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褌ショタの種を蒔く豊作祈願を本来の姿にもどす話

  「いかがでしょう?」

  「い、いかがでしょう……と言われましても……」

  [[rb:小山児 > おさなこ]]市役所内の応接室で、いまいち冴えない中年男性が困ったように滴る汗をハンカチで拭っていた。

  役所職員である男性とは対象的にゆったりと、その対面に座っているのは初老の男性。彼の前に置かれている名刺には、この地方の有名大学の名前に続いて『民俗学准教授』と書かれていた。更に、その蕎麦にはつい最近行われた『種蒔神輿』の記録写真が机に並べられている。

  「いえ、興味深い内容だと思いまして、その歴史などを調べていたんですよ」

  と民俗学者だという彼は、指先で写真に映っている少年を指先でつう、となぞる。

  大人の男達に抱え上げられている男児達の姿が写っている。その男児達は皆、足袋を穿いているがそれ以外に何も身に着けていない、真っ裸の状態で写真に収められている。いや、その写真についての問題点はそこにはない。

  「壮観という他ありませんよね。これだけの男児が精液を放っている」

  そこに映る少年たちは、皆、快楽に顔を蕩けさせながら、男達の男根を小さな白いお尻に穿たれているのだ。更に、その幼い皮被りの茎から白濁した液体を垂らしている。

  元気盛りといった男児も、大人しそうな男児も、数学年下のように見える男児も、少しぽっちゃりした男児も、みんなが大人の男に犯されながら、精液を放っている。しかも、結合しているその柔らかな子供菊からも濃い白濁液が滴っているのを見れば、その行為が一度だけで終わった訳ではないことを如実に表していた。

  この地域に伝わる豊作祈願の神事の様子だ。

  職員は、時代遅れだと糾弾されるのかと身構えていた所の容認に、思わずそんな声を上げていた。

  田畑を回った少年達の精を川に放つ事で、次年の豊作を願う行事。これまで何度となく行われてきたものではあるが、この准教授はその写真を広げながら、職員――副所長という立場の男性を揺さぶるように微笑みかける。

  何人もの男児が精を放つ瞬間を捉えた写真。男の黒い亀頭がピンク色の肛門の筋を押し広げて沈んでいく最中の写真。それだけの写真をどう集めたのかと問いただしたくなる副所長を、准教授は笑顔で押し留める。

  「ですが、この儀式は本来の『種蒔神輿』とは違う……ですよね?」

  「……そ、そうですが……」

  「ですので、ぜひ、本来の神事を再現していただけないかと」

  「そ、それは……『神輿』に対しての負担が……」

  汗をだらだらと流す副所長は、反論しようとした言葉をその時取り出された書類に思わず飲み込んでいた。そこにあるのは連名書だった。近隣住民達が署名したのだろう名簿。その中には副所長の知る名前もちらほらと見えた。

  「神事の復活にご協力いただける方々の署名です。皆さん、積極的に賛同していただけましたよ」

  そういって助教授は少し体を前屈みにしながら、副所長の顔から彼のズボンの股ぐらへと視線を下げた。そこには、男児達の写真で昂ぶった屹立がズボンを押し上げていて。

  「……貴方も、ご参加されてはいかがでしょう?」

  その言葉に、びくりとその膨らみが震えたのだった。

  ◇◇◇

  「褌きつくない?」

  「う、うん……」

  宝田 剣斗は、恥ずかしげにしながらも頷く。

  小学五年生である彼は、公民館の貸し座敷スペースで褌を締められていた。というのも、毎年の神事のPRの為に協力してほしいと、この公民館で行っている空手教室の先生にお願いされたからだった。

  来年、その神事に参加することが決まっている剣斗は、膝をついてお願いしてくる先生に根負けして、協力することになった。とはいえ。

  「おれ、褌までするなんて聞いてないよ、先生」

  「褌での祭りだからなあ」

  剣斗は真面目そうな太眉を困らせながら、頬を赤くする。いつも空手をしている畳の部屋で褌姿になっていた。なんとなく落ち着かなくて裸のお尻を撫でていると、先生はそう言って笑いながら、剣斗の前袋を指先で整えていた。

  空手で無駄な脂肪のない少年の体。その均整の取れた体を唯一覆っている褌は、それでも、彼の生まれたままの姿の輪郭を薄っすらと浮かび上がらせてはいた。その年頃にしては大きい方な幼い茎の膨らみがしっかりと締め込みされた褌の前袋に山を作っている。

  「……これで、写真撮るんだよね?」

  「うん、そうだよ。恥ずかしい?」

  「そりゃ、まあ……ってコショコショしないでよ、先生ー!」

  少し左向きに収納されたその茎の膨らみを間近で眺めながら、いつもの空手道着ではないラフな姿の先生は、あまり乗り気じゃないらしい剣斗の締め込み部分を指先でカリカリとこすられて擽ったさに身を捩らせ笑う。そんな他愛もないじゃれ合いをしていると、貸し座敷の引き戸をノックする音が室内にに響いた。

  「お、準備できたかな。はいー、こっちも褌終わりましたよ!」

  「あう……」

  と、先生が引き戸を開けると、何人もの大人が座敷の中へと入ってきていた。子供らしい人見知りを発揮した剣斗は、思わずうめき声を上げてしまった。

  そんな剣斗の声に導かれたように大人たちの視線が剣斗に向けられる事になる。

  「お、いいじゃないですか。褌ばっちり決まってる」

  「うん。健康的で良いですよね……、楽しい撮影になりそうだ」

  十五人程の大人の目が剣斗の体を上から下へと舐め回すようだ。まるで蛇に睨まれたように身を竦めた剣斗に、先生が緊張を解すように剣斗の頭をポンポンと叩くように撫でてくれる。

  「あんまり緊張させてやらないでくださいよ。ほら、剣斗。今日の撮影してくれる人達だ。よろしくおねがいしますって言っておけ」

  「よ、よろしくおねがいします……」

  「うん、よろしく。それと、PRの為に協力してくれて、ありがとうね。剣斗くん」

  「い、いえ」

  先生の脚に隠れるようにしながら、剣斗は準備を進めていく様子を見つめていた。

  「ん、そうだ」

  部屋の二隅に設置した三脚の上にビデオカメラを固定しながら、画角と照明を調整する大人たちを見ていた剣斗に、その中の一人。首から下げていたカメラを見ていた男性が話しかけてきて、剣斗の前にかがみ込んでレンズを覗き込んだ。

  「試しで撮ってみて良い? ほら、笑顔笑顔」

  「え、……え?」

  「おお、いい笑顔だ。見る?」

  とカメラのスクリーンを見せてくる男性に始めは渋々従っていた剣斗ではあったが。

  「うわあ変な顔、ちょっとこれ消して、くださいって」

  「えー? もったいないけどなあ。って、分かった分かった」

  「おーい、そろそろ始めるって」

  「うん、分かった!」

  写真館をやっていたりするのか、手慣れた様子でその男性が剣斗の緊張を解してくれていた。先生が剣斗に声を掛ける頃には、いつもの自然体な剣斗で返事ができていた。

  そして。

  「そうそう、旗を持って歩いてる感じで。お、良いね、かっこいいよ!」

  『豊穣祈願』と書かれた旗を手にポーズを取る剣斗にシャッターが切られる。

  歩いているように脚を広げて旗を頭上に掲げるポーズ。腕を組んで胸を張って仁王立ちするポーズ。しゃがみこんで膝を抱えながら見上げるポーズ。時々フザケて、旗を野球バットに見立ててホームベースに立つバッターのホームランアピールみたいな事もしたり。

  剣斗はもう緊張もすっかり忘れたようだった。

  「……おじさん、お尻とかちんちんとかばっか撮ってない?」

  「そ、そうかな? 折角、褌のお祭りなんだからアピールするべきだからさ」

  「んー、まあ、良いけど」

  そんなこんなで、途中まで順調に進んでいた撮影は、一旦機材の調整が必要になったという理由で休憩になっていた。

  用意してくれたホットココアを飲みながら、剣斗は撮影された写真を見て、やけにローアングルから撮影するカメラマンに口を尖らせていた。

  しゃがみこんで剣斗の褌の膨らみ越しに顔を捉える画角だったり、お尻を真横から撮ってあんまり顔が映らない角度だったり、なんなら剣斗が開いた脚の真下から撮影している写真もあったりする。

  休憩中にそれを眺めながらそんなことを聞く。返ってきた答えに「それはそうかな」と少し納得しながら、剣斗は特に気にしないことにした。顔は後で編集して見えないようにするから、もし、お尻やちんちんが映っていても大丈夫。なんて事を冗談っぽく言われて、それを素直に飲み込んでいたのだ。

  「カメラ、大丈夫そう?」

  それより、剣斗としては、そっちの方が心配だった。

  撮影は楽しいけれど、それはそれとして、恥ずかしい褌姿を早く止めたいという思いもあったのだ。

  「ん、うん。そんなに時間はかからないはず。それより、冷房入れちゃったけど、寒くない?」

  剣斗の心配はいらないよ、と答えながら男性はむしろ剣斗を心配するように問いかける。そこそこ広い座敷だとはいえ、これだけの大人が集まって、しかもライトを照らしているのだ。室内温度は上がっていって、エアコンを解禁していた。

  一人だけ褌だけの剣斗が寒くないのかという言葉に、しかし剣斗は首を振っていた。

  「ううん。ココアって凄いね、おれポカポカしてきちゃった」

  「はは、そっかそっか。それは良かった」

  「……ひゃ……っ」

  他愛もない会話の中で、剣斗が驚いたような声を上げた。

  良かった。とそう言いながら男性が剣斗の背を軽く撫でたのだ。それで、飛び上がるように体を跳ねさせる剣斗は、過剰な反応に顔を赤らめさせながら男性を睨んだ。

  「びっくりさせないでよ」

  「ごめんごめん。うん、ちゃんと効果も出てるみたいだ」

  「効果……?」

  脈絡のない言葉に首を傾げる剣斗は、ああ、こっちの話だから気にしないで。という言葉に素直に頷いた。

  そのまま、機材の調整が終わったから。と再開された撮影を続けていたのだが、少し前まで元気だった剣斗の様子が少し変わり始めている事に、室内の男達は皆気付き始める。

  「大丈夫か、剣斗。眠くなってきた?」

  「ん……わかんない。でも、先生……おれ、少しふわふわする……」

  「そうか、じゃあ……始めようか」

  撮影を一旦中止して先生が剣斗に近づく。少しぼうっとしている剣斗に話しかけると、朱の差した頬で見上げながら剣斗は、少しココアの香りが残る口を半開きにして、そう返事をした。

  声色は少し虚ろになり、瞳は眠たげに濡れている。そんな様子の剣斗に、先生は他の大人たちに視線を送り。

  「大丈夫、俺が撮影手伝ってやるからな」

  「ぇ、せんせ……ッ、んひゃ……っ!?」

  「暴れたら落っこちて危ないからな」

  言うやいなや、先生は剣斗の体を軽々と抱え上げていた。膝裏に手を添えて抱え上げられた剣斗は脚を大開きにして、空中に飛び上がる。驚いた声を上げる剣斗は、しかし、釘を差されて、暴れることもなくされるがままになっていた。

  そんな剣斗にカメラが向けられる。

  写真も動画も、抱えられた剣斗をばっちり記録に残そうとしている。膝を持たれている剣斗は、その褌に包まれた玉袋の膨らみから会陰部から捻りが始まる締め込みが、柔らかい尻肉の中に潜り込んでいくのがはっきりと見えるような体勢だ。

  「ゃ、……せんせい、おれ……恥ずかしい、よ……ッ」

  「そうかそうか……恥ずかしい所も、全部PRで使ってもらおうな」

  「ぇ……? ぁ……ッん、ゃ……ぁ……っ!」

  先生の言う意味が分からず困惑している剣斗へと、横から他の大人の手が伸ばされて、剣斗は絞り出すような声を上げてしまう。大人の大きな手が剣斗のお腹を円を描くように愛撫すれば、剣斗は訳も分からないまま、甘い声を上げてしまう。

  まるで、何か体の中でギュウっとする感覚が腰の方へと集まっていくような感覚。

  「お、剣斗。褌がピクってしたな、気持ちいいんだな」

  「気持ち、……っ、い、い……?」

  「こんなに敏感になってくれるなんて、ココアに媚薬をいれた甲斐がありましたね」

  「ですね。これは撮影が捗りますよ」

  びやく。ってなんだろう。そんな事を考える剣斗に、次々と男達の手が伸ばされる。無数の太い指が剣斗を撫でる度、少しずつ膨らんでいく褌を、カメラが至近距離で捉えていく。

  指が剣斗の鎖骨を、胸を、おへそを、腋を、耳を。くすぐっていく度に、剣斗の蕩けた顔を隠すように褌の膨らみが少しずつ円錐を形作っていくのだ。

  「ん、ぁ……ッや……おれ、ぼっき、しちゃ……っ」

  「なんだ、剣斗。勃起知ってるんだな。そうか、もう五年生だもんな。じゃあ……射精ももう出来るのか?」

  「しゃ、せい……、びゅって、するやつ……だよね? おれ、射精、……わかんない……」

  ふるふると、剣斗は首を横に振る。頭もあんまり回っていないのだろう、聞かれた質問に素直に答える剣斗。そんな彼に優しげに先生は微笑んでいた。

  「そりゃ大変だ。『種蒔神輿』の練習でもあるんだから、ちゃんと射精出来ないとな」

  「ぇ……っ、んぁ……どう、いう……?」

  「大丈夫、先生達がちゃんと教えてやるから……褌、外そうな?」

  「や、やだ……ちんこ、ッ、と、撮られちゃう……、皆に、見られ、っ、ん、ぁ……ちゃう……っ」

  剣斗の体を弄っていた手の一つが、剣斗の褌の締め込みを緩め始める。

  緩やかに身を捩って抵抗する剣斗だが、先生に抱えられている状態でまともな抵抗も出来るはずはなく、いとも簡単に剣斗の恥部が衆目の下に曝け出されてしまう。

  するりと、抜けた褌。その少し汗を吸った白いベールの向こうから現れたのは、まるで汚れを知らないだろう男児の性の漲りだった。

  もう中学生位の大きさではあるものの、しかし、完全に無毛で先端まで皮が被り切っている包茎ちんこが、カメラと男たちに晒される。完全に勃ち上がっているそれは元気にぴくぴくと震えていて、余っている皮の先にキラキラと先走りの照り返しがあった。

  「っ、やだ……っ、ちんこ、撮らないで……ッ、んんっ」

  目尻に涙を溜めて懇願するも、先生は剣斗を下ろしてくれる事はなく、撮影も止まりはしなかった。褌を外した男の指がその勃起した幼い茎をつまみ上げると、先生の腕の中で剣斗は、ビクビクンと腰を痙攣させる。

  媚薬で敏感になった剣斗にとって、その接触だけでも十分に強い刺激だったのだろう。

  「おお、生勃起ちんちんだ……、ゆっくり扱いてやるからな」

  「ん、ッ……や……ぁ……っ、おれ、ちんこ……変……っ」

  「変じゃないぞ。気持ちよくなって、射精しないとなんだから」

  くちゅくちゅと男の指が上下する度、先走りが音を立てる。それを面白がるように男の手つきが少しずつ早くなっていった。

  その刺激に剣斗は腰を震わせながら、しかし、その刺激を怖がって、首を横に振る。そんな剣斗の耳元に先生が口を寄せると、優しく諭していた。

  「ひぅ……っ!? ゃ……せんせ……ッぁんっ」

  「どうだ? ちんこ、扱かれると気持ちいだろ?」

  「んぁあ……っ、なんか、……こ、わい……ゃ、ぅ……おれ……っ」

  皮を下に引かれて殆ど剥けない先端を指の腹でくりくりと弄られると、ぴくぴくと全身が跳ねる。敏感になった剣斗にとって、自慰に慣れた男の巧みな手付きは過ぎたものだったのだろう。明らかに何かを堪えるような息遣いへと剣斗は変わっている。

  「んん、ッ……んぁう、……ッ、んんッ……!」

  「我慢しなくていいぞ、ほら。イケ、イケッ」

  「んぁ、出ちゃう、おれ……、……ッぁ、ん……ッ!」

  からかうように告げられる男の声。それに返事すら出来ず、剣斗はもう限界だった。剣斗の腰がぶるぶると痙攣するように震えた瞬間、男の手に握られた剣斗の勃起が一際大きく震える。

  びゅ、びゅと音がしそうな程の勢いで白い液体が吹き上がり、男の手を、そして剣斗自身の下腹部を汚していく。そんな様子までしっかりと記録に残されている、なんてことはもう剣斗の頭の中にはなかった。

  強烈に刻みつけられた快感と、その余韻が剣斗の思考を更に鈍らせていく。

  「っぁ……は、……はぁ……ッん……」

  「いっぱい出たな、剣斗」

  「せん、せ……っ、おれ……ぁ、え……?」

  荒く息を吐きながら、先生の腕に支えられていた剣斗は、ゆっくりと自分が床に下ろされるのを感じて、困惑の声を上げる。これで終わりだと思っていた剣斗は、しかし、その下ろし方がただ開放するだけではないような気がしたのだ。

  その予想は正しく、先生は精液に汚れた体のまま、剣斗を横抱きにして畳に手をつかせてから手を離す。

  「剣斗、四つん這いになって、腰上げて」

  「ん……っ、こ、う……? ……っ、せんせい?」

  「そうそう、じっとしてるんだぞ……よろしくお願いします」

  「任せてください」

  と先生が合図を送れば、呆然と素直に従う剣斗の横に、初老の男性が膝をついた。その手が剣斗の細い腰を撫でると、それだけで剣斗は快楽の声を上げてしまう。

  逃げようとは思わなかった。そんな考えも浮かばないし、手足から力が抜けて、今の恥ずかしい格好を維持するのが精一杯だったのだ。

  お尻を上げた剣斗は、脚の間から精液の糸を引く幼い茎と金玉をぷらぷらと垂らして、お尻の穴を見せつけるようなポーズになっている。初老の男性は、そんな剣斗のお尻をゆっくりと指の腹で円を描くようにクリクリと慰撫するのだ。

  「ん……っ、なんで、お尻……ッ」

  「畑に種を蒔く前に、土を耕すだろう? 種蒔神輿には、重要な手順なんだよ」

  「や、……だ、ッ、おしり……っ、な、冷た、んんッ……ぁッ」

  ローションを垂らせば、男の指が小さな桃色の窄みをゆっくりと押し広げては引いていく動きに合わせて、くぽっくぽっ、といやらしい音を掻き立てる。

  そして、入り口だけを攻めていた男性はゆっくりと柔らかな肉の谷底、少し骨ばった場所にある洞窟へと指先を沈み込ませていった。

  まだ幼い剣斗ではあるが、それでも括約筋は異物の侵入を阻める程度には発達している。だが、それも媚薬で弛緩させられているその肉穴は、むしろ、男性の指に心地いい圧迫感を与えているような力加減。

  擽ったさを覚えるような、その感覚に男性は思わず笑みを零していた。

  「……っひ、ぅ……ッ!?」

  「はは、まるで甘噛されているようだ。それに、ナカがひくひくしている。気持ちいいんだね、剣斗君」

  「……ッ、おしり、の……ナカ、ん、ぁ……ゃ……ッくりくり、しないで……ッ」

  「残念だけどね、これくらいで音を上げてる暇はないよ」

  「え……?」

  びくびくと明らかに快楽に苛まれながら、初めてのその感覚から逃れようと腕に顔を突っ込んでいる剣斗。その声に顔を上げた剣斗は、その目に見た光景に愕然とした。

  周りにいた大人たちが、みんな、下半身を露出させて膨らんだグロテスクな男根を自分の手で慰めていた。ギラギラとした視線が剣斗の体を見つめている。

  「……ッ、せん、せ……」

  空手教室の先生である男もその中にいた。お尻を解されている剣斗の淫猥な姿にズボンとパンツを脱ぎ去って、その膨らみきった大人のペニスをぐちゅぐちゅと扱いている。

  「ごめんな、剣斗。でも先生、ずっと種蒔神輿に参加してみたかったんだよ。剣斗とセックス出来るなんて、聞かされちゃ……さ」

  「全く。これは歴史ある神事なんですよ。邪な思いで参加はしていただきたくないのですが……、今回はあくまで再現のためですからね」

  と、心底の嫌悪を滲ませる初老の男性は、先生を睨みながらも嘆息してそれ以上咎めることはなかった。

  彼は役所で副所長と交渉を行っていた助教授その人だ。彼は、『種蒔神輿』を本来の形で復活させようとしている。

  「これをお尻に挿れるんだ。指よりももっと大きいからね。気持ちよさそうだろう?」

  「ひっ、ぅ……」

  これ。と言った助教授を振り向けば、彼も同じく脈が張った剛直を取り出して、剣斗に見せつけている。それをお尻に挿れようというのだと理解した瞬間、剣斗はお腹のナカがキュンと高鳴るのを確かに感じてしまっていた。

  指でかき回される感覚で、十分に快感を感じてしまっている。そんな所に、そんな太い物を挿れられてしまえば。

  そうなってしまえば、どうなるのかが分からない。気持ちいいことは分かる。だが、その快楽そのものが剣斗にとって恐怖そのものだった。

  「……っ、やだ、おれ……ちんこ、挿れる、の……ッ、気持ち、よくなるの……ッ、やだ……ぁ……!」

  欲しい。挿れて欲しい。

  剣斗は、そんな風に言いたくなる衝動を抑え込みながら、必死に首を振った。その間も指が剣斗の中でぐりぐりと蠢いて、前立腺を責め立てていく。

  指がそのぷくりとした膨らみを押し潰す度、呼吸すら忘れるような電撃めいた快楽が剣斗の小さな体を突き抜けていく。

  「ふむ」

  そんな様子を観察しながら、助教授は考えていた。

  今では、複数人の男児の種を畑に蒔く。というものになっているが、本来は、その後村の男達で最も優れた男児を豊かな土壌に見立てて、そこを耕し、何度も何度も種付を行う事で豊穣の祈願としていた。

  一人の男児に対しての負担が多い為、時の流れとともに、略式となって今の形式に移り変わっていったのだが、今回はそれを媚薬の効果でその問題を払拭しようとしている。

  現に、太い指を二本から三本へと増やされ、それを窄みに咥えこんでいる剣斗は、一度も痛みを訴えてはいなかった。多少の痛みはあるのだろうが、緩和された痛み以上に快感が勝っているのだろう。

  先程、精を放ったばかりの剣斗の若穂は再び首をもたげ上げ始めているのが、その証拠だ。それを分かっていて、助教授はくすぐるように剣斗の腰に指を這わせる。

  「嫌かい? これは神事だから、何も悪いことはないんだ。気持ちよくなるの、本当にイヤかな?」

  「ぅ……っ、ぁ……悪く、なぃ……の?」

  「うん。来年の豊作を願うんだから、ご飯がいっぱい食べれますようにっていう事なんだ。ほら、悪くないだろう?」

  そう言って、まるで聞き分けのない犬を躾けるように、ぐり、とお尻の中を刺激する。剣斗の中で、思考が幼い性欲に侵食されていく。もっと気持ちよくなりたい。そんな風に思う事を悪いことではないと教えこんで、剣斗が協力してくれるように誘導していく。

  そんな助教授の思惑はピタリと嵌り、剣斗は熱い眼差しを助教授のペニスへと向け始めるようになっていた。

  「ん、……ごはん、いっぱい……食べたい……っ。気持ちよく……なるの、いや……じゃない……」

  「じゃあ、どうして欲しいかな?」

  初老の男性は、うつ伏せになった剣斗のヒクヒクと蠢く軟孔に肉棒を向ける。剣斗は恥ずかしそうにしながらもゆっくり自分で尻肉を広げて、既に十分耕された種穴を見せつけた。

  「おれ、の……お尻……ちんこで、ズコズコ、して……っくだ、さ、ぁあ、ん゛んッ!!」

  「……ッ、ぉお! これが、……ッ」

  助教授は、剣斗の言葉を待つよりも先に、その小さな穴へと巨大な農具を突き込んでいた。初挿入だというのによく解された剣斗の種壺は、その剛直を確かに受け入れている。

  熱く濡れた襞肉が剛直を包み込んでしっかりと締め付けながら、蠕動しながら奥へ奥へと剛直を導いていくようだった。すぱん、すぱん! と丸くこぶりなお尻を助教授の腰肉が叩く音が響くようになるのに、そう時間はかからなかった。

  「ぉ、……ッ、ぃ……んお゛ぉっ!」

  「すご、い……! これはすごいぞ……っ」

  「っん、ッぁあ……ッん゛ぅ……ぅああ……っ!」

  助教授に耕されながら剣斗は、その衝撃に合わせて再び元気を取り戻している若芽をぷるぷると振っていた。ぴゅう、ぴゅうと先端から飛び出す液体は、先走りなのか、それとも薄くなった精液なのか。

  いずれにしても確かなのは、剣斗が男のペニスに突かれる悦に乱れているということだった。そして、それは、直接その若芽を見ることの出来ない助教授も分かっていた。剣斗の腸壁は、助教授がペニスを突き入れて引き抜く、その度に震え上がりもっともっとと強請るように襞が絡みついてくる。

  「……っ、熱く……狭いのに、……ッ、は、あ……!」

  研究目的だった事など忘れたかのように、助教授は剣斗の尻を激しく掘削する。細い腰を掴んで、ペニスを小さなお尻に叩きつける彼の限界はすぐに訪れた。

  「っ、く……っ!!」

  「っひぃ……ッ! あ゛づっ、ぃぁ゛ぁあ……んッ!?」

  びゅるうううう! と剣斗の狭い尻穴の中で迸ったのは大量の白濁だった。その熱さに剣斗も甲高く声を上げて絶頂する。だが、その小さな茎の先は、びくんびくんと跳ねるだけで白濁を吐き出すことはなかった。初挿入をもってして、剣斗はドライオーガズムを体験してしまったのだ。

  剣斗の背中に覆いかぶさるように初老の助教授は、その最後の一滴まで剣斗の中に吐き出したあと、ゆっくりとその剛直を引き抜いた。ごぷぷ、と白濁が泡立って抜き出した亀頭を追うように、桃色の窄みから溢れ出してくる。

  「……、つ、ぁ……ん」

  「はあ、はあ……溢してはいけないでしょうね……っ。次の方……どうです、空手の先生」

  「あ、ああ……ッ」

  折角撒いた種が溢れないよう、指でその孔を塞いだ助教授は室内を見回した。

  大人たちは誰もが準備出来ている。なら、その中でもまずは貢献してくれた彼を二番目にするべきだろう。そう助教授が指名した先生は、躊躇いもなく剣斗に駆け寄った。

  「せんせ……っ、おれ、……ッ」

  「ああ、今……挿れてやるからな」

  「ひ、ぁ゛ぅ……ッ、先生……っ、のちんこ……あつ゛……ぃ……んッ……ぁあ゛!」

  そして、屹立を宛てがうと同時に、その腰を剣斗へと突き立てた。ゴブン! と一気に奥まで貫いた先生の剛直に、剣斗はしかし訪れる強烈な快感に背を仰け反らせて悦楽の声を上げる。

  その声に、もう恥ずかしさもない。男に犯され、来年の芽吹きのために快楽を得る。そんな淫猥な少年の淫猥な喘ぎ声。

  「っは、ぁ゛……ッ、あ! ぉお゛っ、んぐぅううっ!」

  「どうだ、気持ちいいか、剣斗!?」

  「い、ぃ゛……ッ、んぁあ! あづッぃい、ちんこ……ぉっ、きもぢ、ぃい゛!!」

  恍惚と顔を蕩けさせていく剣斗。先生は激しく腰を前後に揺すりながら、徐々にその動きを大きくしていく。甲高い破裂音のような抽挿。声変わりもしていない少年の嬌声に、淫らな水音が加わって室内が埋め尽くされていく。

  だが、その時間は長くはもたなかった。

  剣斗の中はとろとろに蕩け、もはや男を喜ばせ、種を吐き出させる事に特化した肥沃な大地へと変貌していた。先生が深く剣斗の尻奥へと剛直を突き入れた、その瞬間。その剛直が膨らんだかと思えば、熱い子種が一気に放出されていく。

  「イクぞ、剣斗……ッ、ぐ、ぅううッ!!」

  「づ……っ! んん……っあ……ッ!」

  その勢いに、剣斗もまた絶頂を迎えてしまう。いや、突き挿れられる中で、もはや剣斗は幾度も絶頂を迎えて腸壁をびくびくと震わせている。そんな剣斗の淫猥な種孔に搾り取られるように先生の射精は長く続き、お尻から逆流した白濁が隙間から溢れ出てきていた。

  だが、それはまだ終わりではない。先生がゆっくりと自分のペニスを引き抜けば、次の大人が。その男が射精を果たせば、次の大人が。そうやって、何度も繰り返し、男達が精魂尽き果たすまで淫猥な儀式は続いていく。

  「ぁ……っ、ん……ッきも、ち、ぃい……っ」

  精液に満ちていく、腹の膨らみが如実に大きくなっていく姿すらカメラに映されながらも、剣斗は大人の種を何度も、何度も受け入れる。その婬音は暫く鳴り止むことはなかったのだという。

  ◇◇◇

  「……ん、ぅ」

  と剣斗は、ゆっくりと目を覚ました。

  「お、起きたか。ぐっすりだったな、剣斗」

  「ん、あれ……お父さん?」

  起き上がってみれば、そこは父の運転する車の中だった。剣斗は何処かへと向かう後部座席に寝転んでいた。

  「あれ、おれ……」

  「祭りのPR写真の撮影お疲れ。途中で寝ちゃったんだってさ」

  「……そう、なんだ……?」

  と剣斗はなんとなくの違和感に首を傾げた。

  「ほら、かっこよく撮れてるじゃないか」

  「……うん、なんか……あんまりよく覚えてないんだ。もっといっぱい撮ってたと思うんだけど……」

  と、道端に車を止めて、父が見せてくれたスマホの画面には。

  褌姿で旗を掲げる剣斗の姿が映っていた。スライドさせていけば、数枚の写真があってそのすべてを見終わった剣斗は、スマホを父に返す。

  「まあ、ボツになった写真の方が多いさ。半目になってたりな」

  「そっか」

  「ああ、そうだ。なんだか賢そうな人が何かお礼言ってたぞ。なんだっけな」

  父は思い出したようにいいながら、車を再発進させる。

  「これで来年からは本来の神輿が復活できそう、だとかなんとか」

  その言葉に何故か、剣斗はお尻がむず痒くなるような、そんな感覚がしたのだった。

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