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小説家の熊おっちゃんとまんまる狼くんのお話

  ワイの名前は、熊野 大吾。ドがつくほどの田舎の村で生まれ育った熊獣人や。

  子供の頃から恋愛小説を書くのが好きで、自分の部屋で、周りに隠れて、毎日の様にせっせと作品を書いておった。

  なんで隠れて書いとったかっちゅうと……ハイカラな恋愛小説を書いとるやなんて、村のみんなに知られたら笑われてしまうと思うたし、なにより小っ恥ずかしいから誰にも言わんかったんや。

  そうやって書いとるうちに、いつしかワイは、小説家として飯を食っていく事を夢見る様になっていった。

  せやから小説家になるために、一生懸命考えた『蒼乃 葉月』っちゅう筆名で、作品を何遍も出版社やらコンテストに送っとったんやけど……やっぱし現実は厳しかった。

  デビューが叶わんまま、大学を卒業して、それから中学校の教師になって……気付けば40を過ぎた野暮ったいおっちゃんになってしもうておった。

  一見すると堅気に見えん厳つい強面の顔、背は高いけどでっぷりと肥えた体。くすんで黒茶色になった体毛は、艶を失ってゴワゴワと固うなってしもうとる。

  そんなんやから、この歳になっても、未だ誰とも付き合うた事はなかった。

  女とも、そして……男とも。

  ワイは女にはまったく興味を持てへん……いわゆる男好きやった。

  このまま独り、夢を叶える事も出来んで終わってしまうんやろうかと、半ば諦めかけておった時、ついに転機が訪れた。

  教職の傍らに書いていた作品が、とある出版社のコンテストで、なんと新人賞を取る事が出来たんや。

  しかも、小説家としてデビューせえへんかと、向こうから誘ってもらう事まで出来た。

  ついに夢を叶える事が出来ると、喜び勇んで二つ返事で誘いを受けたワイは、勤めていた学校を退職した後に東京に行くと、用意してもらった出版社の社宅に移り住んだ。

  せやけど、そうやって上京してきたワイを待っていたのは、アダルト雑誌に載せるエッチな小説の執筆業務やった。

  てっきり好きなように作品を書かせてもらえると思うておったんやけど……小説家になっても、やっぱし現実は厳しかった。

  せやけど、今更村に帰る事もできんし、望んでない分野とはいえ、小説家としての仕事が貰えるだけ有難いと考えて、気持ちを切り替えて懸命に執筆に取り組んだ

  すると、驚いた事にワイの書いたエッチな小説が、読者にめちゃくちゃ受けたんや。

  そうして、どんどん仕事が増えていって、いつしか『蒼乃 葉月』の名前は、こっちの世界では、知る人ぞ知るもんになっていった。

  ほんまに書きたい恋愛小説では全く芽が出えへんかったのに、しゃあなく書いとるエッチな小説で、こないに日の目を見る事になるやなんて、えらい複雑な気持ちやった。

  そないな気持ちを抱えながらも、ひたすら執筆に取り組んでおったんやけど、数週間ほど前から、急に筆が進まなくなってしもうて、今では1文字も書けんくなってしもうた。

  俗にいうスランプやと思うんやけど、担当編集者が、その原因を、なんとワイが童貞だからやと決めつけよったんや。

  『確かにワイは童貞やけど、それとこれとは関係ない』と言うたものの、全く聞く耳を持って貰えんで、挙げ句の果てには、風俗かどっかで済ませてくるまでウチには入れん言うて、社宅の部屋から追い出されてしもうた。

  そうやって都会の街に放り出されたものの、女相手の風俗には行く気が起きんで、ふらふらと当てもなく、あちこちを彷徨い歩いた。

  そうしてなんとなしに行き着いた公園のベンチで、一人座りながら、夕焼けの空を眺めておる。

  このままやとウチに帰る事もできへんし……ワイ、これからどうなってまうんやろう。

  ***

  「お、おじさん……その、良かったら……僕と遊びませんか?」

  「へっ?」

  夕空を眺めながら途方に暮れとると、突然、えらいオドオドした声が、すぐ横から聞こえてきて、ハッと我に返った。

  なんやろうと思うて、声のする方を振り向くと、ベンチの端っこの方に、ハスキーの犬獣人の子がちょこんと座っておった。

  いつの間に隣に座ったんやろうと思いつつも、その子の事をしげしげと眺めてみた。

  ふわふわした銀色の体毛は、幼子のように柔らかそうで、ワイの半分ぐらいしかなさそうな背丈の体は、コロコロとよう肥えとるもんやから、まるで玉みたいにまんまるやった。

  顔もまんまるで、太眉にくりっとした目が、おぼこくてかわええ。

  お洒落なポロシャツとハーフパンツに身を包んだ、若々しい格好をしとってて、着古してすっかりくたびれてしもうた甚平を着とるワイとは、えらい違いやった。

  こないなかわええ子が、ワイみたいなおっちゃんに遊びまへんかって……どういうこっちゃ?

  近くの風俗街の客引きかなんかやろうか?

  うーん………………あっ!!

  そういえば、ここは夜な夜な男好きが集まる公園やって、風の噂で聞いた事がある。

  ちゅう事は……もしかして、ほんまにワイをナンパしてきとるんやろうか?

  「そ、その……僕みたいなのは、あまりタイプではないですか?」

  「あっ……そのな、お前さんみたいにかわええ子に声を掛けて貰えたんは、ほんまに嬉しいんやけど……せやけどお前さん、まだ高校生やないか?そないな年の子が、こないな事したらあかんで!暗くなる前に、ウチに帰りぃ」

  「ち、違いますっ!僕はもう……って、あれ……熊野先生?」

  「へっ!?」

  まったく知らん子に、突然、熊野先生と呼ばれて、心臓が飛び出そうになった。

  ワイの事を知っとるって事は、教え子の誰かやと思うんやけど……全く思い出せん。

  こないなかわええ子……教え子におったやろうか?

  「あっ、ごめんなさい……さすがにわからないですよね。僕、戌井 航です。中学の時に、先生のクラスの生徒でした」

  「戌井?……戌井なら、よう覚えとるけど」

  「ほ、本当ですか!?」

  「うん。せやけど、戌井はえらい痩せとったし、なにより狼…………あっ!!」

  その時、この子の顔に差し込んだ夕陽の光に反射した瞳の色を見て、自分がえらい勘違いをしとった事にようやく気付いた。

  この子がえらい肥えとるから、てっきり犬獣人なんやと勝手に思い込んでしまっとったけど、この澄んだ琥珀色の金眼は、正真正銘の狼獣人やった。

  それに気づくと、途端に目の前の子の姿が、記憶の中の戌井の面影と、ピッタリと重なっていった。

  「ほんまやっ!久しぶりやなぁ、戌井。元気にしとったか!」

  「は、はい!先生に、ちゃんと僕だって分かってもらえて、良かったです!」

  「ガッハッハ!!あないにヒョロヒョロやった戌井が、玉みたいにまんまるになっとるもんやから、言うて貰えへんかったら、わからんかったわ!」

  「もうっ、結構気にしてるのに……そう言う先生の方こそ、昔よりずっと太ったんじゃないですか?」

  「こ、これは贅肉やなくて筋肉や!先生、こう見えて脱いだら凄いんやで?」

  「えっ!?」

  「んっ?」

  途端に顔を真っ赤にした戌井を不思議に思っとると、すっかり頭から消えてしもうとった先程のやり取りが思い起こされていった。

  戌井は男が……それも、ワイみたいなおっちゃんが好きなんやろうか?

  いや、それよりも、いつもこないな風に男遊びしているんかっちゅう事の方が、ずっと気掛かりや。

  ワイの記憶通りなら、戌井はまだ18そこらの歳の筈や。

  そないな子供が、こないなトコで誰かもわからん中年男をナンパしとるやなんて、あまりにも危なすぎる。

  もう担任でも生徒でもない間柄になってしもうたけど……それでも可愛い教え子が、そないな危ない事をしとるやなんて、放っておけへん。

  「あのな、戌井……余計なお世話やけど、こないなトコで知らん男に声を掛けたりするやなんて、絶対にしたらアカン……もし何かあったりでもしたら、怪我じゃ済まへんのやで!」

  「あっ……え、えっと……」

  「ワイは、そういうんは全然詳しくないんやけど……他に、もっとええ出会いの場とかがあるんやないか?」

  「僕も……前まではそう思っていたんです……だけど」

  戌井は、悲しそうにそう呟くと、顔を俯かせながらも、これまでの事をポツポツと話してくれた。

  自分が男好きやということで、子供の頃から悩んでいた事。

  田舎の村で男好きやとバレてしもうたら、良くて笑いのタネ、悪ければ酷い嫌がらせを受けてしまうし、誰かと出会ったり恋愛したりなんかも期待出来へんから、頑張って勉強して、なんとか東京の大学に合格して上京してきた事。

  そうやって東京に来てからは、男好きの集まる飲み屋とか、色んな所に行ってみて、恋人を作ろうと頑張ったものの……エッチしたらすぐに音信不通になったり、付き合えたと思うても、平気で浮気されてしまってばかりだった事。

  その事を飲み屋で相談したら、みんなから『男同士は遊びなんやから、真面目な付き合いなんかしようとせんで、お前もバンバン遊べ』と言われてしもうて……自分は間違ってるんやろうかと、えらい悩んだ末に、こうして今日この公園に来た事を、声を震わせながらも話してくれた。

  堰を切ったようにそこまで話し終えると……とうとう堪えられんくなったのか、大粒を涙を流しながら、肩を震わせて泣きじゃくり始めた。

  まだほんの子供やというのに、こないになるまで、たった一人で悩んで苦しんできたやなんて……

  三年も担任をして、毎日の様に戌井の事を見とったのに……ほんまに悩んどった事には気付いてやれんで、なんの力にもなれんかった自分が、不甲斐なくて堪らんかった。

  やけど……今は自分を責めとる場合やない。

  今、目の前で大切な教え子が、苦しんで助けを求めとるんや。

  今のワイに、もうそないな資格はないかもしれんけど……それでも励ましてやりたい。

  ワイは俯いてしもうていた顔をグッと上げると、戌井のすぐ傍に体を寄せて、そのまま腕を回して懐に抱き寄せた。

  「……せ、先生?」

  「戌井は、なんも間違うてへん……なんも悪うないで」

  小さく震える体を、両腕で力一杯に抱き締めながら、背中をゆっくりとさする。

  「熊野先生………グスッ………うぅ……」

  「だんない……だんないで」

  戌井もワイの体に腕を回して、しがみつく様に抱きついてきた。

  胸元に顔を埋めて、わんわんと泣いておる。

  そないな戌井を、ギュウッと抱きしめながら、寄り添って慰め続けた。

  ***

  「ご、ごめんなさい……先生の服、僕の涙と鼻水で、びしょびしょにしちゃいました」

  「ガッハッハ!そないな事は気にせんでええ………だんないか?」

  「は、はい!……先生のおかげで、すっきりしました」

  「そかそか……良かったで!」

  ワイの懐に抱かれていた戌井は、照れくさそうに顔を赤らめながら、ゆっくりと体を離していった。

  すっかり泣き腫らした目元は赤うて、頬っぺたも林檎みたいになってしもうとったけど、その表情は若者らしい晴々としたもんになっとった。

  ふと周りを見回してみると、いつの間に日が暮れたのか、ここに来た時は茜色だった空が、夜の帳を下ろして、淡藤色へと姿を変えておった。

  「すっかり暗くなってしもうたな。ここら辺は夜は物騒やって聞くし……誰か迎えに来てくれる様な人はおるか?」

  「い、いえ。僕はアパートに一人暮らしをしているので……」

  「そうか……よし、それやったら、先生がウチまで送ってやるで!」

  「えっ!?で、でも……これ以上、先生に迷惑を掛ける訳には……」

  「ガッハッハ!!なんも迷惑なんか掛けられておらん!……正直言うとな、戌井と会えて、先生はほんまに嬉しいんや。せやから、これはお前ともっと話がしたいっちゅう……先生のいわば我儘や。やから、なんも遠慮なんかせんでええ」

  「は、はい!……その……ぼ、僕も、先生ともっと話がしたいです!」

  「そかそか!それじゃそろそろ行こか。あっ、戌井のウチ、遠いんやったらタクシー呼ばなあかんな」

  「いえ、そんなに遠くない場所なので、歩きで大丈夫です!」

  「そうか。それやったらのんびり話しながら帰れるなぁ!」

  「はい!えっと、こっちです」

  「おう!」

  戌井のウチまでの帰り道、ワイらは昔話に花を咲かせた。

  中学の体育祭に文化祭。修学旅行から、なんでもないような日常の出来事まで……一緒に話しとるうちに、昨日の事のように思い出が蘇っていった。

  小説家になる夢を叶えられんで、しゃあなく教師になってから、飛び上がってまうほど嬉しい事もあれば、人知れずにこっそり泣いてまう事もあったけど……思い返してみれば、ほんまに楽しかった。

  ***

  「先生、お茶をどうぞ!」

  「おっ!紅茶なんて洒落れとるなぁ。ええ匂いやわぁ!」

  戌井をウチに送り届けたら帰るつもりやったんやけど、是非上がっていって欲しいってせがまれてしもうたんで、お言葉に甘えて上がらせて貰うた。

  戌井の部屋は、広くはないけれど、きれいにこぢんまりしとってて、風呂も台所もついとるええ部屋やった。

  ワイが大学生の頃は、風呂もないボロいトコに下宿しとったもんやけど……やっぱし最近の子はちゃうなぁ。

  「大学の勉強は、ちゃんとついていけとるか?」

  「はい。難しい授業が多くて、なかなか大変ですが……なんとかやっています!」

  「そかそか。わからんトコとかあったら先生が教えてやるから、電話なり遠慮なくしてな。ワイがここに来て、見てやってもええし」

  「ほ、本当ですか!?」

  「おう!勉強だけやなくて、わからん事や悩んでる事があったら、なんでも先生に話しぃ。先生こんなんやから、あんまし頼りにならんかもしれんけど……聞いてやる事ぐらいは出来るからな!」

  「は、はい!……先生、ありがとうございます」

  「うん!」

  ワイの言葉を聞いた戌井は、おぼこい顔をパァッと明るくさせて、えらい喜んでおった。

  田舎の村から都会にたった一人でやってきて、たくさん辛い思いして、ずっと心細い思いをしとったんやろう。

  同じ男好きのワイやからこそ、相談に乗ったり、力になれる事もあると思う。

  かわええ教え子が苦しんどるんやったら、少しでも支えになってやりたい。

  「その……実は先生に、聞きたい事があって……」

  「おっ!なんやろ?」

  「あの……もしかして先生も、僕と一緒で……男の人が好き……なんですか?」

  「うん。ワイも戌井と一緒やよ」

  「や、やっぱり……!!そ、それじゃあ……ぼ、僕みたいなのって……先生のタイプだったり……しますか?」

  「へっ!?」

  突然、そないな事を聞かれてもうて、心臓が跳ね上がらんばかりにドキッとしてもうた。

  こないな質問をされんのなんて生まれて初めてやったし……なによりワイは、戌井の事がめちゃくちゃタイプやった。

  そのまんまるな顔を、改めてしげしげと眺めてみると、おぼこくて、ふわふわしとってて……ほんまにかわええ。

  「そ、そうやな……戌井の事は、おぼこくてかわええなぁって、思うとるよ」

  「ほ、本当ですか!?」

  「う、うん」

  「じ、実は……僕、中学の頃からずっと……先生の事が好きで……」

  「えぇっ!?ぜ、全然気づかんかったわ……」

  「その……先生に気持ちを知られてしまったら……気持ち悪がられたり、嫌われちゃうんじゃないかって恐くて……必死で知られないように、気を付けていました」

  「そうかぁ……戌井にそないな思いをさせてしもうとったやなんて……気づいてやれんで、ほんまにごめんなぁ」

  「い、いえっ、先生は何も悪くないです!僕だって先生は、同性愛者じゃなくて……普通の人だと思っていましたし……」

  「ワイも必死で隠しとったからなぁ……男好きやとバレたら、教師を続けられんくなったと思うし……」

  戌井は中学に入学したての頃は、友達があまりおらんで、教室で寂しそうに一人でおる事が多かった。

  そないな戌井を放っておけんで、ちょこちょこ話しかけたり、クラスの手伝いを頼んだりして、寂しくさせんようにワイなりに構っておった。

  そうしとる内に、戌井もちょっとずつ友達が出来ていって、元気な顔を見せてくれる様になったんやけど……その裏では、難儀な思いをしとったんや。

  教師として、戌井の事をちゃんと見てやっとった気でおったけど、其の実、全然見てやれておらんかったんやなぁ……

  「あっ、その……話を戻すんですけど。えっと、その……ぼ、僕……先生の事が好きで……」

  「う、うん……」

  「先生は、頼り甲斐があって、凄く格好良くて……ずっと憧れていました。今日、公園で声を掛ける事が出来たのも、熊野先生にそっくりな人だと思ったから……たとえ別人でも、大好きな熊野先生に似ている人なら、遊びでも良いって……思ったからなんです」

  「そうやったんか……」

  「だ、だから……もし先生が良かったら……ぼ、僕と付き合って下さいっ!」

  「へっ!?」

  「ダ、ダメ……でしょうか?」

  「いや、えっと……そのな、戌井にこうやって好きやって言うて貰えるのは……ほんまは凄く嬉しいんよ。正味な話、戌井の事はめちゃくちゃタイプやし……ほんまにええ子やって事も知っとる」

  「ほ、本当ですか!?」

  「やけど……ワイは戌井が思うとるような、カッコええ男なんかやない。ほんまのワイは、誰かと付き合うた事もなければ、キスした事もあらへん……こないなええ年になっても、いまだに右手が恋人の……カッコ悪いおっちゃんなんやよ。どうや……幻滅したやろう?」

  ほんまはこないな事を言わんで、正直に『自分も付き合いたい』と言いたかった。

  やけど、戌井が好いとるんは、中学の担任の頃の熊野であって……きっと今のワイではないはずや。

  今のワイは教師でもなければ、人前で胸を張って、自分が小説家やと言う事もできん……食う為に書きたくないもんを書いて、食い扶持を稼いどるだけの……夢に喰われた小説家崩れや。

  こないな男と付き合うても、戌井の為にならん。

  やから……

  「そんな……そんな事なんかで、僕は先生に幻滅したりなんて絶対にしませんっ!!」

  「い、戌井……!?」

  初めてやった。

  あの大人しい戌井が、こないな風に声を張り上げるやなんて……

  「先生は、いつも一人でウジウジしていた僕に優しくしてくれて……いつも親身になって寄り添ってくれて、励ましてくれて………そんな先生だから……初めて心から人を好きになれたんです……だから……だから………」

  そこまで言うと、戌井は唇を噛み締めながら、ポロポロと涙を流し始めた

  体を震わせながらも、泣き声を必死に噛み殺しておる。

  「お前、そこまでワイの事を……」

  ワイは……大馬鹿者や。

  戌井の為やなんて言うて、結局は自分が傷つくのが恐かっただけや。

  これ以上逃げたり、言い訳したら絶対にあかん。

  勇気を振り絞って気持ちを伝えてくれた戌井の為にも……ワイも勇気を出して踏み出すんや。

  意を決して戌井に向かい合うと、震えてしもうとる腕を必死に動かして、泣き震える体を抱き寄せると、そのまま力一杯に抱き締めた。

  「せ、先生……!?」

  「ごめんな……先生が臆病やった。ほんまはワイも、お前と付き合いたい。一緒にデートしたり……キ、キスしたり……ぎょうさん色んな事をしてみたいんやっ!右も左もわからんから、えらい面倒をかけてまうと思うけど……よろしく頼むな」

  「は、はいっ!………嬉しい……先生と恋人になれたらって、ずっと夢見ていました……」

  「そうか……おおきになぁ」

  戌井はワイの体に精一杯腕をまわして抱きつくと、胸元に顔を埋めて、スリスリと頬擦りをして甘え始めた。

  戌井の頭に手をあてて、ふわふわな被毛に指を通すように、優しく撫でてやると、尻尾をパタパタと振りながら、クンクンと甘え鳴きをして、安心し切ったように体を預けてくる。

  「なんや、戌井は甘えたかぁ。抱っこされとるだけで、こないに喜びよって……かわええなぁ」

  「そ、そんな事ないですっ!……僕、もう子供じゃないですから……」

  「ほんまか?それやったら……これはなんかいなっ?」

  「あっ……!!」

  さっきから腹に当たっとる硬いもんを、下穿きの上からムギュッと握ってやった。

  服の上からでもカチカチになっとるとわかるそれは、小さいながらもビクンビクンと掌の中で脈打っておる。

  やわやわと揉みしだいてやると、コロコロした体が小さく跳ねて、熱っぽい善がり声が上がった。

  「あっ……んぅっ……せんせぇ、ぼく……」

  「うん?」

  「ぼく……ぼく……」

  「どうしたんや?ボク、ボク、言うてばかりじゃ、先生なんもわからへんで?」

  「ぼく……し、してほしい……」

  「してほしいって……何をや?赤ん坊みたいに、高い高いでもして欲しいんか?」

  「ち、違うっ……ぼく、赤ちゃんじゃないもん…………せんせぇ……お願いだから、意地悪しないで……」

  戌井は顔を上げると、懇願するようにワイの顔を見つめてきた。

  くしゃくしゃになったその顔は、真っ赤に染まっておって、つぶらな瞳は、涙がいっぱいに溜まって、うるうると潤んでしもうとる。

  あかんあかん……ちょっと調子に乗り過ぎてしもうたわ。

  心の中で反省しながらも、泣きべそをかいとる戌井の顔が、ほんまにかわええもんやから、ついつい顔がにやけてしまう。

  「ふふっ……すまんすまん。戌井があんましかわええもんやから、つい意地悪してしもうたわ」

  「も、もう……それなら僕だってっ……!」

  「うひゃっ!?」

  お返しと言わんばかりに、下穿きの中でガチガチに張り詰めとったワイのちんぽを、むんずと鷲掴みにしてきよった。

  びっくりして、思わず間の抜けた声を上げてしまう。

  「凄い……先生のちんちん、大きい!」

  「そ、そうか?人並みやと思うけど……」

  戌井は惚けたように呟くと、ぽってりした掌を上下に動かして、大きさを確かめるようにさすり始めた。

  直に触られている訳でもないっちゅうのに、さすられる度に甘く痺れるような快感が走って、ふぅっと熱っぽい吐息を漏らしてしまう。

  「せんせぇ、気持ちいい?」

  「あぁ、気持ちええよ……」

  少し体を離して、戌井の頬っぺたに手を添えると、ゆっくりと撫でさすってやる。

  頬っぺただけやなく、顎の下も、わしゃわしゃとあやすように撫でてやる。

  戌井は、えらい照れくさそうやったけど、その顔は喜びを隠す事が出来んで、ニコニコといっぱいに笑みを溢して、ほんまに嬉しそうやった。

  すると、それまで遠慮がちにワイの目を見つめとった戌井が、おもむろに瞼を閉じると、雛鳥のように唇を突き出してきた。

  震えながらも、精一杯にキスをおねだりするその姿が、ほんまに愛おしくて堪らん。

  ゆっくりと顔を近づけると、鼻同士がぶつかってしまわへんように気をつけながら、そっと唇を重ね合わせた。

  途端にビクンッと体を跳ね上げる戌井の背中を、優しく撫でて安心させてやる。

  舌を絡め合わせる事もせえへん、ただ唇を押し付けるだけのキスやというのに、ほんまに気持ち良くて、蕩けてしまいそうやった。

  段々と息が苦しくなってきた頃、どちらからともなく、ゆっくりと顔を離していった。

  「嬉しい……先生とキスできるなんて、夢みたい」

  「そうか……ワイもお前とキスできて、ほんまに嬉しいで」

  背中に腕を回して、懐に抱き寄せてやると、戌井はまたクンクンと鼻を鳴らしながら、ベッタリと甘え始めた。

  それだけやなく、ワイの手を取ると、自分の股座に当てがって、触って欲しいとおねだりしてきよる。

  そないな助平な坊のちんぽこを、掌一杯に握って、やわやわと揉んでやると、途端に体を跳ねさせて、熱っぽい声を漏らしよった。

  もっとええ声で鳴かせてやりたくて、腕を動かして大きな腹をまさぐりながら下穿きの間を探り当てると、そのままパンツの中に掌を差し込んだ。

  こんもりした腹の下をなぞっていくと、一段と濃い茂みの中で、カチカチになっとるちんぽが掌に触れた。

  そのまま包み込むように握ると、皮の上から緩やかに扱いてやる。

  「あっ、あっ、あっ……」

  小さいちんぽを扱き上げられる度に、戌井はあられもない鳴き声を上げて、体を小刻みに跳ね上げる。

  今度は包皮の入り口に指を入れて、ヌメヌメした亀頭をクリクリと弄ってやると、まるで打ち上げられた魚のように、ビクンビクンっと大きく体を跳ね上げた。

  「あっ……んぅっ……せんせぇ、出ちゃうよぉ……」

  「そかそか……我慢せんでええ。ぎょうさん出しぃ……」

  気持ち良う出せるように、ちんぽを扱く手の動きを早めてやる。

  扱く度に、包皮の中に溜まった先走りが、粘っこい水音を立てた。

  クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ

  「だ、だめぇ……せんせぇ、お願い………ぼく、せんせぇのちんちんが欲しいよぉ……」

  「ワイのちんぽこが欲しいって……もしかして、尻に入れて欲しいんか?」

  「うん……お願い……」

  ワイの言葉に、戌井は顔を真っ赤にしながら、コクコクと何度も大きく頷いた。

  これでもエッチな小説を書いとるから、男同士のエッチのやり方は勿論知っとるけど、実際にやった事は一度もないから、ちゃんと出来るんか、正直めちゃくちゃ不安やった。

  せやけど、こないなかわええ顔で、必死にワイのちんぽをおねだりする戌井の姿を目の当たりにしたら、そないな不安なんて吹っ飛んでしまう。

  「わかった!安心して、先生に任せときぃ」

  「うんっ……!」

  「よしよし、ええ子や!先生が服を脱がしたるから、万歳してごらん」

  「う、うん」

  小さな子供にするみたいに話しかけながら、服を一枚一枚脱がしてやる。

  ポロシャツとハーフパンツを脱がして、最後にパンツも脱がしてやると、ついに一糸纏わぬ姿になった戌井は、これ以上ないくらいに顔を真っ赤に染め上げた。

  雲のように真っ白な毛に覆われた胸や腹は、はち切れそうなほどパツンパツンで、股座の濃い茂みの中からは、すっぽりと先っぽまで皮を被ったちんぽが、ピンピンに上向いて勃ち上がっとる。

  太さも長さも、ワイの小指の先っぽぐらいしかない、えらい可愛らしいちんぽや。

  やけど、タプンと中身の詰まった玉袋は、体の割には大きくて、なかなか立派なもんやった。

  そないなちんぽこと、コロコロとまんまるな体が相まってか、裸ん坊のその姿は、狼やなくて狸のようやった。

  「せんせぇ……あんまり見ないで……恥ずかしいよぉ」

  裸を見られるのがよっぽど恥ずかしいのか、股座を両手で覆い隠すと、体を屈めて丸くなって、必死に体を隠そうとしとる。

  せやけど、その割には全然体を隠せておらんもんやから、ちんぽこ隠して尻隠さずで、かわええお尻が丸見えやった。

  そないな愛らしい姿に、また顔がにやけてしまう。

  「すまんすまん。先生もすぐ脱ぐからな」

  腕を伸ばして、甚平に手を掛けると、結び目を解いて、スルスルと脱ぎ始める。

  そのまま下穿きも脱ぐと、真っ白な褌に手を掛けた。

  前垂れを持ち上げて、臍の下の結び目を解いて褌を外して、すっぽんぽんになると、戌井に向き直って、胡座をかいた。

  すっぽんぽんになったワイの体を、戌井は息を荒げながら、食い入るように見つめてきとる。

  あまりにも熱心に見てくるもんやから、まるで体を隅々まで調べられとる様な気持ちになって、こうして裸を見せとる事が、えらい恥ずかしくなってきた。

  獣人は人間と違うて、そもそもの筋肉量が多いから、なんもしとらんワイでも結構ゴツい骨太な体をしとる。

  やけど、太りやすい熊獣人の体質もあってか、全身にたっぷりと贅肉がついてしもうとって……デンと迫り出した太鼓腹で、勃ち上がったちんぽも、天を突けずに水平を向いてしもうとる。

  こないなだらしない体では、戌井をがっかりさせてしまうんやないやろうか……

  「先生のちんちん、大きい……!!」

  「へっ?」

  ワイの心配をよそに、戌井はご馳走を前にした犬みたいな顔をして、ちんぽこをジッと見つめておる。

  「大きいって……そないに大きいんか?」

  「うん……先生のちんちん、凄く大きい……!!」

  「お、大袈裟言いよって……こんなん人並みやろう?……でへへ」

  口ではそう言うたものの、戌井の言葉に、ワイはめちゃくちゃ気を良くしておった。

  浮き立つ気持ちを抑えながら、腹を手で引っ込めて、改めて自分のちんぽこを見てみる。

  普段はすっぽりと被ってる分厚い包皮も、勃っとるお陰で半分ぐらい剥けて、亀頭がちゃんと顔を出しておる。

  ええ年して包茎なのが恥ずかしくて、銭湯とか行かんようにしとったから、全然他人と比べる機会が無かったけど……言われてみれば、長さも太さもあって、なかなか大したもんかもしれん。

  股座の濃い茂みからデロンとぶら下がってる玉袋も、鶏卵ぐらいある金玉がゴロンと入っておって、なかなか立派に見える。

  そうかぁ……ワイ、デカかったんか。でへへ……なんかえらい自信がついたわ。

  「そないに物欲しそうな顔せんでも、ちゃんと入れてやるから安心しぃ!先ずは横になって、股を大きく開いてごらん」

  「う、うん……」

  戌井はワイの言う通りに、横になって股を開いてくれたんやけど、ちんぽこを見られたくないのか、両手で股座を必死に覆い隠しとった。

  その一方で、尻は見られても平気みたいで、開いた尻たぶの間から、窄まった桃色の蕾が、ピクピクとヒクついとるのが丸見えになっとる。

  真っ赤に染まった戌井の顔は、羞恥心に塗れとって、目をギュッと瞑って、唇を固く結んでおる。

  やっぱし、ちんぽこがちっこいのを、えらい気にしとるんや。

  「そないな風に隠さんでええ。先生は戌井のちんぽこ、かわいくて好きやで!」

  「で、でも……僕の、凄くちっちゃいから……」

  「だんない!男の価値はちんぽこの大きさなんかで、決まったりせえへん。もっと堂々としぃ!」

  「う、うん……」

  ワイの言葉を聞くと、戌井はゆっくりと股座を隠していた手を離していった。

  すると、押さえ込まれとったちんぽが、ピンっと跳ねて、天を向いて起き上がった。

  「元気のええ立派なちんぽこや……よしよし」

  「んぅっ……!」

  ちんぽを優しく撫でさすりながら、軽く揉んでやる。

  小さいながらもカチカチに固くて、力強く脈打っておる。

  「だ、だめぇ……出ちゃうよぉ……」

  「おっと……すまんすまん」

  切羽詰まった声を掛けられて、掌の中でビクンビクンと跳ねるちんぽから、慌てて手を離した。

  「よし……そろそろ、ちんぽ入れたるからな!」

  掌にペッと唾を吐くと、自分のちんぽに入念に塗り込んでいった。

  先走りと唾でベチョベチョに濡れぼそったちんぽは、パックリと口を開けて、ヒクヒクとひくつきながら、上下に揺れる。

  「これから尻に入れるからな。痛かったり苦しかったら、すぐに言うんやで」

  「う、うんっ。わかった」

  「ええ子や……優しくしてやるから、なんも心配せんでええ」

  ゆっくりと戌井の足を抱え上げると、そろそろと股の間に体を入れて、慎重に尻の穴にちんぽを当てごうた。

  そのまま体を動かしながら、指と腰を使うて、痛くない様にゆっくりとちんぽを差し込んでいく。

  亀頭がズブリと入った所で、戌井の様子を見てみると、緊張しとるんか、その顔はカチンコチンに強張っておったものの、特に痛がったりもしとらんようやったからホッとした。

  そのまま様子を見ながら、さらに奥までズブズブと挿し込んでいくと、ついに戌井の尻が、ワイのちんぽを根元まで咥え込んでくれた。

  「先生のちんぽ、全部入ったで!戌井だんないか?」

  「だ、大丈夫。僕……先生と繋がれて、すごく嬉しい……!!」

  おぼこい顔をクシャッとさせて、あふれんばかりに笑みを溢して、ほんまに嬉しそうや。

  戌井の気持ちが体温を通じて伝わってきて、心がジンワリと温かくなる。

  「そうかぁ……戌井がそないに喜んでくれるやなんて、先生もほんまに嬉しいで……」

  感極まって思わず泣きそうになってしもうたけれど、唇を噛んでグッと堪える。

  「よしよし……先生がうんと気持ちようしてやるからなぁ!」

  「うんっ……!」

  あらためて両足をしっかりと抱え込むと、ゆっくりと腰を振り始めた。

  戌井の中は、温くて、柔くて……入れとるだけで、ちんぽがトロトロに蕩けてしまいそうやった。

  腰を動かすと、中の襞がちんぽを舐めしゃぶる様に、ヌメヌメと絡みついてきて、あまりの気持ち良さに、少しでも気を抜けば、すぐにでも出してしまいそうになる。

  「ふぅっ……ふうっ……ぐっ……ふっ……ふぅっ……」

  「んぅっ……あっ……あぁっ……んっ……」

  気を遣らんように必死に堪えながら、懸命に腰を振っとると、戌井が次第に熱っぽい声を上げ始めた。

  その顔はうっとりと恍惚感に酔いしれておって、つぶらな目一杯に溜まった涙が、溢れ出して被毛の中に流れ落ちていく。

  開いた口から厚い舌を垂らして、あられもない声で善がりながら、自ら腰を捩らせて、もっともっととおねだりをしてくる。

  「んぅっ……うっ……あっ、あっ……せんせぇ……気持ちいいよぉ……」

  「戌井っ……!!」

  そないな戌井の姿を目の当たりにして、ワイはもう冷静ではいられんくなってしもうた。

  気遣いも何もなく、思いっきり腰を振って、勢いよくちんぽを抜き差ししていく。

  勢いよく腰を引いてちんぽを抜くと、今度は一気に腰を入れて、奥の奥にまでちんぽを打ち込む。

  腰を振る度に、結合部からの粘着質な音と、体がぶつかり合う乾いた音が、熱気の籠った部屋に響き渡る。

  無我夢中で腰を振るワイの額から流れ出る汗が、雨の様にボタボタと戌井の体へと降り注いだ。

  「せんせぇっ……ぼく、もう出ちゃうっ!!」

  「出そうか!我慢せんでええっ……先生も一緒に出すで!!」

  「ぅんっ……あっ……あっ、あっ……んあぁっ!!!!」

  「んぅっ……ふっ……ぐっ……んぐぅっっ!!!!!!」

  戌井のちんぽから子種が吹き上がるのと同時に、ワイもビュッ!!ビュッ!!と尻の中に熱いもんを注ぎ込んだ。

  普段やっとったセンズリなんかとは比べもんにならんぐらい気持ち良くて、抜き差しする度に、ちんぽから次々と子種が噴き出していった。

  あまりの気持ち良さに、腰の動きを止める事が出来んで、まるでケダモノのように腰を振り続けてしまう。

  ようやく落ち着いた頃には、息も絶え絶えで、汗だくの体からは湯気が上がるほどやった。

  「せんせぇ……」

  ゼェゼェと呼吸を整えとると、下からか細い声が聞こえてきて、余韻に浸っとったワイはハッと我に返った。

  恐る恐る視線を下ろすと、心細そうな顔をした戌井が、ワイの顔をジッと見つめておった。

  無我夢中で腰を振る姿を、ずっと見られてたんかと思うと、恥ずかしさが込み上げてきて、まともに戌井の顔を見られんくなってしまう。

  「す、すまん……先生、あんまし気持ち良かったもんやから、つい……」

  「だ、大丈夫……そうじゃなくて、その……」

  「んっ?」

  「僕、先生に……だ、抱っこしてほしい……!」

  「ふふっ……しゃあないなぁ」

  ***

  2年後……

  「大吾さんっ、そろそろ出掛けないと遅刻しちゃうよ!」

  「わ、わかっとる!やけど、このネクタイっちゅうのがえらい難しくて、上手く締められんのや!」

  「仕方ないなぁ。ほら、こっち向いてっ!」

  「う、うん。航も急がなあかんっちゅうのに……すまんなぁ」

  「全然大丈夫だよ!……少し緊張してる?」

  「そうかもしれん……もう何年も教えとらんからなぁ」

  「大吾さんなら絶対に大丈夫だよ!なにせ、僕の自慢の旦那さんだもん……はい、出来たよ!」

  「お、おおきにっ!……でへへ」

  「ふふっ……新任初日、頑張ってね。熊野先生!」

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