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彼女の願い事は

  ※ベランダを閉める音

  あ、笹つけ終わった?

  ……ありがとう。

  はい、これ君の分の短冊ね。

  ……うん、私は書き終わったよ。

  なんて書いたのって、ふふ。教えなーい。

  確かに吊るす時に見るかもだけど、それまでは内緒。

  ……えー、だって恥ずかしいんだもん。

  それにしても、今年は晴れそうでよかったね。

  ここ数年はずっと曇ってたから。

  ……確かに、こんな街中じゃ星は見えないけどね。

  じゃあ、七夕のために実家に帰る?

  でしょ。それはないでしょ?

  別に、晴れていようが曇っていようが関係ないけど、イベントごとはしたいでしょ。

  まぁ人によっては、織姫や彦星にとっては曇ってたほうが誰にも見られず会えるからいいよねって思ってるみたいだけど。

  ※彼女立ち上がって彼氏の横にくる

  あ。なんで隠すの?

  まだ内緒?それってさっきの仕返し?

  ふふ。まぁ隣に来たのは別の要件なんだけど。

  ※頬にキス

  何?そんなに顔を赤くしてびっくりした顔して。

  別に、誰か見てるわけでもないでしょ。家の中だし。

  それとも、ベランダに出てやる?晴れた日に出会う織姫と彦星みたいにだれかに見られながら。(耳元

  ふふっ、冗談よ。そんな反応されらたもっとからかいたくなるよ。

  はーい。短冊つけに行きます。良いしょっと。

  ※二人でベランダに行く

  ここら辺に結ぼうかな。

  ……ん?あ、なんだ君もおんなじこと思ってたんだ。

  まさか、お互いに同じお願いごとをするなんてね。ふふっ。

  これれからもずっと一緒にいようね。

  私を、ひとりにしないでね。

  【完】

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