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夏祭りで迷子になってると、同じく迷子のクラスメイトに会った
※祭の音
※下駄の音
待って!
※布を掴む
はぁ、はぁ……やっぱり君だ。よかったぁ。
……知り合いがいてよかった。
……あぁうん。実は友達と来てたんだけど迷子になちゃって。そっちは?
そっか、君もか。連絡とかした?
え、スマホの充電切れてるの?それじゃあ連絡手段ないね。
え、私?あぁ……実は私もスマホの受電切れてて……
うん。だからさ、みんなを探しながら、その……一緒に回らない。
もし見つからなかったら、そのまま花火も一緒にどうかな。
……ホント?いいの?
うん、ありがとう。
※少し間を開ける
※下駄の音
どこか回ってないところある?
……ほとんど回ったの?
あぁ、男の子はそうだね。がっつり食べて、遊んで。
私?私はあんまり。かき氷とクレープ食べたぐらいかな。
あ、ねぇ。せっかくだしお面つけない?
うん。これとかどう?
ふふっ、だってさ。こう言うお祭りってハロウィンと一緒でお化けが紛れてるって言われたりもするんだよ。
私たちもこう言うのつければ、人じゃなくて、人に紛れたお化けになったみたいでしょ?
あ、もちろん嫌ならいいんだよ。
……いいの?ふふっ、ありがとう。
※下駄の音
そろそろ花火の時間だよね。
……そうだね、みんな見つからな……っ!
ねぇ、こっち来て。
……実は、穴場知ってるの。
見つからないし、一緒に花火見ようよ。
※少し間を開ける
※草を踏む音
ここだよ。
えへへ、見晴らしいいでしょ。
昔、たまたま見つけたんだ。
あ、強引に連れてきてごめんね。
……君は優しいね。
……あのね、実は君に謝らないといけないのことがあるの。
迷子になったことも、スマホの充電がないことも、全部嘘だったんだ。
本当は、君を見かけて自分から迷子になったの。
スマホの充電がないっていったのも、君が私のスマホを使って友達のところに戻ると思って……
なんでって……そんなの、君と一緒にお祭りまわって、君と一緒に花火が見たいからに決まってるでしょ。
……ここまで言って、知らんぷりはしないでよ。
好きな人と一緒にいたいって思うのは、当たり前でしょ。
※花火の音
さっきも、君の友達がいたからバレないように強引に連れてきたの。
ここなら、誰にも邪魔されないし。
※抱き締める
……今はいい。
ねぇ、私のこと嫌い?
……嫌いじゃない?
じゃあ、好き。
ねぇ、答えて。
誰も見てないし、聞いてないから。
だから、答えて……
【完】
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