003-005
ダインと七実の話が一息付いた所で尻尾カプセルの準備は整っていた、ファービの痛ましかった損傷部分は元通りに修復されて傷跡すら確認出来ない。
完全に治癒されたと思われるファービでは有ったが、ダインはただ治す事を良しとはしないのだ。
ダイン 「そろそろ二人に構って上げましょうか、リエルの解析も終わりましたがファービの世界とは関係無い異形ですね、むしろザキトス魔族に近いモノです」
アーキア 「アキ達の世界から来た魔王だよね、何か関係があるのかな?」
ダイン 「近い種だという事は解りますが因果関係などは解りませんね、リレッタから得られた情報よりも深い物で有れば或いは」
七実 「その王都に居た魔族にもダイン様の様な絶対者が存在してたんですか?」
ダイン 「はい、それもアーキアがよく知る人物でしたね」
アーキア 「それって、やっぱりルーフィン?」
ダイン 「気付いていたんですか」
アーキア 「色々とおかしいところは有ったからね、リィがテガスに来たのもアキが心配って事だけでも無さそうだしね」
ダイン 「そうなんですか?」
アーキア 「アキとリィはクガトでちゃんと友人関係築いてるからね、でも、なんかおかしく成ってたの、アキとかリィってのは友名と言って親しい仲で呼び合う物なんだけど、テガスの友達がルーフィンをルゥ様って友名で呼んだんだよ、アキもリィも向こうでルーフィンが友名で呼ばれるところなんて見た事無かったのに」
ダイン 「リレッタもルゥ様って呼んでましたね、乳魔はルーフィンをルゥ様と呼ぶんでしょうか?」
七実 「実はナナ達も良いと思って真似してました、ダイン様指摘してくれないので言っちゃいましたよ」
ダイン 「良いと思いますよ、遊魔の一人称は私が多かったですから、個性的な一人称を持つ事は自分をデザインする上で役立つと思います、私も遊魔達が自らの意思で変化する事は容認していますから」
真夏 「でも許されているからと言っても、それで愛されるとは限らないんですよね」
ダイン 「好みの方向性が有りますからね、幾らバナナが好きでも腐りかけて黒くなったのは嫌でしょう」
愛耶 「アレも調理法次第では美味しく食べれるんですけどね、ケーキにするといいんですよ」
普段、ダインの会話に余り加わらない愛耶だが、食べ物の事は別の様だ、そう愛耶もダインとの会話を望んでいるのだ。
ダイン 「そうなんですか、ああなるとバナナミルク以外の方法は無いと思っていましたよ」
七実 「でも幾らアイヤが美味しいケーキ作れても、バナナ無いですよね」
ダイン 「アレも元は品種改良された一つの株って話ですからね、ですが果物って似た様な味の物が結構有るので、この世界にもバナナっぽい味の植物も有るかも知れませんね」
愛耶 「ダイン様、それほど迄にバナナをお求めなんですか?」
ダイン 「いや、元々人の好みの話だった筈ですが、でも私を魅了させる自信が有るのならばやって見ても構いませんよ」
真夏 「リスク高すぎますよ、大体ダイン様が遊魔にする娘って、感じがよく似てますから、知的な娘を好んでますよね、例外はニアぐらいです」
ニア 「マナはニャアが猫だから馬鹿だと思ってるにゃ、ニャアはこう見えても狩りの知識は遊魔一にゃ」
愛耶 「そうですよ、ニアが居るから毎日お肉が食べられているんですよ、マナよく肉食べるのに」
真夏 「系統の話で、ニアを除け者とは思ってませんよ、でも、ニアって運動部のレギュラーでしたよね」
ダイン 「確かに私の選ぶ娘は文化系が多いですね、ファービは動けそうでしたが」
真夏 「マナもファナも帰宅部でしたよ、異形はいつ現れるか解りませんし、イレイサー装備って癖が強いですから」
ダイン 「そうそう、ヴァルカンとツイングレイブでしたか、生々しい破壊装備でしたよね」
真夏 「ヴァルカンって結構楽しかったんですけどね、魔法世界のアーグルには銃が無いので残念ですよ」
七実 「歪ですよね、巨大ロボより銃の方がハードル低い筈なのに」
ダイン 「魔術を使えば、人間でも榴弾砲の威力ですからね、銃作るよりも魔術を訓練した方が上ですよ、おまけに肉体そのものを強靭化した魔族も存在は容認されているんですよ、行いが野蛮だったので排除されてますが」
真夏 「つまり、用意が整えば遊魔の存在も公表出来るかも知れないんですね」
ダイン 「可能性はゼロでは有りませんが、私がこの世界の男性のヘイトの中心になるのは間違いないですから、そうなると好きに探索出来なくなってしまいますよ」
七実 「ダイン様なら変装とかも楽勝ですよね、別人にもなりきれるぐらいに」
ダイン 「それはそうですが、自分の悪口なんか聴きたくありませんよ」
真夏 「遊魔が治める世界が素晴らしければ、そういう事は無いと思いますけど」
ダイン 「この世界は日本以上に平等ですよ、その上で今以上に好まれる世の中を作るのは私には無理そうです、私は自分が幸せなら良いですからね」
真夏 「別にダイン様が下々の民に幸福を与える必要なんて有りませんから、そういう役目はマナ達に任せればいいだけですよ、マナの考えでは遊魔が表に出た方が安定すると思うんですよ、この世界って女性優位の世界ですから女性の心さえ掴めば大丈夫だと思います」
ダイン 「そうは言っても、非処女の遊魔は作りませんよ」
真夏 「ダイン様って、日本とここを同じに見てますね、一番力の有るのは優れた女性騎士ですから、彼女達にさえ受け入れられれば支配なんて容易です、生身でマギガントには勝てませんから」
七実 「マナは真面目ですからね、今のダイン様は早くリエルを弄りたいんですよ、まぁナナもそれが楽しみなんですけど」
アーキア 「そうだよ、早くリィを手懐けて貰わないと、リィが頑なに遊魔を拒否してちゃアキも辛いよ」
ダイン 「そうですね、後の理想よりも現在の問題の解決です、リエルは色々と興味深い素材ですからね」
アーキア 「アキの親友なんだから大切にしてあげてよね」
ダイン 「私はさっき殺されかけたんですが、ですがこれほど憎しみを抱かれているとなるとただ堕液で堕としてしまうのは勿体無いですね」
真夏 「また何か試すんですか、あまり危険な事は止めて欲しいんですけど」
ダイン 「私は貴女達の事を信じていますからリエルで遊ぶ事が出来るんですよ、それにリエルは私自らの手によって解らせたいんですよ」
七実 「本当に手なんでしょうか」
ダイン 「七実も解ってるじゃ無いですか、ですが淫魔の産みの親としては凄いところを示さないと行けません」
アーキア 「なんかダイン様がやる気だよね、アキとしてはさっきの失敗を繰り返さない様に全力でリエルを注意するよ」
ダイン 「まぁちゃんと保険は掛けておきますけどね」
その言葉に呼応してカプセルの肉壁から触手が延びると溶液漬けにされたリエルの尻穴へと潜り込んで行く、そしてその尻穴のあまりにも容易な侵入にダインはアーキアを窘める。
ダイン 「リエルが特別な事は理解していますが、これはやり過ぎですよ、こんなに緩んでしまっては日常生活に支障をきたしますね」
アーキア 「だってダイン様が遊魔にする時にリィのお尻も作り変えるよね、だったら限界を試してみたくなるでしょ」
ダイン 「私への信頼からの行いでしょうが、リエルは私を討ち取る事が出来なくて良かったですよ、このお尻じゃ威厳も保てませんし」
七実 「でも遊魔の悪行はダイン様のせいですよね、だからダイン様が責任を持って治してあげるんですよね」
ダイン 「先程言ったじゃないですか私はただ治す事はしないと、それにリエルの攻め口は多い方がいいですから」
真夏 「本当に悪い顔しますよね、でもそれがゾクゾクしちゃいます」
遊魔思考のおいてダインをゲス顔にさせる事はとても喜ばしい事でもあるのだ、そうダインがその表情を浮かべた後は大抵楽しい事が起こるのだ。
リエルに潜り込んだ触手は既に行動を開始している様でその腹部が怪く蠢いている、外の肉を通しても解るほどの動きで、腸内ではもっと激しく動いている事だろう。
その後、蠢きがピタリと止むと生えていた触手が切れて完全にリエルの体内へと潜り込んでしまった。
七実 「今までの魔改造とは感じが違いますね、王都で解析した技術ですか」
ダイン 「はい、ザキトスのやり方を応用すれば処女の遊魔を作り出す事が可能なんですよ、そして処女の遊魔が作れるという事は、処女の淫魔も生み出せるんですよ」
七実 「つまりリエルはアキ同様に淫魔にするって事ですか、確かに淫魔なら戦闘力は控えめですから危険性は低そうですが」
アーキア 「今のリィは結構戦闘的だからね、アキみたいな愛される身体にして貰った方が絶対いいよね」
真夏 「なるほど、身体から堕としちゃうわけですね、その上でダイン様はリエルの心を完全に堕とすつもりなんですね」
ダイン 「そうです、淫魔に作り変えて肉欲を増大させてあげます、脳を堕としていれば素直に私を受け入れられるでしょうがリエルはどうなるでしょうね、そして遊魔の肉欲は遊魔で無いと治める事が出来ないんですよ」
七実 「ダイン様を害したリエルには相応しい罰ですね、自らのダイン様を求めてしまう様にしちゃうなんて」
ダイン 「はい、ですからリエルには堕液を使わないんですよ」
七実 「『絶対にオチンポになんか負けないんだから』をやるんですね、リエルが何処まで耐えれるのか楽しみです」
アーキア 「ダイン様とナナって変なところで繋がってるよね」
真夏 「そうなんですよ、マナももっとアニメとか漫画を嗜んでいれば良かったです」
愛耶 「それ有りますよ、楽しそうにダイン様と話しているナナを見るとアイヤも残念で仕方ありません」
真夏 「胃袋掴んでるのはそれはそれで羨ましいですけど、マナには売りが少ないですから」
ダイン 「いや、参謀役になってくれてありがたいですね、ですが真夏はまだ考えが正攻法なんですよ、まぁ私と違う視点は有り難く思いますが」
七実 「マナには変態性が足りていませんからね、ダイン様をより深く理解する為には変態性が必要不可欠です」
愛耶 「それって、ダイン様とナナは変態って事ですよね」
ダイン 「もちろんです、私は変態を褒め言葉だと思っていますから、常識から逸脱する事で常識を逸脱した楽しみが見出せるんですよ」
真夏 「言葉の意味は理解出来ますけど、ここじゃ情報が無いんですよ、日本に居たならWebで幾らでも手に入ったのに」
ダイン 「正にネットワークですよね、変態達も作品を通して人知れず繋がってましたから、直接介する事が無いから安全ですしね」
七実 「そうなんですよ、好奇心に釣られて合っちゃうとこうなっちゃたんですよね、まぁ楽しいので後悔はしてませんけど」
ダイン 「その意味では七実は遊魔の母とも言える存在です、七実での成功が私に多いなる自信を与えてくれましたから」
七実 「そんな、お礼を言いたいのはナナの方です、ダイン様のお陰でこんなに面白い日々を送れてますから、そしてナナはこの幸せを多くの女の子に体験して欲しい、まぁナナも新しい牝を試したいんですがね」
真夏 「ナナは本当に変態の度合いが上がってますよね、マナも男はダイン様だけで満足で女体を求めてますけど」
ダイン 「私がそういう風に遊魔を作ってますから、女性同士の絡みには不快感が有りませんから、正直私は自分を含めて男の身体なんて見たく無いんですよ」
七実 「ならダイン様が女体化すればいいんじゃ無いですか?」
ダイン 「それはちょっと違うんですよね、確かに男の身体は美しいとは思いませんが女体と絡んで突き上げる事は好きなんです、ですが、女体化してフタナリで突き上げるのは駄目何ですよ、生やすのは私にとって女体を穢す行為ですから」
ダインの性癖は革新的で有り保守的でも有る、自分也のこだわりが強く多数派に流されない強さも有る、だからこそその性癖は捻じ曲がっているのだが、ダインの事を全面肯定する遊魔にとってはその感覚を共有出来ない事の方が不安で有り、ダインを異端として蔑む事など全く無い。
そして、ダイン以外の牝遊魔達も新しく産まれる遊魔の身体を味わってみたいのだ。
おまけ
異形リエル 第四世界(ダインからみて四番目の世界)出身のリエルの秘密はダインの持つ異形の力と近いモノであった、異なる点あるものの人ならざる力を与えている点は共通しており、リエルの異常に高い魔力の原因でもある。
ファービの世界ルヴァルテの支配層が異形を生み出しているとイレイサーは広めているが、真相は不明でルヴァルテと接点の無い第四世界に異形がいる事の理由は未だ不明である。
特にリエルは人と殆ど変わらない姿で高い身体能力と魔力を得ており、かつて存在した同世界出身の魔王ザキトスとも異なる種類の異形だとも思われる。
異形リエルは素早さと鋭い爪を武器とする異形で、その爪は鋭いがあくまでも肉を切り裂く為の物であり、鋼鉄に傷を付ける様な事は不可能で逆にリエルの爪方が破損してしまう、ただリエルの爪は直ぐに再生してしまうのでリエル自体にダメージは殆ど無い、異形リエルの再生能力は遊魔すらも上回っているのだ。