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#犬獣人

  俺は柴耕太郎。犬獣人で現役のプロレスラーだ。二五歳から初めて五年目…今でも全戦全勝を続けている。俺は都会生まれ都会育ちだけど獣人があまりに少なく知り合いもいない街で育った。最初は人族の棲むアパートに暮らしていた俺だったが家賃が滞納してしまい追い出されてしまって…今はホームレスになっていた。それで五年間集めたファイトマネーで暮らすところを探したが『獣人のおっさんお断り』の立て札ばかりだった。そしてこれがきっかけである人族に逢うことになるのを俺はまだ知る由もなかった…。

  「さあ!始まりました!今回柴耕太郎選手の対戦相手は狐獣人の狐月光哉選手!これは見ものです!さあみなさん!どちらに勝つか予想して賭けて下さい!」

  観客席が大いに盛り上がっていた。周りには獣人ばかりだが一人だけ人族がいた。

  「では…始め!」

  ゴングが鳴り俺はすぐ相手に掴みかかり投げ飛ばそうとした。レスリングでは先に相手を掴めば有利だと分かっていた。が奴はそれをあっさりと躱してしまう。

  「動きが素早いな。だがそれだけじゃ俺は倒せないぜ。頭を使えよ。」

  相手は徴発して何もしてこない。何が狙いか分からないが俺は再び掴みかかろうとした。しかし奴にまたしても躱されてしまう。

  「もう終わりか?じゃあこっちもいくぞ!」

  奴は自分から近寄ってきた。これはチャンスだと思い体に掴みかかろうとした。と、奴は体ではなく股間を狙ってきたのだ。

  「この野郎!業とだろ!」

  「偶然だ。かかってこいよ。」

  「それなら早く終わらせてやるぜ!」

  とは言ったものの勢いに任せたせいで息が上がってしまっている。こいつ…嫌な笑みをしているが何を企んでるんだ…?

  「よく頑張ったよ…お前は。じゃあこれで終いにしてやるぜ。覚悟しな。」

  狐獣人はいきなり近づいた。と同時に俺のパンツの中に手を突っ込んできたのだ。

  「な…お前何を…。」

  「きつそうだったから出してやろうと思ってな。気持ちよくなりたいだろ?」

  狙いはこれだったのか。疲れたところを狙うのは得策だけどこんなことするやつなんて今までいなかった。触られた瞬間体が跳ね喘ぎ声を出してしまった。

  「いい反応だな。我慢せずに出しちまえよ。」

  「お前…こんなことしたら負けになるぞ。」

  「いいじゃねえかそれでも。負けてもファイトマネーは出るんだからな。それよりさっさと出しちまえよ。」

  奴の手の動きが早くなる。俺は必至に堪えたが限界を越えてしまい勢いよく射精してしまった。

  「試合終了!射精KOは禁止ですので狐月選手は失格です!勝者は柴耕太郎選手です!」

  「楽しかったぜ。また試合できたらやってやるよ。」

  俺は力が抜けて立ち上がれなくなっていた。股間のものからは精液が溢れでていてリング場に垂れていた。

  「賭けたのは人族ただ一人です!そして柴選手もファイトマネー獲得です!おめでとうございます!」

  あの人族…俺に賭けてたのか…運がいい奴だ。[newpage]

  試合が終わり会場を出るとあの人族がいた。もしかして俺を待っていたのか?

  「どうした?俺に何か用か?」

  「あの…大丈夫でしたか?」

  「心配無用だ。あれは酷かったけどな。それより俺に何か用があるんだろ?」

  「あの…これどうぞ。」

  人族に渡されたのは獣人限定で棲めるシェアハウスのビラだった。因みにこのシェアハウスは棲んでいる人数によって家賃が分割されるらしい。俺にとっては手元にお金が残るから嬉しいけどな。

  「まだ棲むところは決めてないけど…ここはいいな。案内してくれないか?」

  「あ…はい。ではついてきて下さい。」

  シェアハウスは会場からそれほど遠くもなく近くにコンビニとスーパーがあった。しかもそこは『獣人限定』の立て札が立ててあった。俺はそれを見て少し笑みを零していた。

  「着きました。これからよろしくお願いしますね。貴方の部屋は右隣になります。」

  これから…ってまさかこの人族もここに棲んでるのか!?獣人限定じゃないのか!?

  「すみません…私はここの大家です。ビラにも描いてありましたけど…言うのを忘れてました。」

  「だ…大丈夫なのか?俺は獣人だぞ?」

  「街中を見ても人族が営んでいるのは知ってますよね?しかもほとんど『獣人お断り』の立て札がありました。それを見て思いついたんです。私だけでも獣人に安心して入れるところを作りたいと思ってたんです。」

  この人族…なんていい奴なんだ!これで納得した。彼は…獣人が好きなんだと。

  「分かった。ここに棲むことにするよ。俺は柴耕太郎だ。宜しくな。」

  「私は井上猛と申します。こちらこそ…。」

  こうして俺達は出逢ったのだ。因みに俺が初めての入居者らしい。一番に驚いたのは猛が俺と同い年だったことである。まあそれなら話しやすいけどな。

  「家事全般は私がやってますので柴さんはやりたいことをしてくださいね。」

  それはそれでありがたい。しかし家事全般を一人でやってるのか…大変だけど俺はレスラーの仕事で忙しい。

  「じゃあ私はこれから仕事でコンビニに行きます。」

  「猛、俺もコンビニ行っていいか?」

  「あ…はい。と言っても向かい側にありますよ。」

  猛の見る方にコンビニがあった。本当に近いんだな…。

  「お!色々あるな。唐揚げ…豚カツ…天麩羅…う〜ん…これは迷うな…。猛のお勧めはなんだ?」

  「好きな物選んで下さい。どれも三百円になります。」

  結局俺は唐揚げ弁当を手に採った。因みに全部猛の作ったものらしい。

  「ここには飲食ベースがあるんだな。ここで食べることはいいのか?」

  「勿論です。ゆっくりして下さい。私は仕事してますので何かあったら呼んで下さいね。」

  猛はそう言うと倉庫に行ってしまった。どうやら在庫の補充をするためらしい。それにしても猛以外働いているやつがいないな…。

  「猛、従業員は募集しないのか?」

  「…募集しても来ないと思います。私が獣人限定にしたせいで誰も来ないんです…。私が悪いんですね。」

  猛はすっかり落ち込んでいた。これは聞くべきではなかったな…。

  「これから毎日作ってくれるんだな…。俺、自炊出来ないから安心したぞ。弁当美味かったぞ。じゃあ俺は先に戻ってるからな。」

  俺はコンビニを後にしてシェアハウスに戻ってきた。中に入ってみると綺麗に整頓されていて気持ちがいい。これから棲むことになるから綺麗に使わないとな。そして夕方…猛が戻って来たがまだ落ち込んでいた。

  「これから夕食作りますね。」

  仕事から帰ってきて疲れているのに大丈夫だろうか。俺は何か不信な思いになっていた。

  「猛、何か手伝うぞ?」

  「…いいです。先にお風呂入ってきて下さい。」

  「俺は猛と入りたいな〜。背中を洗ってもらえるか?」

  「…分かりました。そうしましょう。今日は肉料理尽くしです。召し上がって下さい。」

  テーブルに肉料理が並べられる。全部作るのは大変だろうから今度手伝ってやるしかないな…。それにしても目の前の料理を見て既に口から涎が…そして料理に貪りついた。あまりの美味さに俺は笑顔になっていた。

  「猛、食べないのか?」

  「私は柴さんが食べ終わるまで待ってます。コンビニで食事を済ませてきましたので…。」

  少し機嫌が良くなったようだ。俺も少し安堵していた。そして夕食を食べ終え風呂に入る。しかも二人で。猛は華奢な体をしていた。それはさておき風呂場に入る。シェアハウスとはいえ二人で入るには広すぎると思うが…もしかして獣人に合わせているのだろうか。これはこれで贅沢である。

  「じゃあ柴さん、背中洗いますね。」

  手が俺の背中に触れた瞬間動悸が激しくなる。猛の柔らかい手が俺の体を震わせる。俺のものも快感に耐えきれず大きくなってしまっていて…タオルで隠してはいるが形がくっきり残っている。我慢していたが俺はたまらず射精してしまった。長い間抜いていないから大量に出てしまう。目の前に俺が出した精液が水たまりのようになっている。これは猛には見せられないな…。しかし時既に遅し。しっかりと彼に見られてしまった。

  「大丈夫ですか?」

  「…すまない。あまりに気持ちよかったものだから出てしまった。恥ずかしいから見ないでくれ…。」

  猛は俺の股間を見ている。出したばかりなのにまだ勃っている。俺のものからは精液が垂れていて…だらしないことになっていた。

  「…猛、少し頼みがある。俺の…触ってくれるか?」

  「それは…本当にいいんですか?」

  「いいんだ。やってくれ。」

  猛の手が俺のものに触れる。それのせいで俺のものは熱を持ちまた大きくなってしまった。

  「猛、少し擦ってくれないか?」

  「…分かりました。」

  擦られる度に猛の手の中でぐちゅぐちゅと精液が泡立つ。それがローション代わりになって気持ちがいい。俺は思わず喘ぎ声を出し体を震わせてしまった。

  「猛…俺…我慢出来ない!」

  俺は猛の体を抱き口にキスをしてしまった。今全裸なのを分かっているのに…俺と猛の体が密着する。それのせいで更に動悸が激しくなる。

  「し…柴さん?」

  「俺は…猛が好きになってしまった…。」

  本音が出てしまった。猛の前でそれはないだろ!その本人はというと目に涙を溜めているようで…。

  「あ…いや…今のは忘れてくれ。」

  「…私も柴さんのことが好きになりました。もしよければ付き合って下さい。」

  猛は俺を抱いてくれた。それで気が緩み俺は再び射精してしまうのだった。[newpage]

  風呂から上がり服を着てリビングに戻ってきた。猛は明日の商品を作るためキッチンに行ってしまった。

  「猛、何か手伝うことはあるか?」

  「じゃあ作ったものを弁当箱に詰めてもらえますか?全て徹夜でやってるんですけど流石に独りは大変です。でも柴さんは試合があるんですよね?疲れて帰って来る筈なので頼むわけにもいきませんし…。」

  確かに…猛は重労働なことをしてるから何かしてあげたいとは思うのだけど…仕方ないよな。

  「ごめんな。何もできなくて…。」

  「いいんです。心配してくれてありがとうございます。先に部屋に行っててください。」

  「猛、後で話があるからな。俺の部屋に来てくれ。」

  「あ…はい。」

  そして商品を作り終えて猛が俺の部屋に入ってきた。

  「猛…実は俺…お前が好きになってしまったんだ…。」

  “好き“という言葉に猛は反応した。それでそっぽを向き顔を赤くしていた。

  「冗談じゃないぞ。俺は本気だ。その証拠に…発情して勃ってしまってるんだ。猛、俺の…触ってくれるか?出したばかりだから先走りが凄いけど…頼めるか?」

  猛は頷き俺のものに手を伸ばし股間に触れた。その瞬間熱を持ち固くなってしまう。

  「猛、少し擦ってくれるか?」

  「…分かりました。」

  猛が擦る度に先走りがぐちゅぐちゅと泡立つ。それがローション代わりになって気持ちよくなってしまう。

  「猛…もう限界だ…。」

  俺は勢いよく射精してしまった。あれだけ出したのに大量に出てしまう。そのせいで部屋の中は精液塗れになり男臭い匂いに包まれてしまった…。

  「ありがとう。また頼んでいいか?」

  「その時は風呂場でしましょう。部屋の中だと掃除が大変ですからね。」

  「そうだな。好きになったからキスをしていいか?」

  そうはいったが猛が先にキスをしてきた。これから幸せに出来るか分からないが精一杯のことはしたい。

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