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この世のどこかにいるかもしれないオスケモカップルがイチャイチャするだけ
「あっっっっっつ…」
窓から差し込む陽射しは強烈。黒い鉄板でも置けば焼肉が作れそうな程である。
そんでもって聞こえる蝉の大合唱。
いくら元気な子供達だってこんな陽射しの中じゃ遊ぶに遊べず…それ以外聞こえる音が無い。
エアコンをつけていたって扇風機を回していたって暑いもんは暑い。
-特に、毛並みが全身を覆っている狼種であれば尚更である。
畳と万年床。ちゃぶ台の上には昨日の夜に飲んでそのままになった空っぽの缶。
ちゃぶ台の下に寝っ転がりながら狼はタンクトップの裾をパタパタと動かす。
「今日もしんどそうだな。ほれ、水飲め水。」
と、狼のいる部屋の隣。キッチンからペットボトルを手に狼の元へ近寄るのは苦笑を浮かべる鯱。
「あんがとよ。…いやぁ、ほんとあっちぃ…なにこれ…令和ちゃん壊れてる…」
上半身を起こし、鯱からペットボトルを受け取ると狼はぐい、と中身を半分ほど一気に飲み込み…ぶはぁ、と息を吐いた。
「ほんとにな。ここ来るまででぶっ倒れそうになるわ」
「お前はまだマシだろ?俺なんて夏毛でこれだぞ。換毛期だってほんとめんどくせぇし…」
「脱毛すれば?」
全身つるっつるかぁ。
想像して…悪寒がした狼はぶんぶんと首を横に振る。
「いくらかかると思ってんだ、っていうかねぇよ!お前、全身つるっつるの俺と歩きてぇか?街。」
「嫌だ。」
「即答じゃねぇか…あ"ー、あっちぃ"…」
ペットボトルをちゃぶ台の上に置いて、再び狼はごろんと寝転がる。
鯱もまたしっかりとペットボトルの中身を口にして。
「出かけねぇの?」
「こんな中出かけたら熱中症なるわ。家から出たくねぇ。」
「それもそうだな。俺もゆだっちまう…」
鯱はポケットからスマホを取り出すとポチポチと弄り始める。
蝉の声。互いの吐息。エアコンの効いた室内。窓は空いておらず、二人の雄がいればまぁ、臭いは充満するもので。
狼はちらり、と鯱の方を見てみる。
ぱんっ、ぱんに張り詰めたシャツの下には豊満な胸。
張り付いた腹の部分はくっきりと腹筋の形。
膝上丈のズボン。ウエスト周りに少々余裕がありながらも太腿部分はぴっちりと張り付いている。
…狼はむくむく、と股間が膨らむのを感じとる。
同じジムで鍛え、目が合い。話しかけてみたら意外と親しみやすく。
何度か遊びに行って、気が付けばこんな関係。
友達より、恋人?いや、なんか違う。もっと近いような、でも遠い様な。
家族、と言ってもいい距離感?
「わからん…」
「ん?なんだ?」
思わず出てしまった言葉に反応した鯱。
狼はハッとした表情を浮かべて。
「あ、あぁ、いや、なんでもねぇ。」
全然嫌じゃない。むしろ、とても、心地良い距離感。
狼は体をずらして。足を鯱の足へ伸ばす。
指先をちょんちょん、と触れ合わせる。鯱はスマホを見つめたまま。
足をちょん、ちょん、と動かして。狼のふくらはぎに触れた。
手を伸ばす。
鯱はスマホから目を離し。ちゃぶ台の上に置くと狼の手に自らの手を重ねた。
鯱の手は冷たく、今の狼には心地良い。
「ん…」
指を絡めて。少し動かして。少し深めに絡ませて。
じんわりと心の奥が暖かくなるのを感じながら狼は耳をパタパタとはためかせ、尻尾をゆらりと揺らす。
「どうした?」
「…シてぇ。」
「まだ朝だけど?」
「しょうがねぇだろ、シたくなっちまったんだもん。…ヤんねぇ?」
体を起こし。狼は鯱を見つめ、問いかける。
鯱ははぁ、とため息を吐き。
だがその表情は満更でも無い。というかむしろ大歓迎、みたいな笑みが張り付いている。
「オッケー。っていうか正直さっきからヤりたくてしょうがねぇ。」
「じゃあなんでスマホ見てたんだよ…」
「スマホでもみてねぇとお前に襲いかかりそうだったんだよ。さっきからスリットの中でチンポ大暴れだぞこっちは。そんな格好で無防備に寝っ転がりやがって。」
鯱の指摘に狼は少し顔を赤らめた。
タンクトップに、ケツワレ。今の狼が身につけているのはそれだけである。
流石に自室の中とはいえ無防備過ぎたか。
さて。そうとなれば話は早い。
いきなり万年床に飛び込むのも悪くないが…その前に。
狼は立ち上がるとちゃぶ台を部屋の端に移動させた。
そわそわ、ぶんぶん。
狼のどこか楽しそうな仕草に鯱はんっ、と咳をすると万年床の横で胡坐をかいた。
エアコンのリモコンを操作して、温度を下げる。
そして狼は鯱の太腿へと体を預けた。
見た目通り相当な重さのはずなのだが、鯱はそれを事も無げに受け止める。
鯱のつるりとした胸板を撫でて。胸を軽く揉んで。狼は両腕を鯱の肩に回した。
口を少し開けて。マズルを近付ける。
鯱は狼の腰に腕を絡めると抱き寄せながら、狼と同じように口を軽く開き、近付けて。
互いの味を、確かめ合う。
「んっ…」
くぐもった声は、どちらの物だろう。
舌を絡ませあう。細長く、しかしみっちりと肉が詰まった舌が触れあうとそれだけで幸福感が体を支配して。
もっと欲しくなる。
舌を絡ませあい、互いの口腔内の粘膜をこそぎ合う。
雄の味。獣の味。
ぢゅぶ、ぢゅぶ、と粘液が混ざり合う。絡ませた舌を時折わざと外に出してみて。
再びがっぷりと。深く深く、貪りあう。
小刻みに震える狼に、鯱は鼻から息を大きく吐き出して。
狼の腰に回した腕を下半身へと伸ばしていく。
引き締まった尻たぶを撫でまわす。
「ぁ”んっ…んッ…」
鯱の太い指が触れて尻の谷間へと伸びていくと狼は艶っぽい声を上げた。
谷間を伝って。
つぷ、と粘膜の音が響く。
狼の雄穴は既に期待から緩み始めて。鯱の指の存在に気が付くとぐぱぐぱと蠢き始める。
狼の上顎の襞を一つ一つ丹念に舌先でこそぎ、唾液を注ぎ込み。
雄穴へ指を軽く、挿入する。
「ん”っ…ん”っ…♥」
くちゅくちゅと音を立てて少し動かして。
狼は眉に皺を寄せた。だがそれは決して苦悶や不快感から来るものではない。むしろ逆である。
ビクビクと背筋を震わせながら鯱に体を押し付ける。
鍛え上げた豊満な胸を擦り合わせると鼓動が絡み合って。
ぬぽ、と指を抜くと鯱は狼の尻から手を離して。濡れた指を見せた。
名残惜しく思いながらも狼はマズルを離す。
互いの唾液が混ざった液体がつつ、と落ちて。
「もうこんなになってる。そんなに欲しかったか?」
「もち。…じゃあ、いい?いいよな?」
狼の言葉に鯱はうん、と頷くと狼の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
毛並みが荒れてしまっても、どうせ外に出掛けないのだから。
狼は鯱の首筋に唇を落とすと、そのままつつつ、とマズルを胸から腹へずらしていく。
鯱の肉体から降りて。すんすんと鼻を鳴らし、鯱の香りを肺に押し込めながら。
下腹部へとたどり着いた。
鯱が腰を少し浮かせると狼は鯱のズボンの裾を下着ごと咥えて。
ずり下ろす。
‐つるりとした股間にスジ。
そこからは既に汁が垂れており…内部を想像させる。
狼はきゅん、と腹が疼くのを感じながらそのスリットへと鼻を突きつけた。
「んぅっ…はぁぁっ…すぅぅっ…んっ…ぁはぁ…」
「あのな、そんな嗅ぐな…なんか、恥ずい…」
「んな事言ってもこの臭い…たまらんのよ…」
蒸れた雄と汗の臭い。炎天下の中歩いていたのだからいつもより更に濃密になっている。
本来であれば悪臭である。現に狼もこの臭いは悪臭だと理解しているはずなのに。
どうにもこうにも、止められない。嗅げば嗅ぐほど、脳から分泌されるのは幸福感。
徐々に狼の顔が蕩けていく。その表情を見て、鯱は頬をぽりぽりと掻いた
「トロ顔されたら…我慢出来ねぇって…早く出してくれよ。」
「あ…あぁ、悪い…んふっ♥」
狼は恍惚の笑みを浮かべたまま。鯱のスリットへマズルを突き入れた。
「ん”っ…」
熱い。鯱のスリットは思っている以上に熱い。
知っていても、この熱さはたまらない。きゅんきゅんと下腹部が疼く疼く。
もちろん熱を感じているのは狼だけではない。
鯱のスリット。肉壁に狼の吐息が触れるとその部位が火傷してしまったかのようだ。
づるづると狼の肉―舌がスリットの中に触れる。
鯱はその刺激にびくんっ、と腰を跳ねさせて。狼の耳の裏を撫でた。
舌が内壁から…竿へ。
宝物を見つけた少年の様に、キラキラとした笑みを浮かべると狼はその竿に舌を絡めて。
マズルを引き抜いた。
ずるぅっ♥
「んぁ”っ♥お…っきぃ…♥」
何度も行為をしていても。見る度に狼はうっとりと呟いてしまう。
べしん、とマズルをはたく鯱の逸物は想像を絶する大きさだ。
狼の頭を軽く超え、外に引っ張り出された衝撃でぶるんっ、と揺れると鯱自身の胸板を叩く。
睾丸こそ見えていないものの、この竿から迸る種は。
「んふっ、好き、すきっ…♥おっきぃ、チンポ♥」
ちゅ、ちゅ、と啄むようなキスを竿に落として。狼は尻尾をぶんぶんと振り、尻を揺らす。
「…挿入れたいんだけどいいか?」
「ん♥」
狼はにっこりと頷いて。
ガクガクと膝を笑わせながら立ち上がると万年床へと向かった。
ごろん、と仰向けに寝転がり、股を開き、腹を見せて。
「きて、きて♥」
「…ゴムは?」
「いらない、なま、なま♥」
燃え上がる情欲に身を任せ、狼は耳をパタパタはためかせる。
ケツワレの下では鯱の竿に負けず劣らず大きな逸物が姿を見せているのだが…それは、今はただの飾り。
「ったく…しょうがねぇな。」
鯱は立ち上がると狼に覆いかぶさった。
エアコンの風が冷たく、心地よい。
だが二人の熱を、香りを吹き飛ばすには、全く足りない。
もうもうと立ち込める汗とフェロモン。
鯱は狼の雄穴に逸物を宛がい。真っ直ぐに狼を見つめながら。
「挿入れるぞ。」
「んっ…ぁ”っ…」
ぬぶっ…ずぶっ…ずぶぅっ♥
「ぉ”ぉ”んっ♥ぉ”ぉ”っ、ぉ”っ、ぉ”っ、ぉ”ぉ”~~ッ♥」
ゆっくりと挿入していく。
雄穴を拡げ、雄膣を圧迫されていく。どくんどくんと伝わる鼓動と熱、竿の肉密度に狼はあられもない声を上げながら鯱の肩に抱き着いた。
浮かせた両足をびん、と突っ張らせ、目は上を向き始める。
舌をはみ出させ鯱の首筋を舐めて。
「っ…気持ちいい…そっちは?」
「ぎもぢっ…ぃっ…ぁ”っ♥ぁ”んっ♥」
心地よく締め付ける狼の雄穴。竿に絡みつく雄膣は熱く、腸液がたっぷりと塗されて。
軽くほぐしただけ。ローションも何も使っていないのにも関わらず狼の雄膣はあっさりと巨根を半分ほど受け入れて。
奉仕される悦びと快楽に腰を震わせ、鯱は続けて腰を突き進めていく。
「ぉ”っ♥ぉ”ぉ”~ッ♥そこっ、ぎもぢっ、ぉ”っ♥すきっ、すき…ッ♥んぁ”っ♥」
狼の嬌声が耳をくすぐる。腰に絡みつく両脚と尻尾の感覚。
崩れた表情、蕩けた瞳。鯱は狼の耳元に顔を近付けると腰を突き進め、奥へ奥へと逸物を挿入しながら。
ぢゅぶぢゅぶと音を立てながら耳に舌を突き入れる。
「んぁ”っ♥ぁ”っ、ぁ”っ♥らぇっ、きもちっ、よすぎっ、ぁ”っ、んっ、ぅ”ぅ”んっ♥」
狼の快楽が高まれば自然、鯱の快楽も高まる。
鯱の逸物を根元まで受け入れると狼は鯱の背中を撫でまわし、つるりとした皮膚の感触を愉しむ。
「つる、つる…ぁ”っ、ぁ”っ♥」
「お前の肉球、気持ちいいな。…動く…ぞ。」
「んっ、んっ♥」
耳から舌を抜いて。今度は口を重ね合わせ。舌を絡ませあいながら。
鯱はゆっくりと。挿入する時もゆっくり、熱い雄膣から名残惜しそうに逸物を抜き取る。
「ぉ”っ、ぉ”っ♥ぉ”~~ッ♥」
肉が抜ける音と狼の間の抜けた嬌声がほぼ同時に響いて。
今度は素早く。
ずんっ♥
「っほぉ”っ♥」
挿入する。
一度の挿入で一気に狼の雄穴は緩んだのか先程よりも挿入は容易で。だが、適度な抵抗感は残ったままで。
鯱はぶるり、と全身を震わせるとはぁっ、と熱く息を漏らした。
熱に浮かされた二人は。
ずんっ、ずぼっ、ずごっ、ぬぶっ、ぬぶっ、どぢゅっ、どごぉッ♥
「んぉ”っ、ぉ”っ、っほぉ”っ♥ぉ”っ、ぉ”ぉ”ぅ”ぅ”っ♥」
「ふーッ、フーッ、フーッ…!気持ちいいッ…ナカッ…やっ…ぉ”ぉ”っ…!」
一突きするだけで狼は背中を仰け反らせ、唾液をだらだらと溢れさせる。
狼のケツワレの下で暴れまわる逸物が、鯱の腹を叩きその存在感を示す。
その立派な逸物がただ雌の快楽に暴れまわっている。その事実が、鯱の雄としての情欲を満たし、快楽を湧き立たせた。
「すきっ、すきっ、すきっ♥そこっ、ぉ”ぅ”ぅ”っ♥ぃぃ”っ、ぃ”っ、んぉ”~~~ッ♥んっ♥」
「んぐっ…んっ…」
嬌声を聞けなくなるのが惜しいが、それよりもより深くつながりたい。
鯱は狼の唇を貪り、狼はそれを受け入れる。
背中を、背びれを撫でまわし、尻尾を絡め、両脚を抱き寄せる。
雄膣を締め付け、極太、極長の逸物を扱き上げて。
「ぅぅっ、ぅ”ぅ”っ、んぶぅ”っ…!」
鯱は苦しそうに、しかし何よりも心地よさそうな声を上げた。
腰の動きは激しさを増し。結合部が泡立ち、万年床を淫猥に汚していく。
狼の中で逸物が膨らみ、跳ね、先走りを大量に注ぎ込む。
「んっ、んっ♥んぶっ、んぐっ、んふぅっ♥んぉ”っ、ぉ”っ♥」
ぼっこりと。狼の割れた腹筋に逸物の形が時折浮かび上がる。
擦り合わせる胸。乳首がぼっちりとタンクトップに浮かび上がり、鯱の胸板を撫でて。
狼の声は上擦るばかり。
「やっ…もうッ…射精るッ…かもッ…!」
「んぁ”っ、ぁ”ぅぅ”ぅ”んっ♥いいっ、良いぞッ♥射精しッ、らひれぇ”っ♥チンポミルクッ♥ザーメン俺の中にぃ”っ♥全部ッ♥そんでっ、メスアクメッ、させっ…」
「ぐぅ”ぅ”ぅ”ッ!!!」
言葉を遮り。鯱は唸り声を上げると。
どづどづどづっ、ごづっ、ずぶぐるぅっ♥
腰の動きを一気に早めた。
腹を持ち上げられるその感触に狼は。
「ぁ”っ、ぁ”ぁ”っ♥ぃ”っ、イ…イぐぅ”ぅ”ぅ”っ♥♥」
どぶぶびゅるぅッ♥ごぶぶぶりゅぅ♥
ケツワレの下で逸物を爆発させた。
前立腺を抉り上げる逸物に。腹と腹で扱き上げられる直接的な快楽に、狼は大量の精液をぶちまけた。
精液独特の青い臭い。雄の臭い、フェロモンが濃密に彩られて。
狼は頬を吊り上げ、舌を突き出し。この上なく淫猥な悦びの表情を浮かべると両脚を引き寄せた。
雄膣を締め付ける。ぎゅるぎゅると鯱の逸物を吸い上げて。
「がぁ”っ、ぁ”ぁ”っ!!」
鯱は絶頂に達した狼に釣られ。
腰を押し付ける。
どぶっ、ごぼぉっ♥ごぼぶぶりゅぅっ♥ぶびゅぶっ、びゅるぅっ♥
「~~~~ッ♥♥ッ、ッ♥♥」
狼は注ぎ込まれる特濃の精液に酔いしれ、声にならない声を上げ。
全身を駆け抜ける幸福と恍惚に溺れていく。
狼の中に全て注ぎ込み…鯱はふぅぅぅ、と大きく息を吐いて。
ゆっくりと狼の中から逸物を抜き取る。
にゅっぽん、と音が響いて。
「んひっ♥」
狼はびくんっ、と全身を痙攣させた。
ぼっかりと空いた狼の雄穴。ひくひくと蠢いたと思えば。
とろぉ…ごぷっ♥
鯱の精液が落ちる。
万年床を汚すそれを指で掬い。狼はうっとりと自分の胸に垂らした。
「んへっ…さい…こぉ♥」
「俺も良かった。…お前の中は本当に気持ちいいな。」
「鍛えてる、から、なぁ♥」
微笑みあって。口づけを交わす。
精液に汚れたまま万年床へと寝転がり、二人で何をするでもなく。
指を絡ませあい。脚を絡ませて。
肉体を撫であう。
「あー…しっかし…マジあっちぃな…」
「最高気温日々更新中らしいぞ。水分取らんと…」
「だなぁ…あ、んっ…そこ…気持ちいい…」
狼の武骨な指が鯱のスリットをなぞり上げて。
鯱は思わず声を漏らした。
狼はくすり、と笑い、指を離すと立ち上がる。
ちゃぶ台の上に置いたペットボトルとスマホを手に取って。
「ほい、水。」
「あんがと。」
「ん。…お、クーポン来てる。今ならファミレスで10%オフで食事だってよ。」
「いいね、あそこのファミレス地味に旨いの多くて好きだ。」
「行くか?」
「…いやぁ、どうすっかな。体洗わねぇと…でもなぁ…中出しされたザーメン出すの…もったいねぇ…」
「腹壊すぞ。」
「そこはまぁ…うん…あー、でも動きたくねぇ。お前の体気持ちよすぎ。」
「そりゃどうも。…俺のスマホ取って。」
「ほいほい。」
何気ない会話が。この空間が。とても心地よく。
眠ってしまいそうな。ゆったりとした時間。
無言で。ただ並んで横になるだけで。こんなにも愛おしい時間。
蝉の声は、未だ止まず。
高い陽射しが。やがて低くなっても。
二人は互いに脚を絡めて。
ただただ。時間を過ごしていく。
浪費?
いや。二人にとって、至高の時間が。
いつまでも、いつまでも。
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