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第四章 姉妹猫の奪い愛、そしてーーー

  1.

  「おかえり、シェーリファ!」

  世界と世界とが交わる転移空間に降り立ち、シェーリファは久々の故郷の空気を肌で感じる。

  予め、その場にいたのは自身の帰還を待ち望んでいたであろう番の少女ミノカ、そして忌々しき姉猫の二人だった。

  「……」

  駆け寄ってくるミノカに抱きつかれた彼女は早々に己の番の変化に気づいた。

  郷に入っては郷に従えを、身に纏うがごとく、猫人らしい格好をしたミノカは、その肢体に種族特有の魔術的な入れ墨を刻んでいる。

  「どうしたの、シェーリファ。顔が怖いよ」

  「……にゃは、なんでだと思うにゃ?」

  一見すれば、変わったところは見られない。離れ離れになる前の記憶通りの姿をしているが、シェーリファは騙されない。やんわりと抱擁を解き、一歩距離を取る。

  背後の姉猫がいじらしい笑みを浮かべている。

  視線をミノカの胸部へと向けると、答えはそこに示されていた。

  「おしゃれ、したにゃんね?」

  「あ……こ、これは、その」

  おおっぴらに晒されたミノカの乳首に下がっているのは、高貴な輝きを放つ黄金色のピアス。偶然とは言わせない。シェーリファは、ミノカがそのような大胆な冒険をする性分ではないことを知っている。仮に、自分を驚かせるためにその一歩を踏み出したとしても、バツが悪そうに目線を逸らすことはしないだろう。

  であるならば、答えは一つ。

  「ミノカちゃん、良いんだよ、正直に言っても」

  シェーリファがさらに促す前に、後方からリリアンが口を出す。

  「……リリアンさんからの、プ、プレゼントです。お近づきの印に、って……」

  それが示し合わせたものかは定かではないが、ミノカはやや緊張した声音のまま、ピアスをしている理由を教えてくれた。

  「キレイなピアスだにゃ。ここじゃ滅多にお目にかかれない、それこそ、あたしや姉貴、ママが稼ぎに行ってるとこで大金はたいて手に入れられるような超がつく高級品の純金ピアスにゃん。随分、姉貴に気に入られたみたいだんにぇ~?」

  端から全てを信じるつもりはない。そう言いたげなシェーリファの物言いに、ミノカはビクリと肩を震わせて怯えた表情を浮かべる。

  「ごまかさなくたっていいにゃ、あたしにはぜ~んぶお見通しだにゃ。ね、姉貴?」

  話を振られたリリアンは、特に驚いた様子もなく肩を竦めて、飄々と答える。

  「最初からそうするつもりだった、って、気持ちはほんの少しないわけじゃなかったけど……クスッ、あまりにもミノカちゃんが寂しそうだったからさ。その寂しさを紛らわすために、ちょっとお手伝いしてあげただけなんだけど」

  「ふぅん? でも、そのくらいじゃここまで、姉貴の匂いがつくなんて、考えづらいにゃんね」

  「心外だねぇ。アタシがいなかったら、保護者のいない子猫ちゃんは、今頃、村中の共有肉便器に逆戻りしてたと思うけどなー。それに比べたら、番のいない寂しい雌猫ちゃんを慰めるくらい、誤差の範疇じゃない?」

  誤差。

  悪びれることもなく、そう言ってのけたリリアンに、シェーリファは表情を崩すことなく、無言で応じ、再びミノカへと視線を戻した。

  怯えた様子で耳を震わせる番が、感じている恐怖を和らげようとしてか、シェーリファは、その小さな背中を撫で回す。

  「別に怒っているわけじゃないんにゃよ? ある程度は、予測してたことにゃし、ただ……不貞を働いたことは、事実みたいにゃから、そのへん、ミノカがどう思ってるか、あたしは聞きたいんにゃけど、どうなんにゃ?」

  「ぅあ、え、えっと……」

  「もっとはっきり聞いたほうがわかりやすいかにゃ?あたしがいない間に、他の猫と盛るのは楽しかったかにゃ?」

  「……!」

  俯きかけた顔を、素早く掴んで強引に上げさせたシェーリファは、自らの視線から逃れることを許さない。

  「正直に言うにゃ。でないと、どうするかあたしもわからないにゃ」

  「す、すごく……気持ち良かったです……」

  瞬間的にシェーリファはミノカの唇を貪り喰らう勢いで塞いだ。驚き、目を見開くミノカだったがすぐにその勢いに身を委ねるように全身を脱力させる。

  抵抗するつもりはサラサラなかったが、仮に抵抗したとして、ミノカの尻尾はシェーリファによってガッチリと掴まれているため、それが叶うことはなかっただろう。

  「ぁ♡ しぇ、シェーリ、ファっ♡」

  「んー? 記憶よりも乳首が敏感になってるにぇ、先っぽをまだ摘んだだけなのに、もう発情しかけてる」

  グリグリと指先を走らせてみれば、すでに固くなっていた乳首の感触が伝わり、ミノカは甘い鳴き声を漏らす。

  「ごめんなさいっ♡ 私、そんなつもり、全然、なく、ってっ、ああっ♡」

  「良いんにゃ。絶対にわかっていたことなのに、それをみすみす止められなかったあたしの落ち度。ミノカはなーんにも悪くないんだにゃ。だから、今は余計なことは考えず、集中してくれにゃ」

  分かっていた。

  なまじ血縁関係があるからこそ、忌み嫌っている姉であるからこそ、二人きりにしてしまえばそれが起こることを。

  ただの悪戯では済まされない、泥棒猫の所業は、愛しい番の身体に、しっかとその快楽を刻みつけてしまったのだろう。

  「しゅ、集中、っ♡」

  「そ。あたしの唇と指、皮膚が触れているところに感覚を研ぎ澄ますにゃ♡ 思い出せ、おみゃのご主人様は誰だったかってことを」

  ならば、奪い返すまでである。そう強く決意したシェーリファは、帰郷の挨拶代わりとしてミノカに熱烈なキスと愛撫を続ける。

  「う、うんっ♡ わかたっ、わかっ、た、あ、あん、むっ♡」

  「素直で何よりだにぇ♡ じゃあここらで一回、気持ちよくなっておこうにゃ♡ ほら、イケ♡」

  「んじゅるるうぅ、イクッ♡ シェーリファの、で、イクッ♡」

  舌で歯列を残らず舐め回すキスで吸い付かれ、指先で勃起した乳首を押し込まれたミノカは、たちまち絶頂に達してしまった。唇を離せば糸を引くほど、ねっとりと唾液を交じらせて、絶頂の余韻を過ごさせたシェーリファは、密かに彼女の身柄を預かろうとする忌々しい姉猫に、睨みを効かせて牽制すると、連れ立って愛の巣へと歩き出したのだった。

  [newpage]

  2.

  密閉された室内。

  ミノカにとって見知った部屋であるはずだが、伸ばした手の輪郭さえも朧気になるほどに、妖しい紫色の霧で視界は満たされている。

  それは、何個も砕かれたプリズムが生み出す催淫性魔力で作られた媚薬空間だ。

  一呼吸の度に、霧が肺に取り込まれると、視界の焦点は定まらなくなっていく。そして、全身に刻まれた淫紋に、その魔力が浸透し、外からも内からも熱を帯びて、平衡感覚を狂わせるほどの強烈な雌の猛りを呼び覚ましていくのだ。

  「あ〜♡ もう結構いい具合に出来上がってるねぇ♡」

  「にゃ……そうみたいにゃんね」

  霧の中から二人が現れる。

  一人はシェーリファ。

  姉を軽々と上回るスラリとした長身と均整の取れたプロポーションは、まさに生まれながらの狩人といった様子で、股間に備える雄の象徴も、すでに凶悪に反り返らせている。

  だが、ミノカに対しては常に愛情深く、そして冷静に振る舞う彼女も、今回ばかりはどこか居心地が悪そうにしている。

  もう一人は、リリアン。

  長身の妹と比べれば、明らかに小柄な体躯と身長。猫人の証である猫耳と尻尾がなければ子どもと思われても仕方がない、全体的に幼さが目立つ可愛らしい褐色肌の体型に、華美な黄金色のアクセサリーとツヤツヤした長手袋で身を固め、腰に手を当てて、股間の太竿を得意げに見せつけている。

  ミノカは、両足を広く開くように姿勢を整えると両手を地面について、雌猫と言うよりは雌犬のように舌先をだらんと出して、眼の前に差し出された雄の一物に、熱のこもった吐息を吹きかける。

  「スン、スンスン♡ スンスンスン♡」

  人間以上に優れた嗅覚が、雄棒が漂わせている匂いを鋭敏に拾い上げるのでうっとりとした表情を浮かべるミノカは、両者のそれを悩ましいと言わんばかりに、交互に鼻先を近づける。

  「ふふ、どっちのちんぽを先にご奉仕しようか、迷ってる迷ってる♡ かわいいなぁ♡」

  「何で迷う必要があるんだにゃ。こっちがどれだけ向こうで我慢してたと思う、ミノカ、こっちは姉貴と盛ったこと、気の迷いだってことにしてあげるつもりだにゃ、だから、行動は慎重にした方が良いにゃ」

  「あ〜シェーリファったら、怖〜い♡ 番って確かに唯一無二のポジションだけど〜そんな脅迫じみた束縛なんてしたら、ミノカちゃんカワイソ〜♡ 私だったらもっと優しく受け入れてあげるのにぃ♡」

  隠しきれない苛立ちを滲ませるシェーリファの棘を含んだ言葉を拾い上げるリリアンは余裕綽々といった雰囲気だ。

  「脅迫なんかじゃにゃい……あたしは、番に当然の注意をしているだけなのにゃ。一々姉貴はムカつくこと言わないでくれにゃ」

  「んふ、そんなこと言ってぇ~、ミノカちゃんがアタシの極太浮気ちんぽを贔屓するのが、嫌なんでしょ?」

  「は? 姉貴、ふざけたこと言うのいい加減にーー「ミノカちゃん♡ ここにはシェーリファとアタシの二人がいるんだから、どっちともしっかりご奉仕しないとだめだよ♡」」

  「わ、分かってます♡ シェーリファ、安心してね、私ちゃんとご奉仕するから♡」

  ミノカは、シェーリファも思わずドキッとしてしまう艷やかな流し目を送ると、両の手で器用にペニスをしごき始める。

  またリリアンのペニスに対しては、口を大きく開けて肉茎を包み込むと生唾で浸して、すぼめて快感を与える口淫付きだ。

  「そうそう♡ ちゃんとアタシが教えた通りに扱いてくれて偉いよぉ♡」

  リリアンは、すでに何度もその奉仕を受けているのだろう、満足げに頷いて、ミノカの頭を撫でている。それはまるで、自分こそが彼女の番だと言わんばかりの態度だ。

  「ふぇへ♡ ふぁりがとうございます♡ んちゅ、れろっ、んぱぁ♡ んちゅぅ♡」

  リリアンに褒められたのが、嬉しいのかミノカはまんざらでもない様子で、彼女の太ましい肉棒を咥えて、唾液で浸し、背筋をゾクゾクと震わせるような、いやらしいリップ音まで立てて口づけを施す。

  「……っ、ミノカ! いい加減、こっちを見るんだにゃ!」

  そんな二人の仲睦まじい様子に、耐えかねたシェーリファは、ついカッとなって声を荒げ、硬くなったペニスをその頬へと押し付ける。

  「あははぁ♡ ミノカちゃん、シェーリファったら貴女に、お口でご奉仕して欲しくて待ち切れないみたい♡ ダメだよぉ、番のこともちゃんと気にかけてあげないと」

  「ご、ごめんね、シェーリファ♡ そうだよね、ずっと我慢していたんだもんね♡ 今すぐシテあげる」

  切羽詰まった勢いで迫るシェーリファに対し、ミノカは、さほど動揺を見せることなく滑らかに奉仕の対象を切り替え、リリアンと比べると長さに秀でた肉ペニスを咥え、自身の口淫を披露する。

  「はぁふ♡ シェーリファのおちんぽっ♡ 久しぶりの番ちんぽ♡」

  途端、シェーリファは自身の股間から広がった快感に驚愕する。片手の五指が、肉竿の根本から真ん中辺りまでを包み込んで、扱き、亀頭の先に舌を這わせる口淫を同時に実行するその動きは、驚くほどに手慣れていた。

  「も、もっと、舐めるにゃ♡」

  シェーリファは、気づけば夢中で彼女の口淫を求めてしまっていた。自分が交尾をしていた時とは比べ物にならない技が、彼女に仕込まれていることは明らかだった。その元凶は間違いなくリリアンだろうが、それを追求する余裕は到底ない。

  「うふふ、よかったね、ミノカちゃん。シェーリファに喜んでもらえて」

  「うれひい♡ もっと気持ちよくしてあげるように頑張るねっ♡」

  猫人との交わりを含め、ミノカの性経験は相当なものだ。とはいえ、これまで番として、幾度も交尾を重ねてきたものの、彼女が優位に立って”攻められる”という機会がなかったシェーリファからすれば、完全に思考の外からやってきた不意打ちだった。

  主導権は、いつだって己の肉棒で雌雄の関係性を刻みつけ、番として娶り、その分、たっぷりと愛情を注いだシェーリファにあった。

  「ズズズッ♡ ジュルルッ♡ んじゅる、ん、べろぉ♡」

  「にゃぅ、うっ、みのか、ミノカっ♡ そんな、吸い付いて、きちゃ、だめ、にゃあっ♡」

  だが、いつの間にか掌から零れ落ちていたそれを取り戻す暇もなく、淫猥な成長を遂げてしまった番のペースに飲まれて、呑まれ、受け入れがたい現実にシェーリファは倒錯する。

  「ふぁふ♡ んぇぶ♡ ふぉーき、くっ、ふぁってきた♡」

  ムクムクとさらに反り返ろうとするロングペニスに、愛しい番の射精が近いことを察して、ミノカは唇をすぼめて、ますます陰圧を強める。

  「っ、にゃ、にゃ、だめっ、にゃ……♡ でる、でる、にゃ、にゃあああっ♡」

  ザラザラした舌の感触が密着し、増幅する快感が一気に射精感を高めていくが、シェーリファは、最後の意地を見せるかのように射精を堪えようとする。

  だが、それも僅かな時のこと。数秒後には、耐えきれずに、無様にも腰を曲げて、全身を震わせながら己の精をミノカの口内へと吐き出してしまう。

  「むぐっ、ぐっ、ん、むぅ♡ んん〜、んぐぅ〜……ど、ど~う、ふぇ~りふぁ♡ 私のお口ご奉仕、気持ちよかったぁ?」

  シェーリファの射精が終わると、ミノカは、自らが搾り取った成果をアピールするように、口を大きく開いて、シェーリファが吐精した白濁液が蠢く様子を見せつける。今にも口から零れ落ちそうになっている白濁の海を彼女の舌が泳いでいる。そして、味覚で感じる雄の味がたまらないとばかりに、頬を赤らめ、小首を傾げる様は、淫靡というほかない。

  「っ!」

  煽られる性欲。

  シェーリファは、精を吐き出したばかりの己の肉竿が、萎える間もなく再び硬くなっていくのを感じ、またその様子を見て、雌の顔した子猫は、満足そうに目を細めて、ゆっくりと一番搾りの雄液を嚥下し始める。

  「ん、んぐっ♡ ん、ぷ、は♡ くぷっ♡」

  「ちょ、み、ミノカッ!?」

  嚥下を終えると、控えめながらもゲップを一つ鳴らして吐息したミノカは、ペニスを再度口で包み込むと、尿道に残った残り汁を絞り出すのはついでと言わんばかりに、二度目の口淫を始めた。

  「っ~~♡ ミノカっ、ミノカ♡ だめにゃ♡ そんなっ♡ 連続でっ♡」

  「ふぁめっ♡ ふぇりふぁ♡ ていこう、しちゃだめ♡ ふぉっと、あなた、の、ちんぽ、あじわいたい、の♡」

  いつもならば、シェーリファに主導権を握られて、その掌の上で愛されるがままの番とは全く違う。猫人となってから、余りある性欲をこれでもかと見せつけるように、積極的な姿勢を見せるミノカ。

  その気になれば、シェーリファは力で彼女をコントロールできるはずなのに、肉竿に絡みつく舌や、両の玉にも伸ばされる五指の指使いがもたらす快楽に抗うことができず、献身的な番猫の頭に弱々しく手を添えて、激しいご奉仕を少しでもなだめられるように願うことしかできない。

  「ミ~ノ~カ、ちゃん♡ アタシは、平・等・に、って言ったはずだよね? ずっとほったらかしっていうのは、さすがに悲しくなっちゃうよ? ま、久しぶりの番ちんぽだから、盛り上がっちゃう気持ちは分かるけど♡」

  「に、ぁあ♡ ん♡ な、なら、こういうの、で、ん♡」

  そう言ってミノカは、シェーリファ、リリアン双方の肉棒の先端を口に含むように開け、両の手を使って、それぞれ扱き出す。

  「わお♡ ミノカちゃん、大胆♡ 頑張ってくれるのは嬉しいけど、窒息しないようにねぇ♡」

  「んぐぉ♡」

  リリアンが、腰をぐいと突き出して、少しでもミノカの口淫奉仕の比重を増やそうと試みる。口内を一気に圧迫されて、ミノカもさすがに表情を歪めて、奉仕の手が緩んでしまう。

  「っ、リリアンっ♡ おみゃえだけ、スペース取りすぎにゃ、ちょっとは、あたしに遠慮しとけっ、にゃ!」

  「んぐぁっ♡」

  構わず対抗するのは、シェーリファだ。姉妹間で理不尽なほどに生じた体格差で、リリアンを押しのけようとする。

  「っとぉ、妹のくせにいい度胸してんじゃん!」

  だが、リリアンも体格だけが正義ではないと踏みとどまり、サイズ感は違えど、確かな雄の迫力に満ちる肉ペニスを妹と鍔競り合いでもするように重ねる竿比べで対抗する。

  二人が、自分を取り合っている姿をどこか嬉しそうに、双方のペニスを舐め回しながら、見上げているのはミノカだ。

  「二人ともぉ♡ 喧嘩はだ~めです、よ♡ ふぁふ♡ おちんぽ、たくさん、気持ちよくするから……♡ 仲良く、して♡」

  「にゃうっ♡」

  「にゃっ、ん♡」

  シコシコシコ、と手で扱く速度が加速し、睨み合う二人の意識は、その一瞬で股間へと持っていかれる。

  足元で蹲るミノカは、根本から先端まで一扱きする度に、知覚している快感の大きさを表すようにビクビクと暴れて、芳しいカウパー液を散らす獣竿に頬ずりをして、ニッコリと笑っていた。

  「っ、ぁあ、また、でるっ、でちゃう、にゃん♡」

  「あ、ああ、アタシも、出しちゃうっ♡」

  「はいっ♡ 出してください♡ たっくさんのケモノザーメン、お願いしますぅ♡」

  媚びるような甲高い声音に誘われ、二人は姉妹仲良く同時射精を果たした。見事な乳白色のアーチを描いたケモノザーメンが頭に、そして、顔に、全身に、ミノカへと浴びせかけられる。

  「にゃあん♡ いっぱいぶっかけられちゃいました♡」

  高熱を帯びた雄種で、べっとりと白く染まった総身を抱きしめるように両手を交差させるミノカ。掬い上げれば、指先の輪郭も覆い隠してしまう精液を、腕に、指先に、さらに胴体の方にも、自らを愛撫するように塗り拡げていく。

  「うわぁっ、ミノカちゃんスケベだねぇ♡ ていうか、私たちにご奉仕してる時も軽くイッてなかった?」

  「ん、んん♡ は、はい♡ バレちゃった、シェーリファさんたちのおちんぽにご奉仕してる時も、おまんこ、疼いて、疼いてっ♡ 精液かけられちゃったら、もう我慢できなくなっちゃう♡ はぁ、ん♡ だから、っ、あん♡ 見てください、私の、スケベな雌猫のオナニー♡」

  リリアンの指摘を受けて、ミノカは恥ずかしそうに、しかし、一方で嬉しそうに股を開いて、二人に対して自らのトロトロに濡れそぼった秘部を惜しげもなく晒すと、それぞれの精液を纏った指先を差し入れて、膣内で撹拌する、見るも淫らな自慰を始めた。

  「はぁっ♡ なんて可愛い雌猫さんなのかなっ、ミノカちゃん♡ そんなの見せられたら、興奮が止まらなくなっちゃうよぉ♡」

  指先で弄る膣内から、どろついた雌液が飛沫となって散る。舌を突き出して、入れ墨とザーメンで淫らに染まった全身をくねらせれば、人間時代から、一回りサイズが増した乳房と、いやらしく膨らんだ、その先端を飾る黄金の乳首ピアスも一緒になって揺れる。

  「はい♡ 良いですよぉ、リリアンさん♡もっと興奮してください~♡ 私の淫乱な雌猫ボディでぇ♡」

  「っ、ミノカ♡ あたしだって、そういう風にオナニーすることを教えた覚えなんてないのにっ♡」

  「うぅ、仕方ないのぉ、シェーリファ♡ 覚えさせられちゃったんだもん♡ その分、私、頑張ってシェーリファに満足してもらえるように、するから、ねっ♡」

  二人の竿持ち猫は、今しがた射精したことにも構わず、当たり前のように勃ち姿を取り戻していた己の一物に手をかけると、盛りのついた獣を体現するかのごとく、雄の欲求を刺激すること請け合いの、誘惑に満ちた自慰を披露する雌猫をズリネタとして、一心不乱に扱き出す。

  「にゃあん♡ リリアンも、シェーリファも、どっちのおちんぽ、すてきぃ♡ ぶっとくて、、なっがい、オスちんぽぉ♡ おまんこが欲しがっちゃってる♡」

  吐息を荒くする二人は、ほとんどミノカの顔に各々のペニスを触れさせながら、愛液を分泌して、滑り輝いている秘部に視線を固定して扱き続けた。脳内で、ミノカという極上の雌を様々な交尾シチュエーションで犯す妄想をしながら、射精への道のりを加速度的に高めていく。

  「にひひ♡ ミノカちゃんったら、ちょっとエッチすぎるよぉ! まだ始まったばかりなのに、もう次の射精来ちゃう……♡」

  「あたしも♡ 出して、しまうにゃん……♡」

  「はあ♡ 出して、二人の精液♡ また私に、たくさんぶっかけて♡」

  「「っ……♡♡」」

  シェーリファとリリアン、二人がほぼ同時に射精をした結果、ミノカは新たな白濁液の奔流に、白に塗れた全身をさらに上書きされてしまう。

  「ふっ、ふぅ♡ これ、トバシすぎて後が保つか、しーんぱい♡」

  「ふぇへ♡ だ、大丈夫ですよ♡ 何度でもおちんぽ勃たせてあげますから♡ ん~ちゅ、っ♡」

  「えへへ♡ ミノカちゃんのえっちなオナニーも見られたし、準備運動としては十分なんじゃないかなっ、どうどう? 久しぶりの番からのご奉仕。できるお姉ちゃん仕込みだから、結構気に入ってもらえたんじゃないかにゃん?」

  「だ、黙れにゃん。こんなの全然気持ちよくなんてにゃい……いつも二人きりでしてる方がずっと、ずっと気持ちよかったにゃん!」

  わざとらしく、シェーリファの口調を模倣するように煽りを入れたリリアンを、睨みつけて、言葉を荒げる。

  「ふっふっふ~、もう認めたくないからってそんな生意気言っちゃって。それじゃあ、お次は私とミノカちゃんがどれだけ仲良しなのか、我が妹にとくと教えてあげましょう♡」

  自身と同じくらいの背丈であるミノカの背後に回ったリリアンは、物言いたげな妹猫に向けた視線で牽制すると、何を言う間もなく、両手をついて尻を上げるポージングを取っていた従順な雌猫に、自らのいきり勃ったペニスを宛てがう。

  「ふー♡ ふー♡」

  表情こそ窺い知れないが、交尾の始まりを期待するミノカの荒い息遣いが聞き取れ、シェーリファの股間も自然とピクピクと反応してしまう。

  「ミノカちゃんって〜アナルも好きなんだよねぇ♡」

  「お゛っ、ごぉ♡」

  リリアンのそれとなく呟くような声と共に、挿入が果たされる。尻尾のちょうど真下に位置するアナルに、深入りする太ましい一物が、ミノカの全身を激しく痙攣させた。

  尻尾がピンと真っ直ぐに立ち、毛が逆立つ。跳ねるように上を向いたミノカとシェーリファの視線が重なりそうになる。

  だが、その瞳は、挿入の瞬間に駆け抜けた快感で焦点を半ば失い、番として結ばれたはずの彼女と合うことはなかった。

  「んぉお♡ っん、ひ♡ しっぽ、、しっぽ、だめぇ♡」

  刹那の交錯すらも許さないとばかりにリリアンが、感度抜群の尻尾を力任せに掴むと、ミノカは甘え媚びるような声で鳴く。

  「んふふっ♡ ダメなわけないでしょ〜? 尻尾イジメられるの好きだよねぇ〜? 気持ちいいから♡ ほら、開発済みのアナル、奥までズン♡ ズンって、突いたげるよ♡」

  「お゛っ゛ぉおっ♡ おっ、んぉ゛♡ い、い、いいっ゛♡ いいでしゅっ♡ しっぽ、アナル、同時に責められるのぉ、しゅきっ♡ しゅきぃい゛♡」

  小さな女王様を気取る姉猫は、自身の拳に巻き付けたミノカの尻尾をリードのように扱い、アナルの奥深くを、リズミカルな前後運動で犯す。

  「んほっ゛♡」

  空いたもう片方の手が、ミノカの尻を強く打つと小気味の良い音が鳴り、間抜けな悦声が喉から弾けるように飛び出す。

  「あはっ♡ やっぱりいつ聞いても可愛い反応♡ そのマゾ雌さんって感じの声、すっごいちんぽにクるんだよね♡」

  「あ゛っ、あ、っ゛ぅん゛♡ そうひぇ、すっ゛♡ わひゃしぃ、はっ、♡ まぞっ、マゾメス、で、すっ、ぉ゛♡ おぉ~~♡ おしりぃ、しゅごいっ♡♡ おもいだしゅ♡ りりあん、のメスだって、ご、とっ♡ 思い出しちゃうぅっ゛♡」

  「そうだねぇ♡ 24時間繋がりあったまま交尾とか余裕でしてたもんねぇ♡ あんまり、えっぐいメス声で鳴くからさぁ、他の猫人さんからクレームが来たくらいだもん♡ それでもやめられなかったもんね? アナルぶち抜かれてぇ、今みたいに這いつくばって、イキまくって、アタシのちんぽだいすきぃ~って何度も言ってくれた、そう、だよ、ねっ♡」

  「ぅ、ぉおっ゛♡ そうでしゅっ♡ しゅきなのっ、りりあん、さんのっ♡ 太ちん、ぽっ♡ ぶっといので、おぐぅ、突かれるの、たまら、っ、にゃい、ですぅ~~~♡♡」

  パンッ、パシッ、パンパンパンッ、バシィ、バシッ♡

  片手間に不規則なリズムで尻たぶを叩くリリアンは嬉々として、頼れる保護者が不在の合間に犯した秘密のエピソードを暴露する。快楽と背徳感の二重のスパイスに酔いしれるミノカは、それを取り繕うことなく肯定し、呆然と立ち尽くすシェーリファを他所に、栓がされていない膣口から、歓喜の雌汁を吹き出させる。

  「は~い♡ なら、お望み通りに、アナルの一番奥でこゆ~いザーメン出してあげるよぉ♡ ほらっ、ちゃんとシェーリファに見せてあげなよっ、ミノカがアナルでイクところっ♡」

  「ほひぃっ゛♡ はいいっ♡ しぇり、ふぁっ♡ みてっ、見てぇ♡ わたしの、アナルイキっ、するところぉ♡」

  そして、リリアンは一際強い挿入によってミノカの尻奥へ達すると、掴んだ尻尾を思い切り後ろへと引っ張って、シェーリファと顔が正面から相対するようにしてから、精を解放した。

  [newpage]

  3.

  「ほぉおおっ~~~♡ イってる♡ イクのぉ゛っ、みられて、見られて、りゅ♡ アナル、ザーメン、どくどくしてりゅ、にゃふぅ゛~~~♡」

  全身をぎゅっと収縮させるように、縮こまらせるミノカの腹が、リリアンの精を受け止め、ぐんぐん膨らんでいく。強い快楽で、リリアンが尻尾を掴んでいなければ、生まれたての子鹿のようにプルプルと小刻みに震わせている両足と、宙ぶらりんになった両手では、到底立ってはいられないだろう。

  「ふふふ〜どうでしたでしょ~か♡ シェーリファがいない間、2人っきりで交尾しまくって覚えさせた太チンの快感♡ ほら、見てよ。ミノカちゃんのこ~んなに蕩けた雌の顔、シェーリファは見たことがあるかな~♡」

  長い射精を終えて、ミノカの腹を妊婦さながらに膨らませたリリアンは、姿勢を変えると、互いの身体をぴったりと密着させて、依然ペニスで繋がりあったままの姿をシェーリファに正面から見せつけるようにした。

  しかも、それだけでは飽き足らず、尻奥に白濁液を注ぎ込まれた快楽で、放心状態になっているミノカの頬を愛情表現さながらに、ペロペロと舐め始める。するとミノカもゆっくりと顔の向きを変え、舌を絡ませる濃厚なディープキスで応える。

  その睦み合いはキスだけでは終わらない。リリアンは、彼女の唇をなぞり、鼻の下まで浸し、頬を舐め回して、己の唾液で念入りにマーキングを施す。

  「~~~~~っ!!!」

  とても見ていられなかった。

  高ぶる感情に身を任せ、二人の間に割って入ったシェーリファは、忌々しい姉猫改め、泥棒猫からミノカを引き離すと未だ人肌求めてやまない色狂いの猫を仰向けに転がし、突き出された舌を片手で引っ掴む。

  「んべ、ふぇ、ふぇり、ふぁ、ふぁ、たしっ」

  そこで初めて、自分に馬乗りになっているシェーリファに気づいたのだろう。ミノカは、今までに見たことのない表情をした番の迫力に、尻尾の毛を逆立たせ、注ぎ込まれた尻穴から精液をはしたなく漏らす。

  「浮気猫」

  「にゃひっ!」

  例えるならば、その表情は狩人だった。

  ボソリと呟かれた一言は、ミノカの行為を最も端的に表す言葉であり、正確に彼女の心を抉って罪悪感を催させる。

  「ミノカは本当に……本当にダメな猫だにゃ、ちんぽなら何でも受け入れる淫乱にゃ」

  「そんなことにゃ、いっ、にゃいです♡」

  シェーリファの無情な断定に、ミノカは反射的に否定しようとしたが、お見通しと言わんばかりに乳首を乱暴に抓られ、言葉の出鼻をくじかれる。

  「黙るにゃ……信用できると思うのかにゃ? どうせ、あたし以外のちんぽに迫られたら、ほいほい交尾するのが、お前なんだにゃ」

  「し、しないっ、しないからっ、ぁああっ♡」

  「覚悟するんだにゃ、交尾できないあたしの気も知らないで、チビ姉貴と交尾したこと、絶対に許さないにゃ、反省の態度も全ッ然、ないみたいにゃし、これはもう……幻滅だにゃ」

  「そ、そんな……しぇ、シェーリファ? ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ、もう二度と浮気なんてしない、しないよっ! どんなことがあっても、交尾するのはシェーリファだけって、誓うからっ、だからーーむぐっ」

  恐怖を感じるほどに冷え切った番の眼に射抜かれ、ミノカは硬直する。

  幻滅、という言葉がもたらした衝撃はあまりに強く、思考はすぐさま許しを乞うという選択肢を取るのだが、それを途中でシェーリファに口を塞がれる形で制されてしまう。

  「黙れ、御託は結構だにゃ……。今さら、言葉で信用してもらえると、本気で思ってるにゃん?」

  「んー、んー!」

  そうしてシェーリファは淡々と、無言で近づいてくるのみ。

  弁明も許されない。彼女が次に何を言うのか、想像もしたくない。自然と最悪の選択肢が思い浮かんでしまい、ミノカは目から涙をこぼして、次の言葉を待つ。

  「だから、躾し直すにゃ」

  「ふぇ?」

  予想とは違う一言に、ミノカは自分の耳を疑った。

  「徹底的にお仕置きして、犯して、盛って……そのチビ姉貴の交尾の記憶を吹っ飛ばすくらい、あたし以外のちんぽじゃ満足できないくらいに、お前の雌まんこをぶち犯してやるんだにゃ」

  聞き間違いではない。それすなわち、一転して、最高の希望が降りてきたことと同義だった。

  (犯、す? 犯されちゃう……! いつもは激しくても、優しく、愛してくれるのに、今は、違う。ぶち犯されるってことは、私、壊されちゃう、のかな……!)

  宣告の意味を悟り、湧いて出てくるのは恐怖ではなくシェーリファに見捨てられることなく求めてもらえる、という歓喜だった。

  視線が重なる。冷たい、狩人のような瞳に魅入られたように釘付けになる。彼女が、こちらを見つめて、どんな事を考えているのか、想像するだけでどうにかなってしまいそうな、ゾクゾクとした感覚に襲われて、体が一人でに痙攣してしまう。

  「あ~あ♡ シェーリファのこと、本気で怒らせちゃったね♡ アタシが言うのもアレだけどさ~、ご愁傷さまだねぇ♡ 猫人が、全力で番をお仕置き交尾だなんて、聞いたこともないから、どんな風になっちゃうんだろうね♡」

  リリアンは、ここにきて傍観者に徹する算段であるのか、仰向けに横たわったミノカに何も執着することなく、一歩下がった立ち位置でニヤニヤと笑っている。

  「ぜ、全力、お仕置き、交尾っ、しぇ、シェーリファ、待って、っ、ひゃん♡」

  覆い被さるシェーリファは口数は少なく、だが、すぐに交尾を始めるつもりはないらしく落ち着いた呼吸を繰り返しながら、顔を近づけてくる。

  視線が再び重なるかと思えば、ふらりとそっぽを向かれ、代わりに首筋に舌が這い、舐めあげられる。

  「っ、ん、ぁ、ぁあ♡」

  声を我慢しようと思ったが、今さらのように感じる密着したシェーリファから伝わる五感の情報が、それを阻む。

  彼女の吐息や、手、舌が肌を撫でるだけで、その箇所が敏感になっていく。皮膚と獣毛から伝わる触覚から次いで、鼻腔をくすぐるのは匂いだ。初めて出会って、まだ獣の味を知らなかった頃のことを思い出す、言ってしまえば初恋の匂い-野性的な甘い香りが、嗅覚を刺激する。

  「ふーっ♡ しぇ、シェーリファ、っ……♡ 私、わたしぃ♡」

  自然と興奮を抑えきれなくなり、言外に彼女の雄を求めるのだが、シェーリファは意地悪く微笑むだけで、首を振るだけだ。

  「ミノカ、おみゃは、何か言えた立場かにゃ?」

  「そんな、シェーリファ、ぁ、あ、ん、それ、だめ、かもっ……♡」

  ミノカが乳首に飾る純金ピアスが気に入らないとばかりに、口で咥えて引っ張るシェーリファ。そうすれば、ミノカの弄られ慣れた乳首は痛覚の代わりに快感を伝え、追撃でカプリと乳首に甘噛みが加わり、快感に身を仰け反らせるも、密着するシェーリファを動かすことはかなわない。

  「こんな趣味の悪いピアスなんか付けて、後であたしが、ちゃんとミノカに似合うのを選んであげるにゃ」

  「ふー♡ ふーっ、あ、ぃ、っ♡ あり、っ、がとっ……っ♡ わかった、んっ、からっ♡ はやく、はやくぅ……ぁ、カリカリッ、したら、っ……♡」

  ミノカの反応を楽しんでいるのか、シェーリファは乳首をカリカリと鋭い爪先で慎重に引っ掻く。その愛撫は、決してミノカをイカせないよう、絶妙な力加減で調整されていた。

  「まだイッたらだめにゃ~♡ 自分の犯した過ちをしっかり反省するまでは、おちんぽはお預け♡」

  「そん、なっ♡ お願い……♡ シェーリファの、欲しいよぉ♡ 浮気したのは、本当に悪い、って、ぁう♡ 思ってる……♡ だ、だからっ、許して♡ シェーリファがして欲しいこと、何でもする、からぁ♡」

  「んー? 可愛いおねだりにゃんね~♡ それも、姉貴から仕込まれたんかにゃ~? 何でもする、にゃんて簡単に言うけど、あたしからしたら、ちんぽなら、誰でもいいっていう風に聞こえるんだけどにぇ~♡」

  シェーリファは、ミノカの言葉一つ一つの揚げ足取りをして、彼女が欲する許しも、望むお仕置きも簡単には与えない。

  「そんなこと、ない♡ もう、この先はシェーリファ一筋♡ シェーリファのちんぽだけ愛するって誓うから……♡ はぁ、う♡ は、あ、あ、おまんこスリスリ、しちゃ、や♡ おまんこの中、に欲しい♡ ほしいっ♡ お願いっ♡」

  シェーリファに頭を抱きかかえられ、その息遣いを間近に感じる距離で、ミノカは欲望と愛情が混在した独白で、無二の番へ愛を誓う。すでに股間には逞しく隆起した肉ペニスが突きつけられており、とめどなく愛汁を滴らせる雌穴に擦り付けられている。明確に焦らされて、いたずらに情欲を昂進させられる。

  「ふっ♡」

  「ひゃあっ♡」

  頭頂部にぴょこんと並ぶ三角形の猫耳が撫でられ、息を吹き込まれる。

  「可愛い、可愛いにゃ……♡ 好き、だにゃ。やっぱり、おみゃえは、あたしだけの番だにゃ♡ 気持ちは同じ、それが確かめられて、嬉しいにゃあ♡」

  「はっ、はっ♡ しぇ、シェーリファ♡ わ、私もーー「ガプッ♡」ぅぁああぶぁふぁっ..~~~♡」

  ミノカが顔を綻ばせた瞬間に、シェーリファは、彼女の首筋に牙を突き立てていた。それは唐突な痛覚、しかし同時に感じたこともない快感をもたらした。全身が痙攣して、喘ぎ声すらも舌先が痺れて、呂律が回らず、頭がチカチカと瞬いて、下の口からはしたなく雌汁を吹き出してしまう。

  「誰がイッていいって言ったにゃ、まだおみゃの大好きなちんぽは挿れてないってのに、噛まれたのは初めてだったはずにゃけど、そんなに気持ちよかったのかにゃ♡」

  「いぎぎぎ、ぎぃっ...! だて、だって、だって、こんな、のーー「にゃは、もう一回欲しいって?」にゃひぃいいいいいい♡♡♡」

  肩口も、首筋同様にシェーリファの歯形が残るほどに強く噛まれ、間髪入れずの連続絶頂を遂げる。今まで、何故しなかったのかが不思議に思える強烈な愛情表現に、先程まで、二人を手玉に取っていたのが、嘘のようにあっさりとミノカの許容量は軽く超過してしまう。

  「それじゃあ、お待ちかねのお仕置き交尾の始まりだにゃ♡」

  「そん、なっ♡ ちょ、ちょっと、までっ、まって、っぉ゛ぉほっ゛♡」

  ミノカの制止を待たず、シェーリファは果てたばかりな上、それを抜きにしても感度が上昇し続けている雌穴に肉棒を挿入する。先程までの焦らしが嘘のように、一息に。

  「あっ゛、めぇ♡ ご、れっ♡ いつも、と違っ゛♡ ぐっ、んむ、にゃ♡ にゃあ゛っ♡」

  腰を前に突き出して、力強い挿入を果たしたシェーリファに抱き寄せられ、ミノカは深々と挿し込まれる長ペニスをはっきりと知覚する。どれだけ、彼女以外の一物を受け入れたとしても、この感覚と同じものを味わうことはない、そう確信できる。リリアンのモノと比べれば、膣ひだが蠢いて自然と絡みついてきて、もはや懐かしさすら覚える、見上げる天井が霞むほどの快楽が押し寄せてくる。

  

  「にゃあにゃあ、と良い鳴き声にゃんねぇ♡ だけどこんなものじゃ終わらないにゃっ♡」

  膣奥を掻き分けて子宮口が突かれるとリリアンとの交尾では、抜け落ちていた天井知らずに上昇していく幸福感は、何よりも望んでいたはずの真の番との交尾の証明。

  だが、想像以上に荒々しく野性的で、あまりにも強すぎる快楽は、すべての感覚を遅らせていく。

  「んにぇへぇ♡ まだ、速くなっ♡ ぉおぉっ♡ だめっ、だめだめだめ♡ んんっ、にゃは、ああっ♡」

  だが、そんな事情などお構いなしに、悲鳴交じりの嬌声で喘ぐミノカをさらに追い詰めるようにシェーリファは、その無防備な首筋に再び噛みついて、牙を立てる。

  「んんんんん゛っ♡ はあっ、あっ゛あ、あっ♡」

  声を抑えて、ビクビクッと全身を大きく跳ねさせるミノカだったが、快感を逃がすことは許されない。その意思表示を表すためか、彼女は覆いかぶさるシェーリファに両手を回して、肩口に齧り付く。力加減を調整する余裕など、到底あるわけもないので、当然、シェーリファは顔を歪めるが、すぐに口元を綻ばせて、ますます苛烈な前後運動の勢いを加速させていく。

  「っ、へぇ、お返しのつもりかにゃ? 歯形がお揃いになるから、むしろこっちはご褒美だんにぇ♡ ミノカももちろん、欲しいよにぇ♡ あたしもあげたくて仕方がないにゃ♡ ほら、ほらほらほらっ♡」

  「欲しいっ、ほしいよっ、きてっ、ぎてっ♡ しぇり、ふぁの、ザーメン、っ、にゃ、っ、ぉ♡ ぉお゛、っ、ぉお、っほおぉっ、おおお、んんん~~♡♡」

  シェーリファは、ペニスを子宮口に抉りこむ勢いで突きこんだ瞬間、大きく震えた肉竿から衰えを見せない子種を放出していった。   具体的な時間すらも把握できないほど長く感じられる射精に、気づけばミノカは、シェーリファを抱き寄せる両手も地面に大の字に転がして、全身を弛緩させてしまっていた。

  パチパチと弾ける頭は、送り込まれた快楽を途切れることなく処理し続け、絶頂の余韻の合間にもミノカを新たな絶頂へと至らせる。

  「おみゃがこっち側に来たときだって、ここまで激しくした覚えはないんにゃけど、まさか、これで終わりとか思ってないにゃんね?」

  シェーリファは、脱力しきったミノカを抱き起こすと、耳元で交尾の続行を宣言する。

  「はぁ、ああ♡ もっと、もっと欲しいっ♡ シェーリファのおちんぽ♡ もう二度と浮気なんてしないっ♡ 絶対裏切らないからっ♡ 今度は私の方から、ご奉仕させて♡」

  「へぇ、殊勝な心がけだにゃんねぇ♡ 期待しておくにゃ♡」

  「ちょっとぉ、二人イチャイチャしすぎでしょ、アタシも混ぜて欲しいんだけどぉ?」

  お互いの身を一つに繋いだまま、今度はシェーリファが仰向けになろうとしたが、そこで割り込みをかけてきたのは、この間、ずっと傍観者に徹していたリリアンだった。

  「ああ、ん、だ、ダメですよぉ♡ リリアンさんとは、もう出来ないですぅ♡ 私は、間違っていたんです……だから、ごめんなさい♡」

  「にゃは、ざ~んねん♡ 所詮姉貴は、遊びだったってことだにゃ♡ それが分かったら、大人しくすっこんでるにゃ」

  「っ、ダメダメダメ! アタシもミノカちゃんとイチャイチャしたい、ミノカちゃんが欲しいのっ♡ ほらっ、アタシの極太ちんぽ見て♡ ミノカの交尾で、こんなに大きくなっちゃった♡ それなのに、アタシとの交尾を断るなんて、そんなの許さない……許さない許さない許さない♡」

  駄々っ子のように、後ろから抱きつくリリアンは、ミノカの背中へ己の一物を擦り付ける。

  「ねーねー、ミノカちゃんも本当は欲しいでしょ? アタシのデカ太ちんぽ♡ あれだけイチャイチャしたじゃん♡ 簡単に忘れられるはずなんてないよ、だから、さ♡ アタシのちんぽがほしいって言ってよ♡ さもないと……アタシもミノカちゃんが壊れるまで、ぶち犯すよ? おまんこもアナルもぜ〜んぶ、アタシのものになるまで♡」

  「そ、そんなこと言われても、私、私は♡」

  「ほら、アナルがまだお留守だよ……ミノカが欲しいの挿れてあげる♡」

  「あ、や、ダメっ、ぅぉおほっ♡」

  「はぁっ……姉貴って、ほんと人の言うこと聞かないにゃんね。だめって言ってるのに、無理やり挿れるとか、空気を読まないにもほどがあるにゃ」

  ミノカの制止を振り切って、リリアンは、まだシェーリファの手が付けられていないアナルへと挿入を強行する。

  「ミノカちゃんは、アタシのもの♡ アタシのものっ♡ アタシの、モノっ♡ アタシの番ッ♡」

  「にゃは♡ 何か姉貴が猿みたいに腰振ってるの見るのは、むしろ滑稽に見えてきたにゃ♡ そんなにミノカが欲しいなら、あたしのちんぽとどっちが良いか、改めて競争にゃ♡」

  冷静さを失ったように必死にアナルを犯すリリアンの、その尋常でない勢いを、シェーリファは笑いながらも対抗し、前後から抱き合わせ状態になったミノカを突き上げて、なし崩し的に交尾の二回戦を続行する。

  「っ、ん♡ だめ♡ 両方同時に突かれるのっ♡ これ、だめです♡ 頭、おかしくなっちゃう♡」

  「頭おかしくなっていいにゃ♡ あたしのちんぽで、狂って、壊れて、そしてイクにゃ♡」

  「ううん、それはアタシの台詞だよっ♡ 妹猫の分際で、アタシより先に交尾ライフを楽しむとか、すっっっっっっっごい、生意気! ここで姉の偉大さを分からせてあげるんだから♡」

  「っち、本性表したにゃんね、泥棒猫! 生意気で結構だにゃ、姉の偉大さとか、一生分かるつもりとかにゃいから!」

  「はぁああっ!??? こんの、あんたって、妹はぁ! 背が高いからって、そんな偉そうに、生意気にしていいと思ってんの!」

  「それは姉貴の問題で、あたしには関係ないにゃ! 悔しいなら、あたしと同じくらい、背丈が高くなってから、文句を言うにゃ!」

  「はいはい、もう分かりました分かりました! ぜ~ったい、許さないもんね! ミノカちゃんがアタシに靡いたら、覚悟してなさいよ!」

  「そんなことは絶対ないから、勝手に言ってろにゃ!」

  「はっ、はぁ、っ、ふたりとも、激しいです♡ おまんこ、おしり、犯されるのたまんないです♡」

  「「ミノカはどっちの味方なのか、はっきりしろにゃ!!」」

  前と後ろで繰り広げられる熾烈な姉妹喧嘩をどこ吹く風とばかりに、両の雌穴を突き上げられる快感に酔いしれているミノカも、事の渦中であると戒めるように、シェーリファとリリアンは、完璧にシンクロしたタイミングで、彼女の肩口へ強く噛みついた。

  「あっひぃいい♡♡ そ、そんなのっ、無理ぃっ♡ どっちかなんて、選べないっ♡ シェーリファは番だからっ、大好き♡ 一番、好きぃ♡ んっ、ちゅ♡ でも、でもっ、リリアンのことも、好きなのっ、ん♡」

  意識が途切れるのではないかと思うほどの強烈な痛みと快楽が混在し、どちらが正常な感覚なのかが分からなくなる。

  ミノカは、腰を器用にくねらせながら、シェーリファとリリアンへとそれぞれ口づけし、自分の気持ちを正直に告げる。

  「っ、ミノカ、おみゃは、またそんな都合の良いこと言って! まだお仕置きする必要があるみたいにゃんね!」

  「はぁっ♡ ミノカちゃん、嬉しいっ♡ 私も好きだよ♡ 好きだから、私とだけ交尾して♡ 番になろっ♡」

  「ふ、二人のっ♡ 二人の番になりますぅ♡ だから、それで許してっ♡ 二人に、仲良くしてほしいのっ♡ 私が、二人の番になるからっ♡ お願いっ、ぉおおお♡」

  二人の動きがピタリと止まった。

  そして彼女らは、やはり息ぴったりに手を伸ばし、ミノカの左右の乳首をそれぞれ片手でつまむ。

  「ふ~ん、仲直り、にゃ?」

  「仲直り、ねぇ……」

  「そ、そう……仲、直りぃ、二人、は姉妹、なんで、しょっ? でも、仲が悪いの、よくないよ。私が欲しいなら、二人の番になれば解決するっ! ね、どうかな!」

  想像もしていなかった提案に、二人は当然戸惑う。特にシェーリファは対面のリリアンに訝しむような視線を向けて、なんとも言えない表情を浮かべる。

  「そんな簡単な話じゃないと思うにゃけど……ていうか、姉貴とミノカを共有するなんて、冗談でも許せないというか……」

  「まあ、何年喧嘩してるか分からないくらいだもんね。お母さんにも毎回仲直りしなよって言われるのは事実だけど……」

  ミノカはリリアンの言葉を聞いて、パッと表情を明るくすると、双方の肩に両手を回して二人の距離を強引に縮めた。

  「な、なら仲直りするべきです! 私のことでこれ以上喧嘩してほしくないですし、二人が仲良くしてくれたほうが……その……きっと、もっと、気持ちいい交尾ができるって思うんです!」

  「そんなことだろうと思ったよ」

  「結局はそれが本音かにゃん」

  「あ、あぅ、だ、だってぇ……で、でも仲直りしてほしいのは、本当なんです」

  シェーリファ一筋と宣った手前の主張とあって、二人から呆れたような視線を向けられたミノカだったが、両手をもじもじと触れ合わせて弁明を試みる。

  「……ま、別に仲直りできないってほどじゃないし、あたしは、お姉ちゃんは別に本気で喧嘩してるつもりは全然なかったんだけど……むしろ、シェーリファの気持ちを聞きたいんだけど」

  「あたし、は何と言うか、姉貴がいつも余裕たっぷりで、偉そうにしてくるのがいけ好かなかったのにゃ。だけど、あたしは姉貴みたいに器用じゃないし、仕事とかも別に得意じゃない、だから、どうやって仲良くしていいのか、ってところはあるにゃ」

  意外と感触は悪くない。

  それはシェーリファが今まで心に秘めていた本音だったのだろう。ミノカもリリアンが実際に何をしているのか知らないし、これからも詳しく知ることはないように思う。だが、細かいことなんて、分からなくたっていい。

  「簡単ですよ。そんな複雑に考えなくたっていいんです。私達にとっていちばん重要なことはなにか、それを考えるんです、こうすれば……♡」

  ミノカは満面の笑みで、シェーリファ、リリアンそれぞれと唇を重ねる。舌を絡めない、唇を触れさせるだけのソフトキスで、二人の目をしっかりと見て言葉を続ける。

  「気持ちいいこと、交尾すること、それが最優先なんです♡ だから、二人も思い切り気持ちよくなって、仲が悪かったことなんて忘れましょう♡」

  「……ミノカが、そこまで言うなら私はそれもやぶさかじゃないよ」

  しばしの無言を経て、リリアンがその提案を肯定する。

  「……何かうまく丸め込まれた気がするけど、ミノカがそうして欲しいなら……仲直り、するにゃ」

  「良かったです! それじゃあシェーリファ、リリアンさん。二人でキスをしましょう!」

  「ほえ?」

  「は、は!? あ、姉貴と、にゃ!?」

  「もちろん! だって言葉よりも行動で表さないと、そういうのは分からないから! わ、私だって、シェーリファに隠れて浮気しちゃったのは、こ、これから挽回するつもりだし……け、けど、大好きなリリアンさんのことも大事にするつもり、だから!」

  大胆すぎる提案にシェーリファは動揺するも、ミノカはさも当然のように頷く。

  「も~う、シェーリファ、うじうじ言わないの~そういうところで足踏みするから喧嘩の元になるんでしょうが!」

  そんなシェーリファの隙をついて、上体を傾けたリリアンはなんの抵抗もなく、妹猫と唇を重ねた。

  「ん、リリアン。偉いです、さすがお姉ちゃんですね!」

  「ぷは、当たり前だよ。伊達にシェーリファのお姉ちゃんしてないんだから。ほら、あんたもアタシと仲直りするつもりがあるなら、キスしてよ」

  リリアンは、目を閉ざしてシェーリファのキスを待つ。

  シェーリファは、まだリリアンからキスをされたことが信じられないとばかりに自分の唇に触れたり、しばしの間、躊躇っている様子だったが、やがて覚悟を決めたように、顔を近づけていき、犬猿の仲であった姉猫とそっと唇を重ねた。

  「ん、ちゅ、ん、む♡」

  リリアンと同じようにソフトキスだけで終わるかと思えばシェーリファは中々離れない。それどころか唇を触れさせるうちに段々とヒートアップしてきたのか、舌を出し、閉じられた唇をつつき始める。

  「ん、れろ、っ♡ ん、む、っん、ちゅ♡」

  リリアンもシェーリファの欲求に気づき、目を開けて舌を絡め始めた。ミノカを愛撫していた両手も繋いで、まもなくして恋人のように睦まじいディープキスへと発展する。

  「シェーリファったら、ミノカちゃんといっぱいキスしてるんでしょ? なのに、まるで初めてキスするみたいに顔真っ赤っか♡」

  「あ、姉貴こそ、息が荒くないかにゃ? あたしとスケベなキスするの、そんなに興奮するのかにゃ♡」

  「もう♡ 興奮してたら悪いの? 可愛い妹とキスしてるんだから、当たり前じゃん♡」

  「っ、あ、姉貴……♡」

  いやらしいリップ音を立てて、唾液の白線を糸に引きながらリリアンがからかえば、シェーリファは、ますます顔を赤らめるがキスの激しさは衰えず、むしろ舌と舌を絡めて、互いの口内を貪り合う、濃厚なそれとなり、ミノカはその様子を微笑ましそうに眺める。

  「やっぱり、二人は仲良し、だね♡ 私も……混ざりたい、なーーんぢゅ♡」

  恐る恐る口に出した欲望に、恐ろしく早く二人は反応した。

  依然として、唯一の雌の二穴には肉棒が突き立ち、繋いだ両手が自然と互いの動きを封じる籠のようになった状況において、ミノカがその素早い接吻から逃れる術はなかった。

  「欲しいなら、いくらでもあげるにゃ♡ これでもうミノカが思い憂うことは何も無いんだから、こっから先は本当の本当に覚悟しておくにゃ♡」

  「そーそー♡ アタシ達の番になってくれるんだもんね♡ あれだけアタシ達二人と、交尾したいって言っていたんだから、しっかり責任取ってもらわないとね♡」

  「は、はひ♡ ん、ぢゅー、ちゅ、むっ♡ お、お手柔らかにっ、あ、あ、ん♡」

  右を向いても左を向いても、そこには巧みに舌を蠢かせる番がおり、両の乳首も合わせて愛撫されてしまいながら、ミノカはずっと望んでいた形で交尾が叶ったことを悦ぶ。

  「するわけないでしょー、今さら」

  「できると思ってるのかにゃ?」

  「~っ♡ 二人のおちんぽ、私の中でさっきより大きくなってます……♡ こんな立派なので、突かれたら……♡」

  二人から、遠慮するつもりはないと暗に告げられ、それを主張するように挿入状態のペニスが、より太ましく勃起していくのを中で感じ、ミノカの秘部からは、すでに注ぎ込まれた子種と期待に濃縮された愛汁が洪水のように溢れ出してしまっている。

  「どうなるのか、まずは自分で動いて確かめてみたらどうにゃ?」

  「……♡」

  シェーリファに促されると、ミノカはゆっくりと腰を上げていく。溢れ出す雄と雌の混合体液が、ぬちゃっ、ぬちゃっと粘り気のある音を立て接合部から覗くペニスの造形を視界に入れれば、ドクンと下腹部が疼いてたまらなくなって、早く、早く、思い切り突き入れたいと、思考がそれ一色となる。

  「はぁっ、はぁっ♡ いく、ね、イッ、キま、すぉおおおおっ~~~♡♡」

  ミノカは躊躇いなく、上がりきった腰を一息に降ろし、二本のペニスが自身の奥深くを貫いて、絶大な快楽として全身を席巻するのを感じる。

  「あ゛っ、あ゛あ゛っ、あ゛ぉお゛♡ っ♡ これぇ、すごっ♡ すごいっ♡ ぎもち、よすぎるぅ♡」

  瞬く間に腰を高速で上下に動かし、貪欲に快楽を貪る雌となったミノカを、前後から挟む二人は、逃げ場のない快楽を増幅させる。

  「気持ちいいね♡ だ~い好きな番、しかも二人と贅沢交尾♡」

  「姉妹仲良く、犯して、犯して、あたしらのちんぽじゃないと満足できないくらいの淫乱雌猫に躾け直してやるにゃ♡」

  「はひぃ♡ してっ♡ 私っ、は、二人だけの淫乱雌猫、ですぅ♡ ずっと、ずっと、二人と交尾して、気持ちいいのが欲しいのっ♡ もっと気持ちいいの、おちんぽ、で、もっと、突いてっ、貫い、てっ、にゃ、ぅ、ぐぅう♡」

  両サイドから、二人に囁きかけられるだけでミノカは、脳に雷が落ちたような快感とともに絶頂を果たす。

  「イグッ♡ イってる♡ ちんぽの、ずぼずぼっ♡ するたびに、イってるのにっ♡ 腰っ♡ どまらない、よぉっ♡♡ ほしいっ♡ はやくっ♡ 二人のザーメン♡ 中で、いっぱい、出してほしいっ♡」

  「っうう♡ もうそろそろ、こっちも出そうだにゃ♡」

  「うんうん♡ 姉妹仲良く番の子種、ミノカちゃんの中にた~っくさん、出しちゃお♡」

  「あっ、出してっ♡ 出して♡ 膨らんでるの、分かるっ♡ クルッ♡ くるっ、あ……イッっくぅうううううう゛♡♡」

  熱い愛の牡液が、ミノカの内側を焼き尽くさんばかりに迸り、彼女は天を見上げて、絶叫した。

  「っふ♡ ミノカの、雌まん、やっば、い♡」

  「すごく、締め付けてくる、にゃ♡ おちんぽから、搾り取られる……♡」

  射精の瞬間、堪えきれない喘ぎを漏らすのは、シェーリファ、リリアンも同様だった。ミノカほどではないが、彼女の肩を支えにして、己の全てを注ぎ込まんばかりに腰にぐっと力を入れて、ザーメンを噴出させる。

  彼女らの精を残らず膣内に収め、腹をぱんぱんに膨らませたミノカは、ズルリ、ぶしゅ、ぢゅくっと、怖気を催すような摩擦音を立てながら、一物を引き抜いたミノカは、しこたま中出しされた両の雌穴より白濁液を噴出させる。

  「あ、ひゅぅ♡ んにゃ、にゃはあ♡」

  伸び切った糸がプツリと切れたようにその身体から力が抜け、身動き一つ取ることができないが、絶頂が繰り返し何度も訪れているために、ビクビクと全身が痙攣するのを止められない。

  「にゃ、色々奇妙な交尾だったけど……改めて番になった交尾としては、及第点だにゃ♡」

  「にゃはっ、シェーリファったら、素直じゃな~い♡ ほら、W中出しされて幸せだからって、射精した後のお掃除をサボっちゃだめだよ♡」

  「ふぁい♡ お掃除、ざーめん♡ ザーメン♡ 番ちんぽ、きれいにしましゅ♡」

  左右からそれぞれのペニスを押し付けられたミノカは、今にもとろけ落ちそうなほど頬を緩ませて、先端を舐めて残り汁ごと吸い上げていく。

  「あれ、そういえば、いつの間にかプリズムの効果、結構薄れちゃってきてるじゃん」

  「ああ、それくらいの時間は経ったにゃんね……まあ、プリズムがあろうがなかろうが、あまり関係なかったような気はするけど」

  リリアンが最初に部屋の空気が、清涼になっていることに気づいた。交尾が始まる前に焚いたプリズムによる媚薬空間は、時間経過で自然と気化してしまっていた。

  「じゃあ、追加投入しちゃおっか」

  「ほえ?」

  「そうにゃんね。追加するにゃ」

  「えっ!?」

  「な~に驚いてるんだにゃ、まだ交尾は終わってないんにゃから、追加するのは当たり前だにゃ♡」

  「そーそー。もう何か考える必要とかないんだから、理性とかぶっ飛ばして、交尾のことだけ考えるんだよ」

  驚くミノカを他所に、リリアン、シェーリファは平然とプリズムを取り出して砕く。

  「ぁあ、あっ♡ にゃあああ♡」

  早鐘のように打つ心臓の鼓動。もう止めることはできない。ミノカは、自身の理性が溶けて崩れていくのを明瞭に知覚し、突きつけられる肉竿への屈服以外の選択が頭に浮かばなくなる。

  リリアンは、何かを考える必要はないと言った。それはその通りだ。何もしがらみなんてない、ここから先はただただ愛しい番と交尾をするだけなのだから。

  「アタシ達が満足するまで今夜は寝かせないんだからね」

  「あたし達二人を番にした責任、しっかり取ってもらうからにぇ」

  「は、はい♡ お願い、します♡」

  こうして三人の夜は、仲睦まじく更けていくのだった。

  [newpage]

  『エピローグ』

  猫人の集落は、プリズムを焚べた松明の火が焚かれ、薄紫色の霧が立ち込めている。

  集落の中央に設けられた広場では、ここがどこかも分からず右往左往している少女五人がおり、彼女らを無数の猫人たちが包囲している。

  少女らは恐れ慄く。退路を見つけ出さんと目を凝らした包囲の隙間の先で、自分たちと同じ年頃の少女たちが、まだ知識でしか知らない男女の交わりをし、淫靡に盛っているのを目にしてしまったためだ。

  怯える人間の雌らに対し、猫人たちは眼をギラつかせて包囲網を縮める。

  今日の彼女らは一段と獰猛だった。初めて人間が罠にかかってから相当の年月が経過し、手慣れた狩りの手法は、彼らに最も不可欠だった雌の安定的な確保を実現させている。

  そして今回は、幸運にも複数の獲物がかかってきたのだ。

  罠にかかった雌は、常に番のペアの争奪戦。負ければ独占できずに、お預けを食らってしまう。だからこそ、いつにも増して狩人達の熱は濃く、人間側はある意味では入れ食い状態だ。

  プリズムによって準備された官能の交尾空間をさらなる追加プリズムで濃厚に熟成させた猫人らは、理性のブレーキを破壊された少女たちに群がり、放埒の宴は盛大に開始されたのだった。

  「すっごい声だね。人間さんって、本当ちょろい♡ アタシ達のちんぽの味を知ったら、どれだけ我慢していても常に発情期みたいな雌になっちゃうし、プリズムで簡単に堕ちちゃうもの♡」

  「そんなに興味があるなら、行ってきたらいいにゃ」

  「やーだーよ、っていうかさらっと、ミノカちゃんを独り占めしようとしないでもらえますぅ〜?」

  一方、シェーリファらは、そんな喧騒から離れて、お互いが最も大切にしている番と愛し合うことに熱を傾けていた。

  シェーリファ、リリアン、そしてミノカ3人が住まう愛の巣で、それぞれの尻尾を絡ませ合う。

  元を正せば、シェーリファによるお仕置きだったはずが、リリアンが加わって互いにどちらがミノカにふさわしい番かを決めるかの争いとなり、最終的には姉妹が仲直りして、両者ともにミノカの番として収まるという結果となったあの一夜は、その後の彼女の生活を鮮烈にした。

  「喧嘩はだめだよ~♡」

  「分かってるにゃ。これはただのじゃれ合いにゃから、気にしなくていいにゃ」

  「そーそ。もうアタシ達喧嘩なんてしないし、っていうかミノカも気になるでしょ~? 元人間なんだから、たまには自分以外の人間が、どんな風にアタシ達になるのか」

  リリアンに問われ、ミノカは一瞬、思考する。

  罠にかかった人間たちは、最終的に偉大なる母ルナズーラの手ほどきによって、人外の種族となる。そこに至るまでには、猫人たちとの幾度とない交尾を経験することになるのだが、確かに自分と同じ年頃の女の子たちが、剥き出しの野生を露わにして、その初物を無遠慮に食い荒らされてしまうのは、やや心苦しいと感じる。

  「えへへ、まあね♡ でも、二人の交尾の時間より優先するほどじゃないよ」

  だが、それも一瞬のことだ。猫人の聴覚で、彼女らの悲鳴が、嬌声に変わり、楽しそうに、愉しそうに、その声が快楽で染まっていくのを捉えていれば、間違っても同情は生まれないし、好奇心も満たされる。

  「にぇへっ、そっか、それなら別にいっか」

  リリアンは納得し、シェーリファとともに、ミノカの魅惑的な肢体へと手を伸ばす。

  二人の愛しい番に仲良く抱かれるミノカは、勃起した乳首に二つずつ空けられている金と銀のピアスを弄くられ、蛇のように巻き付く尻尾がもたらす快感に至上の幸福を味わっていた。

  交尾の回数が増え、愛されていない場所が一つもないほど愛されたミノカの身体は、全体的にムッチリと肉をつけ、幼い外見からは脱却しつつある。乳房は膨らみ、乳首ピアスや感度を高める入れ墨という特徴も第三者からすれば、およそ芸術的なまでに性的欲求を催させる。

  「にぇへへぇ♡ しあわせぇ♡」

  シェーリファとリリアンが手に持たせてくれたプリズムを、大切そうに胸に寄せ、ミノカは安らぎと快感が入り交じる表情を浮かべる。

  もはや故郷に戻れないことなどどうでもいい。自分は、いつまでもこの秘境で、この二人の番として生きていくのだから。

  もう何度思ったかも定かではない想いを巡らせ、ミノカは、掌に力を込め握ったプリズムを砕いた。

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