AdAd
  
リクよりソラへ

  「あ、タイガさん!こんにちは!」

  広大なGBNの世界。その入り口となるロビー。ガンプラバトルをするか。それともミッションをこなすか。はたまた採取か、キャンピングか。

  何をするにも自由。楽し気に、緊張した面持ちで。様々な感情と声でざわざわと賑やかなロビーでリクは見慣れた、逞しい背中に声をかけた。

  「おう、リクか。」

  声に振り向くのは狼の頭をしたタイガーウルフ。手元にパネルが浮かんでいる所からどこかに行こうとしていたのが伺える。

  「今日も修行ですか?それともバトル?」

  「そう…だなぁ…」

  彼にしては珍しく腕を組み、考え込む。いつもなら修行だな、お前も来るか?とか言う所なのだが。そう言う時もあるのか。

  そう思いながらむむむ、と悩み続けるタイガーウルフをじっ、と見つめる。

  あ、そう言えばそろそろイベントの登録期間だ。ぴ、とリクもパネルを浮かび上がらせる。

  ここの所バトル続きだった気がする。たまにはのんびり探索ミッションもいいかもしれないな。

  考えながら慣れた手つきでパネルを操作していると…ぴこん、とマイルームへの招待メール。

  送った主は。

  「良い事思いついたからな。俺の部屋来いよ。」

  目の前にいるタイガーウルフ。頬を吊り上げ、少年のような笑みを浮かべて。

  修行でもなく、バトルでもなく。メインコンテンツ以外に誘われるのはあまり無い機会だ。

  リクは頷くと招待を受け取った。

  「色々教えてやるよ。」

  「よろしくお願いしますッ!」

  リクの元気な声にタイガーウルフはぐっ、とサムズアップしロビーを歩き始めた。

  少年のような笑みに。

  [newpage]

  「ここ、タイガさんの部屋ですか?」

  リクの疑問も最もだろう。ロビーから出てマイルームへ向かって。

  その部屋は酷くこざっぱりしているのだ。真っ白な壁。ベッドと机とソファと。最低限度の物しか置いておらず、とても上位ランカーの部屋とは思えなかったのだ。

  タイガーウルフは壁にたてつけてある冷蔵庫を開き二本、缶を取り出した。

  「俺の部屋…っていうか、そうだな。まぁ色々教えるのに使ってる部屋だ。ほれ。」

  ぽい、と缶をリクに向けて投げるとタイガーウルフは缶の蓋を開ける。

  受け取ったリクも同じように蓋を開ける。華やかな甘い香り。複雑だけれどそこまでしつこくない。

  「ありがとうございます。」

  「おう。」

  缶を傾けながらタイガーウルフは手元のパネルを操作する。ヴンッ、と音が響いた。

  ぐびり、と缶の中身を飲む。

  「…リクはよ、GBN、好きか?」

  「はいっ!」

  タイガーウルフの問いかけにリクは一も二も無く答えた。その言葉に嘘はなく、真っ直ぐで、純粋な色をしていて。

  「だよな。俺も大好きだ。で。色々考えたことがあったんだよ。」

  「考えた事…?」

  「あぁ。」

  ごく、ごく、と缶の中身を飲み干す。机の上に置くと軽い音が鳴った。

  口元を拭い、リクに近付く。

  「リアルと違う。でもここに俺達はいる。飯を喰えば旨いと思うし、腹も膨れる。風を受ければくすぐったいし、心地いい。中には眠っちまう奴もいる。俺も何回か満足して寝ちまった事もあるしな。」

  「タイガさん…?」

  足音は無く。タイガーウルフはリクに少しずつ。少しずつ近付きながら話し始める。

  その雰囲気は、いつもとどこか違う。リクはずり、ずり、と気が付けば押されるように後退りをしていた。

  「この世界に、なんでそんなものがあるんだ?食欲も、睡眠欲も、感触も。必要ないと言えば必要ない。そうだろ?」

  なら、と言葉を一度途切れさせる。

  目の前にタイガーウルフの顔が迫り、リクは思い出したように呼吸をする。

  後退りを続け、いつの間にか壁に追い詰められていた。…入ったはずの扉が無い。

  「こっちは…性欲はあるか、ってな。」

  タイガーウルフは笑う。好戦的に。しかし本能で恐怖を覚える、威圧的で、野性的に。

  その手がリクの股間に触れられた。びくっ、と背筋が震える。

  「タイガさんッ、何をッ…」

  「なぁに、そんなに恐ろしい事でもねぇ。運営が本来禁止してる、性的遊戯。とはいえ出来ちまうもんは出来ちまうし…運営も黙認せざるをえねぇ事。イースターエッグ、って奴さ。」

  腰を折り、リクの視線まで顔を降ろすとタイガーウルフは。柔らかく。リクの唇に自らの唇を押し付けた。

  軽く触れる。獣の吐息が顔にかかる。リクは目を見開いた。視界一杯に映るのはタイガーウルフの少し赤に染まった顔。

  とくんとくんと鼓動が聞こえる。唇を舌先でなぞられた。

  ぷは、と唇を離すとタイガーウルフはぺろり、と長い舌で舌なめずりをする。

  「大好きなGBN。全部、ぜぇんぶ。味わい尽くさなきゃもったいねぇ。性欲まであるなら、こっちも愉しもう、と思ってな。」

  リクの耳元で囁く。声の度に息が首を撫で、背筋が震える。嫌悪と、恐怖。そして、僅かばかりの好奇心。

  「タイガっ…さっ…」

  はむ、と甘く首筋を噛まれ。リクは目を強く瞑る。顔が熱い。心臓が激しく波打つ。

  タイガーウルフはリクの股間を軽く撫でると、シャツに手を滑り込ませた。

  「ッ…」

  肉球がぷに、ぷに、とリクの腹を撫でる。シャツがまくり上げられると…きめ細やかで上等な絹を思わせる白い肌が露わになった。

  タイガーウルフに比べたら肉付きも決していい方ではない。ほっそりとした、タイガーウルフが本気を出したら軽く折れてしまいそうなほど華奢だ。

  腹や脇を美術品を愛でるよう、肉球で撫で回す。そしてタイガーウルフは膝を地面につけた。

  「いい体だ。少し味わわせてもらうぜ。」

  「やめっ…!」

  シャツをまくり上げ、襟に詰め込みずり落ちないようにするとタイガーウルフはリクの体を抱え込むように両腕を腰に絡めた。

  太い腕がリクの体をがっちりと固定する。マズルを脇腹に摺り寄せると…

  「っひゃぁっ!?」

  リクはそのくすぐったさに素っ頓狂な声を上げた。タイガーウルフは嬉しそうに笑う。

  「いい反応するじゃねぇか。…そそるな。」

  すりすりと毛並みを押し付ける。見た目以上に柔らかでふさふさとした毛並みはよく手入れされた毛布のようで、くすぐったさと共に心地よく感じてしまう。

  暫くマズルを押し付けられ…唐突に。毛布から湿って濡れて、柔らかで温かい物が飛び出る。少なくともリクにはそう感じた。

  「ぁっ…!」

  ぴちゃり、ぴちゃりと水の音。飛び出てきたもの。それはタイガーウルフの、舌。

  唾液に濡れそぼり、太く長い。リクの肉体を味わうために。脇から、胸へ舌が動いていく。

  粘度の薄い唾液がリクの体を通り抜ける。その後が火照るような感覚。リクは頬を真っ赤にしながら壁に両手を突き、体を震わせた。

  胸を舌が這う。ピンク色の綺麗な乳首を何度か舐り上げるとぴん、と立つ。胸の全体を舐ったと思えば、今度は腹へ。

  ぴちゃり、ぴちゃりと水の音。熱く荒いケダモノの呼吸。リクの体を通り抜ける。体を震わせ、瞳に涙を溜める。

  丹念に腹を舐られる。臍をくちゅくちゅとかき混ぜられて。そのままつつつ、と下腹部へ。

  膨らんだ股間がタイガーウルフの胸元に圧迫され、ぞくぞくと背中に寒気に似た痺れが走る。

  「精通は…もうしてるよな。」

  リクの体からマズルを離すとタイガーウルフは答えを求める訳でも無い問いかけをし、リクのズボンを咥えた。

  そしてそのままずらす。リクの大事な部分を守るズボンは下着毎あっさりと取り払われ…外気に逸物が露出した。

  ピンク色の綺麗な逸物は年齢相応の大きさであり、しかし体に与えられた刺激に素直に反応したのだろう天を突きぴくぴくと震えている。

  「いいペニスだ。精通してても自慰はそこまでしてないみたいだな。」

  羞恥に顔が、それだけでは飽き足らず全身まで熱くなる。タイガーウルフは視線を上げ、リクの顔を見つめながら逸物に頬ずりをした。

  確かにタイガーウルフが言う様に、精通はした。しかしそこまで自慰の頻度は高くないリクはその刺激にがくがくと腰を震わせる。

  「おっと。じゃあまずは一発ヌいてやる。安心しろ、精に限度はねぇ。何度でも吐き出せるぞ。」

  「まっ…!」

  言うや否や、止める間もなく。タイガーウルフは唾液をたっぷりと口から滴らせながらリクの逸物をぱくり、と咥え込む。

  タイガーウルフの尻尾がゆらりと大きく揺れた。リクは逸物から与えられる、味わったことの無い直接的な刺激―すなわち快楽に背筋を仰け反らせる。

  唾液の充満した口腔内はじっとりとリクの逸物を包み込み、ぐにゅぐにゅと撫で上げる。

  ずぞ、ずぞ、と時折吸い上げるような音がすれば逸物を引っ張られ、撫で回されるような。皮を被っていた先端が粘膜に触れる。

  自分の手で行う自慰とは違い、緩やかであるはずなのに、激しい。

  「んふぅっ…んぶっ。」

  口の端から唾液を零しながら、リクの体から力が抜けたのを確認するとタイガーウルフは自らの袴に手をかける。

  脱ぎ捨て、褌一枚になると尻の谷間に指を近付け、褌をずらした。

  「たいっ…がっ…さっ…!」

  「んむ。んんん。」

  唾液と逸物といつのまにか分泌され始めていた先走りで濡れた言葉はリクの言葉を飲み干す。

  イヌ科特有の長いマズルがリクの逸物をしっかりと、睾丸まで咥え込んだ。尻尾をゆらゆらと揺らし、好戦的な、だが妖艶な笑みを浮かべながら上目遣いにタイガーウルフはリクを見つめる。

  黒く濡れた鼻でリクの腹部をなぞり。タイガーウルフはじゅぼっ、じゅぼっ、と。顔を軽く前後に動かし始めた。

  吸い上げ、口腔内の粘膜で逸物を包み込み、舌を這わせる。

  「ぁっ、つぁっ…ぁっ…!」

  緩やかな刺激は一気に激しいものに変わり、リクの全身を駆け巡る。余りにも心地よくガクガクと腰や全身が震え、幸福と恍惚で全身が満たされていく。

  睾丸が収縮を繰り返し、タイガーウルフのマズルをびたびたと叩いた。もう達しそうなのだろう。無理もない。自分の手で触れるだけでも十分であるのに、このように。極上の肉で包まれ奉仕されているのだから。

  目尻を下げ、口を半開きにしたリクの顔に、タイガーウルフは満足そうな表情を浮かべながら。一気に強く。

  自らの雄穴を激しくかき混ぜながら…リクの逸物を吸い上げた。

  「ッ…!!」

  きつく締め付け心地よく口腔内の粘膜が逸物を撫で上げ。リクは半開きにした口から唾液をだらしなく垂らし。びくっ、びくっ、とタイガーウルフの口腔内で逸物が跳ねた。

  びゅるぅっ!びゅぅぅっ!

  「んぐっ…んっ…!」

  腰から背筋へ。背筋から脳へ。脳から全身へ。自慰よりも強い快楽にリクは体を震わせる。タイガーウルフの支えにより辛うじて立っている状態だが、支えが無ければ今すぐにでもへたり込んでいる所だろう。

  タイガーウルフは尻尾を揺らし、喉を鳴らしながらリクの解き放った欲望を飲み干していく。

  射精の途中でわざと口を離し。勢いを失いかけていた白濁液がタイガーウルフのマズルに白い斑点を作り、淫靡な臭いを立てる。

  細かく跳ねるリクの逸物はタイガーウルフの唾液と自身が出した先走りと白濁液に染まり、今もなお天を突いていた。

  「んぐっ…中々の量じゃねぇか。まだまだ元気そうだし、ヤれそうだな。」

  息も絶え絶えなリクの逸物を指の先でつん、と突きタイガーウルフは自らの雄穴から指を抜いた。

  ごぼり、と音を立てて粘液が溢れ出す。すっかり拡がった雄穴はグパグパと収縮を繰り返す。

  もはや声を上げる事も出来ないリクをタイガーウルフはにやりと笑ったまま抱き上げる事にする。

  「こっちの経験は当然無し、だよな。安心しろ、たっぷりイかせてやる。」

  リクの背筋に嫌悪と。同等の期待と興奮が駆け巡る。先程までは圧倒的に嫌悪と恐怖があったというのに。

  タイガーウルフは軽くリクの頬に口づけを落とすとリクの体をベッドへと寝かせた。

  ズボンを脱がせ、太腿を爪先でなぞり。

  びくびくと脈動する逸物からどぷりと先走りと精液の混ざった液体が溢れ出し、リクの腹を濡らした。

  「いいねぇ、美味そうだ。」

  呟き、逸物に、腹に、太腿に。キスを落とし。ぐちゅぐちゅと音を立てるとタイガーウルフは口を開いた。

  唾液と精液と先走りの混ざり泡立った液体がどろどろと零れ、リクの逸物をねっとりと覆っていく。

  「ッ…ぁっ…!」

  両手の甲を額に宛がいながらリクは腰を跳ねさせる。射精した事により一層敏感になっているのだろう。

  リクの体から無駄な力が抜けたことを確認するとタイガーウルフはリクの体に跨った。

  「こんだけ濡れてりゃ十分だな。」

  いきり立ったタイガーウルフの逸物は褌により隠されているが…大きさの想像が出来るほど膨らみ。先端に染みを作る。

  ずらした褌、尻の谷間からは絶え間なく腸液が溢れ出し、二人の体を濡らす。

  花を思わせるような臭い。甘く、酔ってしまいそうな臭い。

  膝で立ち、リクの逸物の根元を指で固定する。腰を浮かせ、雄穴を宛がう。

  「つぁっ…!」

  にゅるにゅるとした、口腔内とはまた違う粘液にリクは激しく反応する。

  そしてそれはまた、タイガーウルフにとっても同じようだ。

  「ハァッ…」

  先程まで浮かべていた余裕の表情に、隠そうともしない昂りの色。腹を満たすリクの熱に浮かれるように。

  舌なめずりをしながらタイガーウルフは体をゆっくりと倒すとリクの顔にマズルを擦り合わせた。

  「どうだ…?熱いだろ?気持ちいいだろ?」

  「わかっ…らなっ…いっ…ぁ”っ…うごかっ…!」

  リクの手指に自らの指を絡めながらタイガーウルフがゆるり、と腰を動かすとリクは呼吸を荒げ体を、逸物を跳ねさせた。

  跳ねた逸物に腸壁を小突かれるとタイガーウルフはふぅぅっ、と息でリクの首元を撫でながら頬を吊り上げる。

  目を強く瞑り目じりから涙を流すリクの表情は。混乱と期待と好奇心。タイガーウルフの背中に快楽と同等の稲妻が走る。

  背徳。恍惚。欲求が満たされていく。尻尾をリクの太腿に絡めると先端で尻を撫でた。

  タイガーウルフに飲み込まれた逸物は膨らむと先走りと精液の混ざった液体を放出する。

  「おっ…っと。じゃあ早速動いてみるか。なぁ?口の中よりも、もっと気持ちいいぜ。」

  「タイガっ…あぁっ!」

  リクに体を乗せたまま、タイガーウルフはゆっくりと、大きく体を動かし始める。

  ぐちゅぐちゅと結合部から粘液の音が響き、甘いような、据えたような臭いが部屋に立ち込める。

  粟の花にたとえられる臭いがする。逸物から与えられる刺激。タイガーウルフの浮かべる妖艶な笑み。

  ふさふさとした毛並みが全身を覆う。汗や粘液で濡れた皮膚とひっつき、自分の毛並みになってしまったような。

  「んっ…」

  タイガーウルフはマズルでリクの額に口づけし、そのまま鼻筋をなぞりながら唇へとマズルの先端を近付ける。

  野太く長い舌がリクの口腔内に入り込む。雄の味。きっと不快なはずの味。

  「っちゅぶっ…ばっ…ふぁ…」

  五感全てが。体内の中も含めて蹂躙される。貪られる。

  絡ませた指を強く握り、タイガーウルフの腰の動きに、身を委ねる。

  体から余計な力が抜けた。瞳が蕩けた。それを確認するとタイガーウルフはリクの舌に自らの舌を絡ませながら全身を動かす。

  ぬるぬると褌とリクの肉体でタイガーウルフの逸物が擦られ、しみを広げる。それこそ二人を濡らすほど、たっぷりと。

  「んっ、あっ…はっ…はっ…」

  タイガーウルフが腰を動かすたび、リクは切なげに心地よさそうに声を漏らした。

  眉をしかめているがそこに嫌悪の感情はない。緩くしかししっかりと締め付ける雄穴や腸壁の感触に酔いしれている。

  肉同士が緩くぶつかり、互いの下半身を濡らして。

  「つぉっ…ぉぉっ…いいぞっ…リクっ…」

  唇を離すと目尻を僅かに下げ、タイガーウルフは囁きながら全身を動かす。

  そそり立ったリクの逸物は初めに咥えた時よりも膨らみ、脈動しながらどつどつとタイガーウルフの前立腺を突きあげる。その感触にタイガーウルフはゾクゾクと腰を震わせながら恍惚の息を吐いた。

  リク自身気が付いていない。自ら腰を動かし始めている事。そしてそれが更なる快楽を掘り起こす事。

  「タイガッ…さんっ…!」

  リクの上げる声にタイガーウルフはにぃっ、と笑みを浮かべる。先程までの余裕のある笑みではない。

  妖艶な。雄を誘う、雌。

  「いい声あげるじゃねぇかっ…リクッ…!」

  もう一度唇を重ね。今度は激しく。タイガーウルフも、リクも。体を動かし始めた。

  舌を絡ませ、互いを貪る。

  どつどつとタイガーウルフの奥まで逸物を捻じ込み、リクは腰をくねらせた。前立腺や腸壁を異なる角度から抉られ、タイガーウルフは眉をしかめ、息を漏らす。

  雄穴が強く締まり、腸壁が活発に蠢いてリクの逸物を扱き上げて。

  「んぁっ…んっ…」

  粘液の混ざる音。呼吸と鼓動が絡み合い、二人をどこまでも昂らせる。

  「ん”っ、んぶぅっ…んっ…!」

  「ぉ”っ、あぉ”ぉ”ッ…ぉ”っ…!」

  どつどつと。ごちゅごちゅと。肉のぶつかる音は激しさを、大きさを増し。

  リクの逸物が大きく跳ねまわった。タイガーウルフの逸物も同様であり、リクの腹を撫で回しびゅるりと大量の先走りを溢れさせる。

  「ぶはっ…タイガッ…さんっ…俺ッ…おれぇっ…!」

  「んぉ”っ、ぁ”っ、いいっ、ぞぉっ…!出せッ…全部ッ…中…にぃッ!」

  切羽詰まった声を上げたリクに対し。タイガーウルフもまた上ずりそうな声を抑えながら喉の奥から声を絞り出し。

  そして雄穴を締め付け、一度腰の動きを、体を止めると。タイガーウルフは一気にリクを高みへ担ぎ上げるべく。

  リクの首を甘く噛みながら腰を振る。

  雁首全体を締め付け、竿全体を撫で回し。吸い上げ。敏感になり、震えていたリクの逸物が大きく跳ね。

  睾丸が収縮し。そして。

  「ぁ”っ、ぁぁぁぁっ!!!」

  リクの絶叫が響いて。全身が痙攣する。一拍置いて。

  「んぉ”っ…ォ”ォ”ォ”ンッ!!!」

  タイガーウルフもまた、絶叫する。透明な液体がびしゃりびしゃりと褌から飛び出し辺りに散らばった。

  びゅうううぅっ、びゅるるぅっ、びゅるっ!

  タイガーウルフの中をリクの精液が駆けずり回り、満たしていく。

  口の中に放出する時と違い、はっきり吸い上げられている訳でなく。揺蕩う様にしかし肉に吸い込まれていく。

  肉を満たす感触は、この行為でしか味わうことが出来ないだろう。その快楽に目を細め。

  タイガーウルフもまた、肉を隠すことの出来ない欲望に満たされる感触に酔いしれる。

  耳をぱたぱたと動かし、絡みつかせた尻尾をゆるりと動かし。はぁぁぁぁ、と深く熱い恍惚の息を吐き出した。

  「タイ…ガっ…さっ…」

  「あ…ぁ…んっ…」

  リクの体にもう一度。もう数回。かぷりと甘く噛みつき。牙の痕を残す。

  じんじんと疼く。下腹部が、腰が痺れる。熱い。熱くて、とても。

  「きもち…よかっ…た…」

  「あぁ…」

  緩く繋がったまま。二人は互いの体を抱きしめ合う。

  [newpage]

  「よう、リク!」

  タイガーウルフの声にリクは振り向き笑顔を浮かべる。

  いつも通り。あの時の出来事がまるで夢か何かのようにいつも通りで。

  「こんにちは!タイガさん!」

  元気よく答えて。そのリクの表情も。いつもと変わらない。

  「今日は一緒のミッションですね。」

  「あぁ、レイドバトルだろ?対策はしたか?」

  「ばっちりです!」

  「そうかそうか。今回も俺のギルドが勝たせてもらうぜ?」

  「今日こそは負けませんよ!」

  張り切り、ふんす、と鼻息を少し荒くしながらリクはぐっ、と腕を振り上げる。

  打倒、タイガーウルフ。打倒、虎舞竜。リクの目標は高く、果てしなく。どこまでも続く。

  タイガーウルフはそれをうんうん、と頷きながら見つめる。

  「さ、じゃあ俺は最終調整してくるから…また後でな。」

  「はいっ!」

  ロビーから立ち去るタイガーウルフの背中を見つめる。

  直後。メッセージの到着を知らせる電子音がリクの耳を届く。

  パネルを出し、メッセージを確認する。プライベートメッセージ。ルームへの招待。出した相手は。

  バトルが終わったら。

  リクは頬をにやけさせると、股間を僅かに膨らませながらロビーを立ち去る。

  どこまでもこの世界を謳歌しよう。バトルが終われば。また。あの時間。

  今日こそ負けない。バトルも。マイルームでの、良い事、も。

AdAd