<5/6>龍人騎士パラディンが虎王子に身を任せて犯される夜
<龍之助の視点>
俺は虎丸と身体を撫で合い、更に一歩お互いの心に踏み込んだ気がした。虎丸の毛並みはフサフサで柔らかいがその下の筋肉はしっかりと鍛えられており、甘っちょろい王子に見えて芯が強い虎丸自身のようだ。
虎丸は遠くを見るような目で俺に対して語りかけた。
虎丸「俺はパラディンをつけてもらえると聞いて、嬉しかった。そのうち王位を継ぐ身として、一歩進めた気がした。それにパラディンは昔から憧れだった。」
龍之助「憧れ?何故従わせる側のお前が憧れを抱く?」
虎丸「親父や先祖達の武勇伝にはいつもパラディンが出てきたんだ、戦の中で絆をはぐくみ信頼関係を結ぶ。王にとって周りの臣下には出せない心の声もパラディンは汲み取って理解し合っているんだ」
龍之助「意外だな、王族自身がそんな話に憧れていたとは」
虎丸「ただ一人の王にとってかけがえのない存在だ、俺も良き王になりたいが、一人だと不安でな」
虎丸は目を細め、ベッドのシーツを強く握った。王族の心情を考えたことはなかったが、王子とは言えまだ成人してそこそこの若者だ、そう不安を感じるのも普通なのだろう。
龍之助「俺は騎士道物語で、名も無き騎士が成長しパラディンに抜擢される話やパラディンが王と衝突しながらも冒険する物語にワクワクした。いつか俺もあんな風になりたい、と読み耽ったさ」
虎丸は俺の言葉に頷きながら、話を聞くのが楽しそうだ。
龍之助「それに強いだけじゃなく、時には王国のため主君に反抗したり、主君への忠義や名誉のために行動した結果各国のパラディン同士が戦で犯し合う姿、あれこそ騎士道の頂点だと思う。俺は忠義を尽くせるかけがえない相手に出会いたい」
虎丸は俺を見て、目を背けがちに話す。
虎丸「そうか…そんな相手を求めてたのに発展場で男を取り合ってたやつが主君になるとは、さぞかしがっかりだろうな」
俺も虎丸を直視できず、申し訳なさげに話してしまう。
龍之助「つまらないことで喧嘩してしまってすまないな、もっと立派な騎士としての振る舞いをすべきだったのに発展場では恥ずかしい態度を見せてしまった」
ふと、俺と虎丸の目線が噛み合い、互いの瞳を見つめ合う。
虎丸「お前にとってこのパラディンの座はかけがえのない名誉だったんだな。俺とこんな出会い方したばかりに、お前の夢を壊してしまってすまない」
龍之助「王子様にそんな悩みがあったとはつゆしらず、俺も自分の理想を押し付けてしまっていて申し訳ない」
俺と虎丸は、どちらからともなく、手持ち無沙汰にしていた互いの手を握り合った。俺の手の中に虎丸のふわふわの毛並みと、ぷにりとした肉球が握られる。
虎丸は俺の顔を見て、俺の顔に手を当てる。
虎丸「俺達、昨日の出会いは忘れたことにしてやり直せるか?」
虎丸の眼は真剣そのものだった、俺達は主従関係として長い付き合いになるだろうから、やり直したいのも当然だろう。
龍之助「となると、二人とも叙勲式が初対面だと思い込むのか?…う~ん、どうだろうなそれは…」
俺は思いを巡らせてみるが、目の前の悩みある若き王子の姿に、どうしても発展場で男漁りしていた淫乱やんちゃ野郎の姿を重ねてしまう。
虎丸「正直に話せ、叙勲式が始めての出会いならどう思った?」
虎丸はじっと見つめてきて答えを欲しているようだ。相手は王子だ、今更ではあるがぶっちゃけすぎても良いのか…?だが求められるなら話してやるのが筋だろう。
龍之助「……お坊ちゃん、甘えん坊、ファザコンでブラコン、王室の温室育ち、発展場で少しヤった相手に絆感じてつきまとうタイプ、たまに国王のこと親父とか呼んだりしていて王子としての心構えもまだまだ」
あまりにもづけづけと言われて、虎丸は面食らっているようだ。
虎丸「…ふむ…正直だな…」
返す言葉も思い付かないという感じで、俺の顔から手を離して、視線が宙を舞っている。俺は虎丸にどう思われているのだろう?ついでに尋ねてみるか。
龍之助「まあな、叙勲式での出会いが始めてならお前は俺をどう思った?」
俺からの質問を聞くと、虎の猫耳がピクリと反応し、虎丸は反撃の機会が来たとばかりに、話し出した。
虎丸「トケトゲしてる、暴れん坊、友達少ないだろお前、恋愛ではヤり捨てするタイプ、人と深く繋がろうとしないだろ、虎王国の騎士団にまで入ってあぶれてるのも人間関係なくて楽だからだろうな、まあ他にも言いたいことはあるがこれくらいだろう」
龍之助「…何も…そんなことまで…」
俺は心当たりあるところをズケズケ言われて内心傷付いてしまった、まあ俺も虎丸にズケズケ言ったからお互いさまだろう。
なんだか、俺と虎丸はさっきまで殴り合っていたのに、互いの胸の内を知り、絆が作れた気がする。
俺と虎丸は抱き合い、見つめ合って話を続ける。
虎丸「俺達、昨日発展場で出会わなくてもどちらにせよ喧嘩しただろうな」
龍之助「まあどうせそうなったな、お互い胸の内を話すような機会もなかったろうし、最初に思い切り喧嘩したのは良かったな」
虎丸は俺の鱗を撫でてきて、俺が虎丸の毛並みを撫で返してやる。互いに愛撫し合い筋肉を掴むと、身体の逞しさに惚れ惚れしてしまう。心強い味方を得た気分になる。
虎丸「普通に知り合ってたら、俺が親しげにすれば、お前はいつも他人行儀に接するだろうし」
龍之助「俺はお前に自分の理想の強き王を押し付けて、満たされないことにイライラするだろう」
虎丸「お互い自分の胸の内は話さないだろうから肝心な時に爆発するな、これは」
俺と虎丸の目は、互いの瞳を見て離さず、今まで読んだ騎士道物語の中に、王子とパラディンの自分達を当てはめたらどうなるか考えワクワクしていた。
龍之助「騎士道物語のストーリーとかだと、戦の時にベッドでの不和から喧嘩して、国を二つに分けて犯し合いの争いになった王とパラディンの悲劇の物語あるだろ?ああなるぞ」
虎丸「お互い病で死ぬときにようやく手を取り合って同じ墓に入るやつだろ?戯曲では泣いたが自分達ではやりたくないな」
ニヤリと笑い合うと、俺は虎丸の首筋をゴロゴロと撫でてやる。虎丸はじゃれるように身を寄せて来る。
龍之助「今喧嘩できて良かったな、と思うよ」
虎丸「ああ。お前を見た時、龍人かということで驚いた。何せ父上や祖父上は龍人と戦をしてきた身だ。いまでこそ王国民や騎士として受け入れてるはいえかつての宿敵をパラディンにするとは思わなかった 」
虎丸は俺の鱗を感慨深げに見ている、そりゃ龍人である俺とこんな関係になるとは思わなかっただろう。
虎丸「俺は父上達の武勇伝を聞いていて、龍人達と犯し合う戦の敵として見ていたが時代が変わっているのを感じる」
龍之助「そうだな、俺もまさか虎王国で騎士になるなんて思ってなかったさ。」
虎丸「何故お前を選んだのか分かるさ、父上達はかつて敵と戦う勇ましい国王として王国を治めていたが、かつての敵と共に歩む国王を目指して欲しいのだろうな」
虎丸は俺を力強く抱き締めてきた、なんだか照れてしまう。そして虎丸は俺の下半身に手を伸ばして尻を撫でてきた。俺はゴクリと唾を飲み、虎丸に身体を委ねる。
虎丸「父上達が龍王国と戦していた時の武勇伝を育って聞いてきたからな、龍人はきっとおっかない化け物みたいな奴らで子供心に退治したいとか思ってたさ」
虎丸は俺の両脚を持ち上げると、虎丸自身のビンビンに勃起したペニスを俺に見せつけてから、ゆっくりと俺の尻に当ててきた。
虎丸「幼い頃から戦になった時の備えをしているのを見てきたし、王子の嗜みとして過去の外交関係や戦での用兵や戦略も教え込まれてきた。今やってる犯し方だって帝王学の一種で習ったさ」
虎丸のペニスは俺のアナルへ侵入し始め、俺は自分の身体が虎丸の手に委ねられて一つになるのを感じる。
虎丸「俺の役割は虎王国の騎士達を率いて龍王国と戦うことだと思っていた」
龍之助「まあ王子に求められる役割はそうだろうな」
虎丸「でも、今まで敵の騎士として話を聞いていた龍人と和平を結ぶというしな。おまけに真ん中の兄さんは龍王国の王子と恋人になるもんだ…すごくいい人だった…俺が敵だと思っていた存在とは全然違うんだ、でも皆思ってたより普通だった」
虎丸は俺を見つめると、腰に力を込めて動かし始めた。ゆっくりと動く虎丸の腰つきは、普通に掘っているなら感じる卑猥さを感じさせず、威厳ある姿に見えてくる。
虎丸「兄さん達はどんどん龍人達と仲良くなってますます俺は置いてけぼりだ。仕方なく騎士気分を味わおうと発展場で龍人を犯したりしてる。」
虎丸は気持ちの行き場を俺にぶつけてくるように腰を強く振り始め、俺はそれを受け入れようと身体をよがらせていく。
龍之助「気持ちは分かるぜ…俺も虎獣人を敵の騎士としか思っていなかった…だが、虎王国に来るといい奴なんだな、と知ってしまった…」
虎丸と俺の顔から汗が滴り、二人の興奮が高まるのが分かる。
龍之助「俺の気持ちは行き場を失ってしまって、発展場で虎獣人を犯しまくってたらお前と出会ったのさ」
俺は腰を自ら揺らし、虎丸のペニスに刺激を与え、俺と虎丸は掘って掘られての関係で共同作業を行っていた。
虎丸「それまで戦での武勇伝を話していた父上や騎士達も、龍王国の騎士達とは過去の戦をつまみにとても楽しそうに話す」
龍之助「どうして戦帰りの男はあんなに楽しそうに戦での犯し合いのことを語るんだ?自分が犯されてもいるのにな」
お互いにっこり笑い合うと、二人でどんどん腰つきが激しくなっていき、虎丸のペニスと俺のアナルには快感を通して一つになっていく。
そして虎丸は腰振りを激しくしながら、喉の奥からゴロゴロと響くような唸り声を発すると、虎丸のペニスからはゆっくりと、ドロリとした精液が放出された。俺のアナルはそれら全てを包み込むように吸い取った。
精液を放出してぐったりとした虎丸は俺の身体にのし掛かってきて、お互い汗だくで抱き合った。
虎丸「親父達が教えてくれていたのは過去の歴史だったんだ、その裏で龍王国との交流を深めるため努力していた。」
龍之助「やはり王族となると視線が違うんだな、俺達騎士は目の前の敵を犯して戦うことしか考えていなかったさ」
虎丸「俺は王子として、虎王国と龍王国の未来を考えないといけなかったのにさ。親父達もそれを期待してくれてた。また戦をしないようにしなくちゃいけねえのに、俺はとんでもない勘違いをしていたんだと思ったさ、ろくに知らない相手への憎さを感じてさ。」
龍之助「いい子ちゃんだと思っていたが、荒れた奴だったんだな」
虎丸「なあ俺達、良い王子とパラディンとして関係を築けないか?」
龍之助「どうだろうな、努力はしないとな。まあ、最初の一歩をどうだ?」
俺は虎丸を引き寄せると、虎丸も俺の身体を抱き寄せてきた。俺と虎丸は互いの顔を近付け、そっと口づけを交わした。
虎丸の塗れた鼻が俺の鼻に当たり、俺と虎丸の髭が触れ合う。俺の舌は虎丸の口の中に入り、虎丸の舌が俺の口の中に入って求めてくる。
王子とパラディンの最初の一夜は、喧嘩から始まりつつも、俺と虎丸の間にしっかりとした絆と肉体関係を生んだ。
俺達のキスは一晩中続きながら眠りにつき、翌朝の王国民の前でのパラディンお披露目会となった。