第14話・『レッドジョーカー』

  【森の中】

  「君はさっき仲間に連絡を入れていたが何人居るんだい? 君は何処かの部隊とかに所属しているのかい?」

  ガルヴァンは、ランビュから情報を聞い出そうとしている。

  「えっと……‼」

  ランビュは、焦りながらガルヴァンに情報を言おうとしたらリズミカルな風の音が聞えて来る。

  「ん? 随分リズミカルな風が吹くな」

  ガルヴァンは、聞えて来た風の音に気付く。

  (「ランビュ そいつは嘘を言ってお前から情報を得ようとしている 今助けるから待っていろ」……)

  ランビュは、聞えて来る風の音を解読する。

  「よぉ! お前メガロスを捕まえたのか? 仕返しするなら俺も混ぜろ」

  そこへ赤いボディーで変装したソニックエースが現れる。

  (ソニックエース‼)

  ランビュは、ソニックエースの格好を見て驚く。

  ガルヴァンは、ペンキで描かれたヴィラノスマークを見る。

  「どうも兄弟 オレは“ガルヴァン”だ お前の名前は?」

  ガルヴァンは、親しく変装したソニックエースに話掛ける。

  「俺は“レッドジョーカー”だ 気軽に“ジョーカー”って呼んでくれ兄弟」

  変装したソニックエースは、親しくガルヴァンに偽名を名乗る。

  「自由になれて良かったな ジョーカー こっちに来いよ」

  ガルヴァンは、変装したソニックエースにこっちに来るように言う。

  「お前 ヴィラノスマークはどうしたんだ? 兄弟」

  変装したソニックエースは、少し近付きヴィラノスマークについて尋ねる。

  「ぶっ壊してやった 追跡装置ごとな メガロスに捕まりたくないからな」

  ガルヴァンは、変装したソニックエースの質問に答える。

  変装したソニックエースがガルヴァンの注意をそらしている間オルティオス・ダリウス・ネシリス・奈雲がランビュに近付く。

  「‼」

  ランビュは、オルティオス達が近付いてきた事に気付く。

  オルティオスとダリウスは、ランビュとガルヴァンの間に立つ。

  「外せそうですか?」

  ネシリスは、小声で奈雲に尋ねる。

  「余裕だ」

  奈雲は、小声でネシリスの質問に答えウェストバッグから工具を取り出しランビュを拘束している鎖の錠前を外そうとする。

  「それよりもジョーカー お前の事を聞かせてくれ何で捕まったんだ?」

  ガルヴァンは、変装したソニックエースに語り掛ける。

  「え? 俺が捕まった理由? それは昔ある戦場で……」

  変装したソニックエースは、思い出話を語ろうとした。

  丁度、ランビュを拘束している鎖の錠前が外れる。

  「‼」

  ガルヴァンは、錠前が外れる音を聞いて振り向く。

  「はぁっ‼」

  「おりゃっ‼」

  ガルヴァンが振り向いたと同時にオルティオスとダリウスは、ガルヴァンに攻撃を仕掛ける。

  「ぐわっ‼」

  ガルヴァンは、オルティオス達の攻撃を受け吹き飛ばされる。

  変装したソニックエースは、倒れたガルヴァンに武器を向け抑え込む。

  「戦場でこうやって敵を騙した事かな?」

  ソニックエースは、作り話の続きを言う。

  「己……お前らグルだったのか!」

  ガルヴァンは、騙された事に怒り睨み付ける。

  「大丈夫か? ランビュ」

  奈雲は、ランビュに話掛ける。

  「大丈夫です」

  ランビュは、拘束が解かれネシリスに手を貸してもらいながら立ち上がりながら答える。

  「オルティオス! 収容ポッドが転送されて来たぜ‼」

  チェンバーは、転送されて来た収容ポッドをサイラス達と運びながらやって来る。

  「分かった 蓋を開けて準備をしてくれ」

  オルティオスは、チェンバー達に指示をする。

  「了解!」

  チェンバー達は、オルティオス指示に従い収容ポッドの準備をする。

  「ダリウス コイツを押さえるのを手伝ってくれ!」

  ソニックエースは、ダリウスを呼ぶ。

  「おう、任せろ‼」

  ダリウスは、自信満々にソニックエースの手伝いをしようとする。

  だが突然、ソニックエース達の背後から転送ゲートが現れる。

  「何だ!」

  ソニックエース達は、突然開いた転送ゲートに驚く。

  「ナビ 転送ゲートを開いたか?」

  オルティオスは、通信機でコリウスに待機しているナビに転送ゲートの事を尋ねる。

  《いいえ! 収容ポッドを転送しただけでゲートはまだです》

  ナビは、オルティオスの質問に答える。

  「じゃあ、あの転送ゲートは?」

  サイラスは、目の前の転送ゲートを見て不思議がる。

  すると、転送ゲートから銃攻撃が放たれる。

  「うおっ‼」

  ソニックエースは、銃攻撃を受け吹き飛ばされる。

  「ソニックエース‼」

  奈雲は、ソニックエースに呼び掛ける。

  転送ゲートから鎖が付いた首輪が現れガルヴァンの首に首輪が嵌められる。

  「な、何だ‼」

  ガルヴァンは、突然嵌められた首輪に驚く。

  すると、首輪に付いている鎖が引かれガルヴァンを転送ゲートに引っ張り込む。

  「待て‼」

  オルティオス達は、ガルヴァンの引き込みを阻止しようとする。

  だが、転送ゲートからガトリング砲が放たれる。

  「‼ 避けろ‼」

  オルティオスは、ガトリング砲に気付きソニックエース達に指示をする。

  『‼』

  ソニックエース達は、オルティオスの指示でガトリング砲を避ける。

  その間、ガルヴァンは、転送ゲートに吸い込まれるとその転送ゲートは消える。

  「消えちゃったんだな……」

  「ナビ 追えるか?」

  オルティオスは、通信機でナビに転送ゲートの移動先の事を尋ねる。

  《駄目です 調べる事が出来ません》

  ナビは、調べた結果を報告する。

  「ガルヴァンは何処へ連れて行かれたんだ?」

  コブラージャは、ガルヴァンの行方を考える。

  「まさか デルトロスの仕業?」

  奈雲は、一つの可能性を言う。

  「その可能性もあるな」

  オルティオスは、奈雲の意見を同意する。

  「クソッ‼ ガルヴァンの追跡装置が壊れてなければ追えたかもしれないのに!」

  サイラスは、ガルヴァンを追えない事に悔しがる。

  「だが、今回は未開封の収容ポッドを回収出来ただけましだ」

  ソニックエースは、サイラスを励ます様に言う。

  「それにガルヴァンとは嫌でも又会う」

  オルティオスは、今後ガルヴァンと会う事に気付く。

  《この惑星にはもうヴィラノスや収容ポッドの反応はありませんので全員コリウスに転送します》

  ナビは、オルティオス達に現状を報告した後コリウスに転送する事を伝える。

  「分かった」

  「頼む」

  オルティオス達は、ナビの話を聞いて招致する。

  《転送開始‼》

  ナビは、オルティオス達をコリウスに転送する。

  【軍艦ヴァイモス・転送ゲート前】

  《~その頃~》

  ガルヴァンは、ヴァイモスの転送ゲート前に引きずられて来た。

  「此処は?」

  ガルヴァンは、周りを見て現状を確認しようとする。

  「いらっしゃい」

  そこにはイベリスとBBが居た。

  「お前達は?」

  ガルヴァンは、イベリス達を見て警戒する。

  「落ち着いて 別に悪いようにはしないわ 只アンタの力が必要なだけよ」

  イベリスは、ガルヴァンに連れて来た理由を言う。

  「オレの力を?」

  「ええ!」

  イベリスは、ガルヴァンに優しく微笑む。

  【次回に続く】