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色々規格外な狼さんに抱かれるだけの話

  夜も更けた。

  

  貴方は今日も疲れた体をなんとか引きずるように家に向かっている。

  

  明日はようやく休みだ。その休みの間に体を休めておきたい。

  

  そろそろ自分の家が見えてくる。…灯りが付いていた。

  

  貴方は嬉しくなり笑う。家に帰れば、あの人が待っている。

  

  少し急ぎ足で。家のドアを開ける。

  

  「お帰り。お疲れ様。」

  

  にっこりと笑顔で、狼獣人の彼が出迎えてくれた。天井が彼には低すぎて、常時中腰。

  

  もう少し広い部屋に引っ越したいね、と貴方が言うと。

  

  「いいよぉ、このままで。色々大変でしょ?」

  

  見た目の厳つさと噛み合わないのんびりとした声をだしながらひょこひょこと部屋の奥へ向かった。

  

  貴方もそれに続き、服を脱ぎながら部屋に入った。シャワーを浴びたいと思ったが…眠い。

  

  欠伸をする。狼は食事の準備をしているようだが…残念ながら先程、夜ご飯は仕事中にコンビニで済ませてしまった。

  

  申し訳ないと謝ると、狼は首を振って、心配そうな表情を浮かべる。

  

  「いいよぉ、気にしないで。ご飯は明日食べればいいし。それより、ちゃんと休まないと。大丈夫?もう寝る?」

  

  貴方は頷き、くわぁ、ともう一度欠伸をした。

  

  「お布団はもう敷いてあるよ。じゃあ、お休み。」

  

  狼の言う通り、布団はすでに部屋に引いてある。二つ。しかし。

  

  貴方は狼と眠りたいことを伝える。と。狼は顔を赤くして、首を振った。

  

  「え、あ、いや、その、僕、暑いし…寝づらいし…その…おち…んちん…でかくて…邪魔だし…」

  

  そんなこと関係ない、というかむしろそれで寝たい。

  

  そう伝えてもう一度頼むと…狼は迷ったように視線を泳がせた後、こくり、と頷いた。

  

  「わ、わかった…で、でも、ほんとに暑いからね?」

  

  言いながら狼は服を脱いだ。…逞しい肉体である。本人曰く体を鍛えるのが楽しくて仕方ない、という事でそんな体型になったらしい。

  

  浮かび上がった筋肉。そして分厚い胸板と、ちょっと多めに脂肪を蓄えた腹。触ればむっちりとした感触を楽しむことが出来る。

  

  そして…下着も脱ぐと。とてつもない大きさの肉棒が姿を見せた。

  

  今は萎えているが、萎えていても中腰の状態なら床に擦れてしまうかもしれない。

  

  羨ましいというレベルの大きさではない。本人は大きすぎてコンプレックスらしいが。

  

  「あ、あんまり見ないでよぉ…」

  

  思わずじろじろ見てしまった貴方に狼は恥ずかしそうに囁いた。もじもじとした姿がまた厳つい見た目に反して可愛らしく。

  

  こんな狼がパートナーなのだからたまらない。

  

  しかしまぁ…眠い。貴方はごくり、と唾を飲み込んでから布団にもぐり込んだ。

  

  そして少し遅れて狼も布団に入る。正面で見合う。とても澄んだ瞳。

  

  色々あった一日。嫌なこともあって…

  

  ぽんぽん、と狼は優しく貴方の頭を撫でた。

  

  「今日も大変だった?お疲れ様。」

  

  その微笑みはとても暖かくて。貴方はすぅ、と息を吸い込むと狼の胸に抱きつく。

  

  ふっくらとした胸と大きな体。自分が子供になってしまったような錯覚。

  

  狼は優しく貴方を抱きしめた。ふわふわとした毛並みが貴方を心地よく包み込む。

  

  微睡む。この一時に、微睡む。

  [newpage]

  

  

  …狼の言う通り、しかし暑い。

  

  貴方は深夜に目を覚ました。汗をかいてしまい、少々不愉快である。

  

  シャワーでも浴びたいところだが。すぅすぅと寝息を立てる狼が可愛らしくて、動くことができない。

  

  と。

  

  生理現象なのか。狼の大きな肉棒が貴方の眼前まで迫ってきた。

  

  狼のコンプレックスらしい。その大きさは凄まじいもので…狼曰く、自分の喉元近くまで来たことがあるよ、ということらしい。

  

  貴方は見慣れているが、やはり大きさには驚いてしまう。そして。

  

  雄穴がきゅん、と疼いた。

  

  この熱の中で。ドクンドクンと狼の肉棒に血液が流れているのを感じる。

  

  貴方は耐えきれず、狼の巨大な肉棒を咥えた。

  

  当然亀頭以上を咥え込むことはできないが…それでも限界まで咥え込む。

  

  雄の臭いと汗の臭いが入り混じった臭い。それが貴方の脳を刺激する。

  

  鈴口を舐め回し、雁首に舌を這わせると…

  

  「んぅっ…あっ…」

  

  狼の艶っぽい声が響いた。おそらく起きてしまうか。だが、もう火がついてしまった。

  

  貴方はそのまま狼の肉棒を攻め立てながら、大振りの睾丸へと手を伸ばす。

  

  熱く、柔らかい。収縮を繰り返すそれは貴方が触るたびに大きくなるように感じた。

  

  夢中になって睾丸を揉み、蟻の門渡りを撫でていると…狼ははぁっ、と熱い吐息を貴方の頭に漏らした。

  

  「ちょ…やめ…てよ…」

  

  弱弱しく貴方を諫めるが…狼の肉棒は確かに感じているのだろう。むくむくと起き上がり、見る見るうちに膨らんでいく。

  

  貴方は狼の肉棒から手を離すと…狼の肉棒を自分と狼の間に挟むように狼に抱き着いた。

  

  先走りを溢れさせている肉棒を目の前に。貴方はごくり、と唾を飲み込む。

  

  抱き着くと狼のふわふわとした感触。そして肉棒の硬さと熱さが伝わってくるのだ。

  

  これで中を掻き回されたら。想像するだけで感情が昂る。

  

  貴方は早速、狼にねだってみることにした。

  

  シたいと。自分の中をかき混ぜて欲しいと。狼は。

  

  「え…えぇっと…その…きょ、今日は止めようよ…疲れてるでしょ?」

  

  疲れてるからこそ抱かれたいと貴方は狼の鈴口に舌を這わせ、先走りを舐めとった。

  

  そして両手で狼の胸を揉み。ピンと立った乳首を撫で回す。

  

  「やっ…んぅっ…!」

  

  こんなになってるから、もう止まらない。だから早く抱いて欲しいと。

  

  貴方は狼にもう一度頼んでみた。その間も狼の肉棒は震え、硬さや大きさを増している。

  

  もう一度睾丸に手を伸ばすと、まるで大振りのリンゴのような大きさ。いや、それよりも大きいかもしれない。

  

  もはや理解を超えている。この中に渦巻く大量の精液を想像して。貴方の雄穴はとろり、と液体を零した。

  

  狼はやはり躊躇ったような表情を浮かべるが…やがてこくり、と頷いた。

  

  「わ、分かった…そ、その、上手く出来ないけど…」

  

  狼はそう言うと体を起こし、貴方の上に覆いかぶさった。

  

  はぁはぁとお互いの息だけが響いて。唇を重ねたいが、体長差のせいでそれは叶わない。

  

  狼は貴方の雄穴に指を這わせ、しばらく弄り回す。何度か狼の肉棒を受け入れたことのある雄穴は既にぽっかりと開いていて。

  

  そんなことしないでも大丈夫だと告げると。

  

  「で、でも、ちゃんと馴らさないと…」

  

  確かに馴らすことは必要だが…正直、我慢の限界だ。貴方は両手でぐぱ、と尻を掴み雄穴を拡げる。

  

  大丈夫。こんなに拡がってるから。そう告げて。

  

  そっと指が離れて。狼は肉棒の先端を貴方の雄穴に宛がった。

  

  それだけなのに凄まじい熱量を感じる。狼への畏怖と、それ以上に快楽への期待が貴方の鼓動を早めて。

  

  「入れるからね?い、痛かったらすぐ言ってね?」

  

  優しく囁き、狼は肉球で貴方の頭を撫でると、ゆっくり、ゆっくりと肉棒を挿入していく。

  

  それはとてももどかしく、だが狼の優しさが良く分かる、そんな挿入の仕方だ。

  

  少しずつ広がる貴方の雄穴。何回か狼と行為をしているが、雄穴が拡がっていく感覚はやはりなかなか慣れるものでは無い。

  

  大きさもそうだ。

  

  やがて半分ほど狼の肉棒を受け入れると、貴方の直腸にこつん、と肉の塊がぶつかる。

  

  狼はぶるり、と腰を震わせるが、相変わらず心配そうな表情で貴方を見つめている。

  

  「だ、大丈夫?痛くない?」

  

  本当は少々痛みを感じているが、それ以上に心地よく、彼の気遣いが嬉しく。

  

  大丈夫と伝えながら貴方は彼の胸板に手をあてる。そして丹念に胸の谷間に指を這わせた。

  

  とてもふくよかで、だがその奥に筋肉の質量を感じる。少しだけ強めに揉むと、狼はんっ、と声を上げた。

  

  「くすぐったいよぉ…」

  

  見た目と、全くそぐわない。可愛らしい声で。狼は小さく応え。貴方はくすり、と笑った。

  

  そこからゆっくりとゆっくりと行為が始まる。

  

  半分ほど埋まり、貴方の中を満たす肉棒が引き抜かれて。腸壁がズルズルと引っ張られているような。

  

  そんな感覚の後に、ゆっくりと押し戻されていく。貴方の脳はそれを危険なものと判断したのだろうか。

  

  どくどくと腸液が一気に滴り、狼の肉棒と貴方の太腿を濡らす。

  

  にゅるり、と腸液を纏った狼の肉棒は潤滑を良くし、更に貴方の奥深くへ沈めていく。

  

  直腸の、もっと奥。先へ。拡がり、充たし、圧迫され。半分ほどしか入らなかった肉棒がもう少し奥まで入り込み。

  

  ふぅぅぅ、と心地よさそうに吐く狼の吐息が、貴方の頭を撫でる。

  

  腹の中を圧迫される感覚は心地よく、何もかも忘れさせてくれるような幸福感が貴方の頭から全身へゆっくりと広がっていく。

  

  何も言えず、身震いをすると。狼の肉棒がびくびくと貴方の中で震え、下腹部をぽこり、と膨らませた。

  

  狼は…腰を震わせながらもやはり貴方が心配なのだろう。耳を畳みながら貴方の頭に手を置く。

  

  肉球が心地よく。

  

  気持ちいい、と囁くと。狼はぱぁ、と明るい表情を浮かべて、ゆっくりとピストン運動を始めた。

  

  肉同士のぶつかる音に、水音が混ざり始めた。ずちゅ、ずちゅと。貴方の奥深くを。

  

  これ以上進めないと思っていた更に奥へと進んでいく。狼の熱が伝わり。先走りが溢れ出すのが伝わる。

  

  どんどんと幸福感が膨らみ、貴方はいつしか喘ぎ声をあげるようになっていた。

  

  僅かに感じていた痛みすら今は幸福感に繋がるものになっている。もっと拡げて欲しい。もっと無茶苦茶にして欲しい。

  

  そう思うが、決して貴方はそれを口にしない。その時が来るのが、分かっているから。

  

  「で、出ちゃいそうッ…!」

  

  どくんどくんと貴方の中をかき混ぜていた狼の肉棒が大きく脈動し始める。

  

  狼は牙を食い縛り、絶頂に達しないよう耐えているようだ。

  

  貴方は狼の胸に顔を埋め、今度は舌先で狼の胸を堪能する。汗と獣の臭い。この上なく昂ってしまう。

  

  舌を離すと、唾液がとろり、と垂れて。貴方は上目遣いに―そうせざるを得ないほどの対格差―狼に笑いかける。

  

  中に出していい、と。早く注いでくれと。

  

  そう告げると。狼はピストン運動を強く、早くした。

  

  ごつんごつんと体内で暴れる肉棒の感触が心地よく。漏れ出していた喘ぎ声を更に大きくして。

  

  狼の肉棒が何度も震える。先走りが噴水のように噴き出して…そして。

  

  「グッ…グォォォォンッ!!!」

  

  貴方の腸内をすさまじい熱量と質感を持つ液体が満たしていく。

  

  その勢いは口にすれば陳腐なものになってしまうだろう。腸壁が焼け、蕩けてしまいそうだ。

  

  奥へ奥へ。孕ませようとする奔流は進んでいく。肉棒で掻き回された時とは違う幸福感が貴方の頭を痺れさせた。

  

  ふぅ、ふぅと狼は呼吸を整えながら、ゆっくりと腰を動かす。

  

  雄穴付近に留まっていた精液が溢れ出し、貴方と狼の下半身を汚す。

  

  「ふぁ…気持ち良かった…ぁ…だ、大丈夫だった…?今抜くからね?」

  

  やはり狼はとても心配そうに貴方に問いかけてくれる。そして肉棒を抜こうとしていた。

  

  亀頭が雄穴付近に近付いた時。貴方はきゅう、と雄穴を締め付ける。

  

  狼がまだ満足していない事を伝える。狼の肉棒は一度射精したにも関わらず、いや、むしろ射精する前より膨らんでいるように貴方は感じた。

  

  だから。

  

  いいから、狼が満足するまで。自分の体を抱いて欲しいと告げる。

  

  「で、でも…僕…」

  

  狼は視線を逸らすように、そして不安そうに貴方に遠慮がちに断ろうとする。

  

  その目が僅かに血走っていて。ここから先の行為。それは。

  

  貴方は大丈夫と告げる。むしろ、まだ物足りないと。狼の好きにしていいんだと告げる。

  

  すると狼は…こくり、と頷いた。

  

  そして。グゥゥゥ、と唸るともう一度貴方の中に肉棒を挿入した。

  

  先程と同じように。ゆっくりと。だが、それははじまりに過ぎない。まだ、狼は自分を解放していない。

  

  ゆっくりと、やはり貴方を傷つけないように腰を動かす。

  

  ピストン運動を繰り返すたびに精液と腸液が泡立ち、どんどん貴方の中身の具合を良くしていって。

  

  狼の様子が、変わり始めた。

  

  「やっ…ゥゥっ…!フゥゥゥゥッ…!!」

  

  始まった。貴方は喘ぎ声を上げながらそう思い、心の中を期待で膨らませていく。

  

  [newpage]

  

  どんどんと狼の目が血走り、動きが激しく、乱雑になり始めた。

  

  優しい、のんびりとしている狼からは信じられない形相へ。それはまさに、獣と呼ぶにふさわしいだろうか。

  

  唾液をだらだらと零しながら体勢を少しずつ変えて。貴方が仰向けになると、狼は思い切り体重を貴方に乗せてくる。

  

  呼吸がしづらくなる。しかし狼はこちらの様子を気に掛けるでもなく、ただひたすらに腰を振り始めた。

  

  ピストン運動が繰り返されるたびに、貴方の腹が凹凸を繰り返し。

  

  直腸内部が蹂躙される。先程中に出された精液が無理矢理腸壁へ塗りたくられ、押し込まれていく。

  

  その間、狼は血走った眼で貴方を睨みつけながら唾液を零し…そして、大きな口を開いた。

  

  開かれた口に見えるのはギラリと光る鋭い牙。恐らくそれは何でも切り裂くことが出来るだろう。

  

  狼はその牙を貴方の肩に突き立てた。

  

  軽い痛み。だが、食い千切られることは無い。血がうっすらと滲む程度だ。

  

  何度も何度も甘く噛む、痛々しい牙の痕、それは貴方が狼のものであるという印。マーキング。

  

  狼は満足そうに頬を歪め、喘ぎ身を震わせる貴方を犯し続ける。

  

  肉棒は何度も跳ね、止まることなく白い欲望を貴方の中に吐き出し続けている。

  

  睾丸が尻を打ち、収縮を繰り返し。貴方の中を次々に蹂躙していく。

  

  どんどん膨らんでいく下腹部。幸福感はただただ高まるばかり。

  

  もっと強く、もっと激しくしてほしい。貴方が瞳を潤ませてそう懇願すると…狼は更に激しく貴方に体を押し付けた。

  

  苦しい。だが、その苦しさすら愛おしく。押し付けられる肉体が、貴方を包みこむ。

  

  ふわふわの毛並みを通し、むっちりとした肉体を感じられる。汗ばんだ胸板は雄と汗の臭いを混ぜた、特別な臭い。

  

  その胸板に舌を這わせれば、狼は腰をびくん、びくんと今までと違う跳ねさせ方をさせ始める。

  

  それは狼が迎える、もっとも大きな快楽。狼は牙を食い縛るともっと深く、もっと深くと貴方の中を埋めていく。

  

  一滴も種を零すまい、と。貴方は、狼の腰に脚を絡めた。

  

  目じりが下がってしまう。しかし貴方はそんな状態で、ねだるように狼に告げる。

  

  早く欲しいと。全て注いで、壊して欲しいと。

  

  狼は頬を釣り上げ。貴方の肩に噛み付く。先程の甘噛みよりも、ずっと強い。

  

  血がにじむ。痛みに貴方が眉をしかめた直後。

  

  「ォォッ!ォォォ!!ォォォォォンッ!!」

  

  狼は牙を離し、大きな遠吠えを上げた。貴方の体内に挿入されている肉棒が跳ねて。

  

  その中を、熱い塊が通り過ぎて行くのが雄穴を、腸壁を通じて感じられ…

  

  体内で何かが爆発したのかと勘違いするほどの衝撃。

  

  貴方の中に、今まで注がれた精液よりもずっと濃い、まるでゼリーのような液体が注がれて行く。

  

  貴方はもう何も考えることが出来なくなる。熱く、幸福感。快楽と、自分が狼のものである、というある種の誇らしさ。それらが貴方の脳内を満たして行くのだ。

  

  啼き、喘ぐ。貴方はそれで全身に走っている快楽を狼に伝える。

  

  射精の勢いはとどまることを知らない。すでに膨らみ始めていた貴方の下腹部が更に大きく膨らみ始めて。

  

  しかし、それにも関わらず狼は肉棒を少しだけ貴方の体内から引き抜いた。

  

  その肉棒に引っ張り出されるように精液がとろり、と溢れ出して。それは行為を終わらせようとしているわけでは無い。

  

  狼の本能がそうさせているのだ。狼はグゥゥッ!と激しく唸る。

  

  狼の肉棒の根元が、貴方の尻を撫でる。竿よりもずっと太く、少々丸っこい物体。

  

  それは、瘤。頭が真っ白になっている貴方でも、理解できる事があった。この瘤が、今から雄穴を突き破って入ってくること。

  

  貴方の尻を撫でた瘤が、谷間に進み始める。ごりゅっ、ごりゅっ、と。ミチミチと。音をたてて。

  

  貴方の雄穴を今まで以上に割り拡げていく。それは肉棒よりも熱く、そして、硬い。

  

  出入り口に蓋をして、先程まで注いでいた精液を零さないようにさせるため備わっている、狼の生殖器。

  

  それすら挿入し終えると。狼はひとまず満足そうに笑い、ピストン運動を止め、そこからは濃密に、貴方を責め立てる。

  

  腸壁をゆっくりと抉り、前立腺まで侵入させていた瘤を動かし、常に貴方の前立腺を圧迫する。

  

  貴方は蛇口を捻った水道管のように精液を大量に噴出させながら、ひたすらに喘ぐ。

  

  そうでもしないとこの快楽を享受する前に、気絶してしまいそうなのだ。

  

  互いの腹を汚している貴方の精液。それを狼は掌で掬い上げると貴方の眼前に持ってくる。

  

  貴方ははぁっ、と熱く甘い吐息を吐きながらその精液と、狼の肉球を舐めとった。

  

  青臭く、えぐく、そして塩っ辛いその味は、幸福の味。

  

  出口を失った精液はどんどんと貴方の中を満たして、今や胃の近くにまで来ている。

  

  パンパンに膨れた腹は、まるで妊娠初期のようだ。それを撫でる。下腹部まで手を伸ばせば、狼の肉棒が腹の上からでも分かるほど跳ね続けて。

  

  融けていく。思考も、体も。快感は、快楽は。貴方の全てを融かしていく。

  

  このまま狼の体になってしまうのではないかと思うほどに…

  

  「グゥゥゥ…ゥゥゥ…」

  

  やがて狼の唸り声は少しずつ小さくなっていき…その瞳を元の色に戻していった。

  

  そして。貴方の崩した表情と、肩についた傷痕で、自分が何をしでかしたのか気が付いてしまったようだ。

  

  「ぼっ…ぼくっ…そっ、その…ご、ごめん…!」

  

  今もなお繋がっているのだが。そう思うあなただが、狼は必死に貴方に謝り、その肉棒を抜き取ろうとする。

  

  しかし瘤はしっかりと貴方の中で固定されており…快楽と痛みが同時に駆け抜けてしまう。

  

  あまり動かないで欲しい。意識が飛びそうだ。

  

  そう貴方が告げると、狼は貴方に完全にかけていた体重を少しだけ緩め…耳を畳み、尻尾を丸ませた。

  

  狼は他人を気遣い過ぎるきらいがあり…行為の際に、普段は抑えているのであろう欲望がその全貌を見せるのだ。

  

  狼自身、それをとても嫌がり、それで貴方を傷つけるのが怖く、辛いらしいのだ。

  

  こんなに大きな体で。びくびくと震える姿は、子供のようだ。だから。貴方は。

  

  狼の頭を撫でる。

  

  大丈夫。自分は気持ち良かったし、狼に抱かれるのは大好きだから。

  

  そう伝えても、狼はやはり申し訳なさそうな表情を浮かべる訳で。だから。

  

  貴方は崩れた表情を蕩けたものに戻しつつ…笑った。

  

  そういう所は狼らしくない。…愛らしい。好きだと。

  

  伝える。それに狼は少しだけ、本当に少しだけ嬉しそうな表情を浮かべた。

  

  狼の射精は、終わらずに、貴方を満たす。

  

  ゆっくりと、ゆっくりと。

  

  終わっても貴方と狼は繋がったまま。

  

  

  朝を迎えるまで。

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