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[[rb:湯ヶ布 > ゆかぶ]]という停留所から[[rb:片南 > ひらみなみ]]研究所までは、[[rb:大造 > おおつくり]]で降りるよりいくらか距離を要する。具体的に前回は徒歩で20分ほど、今回のルートならおよそ30分かかる見込みだ。普通に考えれば自転車なりタクシーなり用いて移動するのが適切だと思われる道のりなのだけれどあいにく僕たち中学生にたいそうな足があるわけもない。むしろ電車での混雑や蛇行を避けられることや交通費が二百円以上も節約できる利点を踏まえると、バスに乗って歩いての移動が最短経路かつもっとも低出費で妥当に思われた。
「おっしゃー! お前ら、準備はいいか?」
夏空のバス停を背景にぴょんと白毛のオオカミが一跳ねする。スタッと着地して天に向けグッとガッツポーズを掲げたかと思えばクルリと振り返り、ニカッとムカつく笑みを浮かべた。どうやら僕たちにも同じポージングをして欲しいらしい。[[rb:陸斗 > りくと]]が愚直にも堂々と拳を上げるのにつられて、[[rb:余市 > よいち]]は黙々と僕は渋々といかにも不服そうにヤツのマネをする。
「上等だ上等だァ! テンションぶち上げてカチ込んで行くぜぇー!!!」
そう意気揚々と宣誓し終えるや否や通りを外れガードレールを飛び越えて、[[rb:脱兎 > だっと]]のごとく[[rb:藪 > やぶ]]の中目がけ突っ込んでいった。……バスと外とのあまりの寒暖差に脳ミソをやられたのか。
「[[rb:三八 > さんぱち]]さん!? ちょっと待って下さいってばー!!」
慌てて見失った背中を追いかける陸斗を尻目にグロッキーな僕とマイペースを貫く余市は田舎の都道にポツンと取り残された。
「幼なじみがああだと気苦労が絶えないんじゃないか、[[rb:一朔 > いっさ]]」
ちょうど二人きりになるタイミングを見計っていたかのように、余市がふと近寄って話しかけてくる。
「え……ま、まあいつもあんなだけどザッパは唯一の親友だから放っとけないんだ。一応まわりに学校公認の“お目付け役”って体で認知されているし嫌でもつき添っている感じ、かな?」
「互いにただ一人の親友……なるほど。ところで三八が一朔をしきりに誘いたがる理由について、なにかわかっているのか」
うん? どういう意図での質問なのかまったく読めない。親友だったらそりゃ一緒に遊ぶことも道理の内に入ると思うのだけども。
イマイチ[[rb:腑 > ふ]]に落ちないと耳を傾ける僕を見かねてか、余市は続けざまに問いかける。
「質問を改めよう。三八は一朔のことをどう思っているか、本当に知っているのか」
ヤツは僕のことをどういうふうに……ただの気のいい遊び相手、もとい都合のいい実験体として見ているとしか考えられなかった。でも——あの廃病院での出来事が突然フラッシュバックする。
夕暮れの最上階で交わした口づけ。黒と白以外誰もいない密室にはずんだ息づかい。久しぶりに抱きしめて気づいたサラサラの毛並みとあの体温。手と手とマズルを重ねて理解する互いの成長と未だ残るあどけなさ。舌を絡め息を吸ってわかる唾のくらくらするようなニオイ。そして、ことが終わったあとに初めて見せた——とろけたような瞳と熟れた果実みたいなほっぺ。あの色気づいたオオカミは、まだ記憶の中で僕が次はなにをしてくれるか待ちわびているかのごとく感じられた。
「おい一朔?」
……って僕は一体なにを考えているんだ?! いくらなんでも幼なじみの悪友とて、やっこさんは男だぞ? あれはその場のノリみたいなもので、ほら帰り道だって親友を越えるための種族特有のなんとかって言っていたし。ないないない。絶対ない。そんなことあるワケがない。
「ヒゲの動きからして当惑の色がにじみ出ているな。あからさまに動揺を誘いそうなことをいった覚えはないんだが……三八と陸斗に勝るとも劣らず、一朔も大概おかしな奴だ」
「こ、この真夏に黒マントを着こなしている余市に言われたくはない」
心の中を見透かされた気がして恥ずかしくなる。言い表せないこの感情の正体を、自分にも他人にも明らかにしてはならないと直感が判断して思考にブレーキがかかるようひたすら努めた。ああそうだ、きっとこれは睡眠不足がたたって頭が回らないから変な妄想が膨らんでゆくんだ。決して僕自身がやましいとかいやらしいとかそういうことではない……たぶん。
「なにをそんなに焦っているのか俺は気にしない。それと、二人の関係に干渉するつもりもない。ただ——」
余市はいつもの眼差しをあたかも見守るように不器用ながら細めて、こう告げる。
「三八の側にいてやることが己の責務じゃないのか、一朔」
どうしてだろう。その言葉に二重の意味が含まれていることを僕はその身で感じ取った。一つは文字通りだとしてその更に先は今は理解が追いつかない。けど、心なしか励まされたような背中を押されたような暖かさに触れたことは確かだ。ふわふわした感覚に包まれて周囲の音が一切聞こえなくなる。まるで時が止まってしまったみたいだった。
「さて。俺たちもそろそろ急ごう」
「あっ——ううん、わかった」
示し合わせたみたいに時間が動き始めて、すべてが元へ戻る。しかしいつにも増して光が鮮やかに音がにぎやかに見え聞こえするのはなんの差異か。憑きものが落ちたみたいな気分の僕は、余市と一緒に三八が切り[[rb:拓 > ひら]]いた獣道の中へともぐり込んだ。
「うへぇー、しくじったなこりゃ」
「三八さんが馬鹿みたいにあちこち駆け回るものですから早々に疲れましたよ。まさか事前に道筋を確認してないとは思っていませんでしたし、こうも振り回されると流石に参っちゃいます」
「スマンスマン。ナビで検索しても遠回りしか出てこなくてさ。正面突破ならなんとかなんだろとひらめきとハイに任せて一直線目指したわけなんだが……オレたち、もしかして迷っている?」
はなからヤツには考えなんてないとわかっていたものの、案内役をみずから買って出たのだから行き方ぐらいは最低限把握しているものだと期待したのが間違いだった。時刻は9時半前を指す。GPSで確認するに現在地はどうやらここら一帯に茂る森のド真ん中とのことだ。集合時間を10時に設けたということは、さっさとここを抜け出さなければ間に合わない計算となる。
「でも不幸中の幸いってのはこういうことをいうんだろうな。イッサとヨイチとも合流できたし、あとは舗装の剥げたあそこに出られれば余裕で到着って算段だ」
「なんだかんだ約束は守ろうとするあたり三八さんってホント憎めませんね……」
「で、なんだけど」
三八と陸斗の視線が僕に、正確にはその一つ上へ集中していた。
「なんでイッサはヨイチを肩車しているんだ?」
「…………」
「…………」
普段あまり口数が少ない者同士が縦に並んでいるせいで余計に気まずい沈黙が流れる。マズい、このままではあらぬ勘違いを生むやもしれない。いかに切り出せばいいのやら。
「えーとこれは——」
「足が遅いことにしびれを切らした一朔が俺を持ち上げた。以上だ」
はるか遠くに変声期は過ぎ去ったであろうエッジの効いた低音が[[rb:頸部 > けいぶ]]を伝って響いてくる。
「「……、はて???」」
二人の同調した疑問符も当然の反応でしかなかった。まったく、そんな単刀直入にいっても特に陸斗は理解できないはずだ。フォローを入れることに関しては不得手なのだけど仕方なく、本当にそれとなく補足する。
「余市は走るのが苦手だから肩車できないかと試しにやってみたんだ、そしたら案外上手くいってどうにか追いつけたってこと。どう、理解できそう?」
「理解できるもなにも、なにを食べたらその発想に至るんですか……」
困惑を極める陸斗をよそに三八はゲヒャヒャゲヒャヒャヒャと汚い声をそこら中に[[rb:撒 > ま]]き散らしてヒーヒー[[rb:捧腹 > ほうふく]]絶倒している。低身長が低身長を持ち上げている状況がそんなに面白いのだろうか。言われてみれば身長がコンプレックスな男子中学生が苦肉の策を講じて二人羽織を演じているふうになんだか見えなくもないけど、いかんせん僕と余市じゃ2mへ届きそうにないのが現実だった。
「ヒー、こりゃまたご立派な傑作だこった。しばらくは笑いダネに困らなそうで助かるぜ」
「ザッパも試してみる?」
「いや。俺のほうから断固として拒否する。三八の肩に乗ってもロクな結果にならないことが予想できるからだ」
ヤツが余市を肩車する……考え得る中で最悪のパターンに違いない。そんな所業がまかり通ろうものなら、おそらく街一つが壊滅的な被害に見舞われること請け合いだ。つまるところ二人のペアにはそれだけの爆発力が秘められている可能性があるといっても過言ではなかった。
「フー。ひとしきり笑い転げてようやく落ち着いたわ」
「本当に文字通り笑い転げる方がいるなんてビックリですよ」
体や尻尾にひっ付いた落ち葉を払ってもなお隙あらばヒヒヒと笑いを漏らす姿はもはや不気味にさえ映る。ツボの浅さがいささか限定的すぎる気もした。
「そんじゃ、移動を再開っすか。案内は……リクトに任せた」
「まあ僕以外に今のところできないでしょう。すこし足を急ぐとします」
「了解した」
いや実際に足を動かすのは僕なんだけど、というツッコミをグッとこらえる。陸斗の走りっぷりは中々のもので、風が木々を通り抜けるようにして一切の滞りなく駆け抜けていく。着いてゆくのがやっとな僕は足がもつれないよう体勢の維持につとめた。邪魔な枝葉が立ち塞ごうものなら頭上の余市がバッサバッサと持ち前の腕力で先んじて押しのけへし折ってしまう。道路はすぐ目前だ。
「お、ようやっと出れたか」
先行していた陸斗が両脇を林に囲まれた山道へ飛び出して、僕ら一行は順に立ち止まる。かなりハイペースの移動だったせいか余市を除き皆息を切らしていて一旦の休憩が必要みたいだった。
「一朔、もう降ろしてもらって構わない」
「え。大丈夫なの?」
「おそらくここから先は徒歩で済む。足場がよくない中、無理をさせて悪かった」
僕が完全にかがみ込む前に余市は肩を離れスタッと着地する。こうして改めてわかることは毛皮の下がおそろしくゴツゴツとしていることだ。背丈は150センチメートルもないのに体重は確実に60キログラムほどいっているらしい。それだけ重く筋密度が高い[[rb:体躯 > たいく]]は、あのぶっ飛んだ力の根源としてふさわしいものに違いなかった。
「あとちょっとで着くし、こっからはゆっくり歩こうぜー」
「残り10分もないよ……遅れなければいいけど」
「一本道だから平気平気。間に合わなかったところでお[[rb:咎 > とが]]めなしさ」
三八はテンションが元に戻った調子で悠然と前方を歩き始める。それに陸斗と余市が続いて僕もあとを追う。山の空気は澄み渡っていて、暑いのは変わらずなのだけれどたまに吹く爽やかな風が汗ばんだ身体をサッと冷ましてくれる。都会のコンクリートジャングルに耐えられそうにない黒猫とてここでは思い描いたままの夏を満喫できる気がしてならなかった。
だが重大な問題は往々に異なって存在するものだ。平たくいえば、僕たち四人の服装に統一性が皆無ということである。先頭の三八は漢字が刻印された白Tシャツと夏デニムにサンダル、余市は相も変わらずサラシを巻いたバンカラファッションに駒下駄素足、陸斗はどこか踏み違えた若者像のアロハシャツとサルエルパンツにスニーカー、僕は無難を突きつめて冒険しない長袖白Yシャツの腕まくりと黒スキニーに革靴、とそれぞれ[[rb:惨憺 > さんたん]]たるありさまだった。この[[rb:百鬼夜行 > ひゃっきやこう]]じみた行列に唯一の救いがあるとするならば平日午前帯の田舎における閑散とした静寂くらいだ。舗装の剥げた[[rb:隘路 > あいろ]]でもない限りなんの集団だって人目に付いて仕方がないだろう。もっとも、この一行のたどる先が重度の中二病を患った中学三年生と正体不明のキメラ的人型実体が待ち構える研究所といった時点で釣り合いが取れているといわれてしまえばそれまでなので伏せておく。
「とうとう着いちゃいましたか」
下を向いて思考を巡らせていた僕は苦々しそうな陸斗の声に目線を正面へと戻す。
「ここが目的地の片南研究所か、聞いていた前情報よりずいぶん立派な施設だな」
青々とした木立の合間を幾度とぬって到着した場所は、霧雨と雑木林に包まれ来る者誰をも寄せつけない先日の陰鬱さとは打って変わり、空気が美味しく降り注ぐ陽がちょうど心地よい象牙の塔だった。さながらずっとここにいたくなる雰囲気を醸し出していて、警備員がまた見当たらない門はあけっぴろげに僕らを歓迎しているみたいで胸の内にある[[rb:杞憂 > きゆう]]が離散していくのを感じる。
「なんか知らんがやけに落ち着いているのな……ケンカのつもりがしょっぱな牙を抜かれちまったぜ」
「[[rb:喧嘩 > けんか]]は向こうが危害を加えてからでいいでしょ。とりあえず前入ったところに行こう」
晴れた日にこうやって敷地内を眺めながら進んでいると、人気のなさ以上に各施設の特徴や用途に興味が湧いて研究所としての運営はどうなっているのか想像してしまう。あの二人以外に研究員が他にいるのか? それとも廃棄予定の用地に二人が住みついたのか? どれも憶測の域を出ないものの最盛期がどんなだったかは容易に予想ができた。
研究所内の後方中央、僕と三八と陸斗が以前呼ばれたのはこの棟だ。研究室にヤゲンさんが待機しているならばきっとエントランスに出れば応対してくれると信じて自動ドアをくぐる。
「すみま——」
「「えっ」」
「あっ……」
入り口付近のデスクにそびえ立ったトランプタワー、それはあまりにも淡く[[rb:儚 > はかな]]く崩れ、カードは散り散りに瓦解し床へと吸い込まれるようにして落ちていった。
「カヲリ!! この勝敗、決して認めないぞ!!」
「へっへー。お後がよろしいようでなによりっす」
机を殴打して抗議の意を示すキツネ獣人の少年とナイスタイミングとばかりにこちらへ目くばせしてウシシと笑うケンタ・フラダイトの異形。うーん、とんでもない場面に[[rb:出会 > でくわ]]してしまった。
「いや絶対に認めん。これは夕飯のデザートである高級プリンを賭けた一世一代の大勝負なのだ。多少の犠牲を払ってでも必ずや手にしてみせよう!」
「そうやって所長は何回のらりくらりと皿洗い当番をツケにしてきたんすかねー? このままだと二週間みっちり働いてもらうことになるんすけど……ってより、来客を放っといていいんすか?」
その一言に[[rb:那仂 > なりき]]はハッと僕たちを視界に捉えるなり、前回と同じく白衣の襟をサッと整え何事もなかったかのごとく向き直る。
「やあやあ諸君! 久方ぶりだ。三人、いや四人ともここまで足を運んでいただき感謝する。予定していた時間通りに来てくれて我々も手持ち無沙汰にならずに済んだ」
ダメだ、このノリだけはどうあがいても着いていけそうになかった。まずお得意の演説をまくし立てる後ろでヤゲンさんが散らばったカードをかき集め椅子を人数分用意している時点でシュールなのに、トランプタワーといったこれまた暇つぶしに絶好の遊びをしてなお“手持ち無沙汰”でないと言い張るのだからもう訳がわからない。デザートの取り合いは暇つぶしの[[rb:範疇 > はんちゅう]]に収まらない死闘なのか、それとも単に“手持ち無沙汰”の意味を間違えているのか。いずれにせよ今日の那仂も元気そうでなによりだ。ヤツと陸斗の肩がプルプルしているのにつられて僕も吹き出しかけるのを必死にこらえる。
「おい一朔。あの小僧は一体なんなんだ?」
隣に立っていた余市がなかば食い気味に僕へ耳打ちしてきた。初見じゃ当然の反応だろう。真偽は定かでないことがもどかしいことなんともこの上ないけれど、簡潔に事のあらましを説明する。
「——はぁ?! あいつがこの研究所の所長だと? にわかには信じがたいな、あれじゃお飾りにもならないだろ」
「そこ。確か[[rb:筒木府 > つつきくら]]余市といったな? せっかくだ、自己紹介してもらえないか」
「なぜ俺の名前を知っている? お前みたいな[[rb:輩 > やから]]に話すことなどなにもない」
那仂と余市の間にバチバチと見えない火花が散り、険悪なムードが漂う。
「と、とりあえずわざわざこのメンツを集めた目的を説明してもらえないかナリキ? な?」
「三八さんのおっしゃる通りっすよー。椅子、用意できたんで各自座って下さいっす」
三八とヤゲンさんがフォローを入れた[[rb:甲斐 > かい]]もあってか、余市はフンッと不満を[[rb:露 > あら]]わにしつつ椅子に腰かけた。なんだろう、不良っぽくない不良だったのが今はちゃんと不良をしているのがどこか目新しい。思えば余市と那仂って真反対の性格なのかもしれない……僕と余市も大概だけど。
「コホン。それでは本日、諸君を招集した理由を解説していこうではないか。まず最初に[[rb:骨躙 > ほねにじり]]一朔と[[rb:人行潟 > にんぎょうがた]]三八を巻き込んで[[rb:乎弥擅 > をみゆずり]]陸斗を一方的に実験対象としたことについて謝りたい。その件に関しては誠に申し訳ないことをした」
そういって那仂は僕たち四人の前で深々とお辞儀をする。やはり一研究所の所長という肩書きを背負っているだけあって謝罪は実に丁寧なものだった。たぶん根はそこまで悪い人格の持ち主ではないのだと予測する。
「そんなにもかしこまってお辞儀されるとこっちが困っちゃいます、もう過ぎたことですしお気になさらずに」
お人よしの陸斗は謝罪をどう受け止めればいいのか困っている様子だ。こういった場合、普通は今後一切干渉しないことを約束させるなど条件をいくらでも引き出せる権利を行使することが[[rb:定石 > じょうせき]]なのだけれどそういう考えは頭にないようだった。
「しかしこの事態を実際に引き起こしたのは私の責任である。ならばこの所長の権限をもってして最大限のお[[rb:詫 > わ]]びをさせていただこう」
うん? なにやら風向きが変わった気がした。こちらが求めてもいないのに謝罪以上のなにかを向こうは与えたいらしい。どことなくいやーな気配が背後にはい寄る。
「それでは宣言させていただく。骨躙一朔、人行潟三八、乎弥擅陸斗そして筒木府余市。諸君四人を片南研究所の研究員に任命する!!!」
妙な予感、それは最悪にして最高の形でものの見事に的中したのだった。
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