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空腹になる事もなければ、水も飲まなくてもよい。声は出ないが、体臭も出ないし、放っておけば、肌タイに付いた汗染みやヨゴレも消えてしまう。
魔法のようなことだが、もう、それは受け容れるしかない。
翌日は、早速、客前に出ることになった。
鏡の前で確認してみると、思ったよりも「それっぽい」動きができるものである。
アンとおそろいの衣装を着て、外に出る。
アンは、昨日、あんなに酷い事をしたのに、或いは、レイもあんな目に遭ったのに、子供相手に愛想を振りまいている。
写真を頼まれ、子供をあやしたり、遊んだりして、なかなかハードな仕事だ。
それを休まずぶっ通しで一日続けた。
疲れ果てて部屋に戻ってきて、流石に今日は寝るばかりだろうと思っていた。
だが、アンは違った。
二人とも裸になったところで、アンは後ろから抱きついて、胸を揉み始めたのだ。
明らかに硬くなっているちんこが、背中に当たっているのを感じる。
それから、バックで犯されるようになるまでには、さして時間を要しなかった。
パンツを下げられ、後ろから否応もなしに突っ込まれてくるペニス。逃げようのない恐怖が再び襲う。
肉が打ち付けられる音とともに、下腹部に刺激が走る。
快感に似た刺激ではあるが、同意もなく、気持ちの整理もなく行われるそれは、苦痛でしかない。とは言え、もし、声が出せたのなら、嬌声のようなものが溢れていただろう。
レイの脈打つ身体を見て、アンは、レイが喜んでいると錯覚しているのか、動きはより激しくなっていく。
そして、遂に熱いものが流れ込んでくる、例の感触が襲う。それを追いかけるように、絶望的な気持ちの波が押し寄せてくる。
太腿に垂れる精液を感じながら、壁に寄っかかった姿勢を崩すことも出来ず、声も出さずに泣くしかなかったのだ。
それから、例によって、息を落ち着けたレイに対して、アンは優しくしてやり、翌朝を迎えるのだ。
そんな日常の中、昼間のグリで、レイは股間に寒いものを感じ、アンは熱いものを感じながら仕事に励んだ。
レイは、毎日繰り返されるレイプを、そう言うものだと受け容れる他、手立てはなく、そして、乱暴にやられるよりか、自分から積極的になったほうが、幾分マシと言う事に築いてからは、嫌々ながら、アンに奉仕をする方向に舵を切ったのだ。
それからは、手コキも頑張ったし、よがって見せる演技も身に付けた。自分がオナニーをしている姿を見せるだけで、相手もオナニーで満足してくれる事もあった。
だから、レイの演技生活は昼と夜で二重に行われる事になったのだ。
最初は、他の女性スタッフに手を出さないのならば、自分が犠牲になろうと言う意思があったが、暫くすると、自分自身と言うものが分からなくなってきてしまった。
加えて、普段からアンのペニスを求める演技をしていると、ふとした時に、自分自身がそれを求めているかのように錯覚するようにもなってきたのだ。
アンは、自分が一日のある瞬間、自分が制御不能になるのを恐れていた。が、快感にも勝てなかった。
着ぐるみを着たあの日、突然生えてきたペニスに、自分の意思の半分が持って行かれたような気がしていた。
だが、それでもそんな日々が続くと、レイもそれを喜んでくれているようになり、それ自身が、自己肯定に繋がってきていた。
ペニスの意思は、随分と制御できるようになったが、レイが求める以上、また、それが快感である以上、アンはセックスを拒む事はしなかった。
アンにしてもレイにしても、生きている感触を得られるのは、ただただ肉欲に溺れるだけという事情も一面としてはあったのかも知れない。
何と言っても、飲食は出来ないし、髪も伸びず爪も伸びず、糞便ですら不要なのだ。そして、偶に外回りでイベントに出掛ける以外は、殆どをパークの中で過ごすしかないのである。
実態として、彼女たちは、不承不承と言う言い訳を己にしつつ、セックスを続ける日々を過ごしていたのであるからだ。
今日も、どちらからともなく、性交渉を持ちかけて、自然な流れでセックスに至った。
アンがベッドに横たわると、レイが丁寧に衣装をはだけさせていく。それをアンが恥ずかしそうな身振りをして、顔を伏せた。
尤も、身体の方は正直で、おちんちんは完全に硬くなっていた。
レイは、スカートを脱がさず、ショーツのみを下げて、スカートが自立するのを確認した。
それをわざとらしく不思議そうにする様子を見せながら、指で突いてみたりした。
アンは、それだけでも身体を震わせ、首を振って嫌がって見せた。
レイは、スカート越しに手コキを始めた。部屋には、衣擦れ音だけが響く。
布の折り目の刺激が、ペニスに響くらしい。アンは先ほどよりも大袈裟に反応していく。
アンは辛抱の限界が来たようだ。両手を広げて、自分に抱きつくように促してくる。
レイは、どうしようかなぁと、思案する態度を見せつつ、上下に振れるペニスを眺める。
それに気付いたアンは、顔を手で覆い、首を振って羞恥の体を見せる。
しょうがないなぁと、アンは身振りをして、そして、おちんちんを軽く弾く。
アンは、瞬間ビクンと身体を引き攣らせ、そして、喜んで見せた。
レイは自分のスカートをたくし上げ、アンに見せつけるように、挿入する。
その時、挿れるにつれて、感じているように身体を震わせ、首を捩る。
そして、全てが入ると、全部入ったのを、しみじみ感じているかのように、下腹部を押さえて、暫くじっとしていた。
それから、レイは、アンの求めに応じて、抱きつき、対面座位に持っていく。
摺り合わせる身体。流石に二十四時間共にしているだけあって、グラインドする呼吸はぴったりだった。
逆位相で同期する竿と穴は、最大値と最小値となった瞬間に、肉を打つ音がする。
そうやって、お互いに高ぶっていく。
遂に、アンが射精に至ると、レイは怖いぐらいに肉体を痙攣させる。アンは、レイの腰を掴み、一滴も零すものかと、射精が終わるまで、強く抱きしめた。
そうして、頂点が過ぎ去ると、二人ともベッドに倒れ込み、お互いの顔や頭を撫でて、暫くゆっくりするのだ。
レイは、女性器からだらだらと溢れる精液もそのままに、アンにしがみついて、そのまま眠りに落ちていく。
パーク側の一部スタッフは、レイとアンの醜態を否応もなく知る事になるが、レイとアンの立場が逆だと思っているようだ。
尤も、二人が、パーク内に住み着いていると言う事さえも、多く知る事はなく、問題を大きくさせたくない故に、そのままにしているのだ。
ところが、主任となったある女性スタッフは、それを看過できないと言い出した。
周りは止めておけと言ったが、アンの中の人と友人であったから、それを強いることも出来なかった。
そして、閉園後もパークに潜伏し、現場を押さえるべく、部屋のドアを開いたのだ。
その瞬間は、アンが下半身を顕にし、レイの尻を撫で回していた時だった。
レイは後ろを向いていたので、反応が遅れた。
アンは、レイよりも二歩早く、彼女に近付き、そして、抱きつき、胸を揉み始めた。
不思議と、主任はアンの背中に手を回し、アンを受け容れた。
何故か? 主任は、アンが脱げなくなったその時、立ち会っていたのだ。つまり、ちんこが生えた瞬間も同じ部屋にいた。
つまり、アンの最初の被害者であったのだ。
あの時のことを思い出すと、レイはアンのことを、どんだけ早撃ちだったのだと呆れてしまった。
それから、彼女は、しばしば、アンの元を訪れるようになったのだ。
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