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鬱蒼と生い茂る草木。土の匂い。小鳥のさえずり。木漏れ日。
ここに来ると不思議なもので、心が静まり返るのが自分でも分かる。
いつもの隊員服でなく、動きやすいカジュアルな服装で道を歩きながら、リングネスは深呼吸をした。
国境近くの森。国の大抵の人達はこの場所を知らず、知っていても来ることはあまりない。
とく、とく、と鼓動が早まりそうなのを抑え、リングネスは道を進む。
音を立てないよう、そっと静かに。もどかしくて、走り出してしまいそうな脚をなだめすかして。
そっと、ゆっくり。木漏れ日を浴びながら、進んで。
視界が開ける瞬間。草木。土。その匂いが薄れ、水の匂いがする。空が開ける。
大きく広がる水面。森の中。大きな湖。向こう岸がうっすらとしか見えないほど大きな湖は、生命に満ち溢れている。
ぱしゃ、と水面に飛沫があがり、魚が跳ねる。淵には鳥や獣。穏やかに、慈しむように。
全てが静かで。スローモーションで動いているように。あぁ、この場所は、彼に良く似合う。
リングネスは少々辺りを見回し…森と同化して見失いそうな、彼を見つけた。
見慣れた隊員服でなく。野外での活動に適した私服。大きな帽子。冷たい風を防ぐスカーフ。
地面に腰かけ、下半身が冷えないよう布を引いて。
「ヒューガ…」
心の奥底からじんわりと喜びが溢れて、思わず声を上げそうになるがリングネスはそれを押し留める。
この静かな森で、自分の声が静寂を切り裂いてしまいそうだったのだ。
そしてそうしてしまえば、彼の―ヒューガルデンの、消え入りそうなほど儚く、美しい姿が、崩れてしまいそうな気がしたのだ。
ヒューガルデンは一心に、水面を見つめ続けている。まだリングネスの存在に気が付いていない様だ。
ゆっくりと足音を殺し、歩く。衣擦れの音すら、聞こえてしまいそうだ。
呼吸が、鼓動が、やかましい。ここに来ると、いつもこうなってしまう。
昂って、けれど、裏腹に落ち着いて。どちらなのだろう。
「…リングネスか。」
ヒューガルデンの静かな声に、リングネスは思わず頬を緩めてしまう。
静寂を保ったまま響く、彼の低音が心地よく耳を揺らした。
「今日は休みだったので来てしまいました。」
「そうか。」
ヒューガルデンはそれ以上何も言わず。また水面に視線を移した。
その隣に移動し…リングネスはゆっくりと座る。ヒューガルデンは何も言わない。
静かな、静かな時間。
釣竿は風に触れ、魚の動きを感じ取りながら、僅かに動く。それだけで。
木々のざわめきが聞こえる。
「…見ていて面白いものでは無いだろう。」
と、釣竿を引っ張り、針に餌が付いている事を確認しながらヒューガルデンは苦笑し、もう一度糸を垂らす。
その言葉にリングネスは首をふるふると横に振った。
「いえ。」
思わず声が上ずってしまいそうになり、それ以上何も言えず。リングネスも水面をただ見つめる。
鼻を鳴らす。ヒューガルデンの臭いが僅かに漂ってきた。
泥の匂い。水の匂い。森の匂い。彼の匂い。
とくん、とくん、と自分の鼓動がやかましく聞こえる。
あぁ、もう。ここに来るたび、自分の浅ましさや欲望に落胆してしまう。
ヒューガルデンの横に並ぶこと。それだけで幸せなのに。心の奥底から喜びが湧き上がってしまうのに。
それだけで満足出来なくなってしまうのだ。ここに来るたび、その気持ちは強くなる。
閉じ込めていられなくなる。
ふぅ、とため息を吐く。…それは同時だった。ヒューガルデンとリングネスのため息が、混ざり合う。
「…釣れないな。」
「夕食の分は釣れるといいですね。」
「あぁ、それなら釣れているさ。」
「そうでしたか。」
短い会話。耳が動いて、尻尾が揺れる。
横目でヒューガルデンを見て、すぐに水面へと逸らす。頬が熱くなってしまう。
共に戦っている時に抱く感情。尊敬や、憧れ。それと違う感情。
尻尾がゆらりゆらりと揺れて。自然と揺れて。
…そっ、と。
尻尾同士が触れ合った。
びくんっ、と身を震わせるのはヒューガルデン。
「あ、す、すまない。」
「い、いえ。」
上ずった、ヒューガルデンの声。彼もこんな声を出すのか、と少し思いながら。
離れる尻尾が、少し惜しくて。
…あぁ、そういえば、こんな声、出していたっけ。
ぼう、と顔が熱くなる。
体を重ね合わせたその時。いつも忘れて。いつもこうして思い出す。
尻尾をゆらり、と揺らして。今度は明確に、意志を示すように。
リングネスの尻尾が、ヒューガルデンの尻尾に絡みついた。
何も言わず。ただヒューガルデンはびくりと震えると…釣竿を固定した。
静かに尻尾を絡ませ合う。深く、絡ませて。身を寄せる。
とく、とく、とく、とく。
聞こえる鼓動は、どちらのもの?
分からない。分からないのが、嬉しい。
自分だけが喜びに浸っているのでは無いか。欲望に身を焦がしているのでは無いか。
不安になってしまっていたけれど。それが杞憂だと分かるから。
熱い。触れる腕が、熱い。隣に座っていて。身を触れさせただけなのに。熱くて、心地良くて。
静かな湖の岸で。身を寄せて。尻尾が、絡み合う。
恥ずかしくて。嬉しくて。直視できないけれど。尻尾だけは、確かに絡みついて。
「ヒューガルデンさん。」
リングネスの声が。囁く声がヒューガルデンの耳に届く。いつもと同じで、いつもと違う声。
こんな彼の声、聞いた事が無い。
吐息がヒューガルデンの肩から胸へ、通り抜けていく。
…あぁ、そういえば、こんな声、出していたっけ。
ぼう、と体が暖かくなる。
体を重ね合わせたその時。いつも忘れて。いつもこうして思い出す。
「リング…ネス…」
恥ずかしい。直視できない。けれど。
ヒューガルデンはゆっくりと横を向いて。リングネスと顔を、しっかりと突き合わせる。
顔が熱い。毛並みの上からでも、赤くなってしまっているのが見えてしまわないか。
リングネスの吐息が、ヒューガルデンを捉える。瞳が、ヒューガルデンを捉える。
真っ直ぐな瞳だ。美しい毛並みだ。
心が波打つ。けれど、不快なものではない。むしろ、嬉しくて。こんなにも自分が欲に塗れていること。
彼が知ったら、どう思うのだろう。
あぁ、この年になって。森の奥に暮らして。ここまで、心が掻き毟られるなんて。
ヒューガルデンは肩の力をすぅ、と抜いた。
尻尾が絡み合う。互いの背中をくすぐる。真っ直ぐ見つめ合って。
見つめ合えた。瞳の光を、しっかりと交わし合った。
どちらともなく。マズルを近付ける。
黒く濡れた互いの鼻が、触れた。暖かい。吐息が熱い。
「「んっ…」」
互いの声が重なった。
マズルを重ね合わせる。
すりすりと擦り合わせ、互いの臭いをマーキングする。
尻尾が絡み合いながら揺れて、全身に緩やかな喜びが駆け抜けていく。
ヒューガルデンの手が、リングネスの厚い胸板に触れる。リングネスの手が、ヒューガルデンの肩に触れる。
スカーフを外し。シャツのボタンを外し。鎖骨を撫で回して。
マズルを少し離して。唇を、交わす。
静寂の森。湖の淵。互いの呼気。吐息。鼓動。熱。
伝わり、しん、と辺りが静まり返ってしまったようで。世界に自分達しかいないのではないか、と錯覚するほど静かで。
舌をどちらともなく、挿入しあう。
ヒューガルデンの長い舌が、リングネスの頬の粘膜をなぞる。
リングネスの短い舌が、ヒューガルデンの上あごをなぞる。
浅ましいと、分かっていても。相手を知りたいと。味わいたいと。止まらない。
ヒューガルデンの指が、リングネスのシャツの隙間に入り込む。
リングネスの指が、ヒューガルデンのうなじから背中をくすぐる。
「んっ…ぶはっ…んっ…」
「ヒュー…ガルデン…さっ…んっ…」
息が荒くなる。肉体を密着させて。互いの鼓動を、心臓で受け止める。
絡まった舌が、熱くて、暖かくて、心地良い。
ぴちゃりぴちゃりと粘液の音。唾液がとろりと零れる。
互いの服を汚してしまっても、唇と尻尾を離す事が出来なくて。
互いの肺を行き来した呼吸が。二人の臭いを刻み込まれた吐息が、脳を痺れさせる。
クラクラと意識が遠のきそうになって…二人はそこでようやく、唇を離した。
「ぶはっ…ヒューガルデンさん…」
「す…すまない…リングネス…あぁ、駄目だな、私は。」
自嘲気味に笑いながら、ヒューガルデンはリングネスから体を離す。
それでも、尻尾が絡んでいて。まだ、動けない。動きたくない。
「いえ、俺こそ、すいません。その…ヒューガルデンさんと…一緒に居られる、って思ったら…その…」
いつもなら、なんてことなく話す事が出来るのに。
それでも、尻尾は離したくなくて。
ヒューガルデンは喉を鳴らし、唾液を飲み込むと、釣竿に手をかけた。
いつの間にか、釣り針が魚に取られていて。糸が千切れている。
「…小屋に戻ろう。」
「はっ、はい。」
尻尾がゆるり、と離れて。
小屋に戻る。その一言が、これからの甘い時間を想像させて。
リングネスは子供のように、素直な笑みをうっすらと浮かべた。
[newpage]
「リングネス…っ…」
はしたない獣だ。ヒューガルデンは自分で自分を嘲笑いながら、しかし欲望の熱に耐え切れずベッドに仰向けで倒れ込む。
小屋の中は簡素なものだ。かまど。ベッド。机。椅子。必要最低限の物しか置いておらず、綺麗に整頓されている。
「ヒューガルデンさん…」
静かな、けれど確かに欲望を燃やしながら。リングネスはシャツを脱ぐとそれをヒューガルデンの体の下にひいた。
ヒューガルデンのベッドから漂う彼の香りに。リングネスの股間が震える。
リングネスのシャツから漂う彼の香りに。ヒューガルデンの雄穴が疼く。
衣服を身に着けている事が、煩わしい。
リングネスはヒューガルデンの体に、自らの豊満な肉体を押し付けた。
ベッドに指を立てて、ヒューガルデンを逃れられないよう、閉じ込めて。
そんな事しなくとも、ヒューガルデンは逃げる事などしないというのに。
ただ…それだけ、自分が求められているのだと。ぞく、ぞく、とする。
唇を交わして。肉体を押し付け合い。ヒューガルデンはリングネスのパンツに手をかける。
ベルトを慣れない手付きで外して。
ジッパーを降ろして。尻までパンツのウエストをずらして。逸物の先端が、顔をのぞかせる。
見えないけれど、ヒューガルデンの太腿に触れて。期待から既に先端が濡れている。にちゃり、と音が聞こえる。
暖かくて、心地良い粘液。
はぁっ、と熱い吐息が漏れて、リングネスの劣情を更に煽る。
リングネスは夢中でヒューガルデンを貪りながら、パンツを足でずらす。
産まれたままの姿になり…リングネスの逸物が跳ねた。肉同士がぶつかり合う音が響いて。
ヒューガルデンの肩口に軽く数度噛み付いて…やがて体を起こした。
見下ろすヒューガルデンの肩に、自分の牙の痕。
恥ずかしそうに顔を赤くしながら、はぁ、はぁ、と浅ましく呼吸をするヒューガルデンの姿は、この上なく耽美なものだ。
「あ…あまり…見ないでくれ…は…恥ずかしい…」
恥ずかしがることなんて、何も無い。こんなに。こんなに美しい。
リングネスに比べ、ずっと細い。無駄のない、均整の取れた肉体。
薄皮のように纏っている衣服を引き千切り、貪りたい。そんな衝動を湧き立たせるほど、愛おしい。
ごく、と唾を飲み込み…リングネスはヒューガルデンのシャツに手をかけた。
ボタンを全て外し、はだけさせる。ズボンに手をかけ、下着ごとずらせば…
熟れた肉体。熟成した肉体。それらからは想像のつかない、蒼い香り。
綺麗な桃色をした逸物。引き締まった雄穴。しどどに溢れる、腸液。
まだ行為をそこまで重ねていない雄穴。見れば見るほど、蠱惑的で。
「リング…ネス…っ…」
熱く漏れる言葉。耳を通り抜け、脳に届けばじんわりと幸福感が湧き上がる。
リングネスは体を再びヒューガルデンに押し付けた。
乳首を擦り合わせる。びりびりと痺れるような快感に互いに身悶えし、声を漏らして。
尻尾を絡ませて。唇を重ねて。リングネスは腰をゆるりと動かす。
ヒューガルデンもまた腰をゆらりと動かして。噛み合う場所を探す。
もどかしい。もどかしい。
あぁ、このもどかしさすら、愛おしくて。融けていく。融けていく。
自分の為に腰を揺らすヒューガルデンが。
自分の為に腰を揺らすリングネスが。
壊れてしまいそうなほど、愛おしくて。
ヒューガルデンの尻たぶが少し上がった所で。リングネスの亀頭が、雄穴にぴとりと触れた。
「ぁっ…」
ぐぱ、ぐぱとひくつき、蠢くのが分かった。どくんっ、と一際大きく心臓が跳ねる。
挿入の瞬間。慣れないものだ。そして、心臓が痛い程に跳ねるのだ。
それが、嬉しくて、心地良い事も、知っている。
「ヒュー…ガルデン…さん…挿入れます…」
「あ、あぁ…」
ベッドのシーツを掴み、ヒューガルデンは挿入の瞬間に備える。
亀頭を揺らし、ぬちぬちと撫でて。ゆっくりと。リングネスは腰を押し付け始めた。
ず…ずぶ…
「ッ…つぁっ…!」
挿入の痛みに、衝撃に。ヒューガルデンは目をぎゅっと瞑り、シーツを掴む力を強めた。
「だ、大丈夫ですかっ…ヒューガルデンさんっ…!」
強く締め付けられる感触に、リングネスはしかし自分よりもヒューガルデンを気遣う。
自分の痛みより、相手の痛みの方が、辛い。
「あ…あぁ…大丈夫っ…だっ…」
途切れ途切れの言葉。それでも目じりからうっすらと涙が垂れる。
その表情もまた、嗜虐を煽るが。今は、そんなもの、どぶに捨てよう。
リングネスは腰の動きを止め…ヒューガルデンの体に抱き着いた。
ペロペロと首筋に舌を這わせる。くすぐったさと心地よさにヒューガルデンの強張った体が少しずつ緩んでいくのが分かった。
そのまま首筋や、鎖骨。肩口を舐めまわし、ヒューガルデンの耳の裏や頭を撫で回す。
強く引き締まり過ぎていた雄穴が、ゆっくりと緩んでいって…
リングネスは再び、ゆっくりと腰を動かした。
ずぶ、ずぶ、と。肉に沈んでいく、肉の塊。欲望の熱。
「あぁっ…んぁっ…!あ…あぁっ…」
ヒューガルデンの声が、少しずつ艶っぽさを増していく。
雄穴を割り拡げ、腸壁に肉の塊が触れる。その密度が少しずつ増していくと、痛みと共に幸福感が、充実感が、恍惚が、湧き上がってくるのだ。
後はそれに、身を任せればいい。
あぁ、これでははしたない、ただのケダモノだ。恍惚の余り、唾液が口の端っこから零れて。目じりから垂れた涙が、痛みから悦びに変わってしまう。
一度雄を受け入れた雄穴は、今度は拒絶をしない。むしろ受け入れ、促すように。蠢き、締め付け、緩み。
リングネスの逸物を受け入れていく。
心地良く締め付け、挿入を促されるとリングネスはそれに素直に従い、腰を推し進めていく。
…こつん、と。ヒューガルデンの睾丸と逸物が、リングネスの腹部に触れる。
リングネスの睾丸がヒューガルデンの尻を叩き…
「ふぅっ…ぅぅっ…」
恍惚の息を吐きながらリングネスは額に浮かんだ汗を拭う事もせず、ヒューガルデンの肉に酔いしれる。
腹を満たし圧迫する感触にヒューガルデンは耳を動かし、尻尾を揺らす。
その尻尾に、リングネスは尻尾を絡めて…ゆるゆると。腰を動かし始めた。
ゆっくりとした抽送。
ずるずるずる、と腸壁を引きずりだされるのでは無いかと思うほど。逸物を抜き取られるのでは無いかと思うほど。
密着した腸壁。逸物。
赤黒い腸壁が外気に晒され、それなのに痛みを自然と感じなくなる。それ以上に快楽が腸壁から、腸から、脳へ。
抜けていく。
「ぁっ、ぁっ…はぁっ…ぁぁっ…!リング…ネスッ…!」
「ヒューガルデンさんッ…!ヒューガルデンさんっ…!」
互いの名を呼び合い。互いの肉を求めあい。はしたないと分かっていても。
止められなくて。
互いの体に貪りつき合い、抱き合う。絡めた唇。絡める舌。びちゃびちゃと音を立てながら、貪る。
腕を絡め、腰を振る。
ずごんずごんと肉同士がぶつかり、腸壁が収縮を繰り返す。
締め付けられ、吸い上げられる逸物からぞくぞくと全身に寒気に似た快楽が走る。
どぶどぶと溢れ出す先走りが、あっという間に二人を濡らした。
前立腺を小突く亀頭。撫でる裏筋。その度にヒューガルデンは上ずった、艶っぽい嬌声を上げる。
ぐぅぅ、ぐぅぅ、と獣のような唸り声をあげ、リングネスはヒューガルデンを蹂躙する。
だがそれは一方的な物でなく。互いが互いを蹂躙し、支配し、求めあう。
リングネスが、ヒューガルデンが。腰を動かすたびに充足感と恍惚と幸福が全身を満たしていく。
波に体を委ねるように。快楽の波に、体を委ね。腰を動かす。
「リングネスッ…リング…ネスッ…!」
先に限界が来たのは、ヒューガルデンだった。艶っぽく上げる声に、切羽詰まった色を混ぜながら、抱き着く力を強める。
逸物がびくんびくん、と脈動し、雄穴が締まる。
リングネスは頷き…ヒューガルデンから体を僅かに浮かせた。
片手で自分の体を支えながら、ヒューガルデンのいきり立った逸物に手を添え。そして掴むと。
扱き上げる。
「んっ!ぁ”っ!んぅぅっ!!!ぁぁぁっ!!!」
びぐんっ、と全身を仰け反らせ。逸物を直接触れられ、扱かれる感覚に。ヒューガルデンは達した。
煮詰まった白濁液を逸物から噴き出させる。音を立てながら二人の腹部を濡らし…淫靡な臭いを立てる。
大きな絶頂の波に、体は素直に反応した。雄穴がひときわ強く締まり、何度も逸物をしゃくり上げる。
逸物が締まった事によって…リングネスの逸物が激しく扱き上げられる。
リングネスは衝動のまま。その時。激しく腰を振った。
「んぁ”っ、ぁ”っ、リングネスッ!そんなっ、うごっ…がぁっ!?」
「ヒューガルデンさんッ!ヒューガルデンさんッ…!!グゥォォォッ!!!!」
奥深くまで。逸物を挿入すると、リングネスもまたそこで果てる。
逸物の根元が膨らみ、竿が膨らみ、鈴口が大きく開いて。
…どぶっ、どぶんっ、どぶっ、どぶっ、どぶっ…びゅううっ、びゅううっ、びゅううっ…!
「ぁ”っ…んっ…あ”ぁ”っ…」
注ぎ込まれる熱い欲望に。ヒューガルデンは酔いしれる。
腹の中に、どこか締まった場所に。欲望を放つ快楽にリングネスは酔いしれる。
腰を更に更にと押しつけ、ぐりぐりと抉る。
上ずった声は、どちらが上げたものだろう。分からないほど、融けてしまったようで。
二人はぜぇぜぇと息を荒げながら…しかし嬉しそうに微笑み合い。
繋がったまま。抱き合い、唇を重ね合い続ける。
窓から差し込む月の明かりが、二人のこれからを祝福する。
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