もねこ先生の野外露出講義

  野外露出派アクメアートクラブ・KEMOON…。

  ケムーンとは一体何なのか、本アートクラブ特任学芸士でCROCO LAB撮影部の顧問研究員も務める鳥人の[[rb: 鵺飼 萌音子 > やがい もねこ]]先生に座談講義形式でお話を伺った。

  本文を掲載する前に先生のプロフィールを軽くご紹介しよう。

  曰く、野外露出は度胸と実力だという。

  交尾に関する古生物学にも通じている先生は、原初の時代ではあらゆる生物が自然環境の中で危険と隣り合わせで交合していたとし、それは現代においても基本的には変わっていないと論じる。

  また、生存に関わるリスク…つまり現代社会においては社会的生存危機、と共に肉体的快楽を味わう行動は生物本来の相反励起現象に由来するものであると独自の生物哲学を展開。

  その議論は度々学術誌で取り上げられ、我々が見るような一般メディアでも特集が組まれたことは記憶に新しい。

  これまでに出版された学術書の中でも、野外露出による高い快楽の励起は進化の過程で研鑽された性質であり、我々生物にとってはそれが最も自然な形であるという論理が頻出する。

  このような野外露出についての新しい解釈は日々表現手法に頭を悩ませフィールドワークに励む部員たちにとっても、目の覚めるような知見であった。

  そんな先生が今回のテーマとして選んだのがKEMOONである。

  KEMOONはKnowing Ecstasy Mechanism of Orgasmic Naturalizationの略であり、拙訳すると"絶頂感の原理的理解による性的オーガズムの解明"となるだろうか。

  先生によるとこのテーマは非常に興味深く、多くの研究機関が実践課題として取り組んできた問題でもあるという。

  そもそも、文明社会に暮らす我々は何故野外で自らを社会空間に露呈し性行動をしようとするのか?

  そして、それらの行動によってもたらされる相反励起とは一体どのようなものなのか?

  獣人類誕生以前から続く謎の一つとされるこの問題に対して、先生のお話が理解と解釈の手助けとなれば幸いである。

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  「はい、こんにちは。私が萌音子です。今日は皆さんに質問がありましてね。そうですね……例えばなんですけど、もし私があなたの目の前で突然全裸になって踊り始めたらどうします?」

  「そ、それは…驚きますね」

  「ふむ、なるほど……。では今度は、あなたの友達が裸になった時にどういう反応をするか聞いてみましょうか。えぇっと……あぁ、ちょうどいいところに」

  「それじゃあちょっと聞いてみますよ。そこのリボンのあなた、いきなりだけど今から服を脱いでみてくれないかな?」

  「わかりました…」ぬぎぬぎっ

  「はい、ありがとうございます。さて、今の彼女の反応を見てわかる通り、みんな驚いていますが性的な関心も湧きますよね? どうしてでしょうか?」

  「はい!わかりません!」

  「おっと、即答ですか……まぁいいでしょう。これはとても簡単な話なのです。つまり、あなた達にとって衆人環視の上で裸になるのは恥ずかしいと感じるんですよね? だとしたら何故性的に興奮もするのでしょう? 実はこれがすごく大事なポイントなんです」

  「ほほう、確かに言われてみると不思議だねぇ。先生、私には皆目見当もつきませんが……」

  「これが答えですよ。つまり、性行為というのは相手がいて初めて成立するものでしょう? ということは相手のいない状態で裸になることはただの自慰行為であって性的な興奮は得られないはずなんです。しかし、何故かその逆ができてしまうのです。これを我々は性の相反励起と呼びます」

  「なんと……!? 先生、私は衝撃を受けているぞ!!」

  「はい、もちろん個人差はあると思いますが、少なくとも露出活動をしている人の内約8割程度は性的に興奮しています。何故なら、彼らは羞恥心を感じながらも同時に快感を得ているからです」

  「なるほど、だから止められないんだな!」

  「えぇ、その通りです。そしてこの露出活動による心理的快楽は『身体訴求行動』と呼ばれています。社会という特定種族の集団へ自らをアピールすることで悦びや充実感を得る活動、それが露出なんです」

  「すごいなぁー、先生は!俺らでもよく分かるぜ!」

  「先生は脱いでくれないんですか?」

  「そうだよ~、先生!脱いでください!」

  「こらこら、君たち落ち着きなさい。さて、露出行動における身体的快楽についてはここまでにしておきましょう。次は精神的な快楽について解説していきます」

  「先生、よろしくお願いします」

  「まず、露出行動において最も重要なのは社会的訴求欲を満たすことです。例えば、露出中に誰かに声をかけられた時などは特に顕著になります。そして、その欲求は周囲の環境と包括状況によって高まる傾向があります」

  「環境と状況か……。先生、それは一体どんなものなんだ?」

  「例えば露出する場所ですね。公園や公衆トイレ、駐車場などの公共的な空間は人がいる場合があるので比較的注目されやすく、また声をかけられやすいという特徴があります。一方で、ビルの屋上やトンネルのような場所は人が少ないため、声をかけてくる人も少ない傾向にあるんです。つまり、露出する場所を選ぶ時は前者か後者かを考慮する必要があるということですね。」

  「はい、先生。それは何故でしょうか?」

  「露出中は精神状態が高揚しており、判断力が低下していることが多いからです。そのような状態で見知らぬ人に話しかけられるのは非常に心理負荷が大きいため、本能的に避けようとする傾向にあります。しかし、ここに相反励起の要点があります。」

  「おぉ……それは何なんだ?」

  「それは危機への恐怖心と生存欲です。露出中の人は社会的に無防備であるため、周囲からの視線に晒される機会が多くなります。すると、人は不安感・恐怖感を覚え、それと同時に強い性欲求を抱くようになるのです。この2つの欲求が相反しているため、結果として相乗効果を生み生存欲へと続く性的興奮が高い水準で励起するのです」

  「ふむふむ……なるほど。確かによく理解できる。でも先生にはやっぱり脱いでもらわないと!」

  「なぁ!そうだよなぁ!」

  「先生お願いします」

  「うぅん、困ったわね。予定にはありませんでしたが…まぁいいでしょう。では最後に皆さんに質問があるんですが、よろしいですか?」

  「はい、先生。どうぞ」

  「あなた達は自分の身体を他人と比べる必要なんて無い事を分かっていますか? 露出行動の中では他人の身体そのものを見る機会が多いと思います、でもあなた達の身体は他の誰でもない、あなた達だけのものなんです。他の人と比較する必要はありませんし、他人の身体が自分より優れているとも劣っているとも思う必要はないんですよ。むしろ、あなた達自身の個性を大切にしてくださいね。……って言っても難しいかもしれないけど、これだけは忘れないようにしましょうね」

  「はい、先生。分かりました」

  「うん、良い返事です。それじゃあ今日は私が脱いで終わりにしましょう。次回も楽しみにしていてね」

  「やったぁー、先生の身体をよく見たいです」

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  萌音子先生は、我々美術部員を交えながら固唾を飲んで見守る参加者の中央で一瞬呼吸を整えたかと思うと、先程までとは明らかに異なる目つきで辺りを眺める。

  小柄なそのシルエットからは想像もできないような艶やかな空気が流れ、その嘴の先は我々のはやる気持ちを鋭く切り抜いていくようだった。

  そして僅かな恥じらいと緊張の余韻を漂わせながら、ついにブラウスに手を掛けた。

  その瞬間…我々の目の前に現れたのは、想像していたよりも遥かに豊満な胸元であった。

  ボタンを外すにつれて徐々に露になる羽毛の面積が広がっていき、目の覚めるような緻密な虎模様に視界が色付き始める。

  そして、全ての衣服を脱ぎ去った後、彼女は少し頬を赤らめながらこちらを見つめてきた。

  「さて、これが私…。みんな、よく見て頂戴」

  彼女のその言葉と共に、我々はまるで夢の中にいるかのような不思議な感覚に包まれた。

  目の前に現れた裸体はまさしく美の結実と呼ぶにふさわしいものであった。

  小柄ではあるが決して貧弱ではなく、女性らしい丸みを帯びつつもしっかりとした筋肉が全身のバランスを支えており、その肢体には確かな存在感があった。

  「ほほう…これは美しい。先生は実に素晴らしい身体をしているねぇ……」

  「ありがとう、ふふ…嬉しいわぁ……」

  「おぉっ、すごい……」

  「ねぇねぇ、先生。もっと近くで見せて!」

  「えぇ、いいわよ。…ほら、これでどうかしら?」

  そう言うと、彼女はその白く細い…鳥人特有の繊細な指先で自らの乳首を摘み上げると、そのまま捻るようにして刺激を与え始めた。

  その光景を見た我々は、思わず息を飲む。

  「あら、もうこんなに大きくなってる……」

  「先生、俺にも触らせて!」

  「ほら…触ってみなさい」

  「すごぉ、柔らかい!」

  「ふふ、くすぐったいわよ」

  明らかに息遣いを荒くしている彼女が後ろに翻ったかと思うと、自分を抱きしめるような素振りを見せる。

  「ん……はぁ……♡」

  「先生、大丈夫?」

  「えぇ、平気よ。続けてもいいかしら?」

  「もちろんもちろん! 続けてください」

  「こうやって見られながら、私の弱いところを擦ると凄く感じるの。ほら、見て……。みんなに見られて、すごく興奮するわ」

  彼女は、自らの弱点である翼の付け根や尾羽などを器用に弄り回す。

  「はぁ……んん…、んぁ…あっ……♡」

  すると両手を秘部に添え、ゆっくりとその陰裂を左右に割り開いて見せた。

  「先生…スゴすぎる……」

  「ほぇぇ…」

  身体の他のどの部分とも違う瑞々しいピンク色の肉襞はほのかに水気を帯び、滑らかな稜線には透き通る橋を掛け、見る者を魅了した。

  奥底から呼び覚まされる根源的な喜びと熱い情動への期待に、我々は打ち震えるしかなかった。

  「はぁ…はぁ……」

  「先生、気持ちいいの?」

  「はい…。とても……」

  「へぇ……どんな風に?」

  「んっ、はぁ……恥ずかしいけど、教えてあげる……。こうして……クリと割れ目を一緒に撫でられると、とっても感じちゃうの」

  「なぁるほど~、勉強になります!」

  両手の指で押し広げながら、器用にクリを捏ねくり始めた。

  「へぁっ…あぁ……ん♡」

  「先生、本当に気持ち良さそうだなぁ」

  「んん……ふぅ…ん……はいぃ♡……気持ちいいですぅ…んんんっ♡……!」

  小刻みに揺れる身体は、快感の度合いを示すように次第に大きくなっていく。

  「んぁ…あぁ……あっだめ♡…イク……イッ…クゥッ♡♡!!」ビクビクビクゥッ!

  身体を大きく仰け反らせながら絶頂を迎えた彼女は、その表情を蕩けさせていた。

  昂まりきった性憧を一気に解放された秘部からは、まるで精液のように白濁した愛蜜が溢れ出し床まで滴り落ちていく。

  「はぁ……はぁ…、はぁ…」

  「先生、すげーエロかったです」

  「おッ俺感動しました!」

  「こんなの今まで見たことないですよ!」

  「はぁ……ふぅ…、私も興奮しすぎてどうにかなりそうだわ……」

  一枚一枚、服を着ていく姿にさえ我々は釘付けだった。

  「このような体験を共有できるのも、皆さんのお陰です。……今日はありがとう」

  「こちらこそ、素敵な体験が出来ました。また来てくれますか?」

  「はい、是非そうしましょう…次はいつが良いかしら? とりあえず次回までにみんなもっと露出に慣れておかないとね」

  「そうですね、先生」

  「では皆さん、次回も楽しみにしててね」

  そう言って微笑む彼女の笑顔は清々しく見えた。

  正午を告げる鐘の音が、ささやかな悦びに満ちた空間をたちまち冷やしていった。