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続き いじめられる気分はどう?

  *

  

  「うわぁ、もちもちしてんなぁ、番長」

  

  「感じていいんですよ、番長さん、やべぇ、素が出そう、超かわいがりてぇーんだけど」

  

  脂肪で膨らんだ胸を二人に揉みくだされる。

  

  正直、くすぐったい、気持ち悪い、悔しい、ぶん殴りたい、胸がチクチクする。殺意からか脈が高鳴っている。

  

  「うぅ……なんでこんな こんなことするんだよぉ……オマエら…後で……っぁあっ……」

  

  「番長ー気持ちよくないんですか? アレ飲んでるから感じなきゃおかしいですよ?」

  

  「んなこと言ったって、縛られて無理やり 感じる訳が……」

  

  「番長さん、強がってますね。 先走りもうこんなに」

  

  「なっ、もっ……はぁ……」

  

  抗うのが嫌になってきた。オレは目を瞑り、楽しいことを考えた。

  

  こいつらをどう甚振ろうか、毎日、地獄の苦痛を味あわせてやる。

  

  「番長、チューしてもいいですか?」

  

  「……(無視だ、無視)」

  

  「オレらホモなんっすよね、だから番長さんは嫌でもホモに…… いや……オレらだけしか受け付けない体に調教してあげます。」

  

  調教? オレらしか受け付けない体? 生意気なことを言いたいだけ言うやつらにもう殺意意外の何もなかった。

  

  「……っ加減にしろっ、オマエr!!……んっ……」

  

  振り向き様にいたのは、虎の顔で、もろに唇を奪われた。舌ははいらない、唇だけのものなのだが、気持悪いに極まりなかった。

  

  ゆっくりと離れる舌。

  

  「ファーストキスもらちゃった、セカンドはオマエにやるよ」

  

  「っぺっ、っぺっ、何マジでしてんだよ、きしょい……」

  

  「ったく、気が早いなぁ、もしその気じゃなかったらどうするんだよ、オレはもうその気だけど」

  

  「……おぃ」

  

  

  「アレ使ってるんだぜ? その気にならないはずがねぇーよぉ」

  

  「それもそーだな……オレらのペットに、いや、肉便器?、奴隷? なははっ、ぜってぇーオレのもんにしてやる。」

  

  二人の手がいやらしく撫でる。

  

  「調子のんなっ!!」

  

  流石に我慢の限界だ。オレは、地を軽く蹴り、ジャンプして蹴りを当てようとした。

  

  だが、胸前で拘束された手により、バランスを崩し、後ろの柱に、ただ背中をぶつけるだけの結果となった。

  

  「痛っ……」

  

  そして、二人に見下される始末。 死ねるなら死にたい、少しだけそう思った。

  

  そして、昼休み終了のチャイムが鳴った。

  

  ~~♪~~♪

  

  「助かった、そう思ってるか?」

  

  「……へっ」

  

  確かにそう思った、たまに授業をサボって屋上にくる仲間がいる。屋上でどんちゃんやることもあった。

  

  そして、階段を昇る音が聞こえた。

  

  「古典だりぃーよなぁ~、番長屋上いるかな?」

  

  「だよな、三時間目に帰ったいう噂だけど、誰かが知ってるはずだよな、オレらの軍の」

  

  聞き覚えのある声……。オレの仲間だ。

  

  「てめぇら……覚悟しとけよ」

  

  こんな状況ですらかっこつけたかった、やつらの恐怖心をあおるため、そう思い勝ち誇った顔でニヤリと見上げる。

  

  「どしよっか、不味くね?」

  

  「とっ、とりあえず口……」

  

  「……だなっ」

  

  「バーカ、数秒ぐらい、いや今声出せばいいんだもんな、おー……痛っ……」

  

  虎が自らのポケットを漁り始め、何かを掴んだ。 そんなのは今更関係ない、やっと

  

  何かがヘソの斜め下を切り裂いた。スッと来た寒さの後にジワッと痛みが走る傷は浅いが、10cm近くきられている気がする。

  

  「いてぇっ、何しやがんだてめぇ!!」

  

  「喋るな、デブ、」

  

  「……」

  

  オレは口を塞がざる終えなくなった。

  

  黄色いカッターナイフが首にあてがわれていた。

  

  とりあえず、冷静になれ……オレ……

  

  数秒待てば……嫌でもオレとこいつらに仲間が気づく、そしてオレらでリンチ、これ以上の苦痛と絶望の日々を与えてやる。

  

  どっちにしろオレの勝ちだ。

  

  そして、校内の仲間と思われるやつらの声が聞こえる。

  

  「あ、あれ、閉まってる」

  

  「んだよ、くそー、'本日屋上使用禁止'ってよ、帰るか」

  

  「だなっ、帰ろう」

  

  そして、足跡は遠ざかる。

  

  「はっ?……痛っ……」

  

  絶命的状態を感じ、腹部の痛みがじわりと戻ってくる。

  

  オレの負け?……

  

  ポタポタと腹部下につけられた傷が地面に血の水溜りをつくる。

  

  「どうすれば言いか分かる?番長さん」

  

  相変わらずのさん付けで呼ぶ犬、見下してるのだろうか、ちょっとはオレのこと好きなのだろうか?

  

  「……ん………」

  

  「アレ飲んでるんだから、無理に理性に逆らわなくていい……いい子にするなら……縄もちゃんと解いてあげるから」

  

  「うっ……」

  

  そして、オレは、アレ飲んでるのだからと、理性を聞かせ、今は逆らわないほうがいいという状態を把握し、

  

  いやいやながら、口を差し出した。

  

  「んっ……んんっっ!!……んんっっ!!」

  

  舌がねじ込まれる。気持悪い、何故男とディープキスをしないといけないのだ。

  

  「番長、オレらに体許すまで解放しねぇーから、抗わないほうが良いよ?」

  

  犬はディープキスをやめない。薄目を開け、犬の顔を見るのだが、まるでオレを欲しているかのような狩猟の目であった。

  

  多分、薬のせい、いや絶対薬のせいだと思うが、どうにでもしてくれと思った。

  

  奪われてる自分が、醜くて、その醜さに、胸がギュッと締め付けられた。

  

  「それにアレ飲んでるんだしさ、男女の見境なく、発情するのが当たり前なんだ、もう十分は経つだろう?薬きいてきてるはずだぞ?」

  

  卑猥な音が小さく響く、オレはいつの間にかソレを受け入れ始めていた。

  

  そして、終わったかと思うと、犬に頭を撫でられた。 ソレすら気持ちがよかった。

  

  そして……すぐに虎に唇を奪われた、犬と比べると口を臭く感じた。だが、それさえも

  

  気持ちよかった。 アレだ……絶対そのバイアグラのせいだ…… 仕方ないんだ……オレは男なんかに感じるわけがない!

  

  それに、今は逆らうと、殺される……正当防衛のための行動なのだ、だからオレは……

  

  暫らく、嫌というほどディープキスで廻された、しかし嫌という気持にはならなかった。

  

  薬のせいで、紫の褌にテントを張る逸物があった。

  

  と、その時、虎の携帯のバイブが鳴った。

  

  「ん、メールかな、ちとメールしてくる」

  

  「おぅ、いってらっしゃい」

  

  「……」

  

  何か言ったほうが良いのは分かるが正直訳が分からなかった。

  

  犬はじっとオレの顔を見る。

  

  「番長さん」

  

  「…………」

  

  「番長さんってば」

  

  「……なんだよ?」

  

  「縄解こうか?」

  

  「へいへ………!! 解いてくれるのか」

  

  「オレとちゅーしてや?」

  

  「……」

  

  「オレとちゅー嫌?」

  

  嫌に決まっている、何でホモにならなきゃ……

  

  「…………なんでオマエらは男が好きなんだ?」

  

  「とりあえずあいつ携帯弄ってるから、今のうち本物のちゅーしようや? 見られてないと気持良いもんだぜ?」

  

  「……」

  

  嫌嫌の口付け、でも、薬のせいで嫌じゃなかった気がする。

  

  そして、今ならゆっくり出来る気がする。そして、それは気持良いらしい

  

  「ほ……ほどいてくれよ……そ、それからでも良いだろ?」

  

  言いなりになるのはやはり恥ずかしかった。

  

  しかし、条件さえ飲んでくれるのならしてやっても良いかなと思った。

  

  「どうせ、授業始まったんだしよ、誰もこねぇーし、今だけだぞ?二人っきりのちゅー出来るの」

  

  「いや、解いても……」

  

  「番長……」

  

  何故だろう、ゆっくりと呼び名を言われ、犬は優しくオレの頬を撫でた、それだけでオレはうつろな目になり、キスを求めた。

  

  「解い……て……くれ……よ?……んっ……」

  

  数秒のキス、口の中に犬の舌が入り、互いに舌を絡めあう、躊躇い、自分の舌が犬の舌から逃げた。

  

  小さく卑猥な音が響く

  

  「解い……んっっ……」

  

  「駄目っ………もっとしてよ?……気持ち良いやろ?……ほらっ、ココも……んっ、はぁっ……」

  

  『ココも』と言われた直後、逸物を触られた。そして、触られた感触で半立ちなのは分かったが

  

  気持ちよすぎる、キスと、優しい言葉攻め、薬のせいでそれを幸せに感じていた。

  

  「んぅぅ……」

  

  じたばたと動く、無論縄がきつくそれを邪魔する。

  

  「んっ?どした番長? 気持ちよく無いのか?」

  

  そう問われ、逸物を撫でる手がぴくりと止まり、犬の顔も口から離れていく

  

  「っぁ……ぁ……んんっ」

  

  首を振り、うつろな目でオレは犬を求めた。

  

  と、その時だった。

  

  「うっす、お待たせ」

  

  「ん?遅かったな」

  

  「……ぐっ……」

  

  「いやぁ、携帯ゲームに顔出ししてた、体力使っちまわないとな、みたいなさ」

  

  興奮は一気に冷めるが、それでも薬のせいか、唇と逸物への刺激は欲しかった。

  

  あぁ、薬って凄いんだな、こんな状況ですら相手を求めてしまう。

  

  相手はオレをバカにしてるやつらなのに、半殺ししたいと思ったやつなのに

  

  「番長って耳弱いか?」

  

  「へっ?……」

  

  「聞くより試そうぜ、可愛い一面見れるぞきっと」

  

  「ぐっ……」

  

  どSな虎、そんな言葉に、胸がキュンと締め付けられた。

  

  性的に虐められる。そんな想像をして、口端から、一筋涎が垂れた。

  

  「番長して欲しいよな?」

  

  「……んなわけ……」

  

  「流石番長、こんな時でも逞しいね」

  

  「んぁっ!!」

  

  犬に急に逸物を触られる。

  

  そして、自らの逸物が完全に勃起しているのを感じた。

  

  「おまえら………も、もう解放してくれよ……」

  

  オレの体は徐々に虜になり始めていた。嫌だと思っていたのに、薬飲まされてから本当に変だ。

  

  薬使う上に、拘束までして……こんなのこうならないほうがおかしいじゃないか

  

  片方ならまだしも……いや……薬の効果はこんなにも強い訳だし……薬には勝てる気がしないが……

  

  「なぁ、デブだから薬足りないんじゃねぇ? もっと飲ませようや」

  

  「……え……」

  

  「えー、アレ高いんだよ、1000円ぐらいするんだよ」

  

  「ん、じゃ、オレらが捨てたやつでよくね?」

  

  「いや、汚れてるし」

  

  「か、関係ねぇーよ、拾って飲ませろ、オレ脅すから」

  

  「ん……そこまで言うなら、ごめんね番長さん」

  

  「いや……やめろってマジ……」

  

  危機的状況、胸にグサリグサリと何かが刺さるような感覚

  

  「やめ、やめてく……」

  

  そうじたばたもがくが虎が口を開く

  

  「使用上の注意は守ってください」

  

  「……へっ?」

  

  「当薬は、1錠で効き目十分です。それ以上の摂取は、体が薬に免疫が出来ていない場合は、絶対に服用しないでください。万が一誤って複数服用してしまった場合、すぐに病院へ行ってください。だったっけかなぁ?」

  

  「へー、うんそんな感じだったと思うよ。ごめんね?番長」

  

  「えっ、今のって注意書きの暗記?……いや、止めようよなっ? 言うこと聞くし……何されたっていいからそれだけは……」

  

  「はいーっ、ごたくはいいから口開けようっか?」

  

  『カチカチカチッ』

  

  カッターナイフの音がする。そして、ポケットから出した手には、3cmほど刃のでたカッターナイフを持っていた。

  

  「いや、オマエら……やめ……」

  

  「番長、死にやしねぇーんだからさ、ちーとばかし精神おかしくなるだけ、鬱病とかだっけ?大丈夫、肉便器として奉仕できるよう教育はしてやっからよ」

  

  「なぁっ……犬……尻とか掘ってもいいから勘弁してくれねぇーか?……たっ、頼むから……お、お願いします……」

  

  「じゃぁ、オレの恋人なってよ」

  

  「はっ、ちょそれはオレ!!」

  

  「いや、オレ実は、デブ専だし、オマエは恋人とは違うんだよなぁ……」

  

  「はぁ?ちょっと」

  

  「いやぁ、普段強面の番長の色目マジギャップが可愛いからさ」

  

  「ったく……たまには犯させろよ……」

  

  「んー3Pならね、オレが番長守るし」

  

  「ぐっ……」

  

  『守る』という言葉にオレは何故か胸がときめいた。

  

  「ったく……仕方ないな」

  

  「ありがと」

  

  た、助かったのか?

  

  「はぁ……、か、勘弁してくれよ……今でさえ結構薬のせいで苦しいんだからな……」

  

  「うん、勿論」

  

  「勘弁するわけねぇーしなぁ? ほらさっさ飲め!」

  

  「なっ!……もうぼこるとか考えてないからよぉ……本当……縄外されたってちんことか舐めてやっていいと思ってる……だからもう……勘弁してください……お願いします」

  

  縛られ身動きの取れない状態で、オレは何度も頭を下げれるだけ下げた。

  

  犬はオレの口をこじ開けようとする。

  

  「んー開けないんだけど」

  

  「ほぉー、ちっとどけ」

  

  犬が道を開け、虎がツカツカ歩いてくる。

  

  「死ぬ?死にたい?」

  

  虎が素早く右手のカッターナイフをオレの頬に当てる、ちくりとして痛いもの、オレは、蛇に睨まれた蛙のように硬直して体は愚か顔すら動かすことが出来なかった。

  

  「薬貸せ」

  

  「あ、うん」

  

  「口開けろ」

  

  「……」

  

  死にはしないんだ……死にはしないんだ……そう信じ、この状態に屈服しないようオレは暗示を続けた。

  

  そして、舌の上に汚れの付いたさっきの薬が乗る。

  

  ペットボトルを口にあてがわれ、ゆっくり水が流し込まれる。

  

  

  オレは無意識のまま

  

  「…………んっぐっ………んぐっ……」

  

  飲んだ。

  

  「飲んだか?」

  

  「……」

  

  オレはコクリと頷くが

  

  「ごくごく飲めば流れないわけないしね」

  

  その問いかけはオレ宛じゃなかったと気づく。

  

  ニヤリと虎が笑うのが分かった。

  

  「ご苦労さんっ!」

  

  スッと何かが頬を掠めた。

  

  「う"っ!……」

  

  痛みは感じなかった。そうか、人間どん底まで突き落とされると痛みは感じないのだな

  

  ふーん……面白いもんだなぁ……

  

  とそう思ったが、視界に、カッターの柄をオレに向けて持ってる虎がいた。

  

  なんのからかいなのだろう……

  

  「びっくりした?切ってねぇーよ? へへっ、オレもあんまり傷つけるの好きじゃないからよ」

  

  「……」

  

  だからなんだ……オマエ達は……オレをこんなにも侮辱して………

  

  うつろな視界がぼやける、それが涙だと気づいた時、涙は頬を伝っていた。

  

  そして、目の前の二人がニヤリと笑ったのが分かった。

  

  そして、声を揃えて言うのだ。

  

  「「いじめられる気分はどう?」」

  

  「……」

  

  「あはははっ、まぢ、復讐できてるんだなぁ、あの時のうっぷん晴らせる」

  

  「本当、ラッキーだね、屋上行ったら番長縛られてて、きっと天罰なんだろうね」

  

  (はぁ?オマエらが縛ったんだろ?)

  

  そう思った時だった。

  

  ふと、ココに来る前に出会った最後の人物を思い出す。

  

  初々しい態度で『話したいことがある』と言ってきた黒猫

  

  とりあえずグルだよな?……オレって……き、嫌われてるのか?……

  

  

  

  

  **

  

  現在書きあがっている分はここまででして

  最後までお楽しみいただけていたら幸いです。

  

  タグ追加 アンケート その他もろもろよろしくです。 お疲れ様でした

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