某スーパーでバイトしていた俺はイベントで使っていた大きな狼のぬいぐるみを片付けていた。
俺よりも少し背の高い紫色と白い毛が特徴の二足歩行の狼のぬいぐるみは、店長が通販で安く見つけたらしくクリスマスなどのイベントの度にマスコットとして置いていた。
「お、おもいな…」
俺がぬいぐるみを倉庫に運んでいる時だった。
「わふん!」
耳元で声が聞こえた。
「わぁ!?な、なんだ…気のせいか…?」
閉店時間になり店を閉めているため、今スーパーにいるのは俺だけだ。
「わん!わん!」
「うわあ!!」
声はこのぬいぐるみからだった。俺はビックリしてぬいぐるみを投げ捨てると、腰が抜けて床に座り込んだ。
「びっくりした…音声機能でもついてたのかな…」
俺は倒れたぬいぐるみを持ち上げようとする近寄ったそのときだった。突然ぬいぐるみは生き物のように動き、自分で立ち上がったのだ。
「え…」
そのあまりに現実離れした光景に俺は動けなくなってしまう。
「わん!わん!わおーん!!」
ぬいぐるみはその場に立ち上がると何度か俺の方に吠え、ゆっくりと近づいてきた。
「な、なんだよ…ドッキリか!?や、やめろ」
「わんわん!!みつけた!」
ぬいぐるみはそう言うと俺に抱きついてきた。
ぬいぐるみが俺に触れると毛がフワッとしていて温かく、体温のような物を感じる。やはりこのぬいぐるみは生きている、そう確信せざるを得なかった。
「…は、離れろ!!」
「わふん!」
ぬいぐるみの頭を手で押し返そうとすると、ぬいぐるみはまるでゴムのようにグニャリと曲がってしまう。
「う、うわあああ!!!」
ぬいぐるみはそのまま俺の身体にゴムのようにまとわりつき、俺の身体を覆い尽くした。ゴムが俺の視界を遮ると同時に俺は意識を失った。
「…おきて!」
「ん…」
何者かの声で目が覚める。まるで二日酔いのような最悪な目覚めで起き上がると、なんだか身体に違和感を感じる。
「ほら、しっかりしてよ」
「だれだよ…」
俺は目を開けて周りを見回すが誰もいない。
俺はゆっくりと立ち上がり、倉庫から出ると休憩室に向かった。体調が悪いのか普段より歩きにくい気がする。
「あ、あそこに鏡があるよ。見てごらんよ!きっと驚くから」
俺は謎の声に誘導され、休憩室の鏡を覗き込む。するとそこには狼のぬいぐるみがたっていた。
「あれ、片付けたはずだろ」
俺は不思議に思って辺りを見渡すが、ぬいぐるみはそこにはない。俺はもう一度鏡を確認するとそこには確かにぬいぐるみがある。
「どういうことだ?」
「ふふふ~、かわいいでしょ?」
「お前、どこにいるんだ?声は聞こえるけど…」
「ここだよ!こーこ!」
鏡を見ると、ぬいぐるみが喋っている。
「お、お前が喋ってるのか?」
「ちがうよ!僕は君だよ!君が喋ってるんだ!」
「それってどういう意味…」
鏡を見て気づいた。謎の声が喋っている時も、俺が喋ってる時も、鏡に写るぬいぐるみの口が動いている。つまり…
「んんんん!?」
俺は慌てて自分の身体を見る。すると全身がふさふさとしたぬいぐるみになっていた。
「ぬいぐるみになった…?そんな訳無い…あのぬいぐるみは着ぐるみだったのか?」
俺は着ているであろう着ぐるみを脱ごうとチャックを探すが、そんなものはどこにもない。それどころかぬいぐるみの触れたところが自分の身体のように感じる。
「う、嘘だろ!?」
俺はぬいぐるみの手で自分の尻尾と胸の毛を掴むと引きちぎろうとした。すると、尻尾と胸に激痛が走った。
「痛てぇ!」
「痛いよぉ!そんなことしちゃだめだよ!君と僕はひとつになったんだから!」
「ひとつ!?そ、そんな…絶対に嫌だ!!」
俺は再び胸を両手で掴むと左右に引っ張る。再び激痛が胸に起きたが今回はあきらめない。
「んぐぐ!!」
「痛い!痛い!痛い!無駄だって!!」
無理にひっぱると、ぬいぐるみの身体はミチミチと音を立ててまるでゴムのように伸び始めた。
「くっ!もうすこし!!」
俺はさらに力を入れて引きちぎろうとするが、ぬいぐるみの身体は俺が力を抜いた一瞬を突いて、元に戻ってしまった。それから何度も試したが上手くいくことはなかった。
「いてて、無駄だって、もう君の身体は元には戻らないよ。」
「そ、そんな…お、俺はずっとこのままなのか…」
「人間の姿に戻る方法はあるよ。あんまりおすすめしないけどね。」
「どうしたらいい?早く教えろ!!」
「もう、怒らないでよ。瞑想するみたいに力を抜いて意識を集中させて?」
俺はしぶしぶ声が言う通りにしてみる。
すると、モフモフの身体が俺の身体に染み込むように元の身体へと戻っていく。
「ほら上手くいってるでしょ、でも尻尾やマズルはちょっと難しいから頑張ってね」
手や足の末端から戻り始め、次に尻尾が俺の身体の中へと戻っていく。しかし、尻尾が戻り始めたと同時に、腰のあたりに身体の中に尻尾がねじ込まれるような痛みが起きた。
「んぐぅ!?」
俺はあまりの痛さに一瞬集中を切らすと、それまで戻っていた身体が巻き戻しするようにブワッと元に戻ってしまった。途端に短くなっていた尻尾は再びズルリと伸びてしまう。尻尾が伸びる感覚は、まるで電流が全身流れるようで、それは痛みよりも性的な快感に近い感じがした。
「うわああああ!!」
今まで感じたことのない、変身の刺激に俺は声を上げてしまう。
「ほら、言ったでしょ?おすすめしないって」
「あ、諦めねぇよ…もう一回…」
俺はガクガクと震える身体にムチを打ち、もう一度瞑想を始める。
変身が再び尻尾に差し掛かった。俺は覚悟を決めて壁に両手でもたれ掛かるようにしてあの刺激を耐えようとする。
「んん、ぐふぅ…♥️」
喘ぎ声のような声を漏らしながら、俺はなんとか尻尾の刺激を耐えていく。
「わふん…♥️尻尾が気持ちいいね♥️」
「んっ、ふぅ…だ、だまってろ…」
俺は膝を震わせて必死に耐える。しかし、痛み以上に今度は快感に俺の身体は負けそうになる。
「うわぁ、君のちんちん、びんびんになってるよぉ?尻尾が戻るの気持ちいいのかな?」
俺の股の間には動物のそれの形をした物が真っ赤に腫れて勃起していた。
「だまれっ、てイッてる…だろ…」
「出しちゃったほうが楽だよ。あ、でも出しちゃうとまた狼に逆戻りだけどね~」
「く、くそぉ」
俺は今にも射精てしまいそうなちんちんをなんとか耐えきり、尻尾が納めることに成功した。
「すごーい!初めてにしては頑張ったね♥️」
今度はお腹から胸元の獣毛が元に戻っていった。
「ふぅ…ふぅ…」
「あともうすこし!がんばれー!」
最後に狼のような長い鼻が元に戻り始めた。
俺はそれを手で押さえるように押し込むと、鼻がしゅるしゅるとゆっくり縮んでいった。
再び鏡を見ると、そこには元の俺の身体があった。
「ふぅ…ふぅ…戻った!やったぁ…」
俺はもう一度身体を確認するが、ぬいぐるみの痕跡はない。どうやら本当に元に戻れたようだ。
「やるね君!でも時間かかりすぎだよ-、それじゃあそろそろ体力尽きちゃうよ?」
確かに元に戻るまで1時間近くかかってしまった。身体も持久走をしたみたいにヘトヘトだ。
「だ、だけど、元に戻れたぜ」
休もうと膝から床に座り込もうとした時だった。
俺の中で今まで必死に保っていた物がプツンと切れてしまった。すると、俺の身体は突然膨れ上がるように再び変身を始めてしまった。
「ア、アオオオオオオオン!!!??」
俺は狼のように遠吠えをしてしまうと、まるでさっきの変身の巻き戻しのように、背中や胸から獣毛がモサッと生えてしまった。
「ほら、言わんこっちゃない…まぁ気持ちいいからいいけど♥️わふん♥️」
「ぐああ!?な、なんで!?アオオオオオオオン!!!」
俺の鼻先がむずむずしたと思えば、メキメキと音を立てて伸びていった。次はお尻のあたりがじんじんと痛んで俺は腰を曲げる。すると、尻尾がズルンと勢い良く飛び出した。さっきの変身の痛みが再び全身を突抜けた。
「あ…ヤバい!!でりゅぅううううう!!!!アオオオオオオオン!!!」
俺は変身の快感に耐えきれず射精してしまう。しかし人間の時の射精とは違い、狼に変身中の射精は桁違いに快感で、俺の意識は一瞬飛んでしまった。
「くぉん!♥️やっぱり獣化射精はきもちいい♥️」
「ああああああああ♥️♥️♥️♥️」
射精はなかなか止まらず、射精量も衰えることはなかった。それどころか射精すればするほど俺は狼に近づいていき、人間のちんちんだったものは、射精する毎に皮がめくれてコブ付きの狼ちんぽになってしまった。
「くぅーん…♥️くぅーん…♥️」
「ふぅ…♥️ほら、人間に戻るなんて無理なんだよ!」
「くぅーん…♥️」
「あれ、聞いてない?射精してきぜつしちゃったかな?」
「くぅーん…♥️くぅーん…♥️」
「ふふ、この身体はかなり楽しみそうだなぁ♥️」
それから家に着くまで、あんまり記憶がない。なんとか家に帰った俺はベッドに倒れ込むように寝た。
次の日、俺は飛び起き鏡を覗いた。しかしそこに写るのは、狼の姿だった。
「わふぅ…おはよー」
俺の口が勝手にしゃべった。
「お、お前!俺の身体に何をしやがったんだ!!さっさと元に戻せ!!」
「朝からうるさいよぉ…。僕はお前じゃない!ウルフ!よろしくね!」
「ウルフ…名前なんてどうでもいい…お前の目的はなんだよ…」
「えー、君の名前も教えてよ、そうじゃなきゃ質問には答えない~!!」
「くそ、俺はサイトウ スバルだ。」
「スバルか~!わふん!よろしく!」
「で、お前はなんなんだ。」
「わふぅ、僕は人間を獣にするために作られた実験体だよ!博士は僕のこと''すうつ''って呼んでた!」
「その、博士ってやつはどこにいる!!」
「博士…博士はね…死んじゃったんだ…ぐすん」
「は!?死んだって…」
「研究所に悪い人たちがやってきて、博士を殺しちゃったんだ…それで僕たちを外に連れていったんだ。」
「そ、そんな…それじゃあ元にもどれねぇじゃねえか。だれかお前のこと知ってる人は…」
「わからない…みんな悪い人に連れ去られたから、僕と同じ実験体も、みんなどこかにいっちゃった。」
「そ、そんな…」
「でも僕大丈夫!スバルと一緒になれたから!」
「ふざけんな!こんな姿で人前に出れるか!」
「えー、かわいいのに、」
「早く離れろ!」
「無理だよ~僕の身体は外皮だけじゃなくて君の身体に完全に溶けてしまったから。昨日だったらまだ剥ぎ取ろうと思えばできたかもしれないけど…1日経ってしまったらもう…」
「そ、そんな…」
「でも、狼の身体はすごいんだよ~!力は強くなるし、目も耳も良くなるし、感度も何倍にも…って、そんなに落ち込まないでよ~」
「おしまいだ…」
「君には感謝してるんだよ?休眠状態だった僕は適合出来そうな人をずっと待ってたんだ!もし、スバルと出会えなかったら僕干からびて死んじゃってたんだもん。だから、君の力になれることがあったらなんでも言ってよ!」
「…なら人間に戻してくれ」
「わふぅん、それは昨日も言ったけど、あの方法しかないよ。」
「やっぱりそうか…」
「ちなみに人間に戻るにはかなり体力が必要なんだ。疲れちゃうとまた狼に戻っちゃうよ。」
「だから昨日はあんなに疲れてたのか」
「そう、昨日のあれで、君が完全に人に戻るには最低でも30分くらいかかるってことがわかった。それに、その状態をキープできるのは元気な時で精々1時間かなぁ。それ以上は無理だよ。」
「…そんなんじゃ、もう、人間として、生きていけないじゃないか…」
「いいじゃん!狼として生きようよ~」
「…」
「そ、そんなに、怒らないでよ。僕にいい考えがあるんだ。」
…
「いらっしゃいませ~」
「あれ、スバル君今日風邪?」
店長が俺の顔のマスクを指差した。
「え、ええ、ちょっと咳がでて…」
「なんか、今日のスバル君よそよそしいというか、なんかふらふらしてたからちょっと不安だよ。無理だったらすぐに言うんだよ」
「は、はい。ありがとうございます…」
「ほらね…うまくいったでしょ?」
「おい、ばか勝手にしゃべるな!」
「なにか言った?」
俺とウルフの会話が聞こえたのか、店長が不思議そうにこっちを見ていた。
「い、いいえ!なんでも…」
「わふぅ、今の危なかった。」
「お前が喋ったら俺が喋ったことになるんだ!だまってろ!!」
「わふん…ごめんなしゃい…」
ウルフが考えた良い作戦とは、人間への変身を部分的に行うということだった。
どうやら尻尾やちんちん、マズルなどを元に戻すのは、とても体力を使うことらしく、それ以外の獣毛や手などは簡単に戻すことができるとわかった。だから、服やマスクで隠れる部分と尻尾やちんちん、マズルはそのままにして、人へと戻れば体力を温存できると言うわけだ。
「くそ、尻尾がそわそわして集中できない…」
「スバル!大変だ!腕から毛がはみ出てる!!」
「ま、まじか!」
人として生活できるだけましだが、それでも集中力を切らすとすぐに狼に戻ってしまう。
「くそ、この身体の使い方でもすぐに疲れる」
「スバル!そろそろ限界かも。一回休憩しよう」
「…わかった」
ウルフは俺の変身が限界になったら声を出すようにしてもらった。
俺はトイレに駆け込み、誰も居ないことを確認するとゆっくりと変身を解除する。
「くそ、イクゾ…ワォォン…」
変身の際はどうしても声が漏れてしまう。
俺は服を脱ぐと、尻尾をピンと伸ばして狼に戻る。
「んぐぅぅ…♥️」
俺の身体はゆっくりと膨らみ、指先などの骨格が鋭くなっていく。
「スバルぅ…♥️きもちいいねぇ…♥️」
「く、くそぉ…♥️」
最後、身体が毛で覆われる感覚で俺のちんちんは果ててしまう。
ビュルル♥️ビュル♥️
「くぁあ♥️」
これで今日は4回目だ。大体2時間起きに限界が訪れ、こうして変身をする。その度に変身の刺激で射精してしまう。
「ふぅ…♥️ふぅ…♥️」
「スバル…♥️精液で便器がドロドロだよぉ♥️」
「うるせぇ…どうせもう一回出すんだ…」
「がんばってスバル♥️」
俺は少し休憩して再び人間に戻るために集中する。人に戻る時はいつも、元に戻れなくなってしまったらと考えてしまい不安な気持ちでいっぱいになる。
「スバルもうすこしだよ」
全身の毛が身体に沈んでいく。それと共に、骨格も丸みを帯びていった。
「くぅ…あああ♥️」
人間に完全に戻ったとき、俺は再び射精していた。今度は、集中を切らして狼に戻らないよう慎重に射精する。
俺は両手で狼のチンポを握ると、ゆっくりと便器に向かって射精した。
「くぅーん…♥️」
「わふぅ…スバル♥️」
ドクドクと漏れるように射精し終わると、びんびんになった狼チンポをズボンのなかに押し込んだ。
「仕事だ…ウルフ、しばらく喋るなよ…」
「わかった!またねスバル♥️」
俺は何事もなかったかのように仕事に戻る。しかし、また2時間後にはトイレにいく羽目になるのだろう。
だが、そう考えれば考えるほど俺の中でうれしいと感じてしまう。狼になることを狼であることを望んでいる自分がいる。そんな考えが頭をよぎる度に、俺は違うと頭振るが、尻尾もうれしそうに左右に振れるのだった。
…
これが俺とウルフとの共生の始まりだった。きっとこいつとはこれからも長く付き合っていくしかないのだろう。
つづく?