚠

  [jump:2]

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  [uploadedimage:24846157]

  ▶ 魅惑の人魚姫

  高速船ナイトホーク号は、帆船であり、魔法の力も借りて海を走る。

  テオはビュンビュン流れる海の流れを眺めながら、興奮気味に声を弾ませる。

  「速いっ、速いです! ご主人様っ」

  「ふふ、大興奮ね♪」

  「アークがもうあんなに小さく! レヴィアたん、見てっ」

  「……早くて嬉しいね……テオ♪」

  二人の美女に見守られ、テオは甲板を走り回る。

  「ご主人様。マーフォークってどんな種族ですか?」

  「どんな種族……かぁ。海に住んでて、誇り高き戦士が多いわね」

  ソフィアは思い出しながら頷く。

  「……マーメイドも、いる。人魚」

  「人魚……」

  「あなたの相手は人魚さんよ♪ もちろん私もマーフォークの偉い方と一夜お相手させて頂くから、一晩じっくり楽しませてあげて♪」

  「…………きっと、喜ぶ」

  うんうんと頷き合う二人。周りを見渡せば、少しずつ霧が出てきたようだ。海を這うように白いモヤが掛かっている。

  「わぁっ……凄い……」

  幻想的な雰囲気に見とれつつ、船は霧に突入してく。

  「うぷっ……目の前も見えないや……」

  「……落ちたら危ない。テオはここ。もうすぐ、マーフォークたちの王都」

  ぎゅーっと後ろからレヴィアに抱きしめられる。

  その小さくも確かな膨らみが背中にあたり、テオはドギマギしてしまう。

  「だ、大丈夫だよレヴィアたん。ありがとう」

  しかし先程までいたご主人様の姿すらこの霧の中では視認し辛い。それでも淀みなく船が進めるのは、魔法だろうか。

  バサァッ バサァッ

  複数回聞こえる水の跳ねる音。

  「……テオ、じっとしててね……」

  「あらあらうふふ……♡」

  「……?」

  二人の様子に戸惑いながら、テオは辺りを見渡した。まさに五里霧中だ。

  「レヴィア、来たか」

  「えっ……?」

  男の人の声がした。しかも近い。前方。霧の中だ。

  「……来たか、とれどあ。遣いは送っていたから、敵意が無いことはわかってくれると思うが……」

  徐々に霧が晴れ、トレドアと呼ばれたマーフォークが顕になっていく。

  青い肌、盛り上がった胸板や腕、変形したトサカ、ペイントを施している顔、そして二本の足。

  矛を携えた屈強な戦士が、そこにはいた。

  「……テオ様」

  船室で休んでいた玲瓏も出てきていたようで、テオの目の前に控え刀に手を掛け油断なく周りを見渡している。

  そこでテオはやっと、甲板の上、複数の海から上がってきたマーフォーク達に、自分たちが囲まれていることに気が付いた。

  複数の矛の切っ先がこちらを向いている。

  「…………マーフォークの隊長、トレドア様です。国外にまでその武勇が知れ渡る優秀な戦士ですね。一度手合わせ願いたいものです」

  こっそり玲瓏が耳打ちしてくる。マーフォーク達からは、警戒しているだけなのか強い敵意は感じない。

  「レヴィア、いま我々の抱える問題は根深い」

  「……お互い苦労するね」

  「先代魔王様が逝去なさってから、魔界の秩序は各氏族に委ねられた」

  トレドアは矛を鳴らすと、溜息をつく。

  「陸の民により、航路が荒らされたり、人魚が攫われたりする事件も起きている」

  マーフォークが戦士たちの部族と言っても、色々あるのだろう。疲労の色が濃い。

  「これ以上の混乱は我々も望んではいない。取引はいつも通り続けることを約束する。今日はお引き取り願おう」

  レヴィアは玲瓏より前に出て一歩、歩み寄る。

  「……マーフォークは誇り高き部族」

  「……!!」

  「……"れゔぃあ・かんぱにー"はその性質上魔界中の情報が集まる。王に……王に会わせて」

  「…………部外者に協力して貰うつもりはないっ」

  「……」

  「待ちなさいっ」

  複数のマーフォークを率い、緩いウェーブの掛かった青髪の美女が現れる。貝殻のネックレスと胸当て、貝殻の髪飾りに、ヒレのような耳。まるで水面に揺蕩う月のように美麗で儚げな雰囲気を持つ美女だった。

  「……姫様」

  トレドアは膝をつく。姫と呼ばれた美女はこちらに微笑みかけた。そのあまりの美貌にドキッとするテオ。

  「わたしはマーフォークの王、アーカムの一人娘。人魚のルナと申します。レヴィア様、お久しゅうございます」

  [uploadedimage:24846964]

  「……るな。大きくなったな」

  ルナより頭ひとつ以上小さいレヴィアが胸を張る。

  「レヴィア様達は大切なお客人。王都で歓待させていただきます。トレドア、そのように」

  「…………はっ」

  頭を下げるトレドア。ルナは魔法を解くと、足が変化し本来の魚の足が現れた。

  (本物の人魚だ……!!)

  ルナはテオの驚く様子を見て、クスリと可笑しそうに笑った。

  「"れゔぃあ・かんぱにー"と緋色の国、セリス邸の皆様。ようこそ、マーフォークの王都、水の都へ」

  ルナはそういうと、海に飛び込み水面に消えていった。

  「……とれどあ」

  「……いや、あれでいいのだ、我が姫は。そして我々武人というものは、硬すぎる位でちょうど良い」

  マーフォークはやれやれと笑うと、次々と海に消えていく。レヴィアは魔法の錨を下ろし、船を固定した。

  「……じゃあ海の中に潜るよ」

  「……えっ!?」

  なんとなくした嫌な予感は当たった。

  「魔法で大丈夫よ♪ 半年くらいは」

  「で、でも僕泳ぎは苦手で……」

  「マーフォークはまだしも、人魚マーメイドは海の中じゃないと、ね♡」

  「……さっき足が……」

  「あれは魔法」

  「えっ、そんなっ、ご主人様っ?」

  後ろから抱き抱えられ、テオは不安でキョロキョロ後ろを向いた。

  「マーフォークは、海の底に都があるからね?」

  「わぁ〜!?」

  ざぶーん

  水が全身を包み、耳が聞こえなくなる。

  ご主人様の柔らかいカラダに支えられながら、うっすら目を開ける。

  「目も痛くないっ声もっあははっ」

  「ふふ、水の感覚が気持ちいいでしょ?」

  真っ暗な海の中。

  足を動かすほど前に出る。

  手でかくほど進む。

  出迎えてくれる色とりどりの魚達。大きな群れや、小さな群れ。海藻やサンゴが美しい。

  「はぐれないように気をつけてね」

  「うんっ♪」

  テオはいつのまにかソフィアの胸を離れ、夢中で泳いでいた。

  (水の感覚が気持ちいい♪)

  不思議な万能感がテオに湧き上がる。

  「あなた、海は初めて?」

  隣で並んで泳ぐのは人魚のルナだ。しなやかにひれを動かし、進んでいる。

  「えへへ、うんっ♪」

  テオは嬉しくなってはにかんだ。その無垢な笑顔を見て、トクンと心臓が跳ねるルナ。

  (可愛い笑顔……♡)

  そんな気持ちも知らず、テオはぐんぐん進む。

  「ねぇっ、あんまり行くとはぐれちゃうよっ?」

  「あははは! ねぇそれよりその足はどうなってるの?」

  「これ? これは……きゃあっ!? 変なとこ触らないでっ」

  「えっ、ごめんっ」

  つんつん突っついていたテオは怒られて慌て手を引っ込めた。ぬるぬるで柔らかく、思ったより暖かい。

  「もうっ、えっちっ!」

  「うう、分かんなくて……」

  「もうっ。わたしはっ、ルナっ! 人魚なのっ!」

  「ぼくはっ、テオっ!」

  「テオっていうのねっ! 人間っ?」

  「スライムなんだけどっ、人間なのっ!」

  「なにそれすごぉーい! わたしスライムも人間も初めて見たわ!」

  キャッキャと楽しそうに談笑しながら潜っていく。

  「ほら、暗いしわたしと手を繋いで♪」

  「うんっ♪ えへへ、なんか冒険してるみたい」

  「ほんとね♪」

  笑い合う二人。辺りは少しずつ暗く、夜の闇が降りてくる。

  「明かりよっ、あれが海の都!」

  「わぁ、ほんとに海の中にあるんだっ」

  そんな暗がりの中、ぼんやり見えてきた明かり。

  思ったより小さいかな、そう思っていた時だった。

  明かりが小さく動く。

  「ん?」

  見えてきたのは無数の牙。

  「うわぁっ!!」

  「きゃあっ!?」

  グワッと口を開け飛んできたのは巨大なアンコウだった。幼い二人を飲み込もうとグンと加速し裂けたように大口を開ける。

  「テオ様っ、ルナ様っ!!」

  少し後ろをぎこちなく泳ぐ玲瓏が手を伸ばすが間に合わない。そう思ったとき。

  「危ないっ!!」

  ザシュッ

  マーフォークのトレドアだ。矛を振るい、アンコウを一刀で切り伏せる。

  「ふぅ、姫様っ、大丈夫ですか? それと、客人も」

  「は……ひゃい……」

  ルナに抱きつき背中を向けていたテオ。震える二人を確認し、マーフォークの武人は安堵して目尻を下げた。

  「姫様、客人と仲良くして頂けるのは結構ですが、危険に晒してしまってはいけません」

  「うう、はい……。テオ、ごめんね? それと、守ってくれて、ありがとう……♡」

  赤くなり指をもじもじさせるルナ。

  思わず抱きしめていた事を思い出し、テオは離れた。

  「ううん、僕こそ!」

  手を繋ぎ泳ぎ出す。トレドアはそんな二人の様子を嬉しそうに眺めていた。

  (同年代の友人の少ない姫様が、あっという間に心を開いたか……)

  「さあ、見えてきました。あれが水の都です」

  魔法で海底に光り輝く大都市だ。壮大で美麗なロマネスク建築によく似た建物群が、テオたちを優しく迎えてくれた。

  水に包まれながらその形を保つ景観に感動しながら、一行は王の前に通された。

  「……"れゔぃあ・かんぱにー"代表のれゔぃあ。推参いたしました。アーカム王、ご無沙汰しております。お変わりないようで安心いたしました」

  「セリス邸、当主のソフィア・ガーランドですわ。アーカム王、海深くから大陸中に轟くその威光、小さな我が館にも響いております。お初お目にかかれて光栄ですわ」

  従者たちも頭を下げる中、テオはコソッと視線を上げた。

  青い顔に顔のひれ。まさにマーフォークの王様だ。厳しそうな目を見てつい震えてしまう。

  王は冠を被り、荘厳な雰囲気でテオたちを見下ろしている。

  「よく参った。"れゔぃあ・かんぱにー"のレヴィアそれと、セリス邸の天才児ソフィアよ」

  「はっ」

  王は頷き、杖を鳴らす。

  「要件は大方聞いておる。取引と」

  「はい。まずは一日、この私と、隣におりますテオに、お相手させて頂ければと」

  「…………俺は娼婦だからと侮ったりはせん。我が部族でも大事な問題だ」

  ソフィアはにっこり微笑む。

  「そなたの相手。この俺が務めよう。この国ではこれを、信頼の証として欲しい」

  王自ら娼婦を試すということは、文字通り信頼の証なのである。

  「大変光栄に存じます♪ ではアーカム様、また夜に、伺いますわ♡」

  「……ああ。そして小僧は……」

  「わ、わたしっ……わたしはっ、テオともっと話したいっ」

  ルナが王を見上げる。王は溜息をついた。

  「……男娼に愛娘を差し出す王がどこにおる。会議の間は、好きに話しても良い」

  「ううぅ…………」

  「小僧の具合は使用人の人魚に試してもらう。では何はともあれ商談だ。大臣、奥へ」

  「はっ、皆様こちらへ」

  こうしてソフィア、レヴィア、王、大臣は奥の会議室に消えた。

  テオ達は客間に通される。海の中だと言うのに、黄金の細工が輝く石造りの豪華な部屋だ。

  「豪華な部屋ですねっ」

  「さすが十四氏族に連なる城ですね。なるほど、錆びてしまう鉄器よりは、金の方が操りやすいのかもしれません」

  「そういえば玲瓏さんの刀も大丈夫なんですか?」

  「魔法の力があるとはいえ、水中では流石に使えないかもしれませんが、一応細工を施しています」

  無垢に刀を触るテオ。

  (……可愛いっ……♡)

  きゅんっ

  玲瓏のまんこが否応なしに疼いてしまう。

  (ソフィア様もレヴィア様もいない。他の者も一般客室だ。ここは私とテオ様二人だけ。幹部待遇……。精液を飲みたいが、無理でもせめて身体を引っつけたい……)

  「あの……テオ様……」

  しゃがんでいるテオが、顔を上げる。

  「テオっ♪」

  扉が開き、ひょこっと顔を出したのはルナだった。

  「ルナっ♪ あ、いや、ルナ様っ」

  「ルナでいいよっ♪」

  腕を組み密着するルナ。柔らかなおっぱいが、腕にぷにっと当たってどきっとする。

  「街見てみよ? 案内してあげるね♪」

  

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  「…………誘拐団?」

  「うむ。大変情けない話ではあるが……」

  「それは、胸中お察ししますわ」

  ソフィア、レヴィア、王、大臣の会議にて。大臣の口から語られたのはマーフォークの国が抱える問題のひとつだった。

  「この国ではかつて厳格に、厳罰にと性産業を廃し、性的な接触についてもかなり厳しい取り締まりをしたのだ。マーフォークの誇り高き戦士を育てるという名目でな」

  ソフィアの眉が上がる。

  「当初は上手くいった。しかし徐々に、見えないところで国が腐っていった。性犯罪の増加だ。人魚狩りなるものが、各地で起きている」

  マーフォークは水の中を自由に動けるため、犯罪の抑制が難しい。開けた場所であれば、逃走ルートが360°ある。

  「……そこで、合法的な性産業を導入し国民の性犯罪を抑制するというのが、王らのお考えだ」

  レヴィアが頷きながら話す。ソフィアも首肯した。

  「確かに、私たちに介入させて頂ければ、夜の生活の満足感は爆発的に高まるでしょう」

  ソフィアはふふっと微笑む。

  「それにしても、人魚は本当に眉目秀麗な女性が多い。しかも、顔立ちが幼いですわね。犯罪が流行してしまうほど、美しい」

  「……美樹、七海辺りは適任かもしれないね。美樹は魔力も高いし、水棲の魔法を覚えれば……」

  「……分かりました」

  「すまないな。海上ルートは内海含め、我々が握っている。自由に使って貰えるよう大臣に手配させよう」

  「…………しかし、我が館のサキュバス達を危険に晒す訳にはいきません。僭越ながら、安全の確保をお願いしたく存じます」

  「勿論だ。今街でのパトロールも……」

  ガチャッ

  「大変ですっ!!」

  突如会議場に乱入してきた衛兵を、大臣が叱りつける。しかし、衛兵はそれどころではないと慌てふためいている。

  「騒がしいぞ! ここには客人もおるというのに!」

  「それが……姫様がっ!!」

  「……!? ルナが!?」

  王は驚愕し目が見開かれる。ソフィアの顔つきが、一気に険しくなった。

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  〜龍牙の回想〜

  忘れもしないあの夜。月夜の草原。

  結局こっぴどくフラれちまったあたしを、ソフィアとレヴィアはずっっっと話を聞いて慰めてくれた。

  風が柔らかな草の匂いを運んでくる。

  あたしはレヴィアがトイレに立ったタイミングで口を開く。

  ソフィアと二人きりになる時間が欲しかった。

  アイツの心を射止めた戦友に、エールを送るつもりで。

  「……ソフィア」

  「……なぁに? 目まで腫らして……」

  シルクのハンカチを受け取ると、あたしは思い切り鼻をかむ。複雑な表情をしたソフィアが、鼻水でべちゃべちゃになったハンカチを受け取る。

  「……お前も告白するんだろ。この旅が、終わったらさ」

  「……………………しないわ」

  本当にコイツは、いつもサラッと言う。

  「あたしに遠慮してるんだったら……そもそもアイツはお前のこと…………」

  「何言ってるの。バカね。ただ……」

  扇子であたしのおでこを叩くと、いつもみたいに口元を隠して遠くを見つめる。その頬は少しだけ赤い。

  「……彼を待つの」

  「へっ? はぁっ?!」

  「……告白なんて一か八か、したくはないわ」

  「…………お前それあたしの前で言う?」

  「ふふ、女は告白するんじゃない。させるものよ♡」

  「……お前はサキュバスだろうが」

  「……うるさいわねっ。私だってロマンチックな告白に……憧れくらいするわよっ」

  珍しく鼻を赤らめたソフィア。コイツ絶対あたしやレヴィアより乙女だよななんて、笑ってからかったものだった。

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  [newpage]

  【ページ2】

  「うっ…………」

  そこは狭い個室の中。ゴボッと酸素を吐き出し、玲瓏は目を覚ました。

  「ここは…………」

  暗い室内だ。一寸先も見えない。

  「うっ……!!」

  気づけば全裸だ。水の中、手足を拘束され動かすことが出来ない。

  [uploadedimage:24846174]

  (まずい……こんな……っ)

  こぽっ……

  「……!! 誰っ!?」

  「まさか水の都にドラゴニアがいるなんてなぁ」

  闇の奥から現れたのは、見知らぬマーフォークだ。

  「くくく、楽しめそうだぜ」

  「やっ……やめろっ!!」

  (そうだ。テオ様とルナ様の護衛として街に出たはいいものの、やはり水中での戦いとなると全く勝手が違って……捕らえられたのか。私は……)

  炎の魔法も水中では効果が薄い。どうしたものかと頭を捻っていると。

  むにっ

  マーフォークの手が無遠慮に巨大な胸にめり込んでいく。

  「くっ……!! …………テオ様達はご無事なのだろうな?」

  「へっへっへ、どうだろうな。売り飛ばされるかもしれねぇ」

  下卑た笑みを浮かべながら男は乳首を爪で愛撫する。

  「…………ふんっ……」

  テオ様と比べるべくもない。ぞんざいでおざなりな前戯。囚われたのは護衛失格だ。

  「すげぇ乳だ……へへへへっ」

  そういえば人魚は全体的に胸が慎ましいというか、幼い少女のような風貌が多い。自分のような爆乳は珍しいかもなと、玲瓏はなんとなく思った。

  「……今なら許してやる。さっさと我々を解放しろ。お前は誰に弓を引いているのか分かっているのか?」

  「随分強気な女だ。悪くねぇ」

  ゲヘヘと笑うと、小さな木の実を取り出す。

  「これはなぁ、いわゆる媚薬ってやつだ。だが、普通のじゃねえぞ?」

  「…………っ……」

  玲瓏は小さく息を吐く。セックスの気持ち良さは、テオに教えてもらったばかり。

  乱れに乱れ、セックス中毒になる手前だ。

  性技もまだ未熟も未熟である。媚薬のようなものがどの程度の力を持つのか想像が難しい。

  「ほれ、飲み込め」

  「やめっ……んんっ……ごくっ……!?」

  吐き出そうとしても上手くいかず玲瓏は焦る。男は乳揉みを再開した。

  むにっ むにっ カリカリカリ

  「んっ……なんだ、変わらないじゃないか」

  ふんっ、と鼻を鳴らす。

  (鋭敏になった訳でも、感度が上がった訳でも無さそうだ。それより早く脱出を……)

  カリカリッ

  「んくぁっ……!?」

  ビクンッ

  突然乳首に走る電流。

  (なっ……なに……!?)

  カリカリカリカリ

  「んくぅっ……!?」

  ビクンッ

  (テオ様に触られる優しい刺激じゃない…………っ、この、まるで……無理やり快感だけ塗りたくられているような感覚はっ!?)

  カリカリカリカリカリ ぐにゅっ

  「んはぁっ!?」

  ビクンッビクンッ プシュッ

  乳首を擦られ、揉まれるだけで水中に潮が吹き出す。玲瓏は口を開け喘いだ。

  「ククッ、効いてきたか。これは大陸全土で流行ってるらしくてなぁ」

  ずぶぶっ

  「んはぁぁぁんっ!?!?♡」

  突然対面立位で挿入される。容赦のない挿入に玲瓏の子宮は素直に悦んでしまう。

  ぐじゅっ ぐじゅっ ぐじゅっ

  「ドラゴニアには初めてだろ。この水の擦れる感覚はよぉっ」

  「あぎっ!?♡ あっ♡ やめろっ!! んああっ!?♡」

  ぐじゅっ ぐじゅっ ぐじゅっ れろれろ

  乳首に吸い付きながら、ナカで大きくなるペニス。

  「コイツは股を濡らしながら街を泳いでやがったからよぉ、絶対効くと思ったのよ」

  「へへっ」

  (テオ様のお世話をさせて頂くだけで、私濡れて…………はっ、後ろに別の……!?)

  ずぶぶぶっ

  「んぎぎっ!? あぐぅっ!? ん"っ……♡」

  釣り上げられた尻尾の下。アナルに容赦なく差し込まれるペニス。前と後ろから犯されながら、玲瓏は歯を食いしばる。

  (喜ばせてなるものか。こんな、こんな外道共……)

  「んむっ!?」

  キスされ、口内を蹂躙される。舌を噛み切ってやろうとしても、後ろと前から交互に挿入されるペニスの快感につい口がだらしなく開いてしまう。

  嘲笑うように舌を抜き差しされ、お口が敏感になっていく。

  「よぉっ」

  「三人目……っ!? んぐっ!?」

  水中に浮いたマーフォークのペニスが口に差し込まれる。立位で繋がる男は微妙に体勢を整え、ピストンを続ける。

  水中だから出来る口まんこ尻の三点挿入。玲瓏はあまりの苦しさに呻く。

  「やっぱ大陸人は尻もあるからいいよなぁ」

  ずりっ ずりっ ずぶっ ずぶっ

  (苦しっ……助けっ…………だめ……気持ちよく……なっちゃう……♡)

  テオと過ごし、悶々とした性欲。媚薬により高められたカラダ。

  「お"っ♡ あ"っ♡ んほっ……♡ おほぉっ……♡ はぁんっ♡ んぷっ♡ もごっ♡」

  玲瓏は三人のマーフォークに陵辱されながらも、確実に絶頂に近づいていったのだった。

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

  「おいよせよ、殺されるぞっ」

  「構うもんか。もう誘拐した時点で殺されちまうんだ」

  なにやら言い争う声を聞いて、テオは目を覚ました。

  暗い部屋の中、マーフォーク達がなにやら話し合っている。

  (そうだ、ぼくは街で攫われて……!!)

  動こうとしても手足ともに縛られている。小さな魔力が掛かっており、形態変化で抜けることも出来なさそうだ。

  「……ルナ……? ルナッ!!」

  薄明かりの下、正面に両手を鎖で繋がれ倒れているルナが見える。

  「おい、やっぱりこいつルナって……」

  「構うもんか。ヤッて売って、国外逃亡するしかねぇよ」

  「離せっ! 彼女に乱暴するなっ!! ぐあっ!?」

  お腹を殴られ膝を折る。縛られた手のせいで倒れることはできない。

  「黙ってろ」

  「おい、もうガキの方バラすか?」

  「まぁ考えるか」

  マーフォークの誘拐犯達は何か話すと出ていった。中は一人。

  「しかしお前も可愛い顔してんなぁ……ちっ……雌なら犯したのによぉ……」

  「……!!」

  その言葉に、突破口を考えつくテオ。

  テオはサキュバススライム。

  魔法で姿形を変えられる。男が油断してる、今のうちに……。

  「ほら、姫様も飲むんだよ媚薬」

  「……んぅ……こくり……」

  「ひひひ。さて、あいつら帰ってきたらガキを……へっ……?」

  マーフォークの誘拐犯。その目の前に清麗で可愛らしい美少女人魚がふわふわ漂っていた。

  「わたしはテト。お兄さん、良いことしよ?」

  人魚に変身したテオである、テトが、マーフォークにしなだれ掛かる。訳も分からぬまま、剥き出しのペニスを咥えられる男。

  「うぐっ!?」

  もごっもごっ れろれろれろれろれろ

  [uploadedimage:24846187]

  (ルナを助けられる方法はもうこれしかない。油断させてる間に、逃げ出さなきゃっ)

  「へっ……へへっ、雄かと思ったらお前雌だったのか」

  髪を触られ、貝殻の衣装をズラし乳を触られる。

  「んんっ……お兄さんはじっとしててよぅっ」

  湧き上がる女としての快感を必死に押さえつけつつ、必死にペニスを咥える。

  亀頭を舐め、裏筋を舐め。男はあまりの快感に震え出す。

  「出すぞっ、うっ!?」

  びゅるるるるっ どぴゅっ ぶびゅるっ びゅるっ

  「んくっ……んくっ……♡ こくっこくっこくっ」

  (快感に、流されちゃだめっ……搾精は久しぶりだけど、凄い濃いザーメン……♡)

  ぷりぷりの精液が舌に乗り、飲み込んでも口に残る感覚。

  「はぁ……♡ はぁ……♡」

  ガチャッ

  たくさんのマーフォークがやってくる。みんな目を血走らせて。その目の前の人魚が誰なのかという疑問はとうに消え失せている。

  理性なき男の群れ。ルナには過酷すぎる。

  (わたしが、やらなきゃっ……)

  「んむっ……んっ……こくっ♡」

  新たにやってきたマーフォークが乱暴にキスしてくる。口移しで媚薬を飲まされる。

  「おい、舐めろ」

  「……はい……♡」

  同時に三本も突き出されるペニス。咥えたものは喉奥をすぼめて扱き上げ、両手では柔らかな掌で包んだり、指先でくすぐったりを繰り返す。

  [uploadedimage:24846191]

  (臭い……鼻に抜けるみたい……イカ臭い感じ、他の種族より少し強いのかな……?♡)

  興奮は冷めず。だが、それこそがテトの選んだ戦い方だった。

  「よし、こっち来い」

  「あっ……♡」

  マーフォークのそそり立つペニス。

  人魚の下腹部についた小さな腟。

  マーフォークはテオの両腕を掴むと、無理やり上に乗らせ挿入していく。

  ずぶずぶっ

  「んはぁっ……♡ あっ♡」

  キツキツの腟肉に、極熱の肉棒が突き刺さっていく。

  (苦しくてっ……凄い……こんなに気持ちいい……なんて……っ♡)

  オンナとしての快感を無理やり思い起こさされ、テトは痙攣するように身体を震わせた。

  ピストンが始まる。ぬるぬると愛液が滑りを良くして、水中の摩擦を限りなくゼロに近づけていく。

  尻を掴まれ、強制的に上下させられる。浮力を利用した騎乗位。狭い腟の中。子宮を押しつぶされ、テトは口を開け喘ぐ。

  「うんんんんんっ♡ ふぁぁぁぁぁっ♡」

  きゅんきゅん子宮が悦ぶ。精液を飲み干そうと脈動を始める。

  「うぅっ♡ あふっ♡ むちゅっ♡」

  腟でペニスを受け止めながら、フェラと手コキで悦ばせる。

  (なんとか先にイかせないと……こんな状態でイかされちゃったら……っ♡)

  自分からも必死に腰を振る。亀頭が膨らみ、ポルチオに押し付けられる。

  びゅるるるるっ どぷっ びゅるっ ぶびゅるっ びゅるっ ぶびゅるっ

  「ん"ん"ん"ん"ん"っ……♡♡♡♡ あっ……だめぇっ♡♡♡♡♡♡」

  ビクンッビクンッビクンッビクンッ♡

  (ダメッ……メスイキさせられて……戻れなくっ……なっちゃう……っ♡♡♡♡)

  「す、すげぇ名器だぜ……こいつ。売るのもったいない。飼おうぜ」

  「そんなにか……どれ」

  ずぶっ

  「ふぁぁぁぁあんっ♡♡♡♡♡♡」

  少し形の違うペニスが、一度抜けて形を戻した腟に再び差し込まれる。

  「あひいっ♡♡♡ やぁんっ♡♡ あっ♡ だめぇっ♡ 壊れちゃ……♡ うからぁっ♡」

  テトはガクガク震えながらされるがままにピストンを許してしまう。フェラも手コキも動きが止まってしまう。

  「なら俺は姫に……」

  「……!! ぱくっ♡」

  「おおうっ!?」

  ルナに視線を移したマーフォークのペニスを咥える。そのままガンガン顔を前後させ、唇と喉で扱き上げる。

  (イッて! もうイッて満足してっ……そうじゃないと……ぼく……わたし……っ♡)

  ビクンッ ビクッビクッビクッビクッ♡

  [uploadedimage:24846195]

  イキながら必死にマーフォーク達に奉仕する。ルナを助けるため、もう意地だった。

  「ふふ、よくやったわね♪」

  よく知った声が、聞こえた気がした。

  ドガンッ

  建物が突然音を立て、皆一様に上を向く。そして驚愕した。

  暗い空の映る水面まで一直線。

  天井が突然消えていたのだ。

  「誰かひとりだけ生かしてあげる。せめて情報を全て吐くまで生きていたいって人、いる?」

  それは激怒した大魔法使いの、最初にして最後の勧告だった。

  [選択肢を表示します]

  [[jumpuri:▶ 姫様の恩返し【129】 > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=28382449]]

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