虎獣人の新人医師石川流人(いしかわりゅうと)は、地元の権力者のパートナーの美青年である紗枝(さえ)の病気の面倒を見るように先輩医師から頼まれる。
たくましい肉体をもつ虎獣人の偉丈夫である佐野柱宗弦(さのはしらそうげん)と仲睦まじく暮らしている紗枝のことを流人は何としても助けたいと奮闘するが、段々と紗枝は流人を誘惑しはじめる。
疑問に思う流人だったが、やがて紗枝の蠱惑的な態度は若々しい虎の心と体を絡めとり、次第に三人の日常は危険な香りを増していく。
さらに、紗枝が何者かに誘拐されるという事件が起きる。事件には、紗枝と宗弦が抱える、誰にも言えない秘密が関係していた……。