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猫の小物入れ

  ・基本の味・

  🫕キャラ崩壊

  🫕口調迷子

  🫕オリ設定

  [隠し味]

  🍤ヒヨコが好きに味付け。

  🍤オーターさんがアイスを食べるだけ。

  (意味が分かるとひんやりする話。

  解説もどきもあります。)

  🍤切り取り線も混ぜました。

  それではどうぞ。

  [newpage]

  [chapter:お餅アイス]

  レインがカップ入りのアイスをくれた。

  容器には“ビターチョコ”と書かれていた。

  〈ビターチョコなんて、初めて食べるがどんな味だろう…。」とワクワクしながら執務室に持って帰った。

  いつも甘いのしか食べていないワタシにとって“未知の味”

  貰った時の嬉しさは宝箱の様なものだった。

  そっと蓋を開け、付属のスプーンで掬い、一口食べてみた。

  〈…苦い。」

  ビターチョコと書いてあるだけあって、苦かった。

  だが、少しだけ甘さもあって美味しかった。

  ニガニガ言いながら食べて進め、気が付いたら無くなっていた。

  〈このぐらいの苦さなら、また食べても良いかもしれない。

  だが、甘いのが一番だな。」

  容器を捨て、残りの書類を仕留めに向かった。

  ー[次の日]ー

  翌日もレインがカップ入りのアイスをくれた。

  少し急いでいたのだろう、顔が赤かった。

  アイスが溶けるからと移動魔法で急いで来たのだろうか?と思える程の赤さだった。

  〈急いで来たのか?

  アイスが溶けるのが心配なら、冷凍魔法をかければ良かったのに。」

  ワタシがそう言うとレインは首を横に振り、答えを返した。

  「そうなんですけど…。

  どういう訳だか、このアイス冷凍魔法効かなくて…。〉

  “溶けたらどうしよう…”と不安げなレインにワタシは言った。

  〈アイスによって保存法がありますから。

  このアイスは冷凍魔法が駄目みたいですね。」

  よく見ると容器に“冷凍魔法不可”の文字があった。

  〈直ぐに溶けるって事は無いと思うので安心してください。

  溶けても美味しければ、気にしませんから。」

  優しく言うとレインの不安げな表情がいつもの顔に戻った。

  「ありがとう…ございます。〉

  〈どういたしまして。」

  ワタシが礼の言葉を言った後、レインがアイスの容器の蓋をトントンと叩きながら声を転がした。

  「昨日は渡して直ぐに学校に戻っちゃいましたので出来ませんでしたが今日は“実験”しましょう。〉

  〈はい。

  (その時間を待っていた。)」

  コクッと頷き、執務室に瞬間移動した。

  ドアに[食事中に付き、入室を禁ずる。]と札を立て掛け、鍵を閉めた。

  ススっとレインの隣に座り、実験の時間が来るのを待つ。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  「美味しいですか、オーターさん。〉

  アイスを掬い、ワタシの口に運びながらレインは問う。

  今日のアイスは“コーヒー”のアイスだった。

  苦いのは変わらずだが牛乳の味もするので苦ではなかった。

  〈おいひ。」

  「良かった。〉

  “もっもっ”

  (このアイス、お餅入りだったか。

  飲み込むのに時間が掛かるな。)

  口の中の餅を噛みながら、飲み込んだ。

  レインはワタシが餅を食べ終わるまで持っていてくれた。

  餅をなんとか飲み込み、口を開いた。

  「食べれました?

  次、入れますね。〉

  “コロッ。

  もっもっ”

  餅入りだった事もあり、食べ終わるのに時間が掛かったけど食べ終わる事が出来た。

  〈ええ。

  お餅入りのアイスって初めて食べましたが、美味しかったです。」

  「良かった。

  購買部に並んで買いに行った甲斐があった。〉

  レインはそう言い、微笑んだ。

  釣られてワタシもクスッと笑った。

  「あっ…。〉

  〈どうしました?」

  「まだアイス、ありました。

  どうします?

  “実験”しますか?〉

  答えはとっくに決まっている。

  〈します。」

  まだ、ご飯の時間は終わらない。

  ーーーーーーーーーーーーーー

  次の日も次の日もレインは顔を真っ赤にしてアイスをワタシにくれた。

  棒付き、カップ入り、袋入り。

  あと、可愛い梱包入りのアイスもセットだ。

  種類は変われど顔が真っ赤なのは変わらなかった。

  “なんで、顔が赤いんだろう…”

  貰ったアイスを食べる度にそう思う。

  …今日はどんなアイスをくれるのだろうか?

  ふと、レインがくれたアイスの味を思い出した。

  どれもこれも…。

  ❖苦いんだ…?

  あと、なんで喉にへばり付く様な感覚に襲われるのだろうか…?❖

  〈考えても仕方ない…。」

  ポツリと呟き、貰ったアイスを口に放り込んだ。

  [newpage]

  [chapter:解説リンゴの飴]

  ✎ワース君が解説してくれる様です。

  アビス君との会話

  ーーーーーーーーーーーーーーーーー

  兄貴、なんつーモンを食わせられてるんだ…?

  アイツに…。

  ◇ただのアイスを食べている話ですよね?◇

  だったら、良かったんだがな…。

  アビス、思い出して欲しい事がある。

  ◇?◇

  アイスってどんな匂いがする?

  ◇甘い物だとバニラの匂い。

  苦いモノでも良い匂いはします。◇

  だろ?

  でも、兄貴が食ってるアイスの匂いは?

  ◇良い匂いとは言われてませんでしたね。

  “苦い”とはありましたが…。◇

  だな、此処で更に思い出して欲しい。

  なんで、レインは顔を真っ赤にしてた?

  ◇オーターさんにアイスを早く届けたかったから、ですかね?

  梱包も自分好みにして。◇

  そういう見方もあるな、確かに。

  だが、別の見方もあるぞ?

  “中に入れたモノの味を染み込ませる”為。とかな。

  ◇?◇

  開けられたモノを未開封にし、味を変化させる魔法があるらしい。

  普通の相手だったら、即分かるだろうさ。

  でも、今回の相手は?

  ◇オーターさんが信頼している相方のレイン先輩。

  自分にあげるものを一回、開ける訳無い。っていう信用がある。◇

  なら?

  ◇オーターさんにあげるアイス、全てにご自分の…。◇

  正解。

  気付いた時が地獄だ。

  なんせ、信用している相手の(アー!!!)が掛かっているんだからな…。

  [END]

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