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※インターホン
※扉が開く
こんにちは。
……ふふっ、久しぶりだね。お正月にあって以来かな。ちょっと背のびた?
……そんなすぐには伸びないか。ごめんごめん。
おばさんたちいる?
あぁ、出かけてるんだ。じゃあ君一人?
……んー、すぐに帰って来るなら待たせてもらおうかな。頼まれものもあるし。
あ、そうだ。リンゴケーキ作ったんだ。食べる?
……ふふっ。
いや、ホント好きだよねリンゴケーキ。すっごい目、キラキラしてたよ。
……ううん、悪くないよ。それに、昔から私が作ったリンゴケーキを美味しそうに食べる君が好きだったんだ。
ん、どした?顔赤いけど。
なんでもない?そう、それじゃあ早速二人で食べようか。
※食器の音
美味しい?
……それは良かった。りんごね、この前仕事先の人にもらった高いやつ使ったんだ。なんだっけ、えっと……よく覚えてないな。甘みが強いからお菓子向けだっていうのは聞いたけど。
たくさんもらってね。ケーキと、あとジャムにもしたよ。いるなら今度持って来るけど。
……そっか、じゃあ今度持って来るね。
あ……ちょっと動かないで。
※口元をふく
はい、綺麗になった。
全く、慌てずゆっくり食べな。
子供扱いするなって、歳も離れてるし、私からしたら子供だよ。
それに、私兄弟いないし、手のかかる、可愛げのない弟って感じもするしね。
ふふっ、ごめん。ちょっとからかいすぎた。
あー、もう。拗ねちゃった。
私の分のケーキあげるから許して。
……許してくれる?ふふっ、仕方ないか。それでも嬉しいな。
それにしても、ホントリンゴケーキ好きだよね。なんで好きなの?
……どうしたの、急に顔赤くして。
あー、またなんでもない。言えないこと?
うるさいって、酷いなー。
※扉の開く音
あ、おばさん帰ってきたみたい。
……ん?何?
……ケーキ美味しかった?
それは良かった。また今後作って持って来るね。
【完】
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