第8話・『工場での決戦』

  【地上】

  《~その頃~》

  地上ではオルティオス達は、ギマイロに銃攻撃で威嚇射撃をしていた。

  ギマイロは、オルティオス達の威嚇射撃を避けていた。

  すると、ギマイロは反撃をする。

  オルティオス達は、その反撃を避ける。

  「これ以上 お前達に関わっている暇は無い‼」

  ギマイロは、湖に飛び込もうとする。

  「待て‼」

  「させるか‼」

  オルティオスとソニックエースは、ギマイロの尾鰭を掴む。

  「コラッ‼ 放せ‼ 尾鰭に手垢が付くだろ‼」

  ギマイロは、抵抗してオルティオス達を振り払おうとする。

  「ナビ! 大至急、収容ポッドを転送して下さい!」

  ランビュは、通信機でナビに連絡して収容ポッドを転送するように頼む。

  《了解!》

  ナビは、ランビュの指示で収容ポッドを転送する準備をする。

  サイラス達は、オルティオス達と一緒にギマイロを取り押さえようとする。

  「邪魔だ‼」

  ギマイロは、尾鰭でオルティオス達を持ち上げサイラス達に投げ付ける。

  『うわっ‼』

  オルティオス達は、投げ飛ばされた反動でサイラス達とぶつかってしまう。

  「このっ!」

  奈雲は、スコープ付きの銃を構える。

  だが、ギマイロは、そのまま湖に潜って行く。

  「しまった!」

  オルティオス達は、立ち上がり湖の方を見る。

  すると、行き違いでダリウス達が湖から上がって来る。

  「敵は何処だ‼」

  ダリウスは、湖から上がって来て早々叫ぶ。

  「たった今、湖に飛び込んで逃げてしまいました」

  ネシリスは、ダリウスにギマイロの事を話す。

  「何だと! 又戦えなかった!」

  ダリウスは、ネシリスの話を聞いて悔しがる。

  「落ち着けって」

  コブラージャは、ダリウスを落ち着かせる。

  「アイツが行きそうな場所が解れば……」

  ソニックエースは、ギマイロの行先を考える。

  「‼ 奈雲 ギマイロは粘り気がある海に住んでいたんだな?」

  オルティオスは、何かに気付いて奈雲にギマイロの事を確認する。

  「ああ、奴の逮捕記録にはそう書いてあった」

  奈雲は、オルティオスの質問に答える。

  「ですがこの湖 全然粘り気はありませんよ?」

  ネシリスは、湖の水を触って調べる。

  「恐らく奴はこの星の海を故郷の海を再現させるつもりだ」

  オルティオスは、ギマイロの目的を言う。

  「だが、粘り気がある海を再現させるには大量の油やオイルとか無いと無理だぜ?」

  サイラスは、オルティオスの考えを否定する。

  「あっ、この先に天然オイルを作っている工場があるぜ!」

  奈雲は、小型パソコンで近くの地形を調べ報告する。

  「奴はそこへ向かったんだな」

  「その工場に従業員は?」

  チェンバーは、奈雲に工場の事を聞く。

  「居ない 全部機械での操作だ」

  奈雲は、チェンバーの質問に答える。

  丁度、ナビが収容ポッドを転送して来る。

  「急ぐぞ これ以上奴の思い通りにさせるな」

  オルティオスは、転送されてきた収容ポッドを持ち上げて目的地へ向かう。

  『了解!』

  ソニックエース達は、オルティオスの後を追掛ける。

  【工場】

  オルティオス達は、工場にやって来る。

  「ギマイロはこの先に居る」

  奈雲は、ソニックエースの肩に乗っていて小型パソコンでギマイロの居場所を特定する。

  「解った ダリウス さっきみたいに勝手に突っ込むなよ」

  ソニックエースは、ダリウスに注意する。

  「すまん 頭では解っているがどうしても気持ちが抑えられなくってな」

  ダリウスは、自分の気持ちを言う。

  「だったら手の平に『ガマン』って書いて飲込めば?」

  奈雲は、地球でのおまじないを教える。

  「奈雲、メガロス相手に地球のおまじないが通じるとは思えないぜ」

  ソニックエースは、奈雲にツッコミを入れる。

  すると、工場の奥の方から金属がぶつかる音が聞こえて来る。

  オルティオス達は、その音を聞いて急いで駆け付ける。

  工場の奥でギマイロは、オイルが通っているパイプを破壊しようとしていた。

  オルティオス達は、ギマイロに気付かれないように物陰に隠れていた。

  オルティオス達は、お互い無言で頷き合う。

  「今だ」

  オルティオスの合図でソニックエース達はギマイロを押さえ付ける。

  「貴様ら!」

  ギマイロは、抵抗する。

  「収容ポッドの準備だ」

  『はい!』

  ネシリスとランビュは、オルティオスの指示で収容ポッドの準備をする。

  「離せ‼ 陸の生物共‼」

  ギマイロは、抵抗しているとギマイロの腕がパイプに当たりそこからオイルが漏れ出す。

  「不味い! パイプからオイルが!」

  奈雲は、オイルが漏れ出した事に気付く。

  すると、漏れ出したオイルがオルティオス達の足元にまで流れて来る。

  「おわっ!」

  「何だ!」

  「しまった!」

  オルティオス達は、オイルに流れて行く。

  ギマイロは、オイルを滑りながらオルティオス達を追掛ける。

  「奈雲! 上から援護してくれ!」

  ソニックエースは、肩に乗っている奈雲を高い所へ放り投げる。

  「おっと!」

  奈雲は、天井を通っているパイプの上に着地するとそのままスコープ付きの銃を出して狙撃の準備をする。

  「‼ 駄目だ! 撃ったらオイルに引火しちまう‼」

  奈雲は、床がオイル塗れだって事に気付く。

  「全員 銃を使うな‼」

  オルティオスは、バランスを取りながら奈雲の話を聞いてソニックエース達に指示をする。

  すると、ギマイロがオルティオス達に突っ込んで来る。

  オルティオスとソニックエースは、ギマイロが近付いて来る事に気付きサイラス達の腕を掴む。

  「何を……」

  「各自で受け身を取るんだ」

  オルティオスは、サイラス達に指示する。

  すると、オルティオスとソニックエースは、それぞれの方向にサイラス達を投げる。

  「うわっ‼」

  「おわっ‼」

  サイラス達は、オルティオスの指示で受け身を取ったりパイプに捕まる。

  オルティオスとソニックエースは、何とかバランスを取る。

  ギマイロは、オルティオス達の前に立つ

  「フッ、陸での勝負 又私の勝ちだな」

  ギマイロは、オルティオス達を見下している。

  すると、ダリウスは空のドラム缶を持ってギマイロの背後に立つと蓋を開けてスタンバイする。

  「それはどうかな?」

  「ソニックエース [[rb:乗物 > ヴィーグル]]モード‼」

  ソニックエースは、スポーツカーに変形してギマイロに体当りしてそのまま押す。

  「なっ! 車に変形するなんてどういうつもりだ!」

  ギマイロは、ソニックエースを押し返すが逆に押され返される。

  ソニックエースは、そのままダリウスが持っているドラム缶にギマイロを押し込む。

  「え? ああっ‼」

  ギマイロは、ダリウスに蓋をされドラム缶の中に閉じ込められる。

  「やったな」

  オルティオス達は、バランスを取りながらダリウスに近付く。

  ソニックエースは、ロボットモードになり上から降りて来る奈雲を受け止める。

  「……あっ」

  ダリウスは、何かを思い出したように声を出す。

  「どうしたんだ?」

  「俺、コイツをぶっ飛ばしてない」

  ダリウスは、思い出した事をオルティオス達に話す。

  「……それは又の機会に……」

  ランビュは、収容ポッドにしがみ付きながらダリウスを宥める。

  〈出せ‼ これで勝ったと思うな‼〉

  ドラム缶越しにギマイロが叫ぶ。

  ダリウスは、無言でドラム缶越しにギマイロを殴る。

  〈グハッ‼〉

  ギマイロは、ダリウスに殴られて気絶する。

  「気が済んだか?」

  チェンバーは、ダリウスに尋ねる。

  「少しな」

  ダリウスは、オルティオスの質問に答える。

  「ダリウス ギマイロをこちらに移動させて下さい」

  ネシリスは、ダリウスにギマイロを収容ポッドに移し替える様に言う。

  「解ったぜ」

  ダリウスは、ネシリスに言われてギマイロを収容ポッドに移す。

  「他の者はパイプの修理とこの漏れたオイルの処理を行う」

  オルティオスは、ソニックエース達に指示をする。

  『了解!』

  「オイラ パイプの修理」

  サイラスは、急いでパイプの修理に向かう。

  「あっ! サイラス お前!」

  コブラージャは、サイラスの行動に注意する。

  【コリウス・転送ゲート前】

  《~工場の修理と処理の後~》

  オルティオス達は、収容ポッドに入ったギマイロを本部へ転送する。

  【操縦席】

  オルティオス達は、操縦席に集まっていた。

  〔無事に本部へ転送完了しました〕

  ナビは、ギマイロの転送先を確認して報告する。

  「解った 全員次の任務まで待機している様に」

  オルティオスは、ソニックエース達に指示をする。

  『了解!』

  ソニックエース達は、オルティオスの指示に従う。

  【次回に続く】