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心を沈める方法

  ※鴉の鳴き声

  おーい。

  ……こんなところで何してるの?

  河川敷で一人、夕陽を眺めてるなんて、まるで小説や漫画みたいなシチュエーションだね。

  ……考え事?

  ふーん……それって、私が聞いて良いことだったりする?

  ふふっ。これでも君より長く生きてるお姉さんだから、相談には乗ってあげられるよ。

  まぁ話したくないなら話さなくても良いよ。

  それに、誰かが隣にいるってだけでも、ちょとは安心するでしょ?

  ……私?私の悩み事かぁ……

  まぁいろいろあったりするよ。小さなことから大きなことでも。

  それで苦しくなることもあるけど、でも私はそんな悩みや苦しさが消える瞬間ってのがあるから、案外平気だよ。

  ……え?それが何かって?

  えぇー、それ聞いちゃう?

  ……参考にするの?んー、参考になるかなぁ……

  ※男の子前のめり

  あー!わかった!わかったから!

  んー……えっとね……

  君だよ(片耳

  君の顔を見ると、沈んだ気持ちが上がるっていうか、幸せな気持ちになるの。

  悩みなんて消えるぐらいにね。

  あー、恥ずかしいな。まさか本人の前で言うことになるなんて。

  それに、参考にならないでしょ?

  ……え、そんなことないって……

  あ、そうなんだ。私を見かけると嬉しくなるんだ……そっか……

  えっと……私そろそろ帰るね。

  君も、遅くならないようにするんだよ。

  あ、あと……は、発言に対して対はないから、その……

  か、勘違いは良くないからね!

  ※走り去る音

  【完】

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