「獣人ヒーロー、悪に堕つ〜惑星最期の日〜」シリーズの世界観設定
【世界の背景】
獣人たちが平和に暮らす「惑星ティアース」
犬や猫や熊など毛皮を持つ動物ベースの「有毛類」、鳥類やコウモリなど翼を持つ動物ベースの「有翼類」、クジラや魚類、タコなどの水生生物をベースとした「水棲類」等々…様々な人種の獣人が共生し文化を混じり合わせ平和な世界を築いていた。しかし、それはある日を境に一変する。
その日、空が裂けた。裂けた世界の向こうから現れたのは巨大な戦艦であった。異世界より転移してきた者達は自らを「タイラント帝国軍」と名乗り、惑星ティアースの獣人達に向けて宣戦布告を行った。この惑星に存在しない恐竜、両生類、爬虫類をベースとした「レプタイル」と称される異世界人を中心として結成された異形の軍団を前に獣人達は劣勢を強いられていた。
タイラント帝国軍は、異世界の科学技術を用いて惑星ティアースの豊かな森を焼き払い、澄み切った水場には毒性を持つ化学薬品を撒き、文化の象徴である建造物を爆破し…獣人達が築き上げた文化圏を徹底的に破壊した。さらに恐ろしいことに、獣人たちを実験材料として拉致し「獣怪人」や「獣人戦闘員」へと改造して侵略の兵力として投入する恐ろしい企てまで進めていたのだった。
タイラントが仕掛けた侵略戦争が勃発してわずか1年で、惑星ティアースの10分の1が征服され、征服されたエリアは獣人が住めない環境へと変えられた。
そんなタイラントの所業を黙って見ていられなかった犬獣人の土佐犬治郎は、2年の月日をかけて防衛組織「ティア・ガーディアンズ」を結成した。タイラントの軍事力の前では非力な獣人達であったが、犬治郎は限られた獣人のみが持つ自然を操る力「ガイア」に着目して、惑星ティアースの自然の力でタイラントへの抵抗手段として用いることとした。獣人の技術者達と共にガイアの力を増幅するブレスレットや戦闘用ヒーロースーツを開発。司令官である犬治郎自身はガイアの力を持っていなかったが、ガイアを持つ者を探り当てる「鼻」を持っていたため、司令官自らがヒーローの素質のある者をスカウトしていき着々と組織を大きくしていった。ティア・ガーディアンズは結成1年で最初のヒーロー・アクアマスターがタイラントの幹部を討ち取るという大金星を上げ、情勢は大きく変わっていくのであった。
【ティア・ガーディアンズの構成員】
惑星ティアースを守るために集まった獣人達により構成されるヒーローチーム。
ティア・ガーディアンズのメンバー設定
◯土佐司令官
本名→土佐 犬治郎(トサ ケンジロウ)
年齢→60歳
役職→司令官
人種→土佐犬獣人
性格→威厳があり気難しいが、誰よりも地球の自然を愛している。
能力→自身は自然を司る能力はないが、能力を持つものを感知する鼻を持っている。
ジ・アースの設立者。タイラントの侵略行為により家族を失っている。彼がヒーローとなる者を任命している。
◯アクアマスター
本名→鮫島 海蔵(サメジマ カイゾウ)
年齢→42歳
役職→ヒーロー部隊長
人種→鮫獣人
性格→温和で面倒見が良い。仁義を重んじる性格で部下を何よりも大切にしている。
能力→水を操るガイア。海や川などの水を自在に動かせるだけでなく、手のひらから水を放つこともできる。
犬治郎が最初にスカウトしたヒーロー。魚類獣人特有の青い肌と鍛えられ脂肪と筋肉で盛り上がった体が特徴的。空手の有段者で水流と共に放つ正拳突きが得意技。
◯ランドイエロー
本名→熊江 武蔵(クマエ ムサシ)
年齢→22歳
役職→ヒーロー部隊員
人種→月輪熊獣人
性格→直情的な正義漢だか考えなしで動くところが玉に瑕。子供が好きでヒーローになる前は小学校教師をしていた。声が大きい。
能力→大地を操るガイア。ただし、力が未熟のため土煙や岩で攻撃するのがせいぜい。極めれば地震や地割れを起こすこともできる。
勤めていた小学校がタイラントの襲撃された際、生徒を守るため能力を発揮し、犬治郎のスカウトでティア・ガーディアンズに入隊した。丸っこい体で非常に愛嬌のある見た目をしている。
犬治郎や鮫仁のことを「おやっさん」と呼び慕っている。駆け出しのヒーローのため能力は未成熟。柔道の有段者で大内刈や払腰を得意としている。
◯ウインドブルー
本名→虎淵 疾風(トラブチ ハヤテ)
年齢→22歳
役職→ヒーロー部隊 リーダー
人種→ジャガー獣人
性格→冷静沈着な頭脳派。戦闘では的確な指示を出し、部下を率いる。皮肉屋のため、直情的な武蔵とは何かと反目し合っている。
能力→風を操るガイア。かまいたちを発生させた斬撃攻撃を得意としている。
ヒーロー能力に目覚めた彼は能力の起源を知るために「ティア・ガーディアンズ」に所属する。スレンダーな体型で風の能力を駆使しながら身軽に戦う姿が特徴的。武蔵とは犬猿の仲。
◯ファイアレッド
名前→鷹野 翔真(タカノ ショウマ)
年齢→22歳
役職→ヒーロー部隊員
人種→鷹獣人
性格→熱血漢であるが反骨的で年長者を「ジジイ」と呼ぶなど攻撃的。ただ根は優しく、実力もあるため何だかんだで誰からも頼られてしまう。戦災孤児であり、15歳の頃から地下闘技場で己の力のみで生き抜いてきた。
能力→火を操るガイア。能力に目覚めたばかりだが天性の性能で8割以上の力を使いこなす。燃える羽を敵に放つのが得意技。
武蔵の後にガーディアンズに入った新入り。戦いの場に己を見出し、戦闘では誰よりも前に飛び込んで戦う。その実力は皮肉屋の隼人も認めている。武蔵とは気が合いよくつるんでいるが、その天性の能力を武蔵から羨ましがられている。
【タイラントの構成員】
爬虫類や両棲類をベースとした異世界獣人「レプタイル」と獣人達を改造して産まれた「怪人」により構成されている。
・帝王ダイナス
タイラントの帝王。ティラノサウルス型レプタイル。冷酷な野心家であり、力と知恵を併せ持つ強大な存在。自らの種族である恐竜の力を持ち、巨大な体躯と強力な戦闘能力を誇る。「強さこそが全て」という信念を持ち、惑星ティアースを征服することで自らの支配力を示そうとする。
◯三将軍
帝王ダイナス直属の部下でタイラント内でも絶大な権力を持っている。ガーディアンズ最強の戦士アクアマスターにより1人討たれており、現在は下記2名しかいない。
・武力将軍アイアントプス
アイアントプスは、強靭な体躯を持つトリケラトプス型レプタイル。体を金属の鎧で覆うことで防御力を高めている。タイラントの軍勢を率いるリーダー的存在であり、体術と戦術に優れた武闘派。ゴールの命令に忠実に従い、力ずくで獣人たちを屈服させようとする。性格は武人そのもので卑怯な作戦を嫌うため、三将軍の1人イビルフロッグと犬猿の仲
・科学将軍イビルフロッグ
カエル型レプタイル。狂気に満ちた科学者。自らが開発した改造技術を用いて、獣人たちを怪物へと変える研究をしている。獣人たちを完全に支配下におき、彼らに忠実な戦闘兵を生み出すことを目的としている。その異常な好奇心と残忍な手法によって、多くの獣人が悲劇を迎えることになる。見た目通りの卑劣な作戦を企てるため、アイアントプスとは犬猿の仲である。また、イビルフロッグ自身の戦闘力は決して高くない。
◯獣怪人
異世界から転移してきたタイラントは戦力を増強するため獣人をさらって実験材料とした。イビルフロッグを中心とした研究により適正を持つ獣人を怪人へと変貌させることに成功している。
・臭害怪人スメルスカンク
元はスカンク獣人だったがイビルフロッグにより怪人へと改造されている。毒の専門家であり、体から発する毒ガスを利用した戦術を得意とする。
獣人たちの住む世界を毒や臭気で汚し、環境を悪化させることでヒーロー達を追い詰めようとする。イビルフロッグに忠誠を誓っており、彼の望むままに現在も改造手術を受け続けている。
・脂肪怪人ファットヒポポタス
◯戦闘員
全身に黒タイツを身に纏ったラプトル型レプタイルやトカゲ型レプタイルで構成される。
○獣人戦闘員
怪人化の適性がなかった獣人も洗脳された後に戦闘員手術を受けて組織の傀儡とされてしまう。タイラントの中でも最下層な階級に位置する。