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将軍ラヴァーズ

  「ウォォォォォ!!!」

  

  戦場に響くのは勇壮な獅子の咆哮。

  

  味方に居ればこんなに頼もしいものはないだろう。

  

  敵に居たとしたら絶望するしかないだろう。

  

  最前線。そこに声の主が居た。獅子の鬣をなびかせ手にした大剣を振るう。

  

  身を守るものは紅いマントにぼろぼろに使い込まれた鎖帷子。

  

  鉄の板を仕込んだブーツ、それだけだ。

  

  逞しく均整の取れた肉体は無数の古傷で覆われており見るものを魅了する何かを放っている。

  

  きっと殺された敵軍の兵士たちも最期の思考は同じだろう。

  

  『美しい』

  

  と。

  

  「隊長!敵軍が逃亡を始めた模様です!しかし統制が取れていないのか混乱した兵士たちが特攻を!」

  

  馬の嘶き、鬨の声に剣の擦れる音。その中でも消えない声で男は叫ぶ。

  

  獅子の男はマントを翻した。

  

  「敵軍の兵士よ!ここでむざむざ命を散らす事はない!引くがよい!全軍!後退!敵意を失った相手に剣を振るうな!!」

  

  

  

  「そうか。今回も良くやってくれたなレイ。」

  

  初老にさしかかろうか、それぐらいの見た目で冠を被った男は満足そうに頷いた。

  

  細身ではあるがしっかりと鍛えられた体から、彼をこの国の王と見抜くのは難しいだろう。

  

  「いえ。…では私は捕虜たちと話しをしてまいります。」

  

  敬礼をすると獅子の男―レイは王の前を後にした。

  

  

  

  

  城内の廊下は綺麗に整っており来るものを歓迎するような明るい雰囲気だ。

  

  兵士たちもどこか緩やかに各々の仕事をしているように見える。

  

  もちろん平和ボケしているというわけではないのだが。

  

  「隊長!お疲れ様です!」

  

  「あぁ。…スニーク、お前も今回はよくやってくれた。ゆっくり休んでくれ。」

  

  「い、いえ!自分、まだ仕事があるので!し、失礼します!」

  

  と、まだ若い犬獣人の青年は顔を紅くしてその場を走り去った。

  

  首を軽く傾げるが…レイはすぐにまた歩き始めた。

  

  

  

  

  

  家―一軍の大将としてはこじんまりとしすぎている―に帰るとレイはふぅ、と息をついた。

  

  今日も戦。それ自体はなんら問題ない。しかし今日の相手はなにか不自然だった、と思う。

  

  何が、と聞かれると答えようがないのだが。

  

  強いて言えば捕虜になった兵士の様子、といおうか。

  

  普通なら思い切り歯向かう。または救いを乞う。どちらかだが今回は聞き分けが良すぎるというか。

  

  「…考えても仕方ないな。」

  

  自分の思考を自分の言葉で切りレイは少し重い礼装を脱いだ。

  

  流石に王の前で戦場の格好を見せるわけにはいかないのだ。

  

  下着も全て脱ぎ払い全裸になるとそのまま彼の体には小さいベッドに横たわる。

  

  全ての疲れがベッドに落ちていく感覚。心地よい眠気にその身を任せレイは目を閉じた。

  

  [newpage]

  

  

  夢を見た。それは今までに見たことの無い、淫らな夢だ。

  

  全裸のまま両腕を縛られ下卑た、薄暗い表情を浮かべた全裸の男たちに囲まれなすがままにされる。

  

  差し出された肉棒をしごき、しゃぶり、出てきた白い欲望を全身で浴び、飲み込み。

  

  男を受け入れるという事を知らない肉壷に肉棒をねじ込まれ。

  

  不思議なほど痛みはなく快楽だけが脳に刻み込まれる。知らないはずなのに知っている。

  

  もっと欲しい。もっと注ぎ込んでくれ。

  

  そんな思考が生まれている。

  [newpage]

  

  

  そこでレイは目を覚ました。全身の強い脱力感と下半身のヌルツキが不快で体を起こす。

  

  よくあることだ、特に戦の後は。

  

  女を抱く事、性に溺れることは堕落に繋がると、自らに課した禁欲がこういった形で表に出る。

  

  しかし、今までにあんな夢を見たことがあっただろうか。

  

  僅かに苦笑しレイは起き上がりおもむろに外に出た。

  

  どうせ街外れの小さな家だ。周りには誰もいやしない。

  

  そこで何か違和感を感じた。小さな小さな違和感。

  

  自分の下半身から臭う粟の花のような青臭い臭い。

  

  夜の風の匂い。

  

  そしてどこか甘く、ほのかな匂い。

  

  そう、この甘い匂い。

  

  嗅いでいたいような、なにか不安になるような。

  

  月明かりに照らされる自分の肉体に目を降ろす。

  

  いつの間にか呼吸が荒くなり自分の肉棒が屹立していることにようやく気がついた。

  

  夢精の後はこんなになることはないのに、何が起きているのか。

  

  「…水でも浴びるか」

  

  呟きレイは小川の方向へ歩き出した。

  

  夜目の聞く彼には月明かりで十分なほど道が見える。

  

  その途中。風の音、木の葉の擦れる音。それ以外に足音のようなものが聞こえた。

  

  「…誰だ。」

  

  静かに、だが威圧的にレイは言葉を発し、牙をむき出した。

  

  足音は何も答えない。気に喰わない。

  

  次の角で襲い掛かろう。気配は数人だが滅多な事がない限り先に出れば下手は打たない。

  

  角にさしかかろうとした瞬間だ。

  

  甘い香りが急激に彼の鼻を覆う。それは脳に直接響き渡り、彼の体の動きを止めた。

  

  「ぐっ…!」

  

  動かないからだ。筋肉に包まれたその体を支える事もできず膝を突いた彼に黒い影は覆いかぶさった。

  

  口に布を当てられ、そのまま彼の意識は闇の中に放り込まれた。

  [newpage]

  

  

  意識を取り戻すと、ぱちぱちと松明の爆ぜる音が聞こえる。

  

  立ち込める汗の臭い。全身は痺れている感覚で立ち上がる事が叶わない。

  

  瞼を開くのですら億劫なほどの疲労感。

  

  それでもレイは瞼を開いた。

  

  薄暗い部屋。ここは…地下牢だ。恐らく。

  

  檻の外と中には沢山の男たち。全員がひきつったような、薄暗い笑いを浮かべていた。

  

  そのどれもが…見知った、部下たちだ。

  

  「お前たち…一体…」

  

  喉も力が抜けてしまっているのか声がかすれる。そのかすれた声に反応したのは、逆の檻に居る誰かだ。

  

  「将軍。お目覚めでしょうか。」

  

  「その声…お前は…」

  

  そう、その声には聞き覚えがあった。昼に話をした、敵軍の捕虜。

  

  「何をした…!」

  

  「私は何もしていませんよ。ただ少しお話をしただけです。…彼らが将軍を捕らえるのは私も予想外でした」

  

  そして楽しそうに、捕虜は語る。

  

  彼らは本当にレイが好きなのだ。ほとんどの部下はきっとレイを慕っている。

  

  そんな彼に、忠誠以上の感情を抱いた。

  

  いや、忠誠に見えた、感情だったのかもしれない。

  

  超えてはいけない一線。将軍と一兵士。ましてや男と男だ。

  

  それでも、それを超えてでも。

  

  「私はそんな彼らの望みを聞いただけですよ。私も縛られているでしょう?まぁ見えないですね」

  

  逃げなければいけない。…そんなレイの考えとは裏腹に力はまるで入らない。

  

  そして両足に着けられた鉄の鎖が彼の動きを抑制する。

  

  「…将軍。私は…私は…!」

  

  真っ先にレイの美しい肉体にむさぼりついたのは彼の右腕とも言える、狼の将だ。

  

  狂気を孕んだ目で彼はレイの古傷一つ一つに舌を這わせる。

  

  「ふぐぅ…!」

  

  初めての感覚にレイは声を上げる事しかできない。

  

  不快なのか快感なのかも分からない。ただ彼の肉棒は敏感に快感を感じ取ったようで硬度を増していき

  

  天井をさすほどにそそり立った。

  

  それを知ってか知らずか狼はあえて分かりやすい性感帯はあえて舐めずに古傷を、脇腹を、へその周辺を。執拗に舌で責める。

  

  たっぷりと唾液を纏った肉体。唾液と汗の混じった匂いは。

  

  周りに構えている男たちの興奮をこれ以上ないほどに昂ぶらせる。

  

  誰もが己の肉棒をしごき。これから始まるであろう宴に頬を引きつらせる。

  

  発情した犬のようにハッハッと荒い呼吸を吐き狼は舌なめずりをした。

  

  「将軍のチンポ…頂きます」

  

  それだけ呟き狼はレイの肉棒をくわえ込む。長いマズルはレイの巨大な肉棒をすっぽりと覆い込み

  

  これまでにない直接的で、彼にとっては暴力的な快楽を叩き込む。

  

  「ぐがぁぁぁぁ!!」

  

  それにレイは咆哮を上げた。雄雄しき獅子の咆哮か、淫らな雌犬の喘ぎ声か。

  

  溢れ出る先走りを飲み干し亀頭に舌を絡ませ竿を甘く噛み。

  

  時間にして十数秒だ。レイは目を見開き声にならない叫びをあげる。

  

  喉を叩くような勢いで噴出す精液を狼の将は一滴も溢すまいとごくごくと飲み干すが…

  

  飲み込みきれず咳き込みと共に狼の将は精液を吐き出す。

  

  マズルから開放された彼の肉棒はなお精液を放ち続ける。

  

  放たれた欲望は狼を、彼を、床を、そして彼自身を白く白く染めていく。

  

  数分に及ぶ射精はようやくおさまり、レイは数度痙攣した。

  

  夢精では得る事の到底叶わない、初めての快感に思考することが出来なくなる。

  

  しかしそれでも、レイの肉棒は萎える事はなかった。

  

  地下牢に立ち込める汗の臭い、精液の臭い、雄の臭い、甘い臭い。

  

  それらを嗅ぐたびに肉棒が先走りと精液の混じった液体を吐き出すのだ。

  

  そうしている間にもレイの睾丸はどくどくと精液を生産し、次の快感に備えている。

  

  狼の将は恍惚の表情を浮かべ顔のいたるところについた精液をかき集めるとずるずると旨そうにその精液を飲み込んだ。

  

  「ぷはっ…ぁぁ…将軍、将軍…」

  

  精液で濡れた手で己の肛門をかき回す。そして狼の将はレイの体にまたがった。

  

  虚ろな目でそれを見つめるレイ。何をされるのか、理解は出来ないが…想像は出来る。

  

  腸液がとろり、と垂れてレイの肉棒にまとわりつく。狼の将は腰を少しずつ下ろし…レイの肉棒をくわえ込んだ。

  

  「はぁっ…」

  

  幸せそうな、蕩けた表情をうかべる狼の将。対してレイは声にならない叫びを上げていた。

  

  ずちゅずちゅと淫らな音がして、腸液がびたびたととびちりレイの下半身を汚していく。

  

  狼の将の肛門は女を知らないレイの肉棒を優しくしごきあげ、頭が吹き飛びそうに成るほどの快感を与える。

  

  「将軍んん!!凄いですっ!きもち…いぃぃぃ!」

  

  「やめ…やめてくれぇぇぇ!」

  

  狼の将は理性も何も無く唾液を撒き散らしながら腰を上下させ嬌声を上げた。

  

  レイは拒絶の言葉をあげる。これ以上快楽に呑まれてしまうと、引き返せなくなるとそう思ったのだ。

  

  しかし、狼の将はそんなレイの懇願に耳を貸すことはない。

  

  自らも快楽を貪りながらレイに快楽を押し付ける。レイはその快楽を前に堕ちそうになっていた。

  

  …周りで見ていた目をぎらつかせた男達。…いや、男達というよりケダモノと言った方が正しいだろうか。

  

  レイの痴態と狼の将のあげる嬌声にほんの僅かに残っていたストッパーが…壊れた。

  

  「もう我慢できねぇ!将軍!俺のチンポも気持ちよくしてくれよぉぉ!」

  

  「胸!胸だ!」

  

  「将軍!俺、俺!」

  

  まるで花の蜜に群れる虫のように、雄共はレイの体を貪り始めた。

  

  豊満な筋肉に包まれた胸を揉みしだき、腹を舐り、口を性器のように扱い、両手に己の肉棒を握らせ、太い足を嘗め回し。

  

  その間も狼の将から暴力的な快感をあたえられ、性の経験を持たないレイが耐えられるわけも無く。

  

  「ふぐっ!ぐぅぅぅぅぅ!!!!!」

  

  瞳に涙を貯めながらレイはくぐもった声を上げて絶頂に達する。

  

  びゅるびゅると凄まじい勢いで吐き出される精液は全て狼の将の腸内へ吸い込まれていき、肛門からも噴出していく。

  

  「あぁがぁぁっぁあぁぁぁ!」

  

  狼の将はその射精に耐え切れず、絶叫とともに精液を噴出した。

  

  地下牢の臭いが、より強く、そして酷いものになっていく。

  

  狼の将が自らの肛門からレイの肉棒を開放すると、ぶぴっ、と下品な音を立てて肛門から精液が零れる。

  

  その間もレイは雄共に全身を犯され続けていた。

  

  全身は雄共の放った精液でどろどろ。全身だけでなく胃の中も、食道も、口腔内も。

  

  全てが精液で埋まっており、呼吸するのすら辛い。しかしそれを不快に感じる心と、それを求める心が生まれ始めていた。

  

  もっと精液を注いで欲しい。…男を知らぬ肛門がクパクパと収縮を始めて腸液をたらしている。

  

  いけない、これに堕ちては…戻ってこれなく…

  

  「やめ…くれぇ…もっと…もっとぉぉ…やめろぉ…!」

  

  二つの心がせめぎあい、もう訳が分からない。涙で汚れる顔に、雄共の放った精液がふりかかる。

  

  その時である。地下牢のドアががちゃり、と開かれたのだ。

  

  その音を一番に聞きつけたレイは、まだ残っていた理性を振り絞る。

  

  「助けッ…助けてくれぇッ…!!!」

  

  「その声…将軍!?」

  

  レイの聞いた声は、昼に話をしたスニーク、という若い犬獣人の声だ。

  

  この姿を見られたくはない。しかし、今の自分にはここから脱出するだけの力もない。

  

  階段をこつこつと下りてくる音。…スニークが姿を見せる。

  

  スニークは未だに繰り広げられている淫靡な宴の様子と酷い臭いに手を押さえた。

  

  …夜の見回り、ということで軽装な彼の股間が膨らんだのが、遠くからでも見えた。

  

  [newpage]

  

  

  「頼むっ…助けて…」

  

  「将軍!イキます!飲んで!ザーメン飲んで!」

  

  「俺もっ…!」

  

  「ぐぶっ!」

  

  レイの言葉はケダモノの吐き出した精液で押しつぶされる。

  

  スニークはその痴態にただただ言葉を失い足を震わせていた。

  

  先ほどまで絶頂に達し横になっていた狼の将がフラフラとスニークに近寄る。

  

  妖しい、薄暗い笑みを顔に張り付けて。

  

  「スニーク…お前も、混ざりたいか?」

  

  「なっ…ルフさん、何を…だ、駄目です、こんなの…」

  

  顔を真っ赤にしながら視線をレイから離すスニーク。

  

  狼の将―ルフは精液に塗れた両手でスニークの股間部に手を触れた。

  

  「ひぅっ…」

  

  「何が駄目なんだ?こんなに勃起させて…毎晩あぁやって将軍を犯すこと、夢に見てたんだろう?」

  

  「なっ…違…そんなことっ…!」

  

  否定は弱弱しく。ルフはスニークの股間から手を離しズボンに手をかけた。

  

  ルフは知っているのだ。このスニークという男が、レイに対してどのような感情を抱いているのか。

  

  毎晩のように自分を慰める、若い彼が。

  

  そのままするすると脱がせると…中身の形を主張し、先走りに濡れた下着が姿を現した。

  

  何かが、不味い。

  

  「スニーク!落ち着け!頼む!俺を…!」

  

  「将軍!次は俺がチンポ頂きます!」

  

  「将軍の胸…気持ちいいよぉぉぉぉ!」

  

  「やめっ…ぐがぁぁぁぁぁ!」

  

  そう思ったレイはスニークに言葉をかけようとするが、雄共の責めに、嬌声を上げることしか出来ない。

  

  「ほら、将軍もあぁやって喜んでらっしゃる。…それに、まだ将軍は処女だぞ…?」

  

  「で、でも…こんなの…」

  

  下着も脱がされ、スニークの肉棒が外気に晒された。

  

  それなりの大きさではあるが先端は綺麗なピンク色をしており、性交の経験がないことを示していた。

  

  さらに上半身の服を脱がせ全裸にさせる。…スニークの目に、僅かながら淫靡な光が宿った。

  

  「今、お前が犯せば、将軍はもっと喜ばれる。…お前に依存するかもしれないぞ?」

  

  「しょう…ぐん…」

  

  「スニーク!やめっ…ぐぶっ!」

  

  「しょうぐん…」

  

  虚ろな目でスニークは呟き、一歩一歩レイに近づいていく。

  

  精液に塗れながらレイはスニークに手を伸ばした。しかしその手には、肉棒が握られて。

  

  レイに近づくとスニークは舌をだし、唾液を流しながら膝をついた。

  

  その肉棒は極限まで膨らんでいて。

  

  「頼む…やめてくれ…ッ」

  

  「しょうぐん…俺…すいません…!」

  

  スニークはレイの肛門に肉棒を当てて…そして。

  

  ずぱんっ、と肉と肉がぶつかる音が響く。

  

  「あがぁぁぁぁぁぁ!!」

  

  ねじ込まれた肉棒はみちみちとレイの肛門を押し広げていく。

  

  それは肉棒を刺激されるのとはまた違った快感であり…恐ろしいものだ。

  

  初めてする行為だというのに、レイの肛門と腸は心地よくスニークの肉棒を刺激する。

  

  「ふぐぅっ…!将軍!将軍んんんん!!!」

  

  スニークは牙をむき出し、叫びながら腰を動かした。

  

  その度にズパンズパンと肉と肉のぶつかる音が響いて。

  

  肛門を犯されて、肉棒も犯されて、口も、両手も、胸も、腹も、足も。

  

  何もかもを犯されて。精液が降りかかるたびに頭が吹き飛びそうになる。

  

  「出るッ…将軍!中にッ、中にッ!ウォォォォォン!」

  

  肉棒を一番奥までねじ込み、スニークは上半身を逸らし思い切り吼えた。

  

  「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

  

  中に熱い精液が注ぎ込まれる感覚。それは肉棒を責められるよりもずっと、ずっと気持ちよく。

  

  レイは絶頂に達し、別の雄の中に精液を噴出した。

  

  びくんびくんと全身を痙攣させて。…満足したのかスニークは肛門から肉棒を抜き取った。

  

  ぽっかりと空いた肛門から中出しされた精液がこぽり、と零れる。

  

  だらしなく舌をはみ出させるレイ。…雄達は今まで犯すことをしなかった肛門も、犯し始めた。

  

  

  

  この淫靡な宴はいつ終わるのだろうか。

  

  レイの中に僅かに残った理性がそう考える。少なくとも、まだ一日は経っていないはずだ。

  

  助けを求める心はまだ、残っている。

  

  「ぁぁぁぁっ!イグッ!またっ…!」

  

  快感を求める体は淫靡な嬌声を叫び、射精を続け、肉棒を受け入れる。

  

  もう全身はドロドロで、腸の中も腹の中も精液で一杯だ。

  

  それでも、まだ宴は続いている。

  

  ルフが、精液を搾り取り、スニークが搾り取られた精液を補充するように中に吐き出す。

  

  「もっと…もっとくれぇ…精液も…チンポも…」

  

  両手で、胸で。他の雄の肉棒をしごき、溢れる精液をまだ足りないとばかりに飲み干し。

  

  それでも、残る理性は助けを求めていて。

  

  「精液…うま…やっ…もう…やめ…ぐへへへぇ…」

  

  助けを求める声は、嬌声にかき消されて。

  [newpage]

  

  

  レイがその淫靡な宴から逃れる事が出来たのは、それから数時間後の出来事だ。

  

  発見された際、雄共は全員眠りこけており、レイも半分意識を手放していた頃だ。

  

  精液やらなんやらと様々な液体に塗れたレイ。

  

  …彼を襲った雄達は一度、拘束された。もちろん、捕虜も含めて。

  

  王は目の前に並ぶ罪を犯した者達の多さ、そしてそれがほぼ全てレイの部下である事に絶句する事しかできない。

  

  「死罪、にするしかないだろうな…」

  

  「…王よ、少しお待ちください。」

  

  王の判決に、レイが異議を唱える。その姿は宴の際に快楽に溺れていたものと同一人物だとは思えないほど勇壮だ。

  

  彼らの前に立ち。

  

  「彼らは私のために命をかけて今まで戦ってくれていました。…確かに彼らがしたことは恐ろしく、許されるものではありません。ですが、彼らの気持ちに気がつかず、ずっと放置していたのは私の責任でもあります。だから、死罪は、死罪だけは許していただけないでしょうか。」

  

  「お前は、それでいいのか?」

  

  「かまいません。…もしまた、私の意思に反して同じことをしたら…その時は私が手を下します。」

  

  レイの真っ直ぐな言葉と真っ直ぐな瞳。王ははぁ、とため息をついた。

  

  「分かった。お前がそこまで言うなら死罪はやめよう。…捕虜に関してはどうするのだ?」

  

  「彼は私に部下達の気持ちを教えてくれました。これから話をして…私の部下に成ってくれるのなら許そうと思っています。」

  

  「…そうか。」

  

  

  「私は殺されるのでしょうか?」

  

  と、両手を縄で縛られた捕虜はレイに話しかけた。

  

  狭い牢獄の中で、レイは彼を真っ直ぐに見つめる。

  

  「まだ分からない。…もしお前が私の部下に成ってくれるのなら、私はお前を守ろうと思っているよ。」

  

  信じられない内容に、捕虜は顔をあげ目を見開く。

  

  レイは優しく暖かな微笑を浮かべるだけだ。

  

  「あれだけのことを…私は…してしまったというのに…ですか?」

  

  「あぁ。…お前が居なければ私はアイツらの気持ちにすら気がつけなかった。それに、お前の話術と薬の知識はただ散らすだけではもったいなさ過ぎる。」

  

  「あっ…なんという…」

  

  捕虜は涙をぼろぼろと零し、また俯いた。

  

  

  

  もともと敵軍だった捕虜の男も、戦場で見たレイの勇壮な姿、立ち振る舞い、そしてオーラに惹きつけられていたようだ。

  

  捕虜になったきっかけの戦も、彼自身が参画したものであり、レイの元に行くためだったようで。

  

  めでたく部下になれた捕虜は、そこからレイの部下としてメキメキ仕事を行い…

  

  レイの居るこの国は、長く、長く栄える事になる。

  [newpage]

  

  

  

  薄暗い地下室の中。男達は全裸で、少し陰のある笑いを浮かべていた。

  

  パチッ、と焚き火の爆ぜる音が響く。その火に照らされているのは、獅子の男だ。

  

  瞳には淫靡な光を宿し、口の端からは唾液がしたたっておりとても理性があるとは思えない。

  

  肉棒からは先走りを垂らし、自身の肉棒を、大きくパンパンに張った睾丸を、太ももを濡らす。

  

  「戦も終わって…ご苦労だった。…今日は…俺の体を…好きに…使ってくれ…はっ…はぁっ…早くッ…くれぇ…」

  

  男ははぁはぁと息を吐きながら舌をだらしなくはみ出させ、自らの肉棒をしごき、肛門を見せ付けるように尻を突き出す。

  

  男は肛門に空いている手をねじ込み、ぐちょぐちょと弄る。腸液が指を伝った。

  

  「将軍…!」

  

  「はぁっ…!チンポっ…ぎもぢぃぃぃぃ!」

  

  将軍と呼ばれた男は肛門に犬の男の肉棒を突き入れられ、早速絶頂を迎える。

  

  肉棒から精液が噴出して、辺りに粟の花の臭いを立ち込めさせた。

  

  それがいつもの合図だ。周りで見ていた男達は獅子の全身を性器であるかのように扱う。

  

  喉も、口も、手も、足も、腹も。何もかも、全てを。

  

  放出された精液を恍惚の表情で飲み込み、腸内に精液を注がれるたびに破顔し、射精するたびに全身を痙攣させて。

  

  部下達への慰安、という名目の元、彼は快楽に溺れる。

  

  表は、頼れる、勇壮な将軍として。

  

  裏は、淫乱な、極上の肉奴隷として。

  

  レイの生活は、続いていくのだ。

  [newpage]

  

  

  あとがき。

  閲覧ありがとうございました。銀燐@うるふぃーです。

  見直してみたら実に2年前に書いたお話になっていました、時の流れは早いものです。

  

  改めて見直してみますと、こう、こそばゆいというか、なんというか。。。

  もうちょっとエッチなシーンとかを濃密に書いたり、捕虜の掘り下げなんかをしておきたかったなぁと思ったりしますねぇ。

  敵軍の捕虜が敵国の将軍に憧れて、あこがれ過ぎて起こした事件、という感じで書こうというのは思いついていましたが。。。

  

  勇壮で、勇敢で、獰猛で、繊細で、淫乱で。

  そんな素敵な獅子さん。書いていてとてもノリノリになったなぁとしみじみ。

  

  実はこのお話にはプロトタイプとなるお話がありました。そちらは「狼さんが牢屋に囚われたまま肉便器になってて城中の雄に奉仕してる」という、まぁド直球なエロなだけのお話です。本当はそちらを載せようかな、と思ったのですが余りにも短かったので色々構想してたらこのお話が出来た、という流れです。

  

  

  誰からも好かれる。その好意は狂気にいつしか変わるかもしれません。そしてその狂気が向かう先はきっと、好意を向けていた相手。

  純粋過ぎるほどの純愛は、相手を傷つけ、貶めるのかもしれません。

  それでも、純愛は純愛。ねじ曲がっても、快楽に堕ちても。

  そんな意味合いからタイトルを「将軍ラヴァーズ」としました。あくまで犯していた彼らは獅子が好き過ぎただけなのです。

  

  

  更に余談ですが、自分のお話を書く際に、投稿時と書き始めの頃でタイトルを変えている、という場合が多々あります。これもそうです。

  見てみたらこんなタイトルでした。

  

  「獅子将軍の肉便器ショウ」

  

  …まんまじゃねぇか!!!!!

  

  そんな風に自分に突っ込みを入れつつ、お開きとさせていただきます。

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