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お前は使えない。
人事の書類整理でもしてろ。
あぁそれと、今のコックは料理は私の口に合わない。
城から追い出し、港町にでも飛ばしておけ。
あぁそこのメイド。お前はもう私の世話係はしなくていい。
針子の仕事でもしていろ。
あぁそれと、騎士団にいるあの老耄もいい加減やめさせろ。
あんなのがいると戦争で我が国が負けかねない。
あぁ文句言ってきたら金を渡して南部の田舎にでもおいやれ。
ふわぁ……
退屈だ。私は寝る後はお前らに任せる。
※歩く音
なぜついてくる。
はぁ専属執事だからと寝室まで来る気か。
下がれ。お前に用はない。
……はぁ、何がだ。
あんなこと?
あぁ移動させたりやめさせたりか?
私は事実を言ったまでだ。
なんだ、お前もひどすぎるとでも言うのか?
偽善だな。
それに、私は女王だ。
私の機嫌一つで命を奪うことだってできる。
もちろんお前も、私の機嫌を損ねれば執事をやめさせる。
……私がわざとあんなことを言っていると言うのか?
はっ、そんなわけないだろう。
言っただろう、私は女王だ。
……はぁ……お前は本当に……
※歩く音
何をしている。
部屋に来るのだろう。
さっさとついてこい。
※間を開ける
※ベッドに倒れ込む
はぁ……
よい、ドレスなど腐るほどある。
一着ぐらいこんなことしても問題ない。
……優しくてはいけないんだ。
私は女王で、この国の王だ。
父も母も優しかったから死んだ。
王なのに王らしくなかったから殺された。
だから私は、誰もが恐る王にならないといけない。
下のものに飲まれてはいけない。
人事に移動させたやつは真面目なやつだ。
読み書きもできて計算も得意だ。細かな部分にも目を向けるから、きっといい仕事をしてくれる。
コックは、南部育ちだから魚介料理が得意だ。
海のないこんな陸地よりも、故郷で腕を振るった方が彼は生き生きできるだろう。
あのメイドは人の世話をするのは苦手のようだ。しかし、手先は器用だ。
私の背合わそするよりもそちらの方が適任だろう。ドジをして減給されるよりもそっちのほうがいいだろう。
騎士団にいる、祖父の代から仕えている彼には、血生臭い洗浄で一生を終えるよりも、穏やかに旅立ってほしい。
まぁこんなことを口にすることはこれから先はないだろう。
本当にお前は、私の口を軽くする。
その上、私の心を見透かすその目が気に食わない。
だから、危険だと思ってそばに置いている。
一つ聞く。お前は、私を殺すのか?
……そうか。
まぁ、今はその言葉を信じてやろう。
しばし寝る。時間になったら起こせ。
傲慢女王でも、仕事はちゃんとする。
あぁ。任せたぞ
【完】
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