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魔族に囚われた僧侶が人狼にTFさせられる話

  意識を失い、捕らわれる前に、私は自らの命を絶つべきだったのかもしれない。

  私の信じるものは最期の瞬間まで生き抜けとそう教えた。

  ―それが結果、私の仲間たちを傷つけてしまうのなら。

  私は教えではなく、自分の考えを信じれば良かったのかもしれない。

  全身にぬたうつ触手の感覚が悍ましい。

  生暖かく、止めどなく粘液が染み出し私の衣服をぐちょりと汚していく。

  「ふぐぅっ…」

  自害する事を許すまいとしているのか、それともただ私を弄んで愉しんでいるのか、触手は私の口の中に侵入し喉近くまで不快に満たす。

  びく、びく、と身悶えする私の全身を触手は舐り続けていた。

  どれだけの時間こうしていただろう。

  時間の感覚が薄れ、触手の鼓動だけが私を支配する。

  絶望感に塗りつぶされた心が少しずつ死んでいく感覚。

  そこに拍車をかけるかのように…がちゃり、と閉ざされた扉が開く。

  姿を見せたのは私を捕らえた、魔王。

  「ご機嫌いかがかな?僧侶殿。」

  あからさまな嘲笑の色を含んだ声。

  本来であれば怒りを覚えるであろうその声に、しかし私は何も反応できずにいた。

  指先がピクリとも動かない。ともすれば呼吸すら止まってしまいそうだ。

  「ふふ、瀕死という状態か。ヒトはあまりにも脆い。肉体的にも、精神的にも…な。」

  魔王は私に近付くとにょろりと伸びた尻尾で地面を叩き、音を鳴らす。

  その音に反応したのか触手の緩やかな動きがぴたりと止まる。

  「そこで、だ。貴様には愚かでか弱いヒトに、種を蒔いて欲しい。我が魔力の籠った種。我の眷属へ、魔物へと変貌するための種子。ヒトに信仰の尊さを吹聴する貴様にぴったりであろう?」

  魔王は掌を差し出すと黒と紫の入り交ざった炎のようなものを私に見せびらかした。

  悍ましい魔力を感じる。思考も本能も、あれはヒトが触れてはならないものだと全力で危険信号を上げている。

  「ふぐぅっ、ふぐぅぅっ…!」

  声は上げられない。命の灯火ももはや一匙すら残っていない。

  私はそれでも否定する。人々を教え導く信仰を、ヒトを貶めるための道具にする訳にはいかない。

  首を振り、触手越しに声を上げる。

  「…あぁ、欲しい、と言ったが…」

  魔王は口角を上げると尻尾をびたん、ともう一度鳴らした。

  触手の鼓動が伝わる。ぬたうつ。私を包み込み。

  「貴様に拒否権は無い。」

  「ふぐっ、んぐぅ”ぅ”っ!?」

  それが私の聞いた最期の声。そして音だった。

  次の瞬間、数本の触手が私の耳に飛び込み、完全に音を塞ぐ。

  代わりに直接脳内に伝わってくるのは触手の鼓動と気味の悪い熱。

  触手が耳の奥へ奥へと突き進む傍ら、私の体がふわりと魔王によって持ち上げられた。

  太く、硬く、熱く、冷たい手が私の首を掴む。

  ごりゅっ、ぶぢぃっ。

  私はその形容しがたい感触に恐らく絶叫を上げた…のだと思う。

  聞こえない。何も聞こえない。視界が真っ赤に染まり、喉の奥から鉄の味がする。

  触手が全身を締め付け、骨が軋み、肉が悲鳴を上げているのに、痛みは恐ろしいほどに感じない。

  脳内に到達した触手はぬたうちながら私の頭のなかをぐちゃぐちゃと

  怖い。

  怖いという感情、痛みという感覚が薄れていくのが、何よりも怖い。

  魔王の手から紫色の光。それは収束すると私の首に存在する太い血管を通り抜け。

  吸われていく。自分の中の大切な何かが吸われていく。

  それと同時に吸われた分だけ受け入れがたいはずの何かが注ぎ込まれていく。

  ごちゅごりゅぐりゅぐりゅぐりゅ

  わたしは

  だれだ

  [newpage]

  魔王様の手が私の首から離れる。

  慈しむような手付きで私の肩から胸板にかけて撫でまわし、乳首を掴んだ。

  ぽう、と紫色の光。ちくりとした刺激。

  それは痛み。なのに、心地よい。

  魔王様の指に触れ、ぷっくらと膨らんだ乳首に小さなドス黒いバールピアス。

  私の皮膚に触れると明滅し、私の胸板に小さくタトゥーが刻み込まれていく。

  熱い。全身が熱い。

  全身に駆け抜ける魔力が体の奥底の眠る力を叩き起こす。

  触手が私の耳から解き放たれると、音が聞こえる。

  心地よい悲鳴。絶叫。くん、と鼻を動かすと芳しい鉄の香り。

  澱んだ死臭が私を爽やかに包み込む。

  「産まれ変わった気分はどうだ?」

  魔王様の声が聞こえる悦びでゾクゾクと背筋が震える。

  嬉しさのあまり私はにまぁ、と笑った。

  「…はい、魔王様…魔王様のお力を、全身に感じます…」

  「ククッ、それは我の力ではあるが、我の物だけではない。貴殿の物も含まれている。解き放ちたいだろう?ヒトの姿を保つのは今の貴殿にはつらかろう?」

  魔王様は私の全てを見抜いている。

  私の体に絡みついていた触手が離れていく。粘液に塗れた肉体はひ弱なヒトのものだ。

  体の奥底から湧き起こる衝動を抑えるには余りにも脆い。

  胸に手を当てる。タトゥーが鼓動に合わせ仄暗い光を放つと。

  「フゥッ…ゥゥッ…!」

  私はがくん、と膝を突いた。

  猛烈な痒みと同時に全身に激痛が走る。

  激痛だと認識しているはずなのに、脳内にはどうしようもない程の幸福感が満ち溢れていく。

  気持ち良い。これは間違いなく、快楽。

  雄を抱いた時よりも昂る。厳しい鍛錬を乗り越えた後のような充足感。

  涙が自然と溢れ出した。

  私は、私は。

  「ゥゥゥッ…!!」

  快楽と充足感が一線を越える。私の喉から絞り出される声が変貌していく。

  みぢっ、ぶぢぃっ、と全身の至る所から筋肉の千切れる音。

  私の肉体は千切れた筋肉を凄まじい勢いで修復する。

  千切れ、繋がり、千切れる。秒にも満たない時間で複数回繰り返される断絶に私の筋肉はどんどんと肥大化していく。

  「ガァ"ッ…!」

  苦しい、痛い。気持ち良い、熱い。

  限界まで強く跳ねる心臓。

  血流にドス黒い魔力と私の奥底で目を覚ました獣が駆け巡る。

  「ォォォッ…!!」

  足の指先まで行き渡った獣は、私の何倍にも膨れ上がった筋肉を更に強靭でしなやかなものへと作り変えて。

  決壊する。

  ばつんっ、と。

  皮膚が弾け飛んだ。鮮血の代わりに外へと飛び出したのは獣毛。

  細身だった私の肉体は「彼」以上に屈強なものへ。

  「彼」?

  誰だろう。

  獣毛が全身を覆うと指先の爪が剥がれ落ちていく。いや、剥がれ落ちたというのは少々違う。

  下から筋肉が千切れ修復されるのと同じように。

  鋭く尖った爪が伸び、生えていた爪を押し除けた。

  ごぎゃんっ、ごぎゃんっ、と関節が作り変わっていく。

  両手を前に突き、四つん這いになる。その方が動き易い肉体に。

  頭蓋が軋んだ。歪んだ。背後に引き摺り出されながら前部へ引き伸ばされていく。

  迫り出した上顎に、下顎。

  肉に埋もれた鼻は新しく黒く濡れた形へ。

  歯茎の下から飛び出した全てを切り裂く牙が歯を押し除け、生え変わる。

  背後へ引き摺り出された頭蓋。筋肉の塊が覆い、収音性の高い大きな三角形の耳が飛び出す。

  臀部から外へ飛び出した骨。

  筋肉と獣毛が覆えば。

  「アォォォォォォンッ!!!」

  私は人狼。

  魔王様の従順で誇らしい、狼。

  「ハァァァッ…ハァァァッ…!」

  「うまく馴染んでいるな。」

  魔王様の声が私の耳を揺らすと私は自然と尻尾を振ってしまう。

  本能が告げている。魔王様に仕え、魔王様に全てを差し出し、魔王様のために生きる。

  それが私の至上の喜びであり、それ以上のものはない。全てを投げ捨てても構わない。

  「はい…魔王様…」

  私は四つ足で魔王様に近付くと尻尾を振りながら魔王様を見上げる。

  欲しい。魔王様の因子、体の深い所にまで欲しい。

  けれど、腹も空いた。

  「ぁ…魔王様…」

  「良い肉体だ。」

  魔王様は私の顎に手を添えると私の毛並みから肉体を愛撫してくださった。

  はち切れんばかりに張り詰めた胸を。山脈が如き肩を。完璧に割れ、段差と影の出来た腹を。

  大きくて逞しくて、禍々しくて悍ましい手が、私を隅々まで…

  「ぅぅんっ、クゥン…」

  魔王様の香りを嗅いでいると頭がクラクラとしてくる。

  強すぎる雄の香り。

  きゅんっ、と下腹部が疼く様に痛み。

  それなのに。私の腹から間の抜けた鳴き声。

  魔王様は一瞬驚いたような表情を見せ…すぐに微笑む。

  「まっ、魔王様…すっ、すいません、私は…」

  「良い。気にするな。貴殿の肉体は貴殿が思う以上に力を使うのだ。すぐに食事を用意させよう。」

  魔王様は空間を切り裂くような仕草をする。

  事実、空間が切り裂かれ…魔王様はそこに手を突っ込むと。

  「放せッ!ぐぅぅぅっ…!」

  食事。新鮮な食事。

  「喰らえ。」

  魔王様の命令に私は無意識のうちに大量に分泌させていた唾液をだらだらと垂らしながら。

  大きな口を開けた。

  鋭い牙が皮膚を切り裂き、硬い肉を食い破る。

  「ぎひぃぎゃぃ"ぃ"ぃ"っ!?!?」

  太い血管を噛むと真紅の甘い液体。

  悲鳴も心地良く、私の脳を揺さぶり。

  食い破る。食い千切る。熱い液体を全身に浴びながら肉を咀嚼し飲み込んでいく。

  骨の髄まで啜り、絶望と苦痛に歪む餌の顔を見る。

  瞳からやがて光が失われる。

  ゾクゾクと背筋が震えた。なんて美味い。

  ヒトは美味い。絶望の味は甘露。

  骨も肉も、ぜんぶ。ぜんぶ。うまい。

  餌を堪能する私を見ながら魔王様は腕を組み。

  私が堪能し終えるのを待って下さった。

  げぷっ、と血生臭いおくびを出して。

  「満足したか?」

  「…はい、魔王様…あっ…」

  答えると魔王様は私の目の前に仁王立ちした。

  目の前には魔王様のつるりとした股間。スリット。漏れ出す香りは…

  「魔王様ぁ♥」

  私は魔王様の腰に両腕を回すとマズルでスリットを撫でた。

  くちゅくちゅと血と粘液が音を立て。

  下腹部が、疼く。腹が新たな刺激を求めている。

  「本当はすぐさま犯してやりたいが…貴殿には刺激が強すぎる。まずは口で慣れよ。」

  「はいっ♥」

  私は尻尾をブンブンと振りながら魔王様のスリットへとマズルを挿入する。

  魔王様の中、熱くて、良いにおいするぅ♥おなか、疼く♥

  舌を伸ばし、魔王様を味わい。とびきり凶悪な肉の塊を確かめると私は舌を絡めた。

  そのまま外へ、引き摺り出す。

  ぼろぉっ♥

  勢いよく飛び出した逸物がべちんっ、と私のマズルを叩く。

  全然嫌じゃない。むしろ、嬉しい。魔王様が私の拙い動きでも感じているのだと伝わる。

  私は片手を前に動かし、魔王様の逸物の根元を掴んだ。

  どくんっ、どくんっ、と鼓動が肉球に伝わる。

  ダラダラと溢れ出す唾液を塗しながら。私は魔王様の逸物の根元を軽く扱きながら。

  ぱく、と。逸物を迷う事なく咥え込む。

  「ふぐっ…んぐぅぅ"ぅ"ぅ"っ♥♥」

  魔王様の味を直接味わうと私は悲鳴のような嬌声を上げてしまう。

  稲妻が全身に落ちたようだ。想像を絶する刺激だ。

  口腔内の粘膜にぴったりと密着させると私の股間からずるりと逸物が飛び出し、びゅるびゅると大量の先走りが溢れ出す。

  私の中の何かが塗り潰されていく。涙が溢れ出す。

  私は…

  俺は。魔王様のチンポへ奉仕し始める。

  じゅぼっ、ぐぼぐぼっ、じゅぶっ、じゅぶっ♥

  片手でチンポを扱き、頭を上下左右に動かし、細長いマズルを窄め、竿についた無数の棘の一つ一つを丹念に舌で舐る。

  魔王様ははぁっ、と息を漏らし、俺の頭を抑えると腰を振り始めた。

  喉奥まで届く。気道を塞ぐ直前。苦しくてえづきそうなのに俺はそれにすら快楽を見出している。

  黒く濡れた鼻に魔王様の腹がぶつかる。魔王様のチンポがビクビクと跳ねる。先走りをどぷどぷと注ぎ込んで、俺のチンポがビクビクと喜びに跳ねている。

  気持ちいい。魔王様が気持ち良さそうなのが、嬉しい。

  魔王様にもっと悦んでほしくて俺は頭を更に動かし、ずるずると魔王様のチンポを吸い上げた。

  大振りの睾丸を柔らかく掴み、肉球で刺激する。

  腰の動きが大きくなる。魔王様のチンポが膨らむ。魔王様の種、因子、根本に集まってる。

  「んごっ、んぐっ、んぐぅ"っ♥んぶっ、んぶふぅ"っ♥」

  欲しい。浅ましい俺は声を漏らし、魔王様に視線を送った。

  魔王様は牙を見せる様に笑うと。俺の頭を掴む手に力を込めた。

  「たっぷりと…受け取れッ…!」

  ずごんっ、どごっ、どごどぢゅっ、ぬぶっ、ぬぶぢゅるぅっ♥

  「んごっ、んごぉ"っ♥」

  「ッ…!!!」

  どっぶっ…ごぼびゅるぅっ♥ぶびゅっ、ぶびゅるぶるぶびゅるぅっ♥

  「〜〜〜〜ッ♥♥」

  ぶしゅっ、ぶしゅぅっ♥ぶしゅっ、ぶしゅぅっ♥

  魔王様のチンポ、種、因子。胃に叩きこまれ、喉奥を通り、胃に叩きつけられる。

  その快楽に俺は潮を噴いた。

  全身に走る魔力がより強まった。獣が悦び啼いている。

  俺は一滴も逃すまいとごぐごぐと喉を動かし、必死に飲み干していく。

  口腔内の粘膜を更に密着させ、舌を絡ませ、吸い上げる。

  浅ましい俺の頭を撫でながら魔王様は満足そうに息を漏らした。

  腹にたっぷりと溜まる。喉元まで昇りつめたあたりで魔王様の吐精は終わって。

  「…さて。先程言ったな?種を蒔いて欲しい、と。」

  魔王様の種と因子をたっぷりと受け取った俺は咥えていたチンポを離す。

  とろぉ、と俺の唾液と魔王様の種が混ざった液体が橋をかけた。

  「はいっ、魔王様ッ♥頂きましたこの因子ッ♥必ずッ、必ず蒔いてまいりますッ♥だからっ、そしたらっ♥」

  「あぁ。…貴殿の腹にも直接、蒔いてやろう。」

  嬉しい。魔王様のお役に立てるだけでも嬉しいのに。

  魔王様に犯してもらえる。そして、その仲間を増やす手伝いも出来る。

  俺は自分に与えられた使命に、ただただ震え、涙を流すばかりだった。

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