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「んぶっ…ぶぁっ…じゅるっ…んぐっ…」
ここに来る前より遥かに鍛えられた肉体。それに降りかかった精液を両手でかき集めロアはそれを旨そうにすする。
濃さも、量も、半端なものでは無い。常人―いや、通常の肉欲に溺れた雄ですら、これらを飲み干すのは至難の業だろう。
だがロアはごぐごぐと喉から凄まじい音を立てながら。飲み干す。
腹はすっかり膨らみあがり、まるで孕んでいるかのようだ。もし彼が孕む事の出来る体だったら、恐らくもう二桁では足りない回数孕んでいるだろう。
拡がりきった雄穴はもはや異次元、と形容して差し支えないだろう。
赤黒い腸壁が捲れ上がり、所々斑点のように精液がこびりついている。乾くことの無い、渇いた雄穴。
「ふふっ…また夢中で抱いてしまったよ。本当にロア。君は素晴らしい。」
上質なバスローブを羽織り―全身にこびりついた精液や粘液はそのまま―レオニードはロアの頭を撫でた。
ぐちゃぐちゃと粘液が手についてもかまうことは無い。ロアは精液を飲み干しながら、嬉しそうに笑う。
「ったく、急に来たと思ったら…親父、仕事は大丈夫なのかよ…」
と、こちらはシャワーを浴びてきたのだろう、全身から湯気を昇らせ、肩にかけたバスタオルで鬣を拭き取るのはレオンハルト。
その股間にはふてぶてしく、威圧感すら放っている逸物。萎えているのだが、それでもなお太く。
…そう、太く、太く。
「ん?まぁ、ロアくんを使う為ならおじさん頑張れるし。」
「答えになってないぞ親父。」
「父さんがロア使ってる間にスマホ鳴りっぱなしだったよ。対応するの僕なんだからさ…」
呆れたようにため息を吐きネクタイを緩め眼鏡をくい、とあげるのはレオポルト。股間は部屋に充満する精液の臭いとロアのフェロモンからだろうか、既に膨らみ時々びくびくと震えている。
ロアはと言うとぶはぁ、と恍惚の表情で精液の臭いが染みついた息を吐き出し…レオニードの腕を見つめている。
圧倒的強者に支配されるという安堵。快楽を与えてくれる存在に。心の底から陶酔している。
その視線に気付いてか気付かずか。レオニードはロアの頭から手を離すと精液に塗れた手をロアのマズルの前に持って行った。
迷うことなくロアはその手を優しくつかみ、咥え込む。舌を這わせ、丹念に精液を舐めとる。
精液と混ざりあった汗と雄とフェロモンは…それだけで気絶してしまいそうなほどの快楽をロアに与える。
脳が痺れる。何も考えられない。考える必要も無い。
びゅるっ、と。ロアの肉棒から限りなく薄くなった精液が噴き出した。
そしてそのまま気絶してしまったようだ。
ロアは精液に塗れたままの自分の姿を確認し…結構な時間経っているであろうにいまだに出したばかりのような鮮度を保つ精液。
その水溜りにマズルを埋めた。
「んぐっ…あぐっ…あぶぁっ…♥」
声が漏れだす。ぽっかりと空いた雄穴に手を捻じ込み、掻き回す。まだ精液は残っていて。
腸壁に塗り付ける。あぁ、足りない。自分だけではもう、達する事も出来ない。
しかし昼間。この時間に獅子の親子はいない。耐えるしかないのだ。精液を飲み、雄穴を弄っても。
頭の中から。体に刻み込まれた記憶から。彼らの存在が離れない。
しばらく呆けたように精液を飲み続けていたが…渇きは癒えないが、腹が満ちた。
顔を上げる。と。
机の上に、一枚の手紙が置いてあった。精液に濡れた手でそれを掴み上げる。
書いた主はレオニードだった。彼の性格からは想像の出来ない綺麗な字。
「目が覚めたら使用人に声をかけて。体は綺麗にしておいて。」
何をされるのだろう。何かしてしまっただろうか。いや。レオニードの事だ。
きっとまた何か、ロアですら想像もつかない何かを用意しているのだろう。
想像をかき集め膨らませると…ロアはにんまりと笑う。
そして立ち上がるとシャワールームへと向かった。
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使用人に声をかける。すっかり綺麗になった毛並みはふさふさと。
もはや精液や汗に塗れていない時間の方が少なくなってしまい…この状態の方がかえって違和感がある。
「あの…」
使用人に声をかけるロア。話を聞いているのだろう、使用人はにこやかに笑顔を浮かべ―股間を少し膨らませ―ロアをエレベーターへと誘った。
「レオニード様からのご用命でして…」
揺れもほとんどなく、凄まじい速度で眼下の街が迫る。エレベーターの中で使用人はそう言うとロアの目を黒い布で覆った。
そうえいばあの部屋を出るのは、いつぶりだろう。外の世界に少しでも触れるのは、いつぶりだろう。
空調が利き、空の色しか分からない部屋ではそれを判断するのは困難だった。
どくんどくんと心臓が跳ねる。これは期待だ。何をされるのか。どこまで昇りつめるのか。
エレベーターが到着を知らせる電子音を鳴らした。手を引かれるままロアは恐らく駐車場であろう場所を歩いた。
ゴムの臭い。僅かに残る排気ガスの臭い。コツコツと自分と使用人の足音。
がちゃりとドアの音。
誘われるまま歩を進め続ける。そこに疑問も何も、ロアには無かった。ただただ。
楽しみで仕方が無かった。
「頭上に注意してください。それでは、私はここで。」
少し屈み、その空間に入る。
ロアは気が付いた。この臭いは。恐らく車内に充満するこの臭いは。
圧倒的支配者の臭い。
「やぁ。ちょっと待ったよロアくん。」
「レオニ…ード…さん…あはぁっ…♥」
鼓膜を震わせる声に、それだけでロアは舌をはみ出させると唾液をはしたなく零してしまった。
目の前にいるであろう支配者…レオニードは、どんな表情を浮かべているのだろう。
どんな瞳で自分を捉えているのだろう。あぁ、もう欲しい。
今すぐに欲しい。
そんなロアの考えを読んでいるかのように。
「もう少し我慢してね。今から、移動するから。目隠しはしたまま…ね。」
レオニードの声はいつもと同じなのに、少し違う。堪えきれない欲望の色。
自分に対して向けている、色欲。支配欲。それが、ロアの心を、脳を、体を。
ぞくぞくと震わせる。
静かなエンジン音の後、車が動き出す。逃げ出す事は出来ない。するつもりもない。
「着くまでちょっとだけ飲んでもいいかな?」
「はぁっ…んっ…」
ごく、と唾液を飲み干し頷くロアにレオニードはふふっ、と笑い、ロアの頭に手を乗せた。
数度撫でるとその手が喉元に向かう。
優しく摩られると思わずロアはくぅん、と鳴き声をあげた。
「今日は私の独り占めだ。二人には悪いけれどね。」
レオニードの声は、安らかで穏やかで。それなのに激しくて、恐ろしい。
…恐ろしい?
車は進む。
レオニードの体が動く気配。きゅぽん、という音がしたと思えば強烈なアルコールの臭い。
もう一つ。きゅぽん、という音。こちらもやはり強烈なアルコール。だがそこに混ざるのは香草のような鮮やかな臭い。嗅いでいるだけでもクラクラしてきそうだ。
「まだ昼間だけど…いいね。」
上機嫌にレオニードは呟くとシャカシャカと何かを振り始めた。
車内に充満するアルコールと雄の臭いに、ロアの頭に霞がかかり始める。ぼう、とする。体が熱くなる。
じゅくじゅくと雄穴が疼いて仕方が無い。自分の頭を、首元を。-命を握る場所全てを曝け出し。
手が離れたと思えば。ひょい、と全身が持ち上げられた。
液体を飲み込む音が間近に聞こえる。吐息が胸を撫で上げ身震いしてしまう。
尻に感じるのはレオニードの確かな肉体。見る事が出来ずとも、はっきりと分かる。
しなやかに、太く。畏怖すら感じさせる、恐らく太腿。
「…たまらないね。ロアくん。」
そう囁くとレオニードは強くロアを抱き寄せた。
肉の感触。それは恐らく彼の胸や腹ではない。そう。
「あぁっ…♥」
ロアは目に見えない、しかし確実に存在しているソレに舌をはみ出させ…恐る恐る、僅かに俯き舌を這わせた。
びくんっ、と脈動するそれは既にいきり立っているようにも思える。
どくんどくんと鼓動が伝わる。ぴちゃぴちゃと舌を這わせると雄の臭いと味が口いっぱいに広がった。
欲しい。欲しい。欲しい。
「もうちょっと待って。…上を向け。」
片鱗を表す。威圧的な言葉にロアはしかし恐れることは無い。全貌が全て明かす時、それは自分が快楽に溺れる時なのだから。
「あっ…んんんぶっ…」
上を向くとすぐさまマズルを顎部分から掴まれ…唇を貪られる。
全身が一瞬硬直するが、すぐに力が抜けた。全てを受け入れた。ロアはただされるが儘だった。
ロアよりも太い舌がロアの口腔内を舐っていく。そして同時に注ぎ込まれるのは、アルコールの臭いがする液体。
それは今までロアが口にしたことの無い、強烈な味だった。
刺激臭にも似たアルコール。そして野草や、香草のような苦み。僅かに甘みを感じさせるが…
すぐさま揮発し、喉の奥がかぁっ、と熱くなる。
舌を絡ませようとロアが試みるが、レオニードはそれすら許さない。
ぐっ、と自分の体にロアを押し付け、潰れるのでは無いかと思うほど強く抱きしめる。
絡めようとした舌が跳ねのけられ、蹂躙される。
もはやそこにロアの意志は関係ない。まさしくレオニードのモノであり、それ以上でもそれ以下でもない。
「ぶはっ…」
唇が離された。しかしまた、すぐに唇を貪る。貪られる。
頭がクラクラしても、レオニードの気が済むまで、いつまでも、いつまでも。
[newpage]
「着いたな。…さて、行くぞ。」
「はっ…はぁっ…はい…」
頭がとろりと蕩けているような。ふわふわとした夢の中に居るような。そんな感覚に酔いしれながらロアはこくりと頷いた。
体が宙に浮く。レオニードが抱えているのだろう。僅かに全身が揺れて。
無言のまま。荒く息づくレオニードの呼吸。バクバクと高鳴る鼓動。つられるようにロアの鼓動も自然と速まった。
いまだに目隠しをされているせいだ。耳が敏感になっている。
冷房の音。じわじわと電灯の音。エレベーターの音。
ドスドスとレオニードの足音。どこかを進み。
ガチャリガチャリと恐らくドアの開く音。それは一回や二回ではない。
数回に渡ってロアの耳を突いた。
そして訪れたその場所は。
しゅるり、と目隠しが外される。ぴか、と僅かな明かりですら目が眩んだ。
しばらく目を瞑って…ようやく慣れた頃。ロアはゆっくりと瞳を開いた。
酷く殺風景な部屋だ。紅い壁、白いライト。黒を基調とした大きなマット。ハンドボールのフィールドと同じぐらいの大きさだろうか。
それだけの部屋。飾り気も何も無い。機能的な部屋とも思えない。何のために、何故?
疑問が訪れる。
行為をされるのだろうと思っていた。またいつものように犯され、無茶苦茶にされ、雄穴を蹂躙されると。
それならわざわざこんな所にまで来なくてもいい筈だ。
久しぶりに脳を動かすような感覚。
「ロア。」
扉の鍵を閉める音が響いて。直後にレオニードの声。
それはいつもより怒気を…いや、興奮を孕んでいるような。いつもは感じさせない昂りを。どこか余裕の無い、焦燥感を混ぜたようなものだった。
レオニードが出す声とは到底思えなかった。だが、現にそれを出しているのはレオニードなのだ。
振り向く。
目を僅かに血走らせたレオニード。肩で呼吸をし、悦びに頬を吊り上げるその顔は。
悪鬼ですら、逃げ出す。
「ッ…」
ロアは思わず僅かに後ずさった。
レオニードはそれを見逃さない。ロアに近付くとどん、と肩を押した。
「何を恐れている。貴様は私の子供たちの道具。そして私の道具でもある。そうだろう?」
有無を言わさぬ口調。そして圧力。
ロアがマットに倒れ込むとレオニードはロアの首を掴んだ。
「ここまで貴様に魅せられるとは思わなかったよ。貴様は本当に美しい。淫靡だ。あぁ、言葉では足りん。だからな。」
レオニードはロアの怯えた瞳を捉える。そう、その奥に。もうすでに期待する、妖艶な何かを確認した。
恐ろしい。体はそう判断している。脳もそれに従っている。
それなのに本能は。ロアの本能は、レオニードを求めている。
「貴様を壊したい。」
手を離す。僅かに締まった首が解放され。
レオニードはマットの横に置いていた…注射器を手に取った。
そしてそれを。自分の剛直へ。そそり立ち、既に限界まで膨らみあがっている逸物へ突き刺す。
「なに…を…」
「直ぐに分かる。」
全ての液体を注ぎ終えるとレオニードはふぅぅ、ふぅぅ、と先程よりもさらに荒く呼吸を乱した。
全身から汗がじっとりと染み出し、レオニードの目が更に血走る。
飢えた獣のようにすら思えるその変貌ぶりにロアは言葉を失った。今まで一度も彼が見せたことの無いものだったのだから。
そして。
レオニードの逸物が。びくんっ、と大きく跳ねた。
「ゥゥッ!グルルルルルゥッ…!!!」
牙を食い縛り、レオニードは呻き声を上げる。直後。どくん、とレオニードの逸物に浮かび上がっている血管が、大きく膨れた。
そして。
びぎっ、びぎぎっ、ばきっ。
「ガァァァッ…!!!」
唾液をだらだらと零し。自らの鬣を濡らしながらレオニードが吼える。
…逸物が。肥大化する。
「…!?」
目の前で変貌するレオニードの逸物。そしてレオニードの様子にロアはがくがくと震えた。
期待にいつの間にか膨らんでいた逸物も。濡れていた雄穴も。今ここにあるのか分からない。
それぐらい現実感の無い出来事に。
ただでさえ巨根。その言葉が生ぬるく感じるほどの大きさを誇る逸物が。更に膨れ上がったのだ。
もはやこれをなんと表現すればいいのだろう。
子供の時にふざけて抱き着いた、巨木。自分より一回りも二回りも大きい。その大きさが。目の前で自分を蹂躙しようと脈動している。
「グァッ…ガァッ…ァァッ…フゥゥゥッゥゥッ…!!!」
血走った眼で。レオニードはロアを睨みつけると肩で呼吸をした。
そしてその手でがっしりとロアの太腿を掴み上げる。
「ぁっ、ぁぁっ…!」
パクパクと酸欠の金魚のように口を動かす事しか出来ないロア。
ぽたり、と雄穴から腸液が滴り、レオニードのグロテスクに膨らみあがった逸物を濡らした。
「壊れない貴様の為だ。君を沢山使う為だ。貴様に魅せられた、壊れない君のせいだ。君の為に私はここまでした。君以外じゃもう満足できない。貴様もそうだろう?なら。」
ちぐはぐな言葉。しかし奥底に燃え滾る情欲は、ロアを、レオニードを焼き尽くす。
もう耐えられない。耐える事が出来ない。レオニードは一言。呟く。
「―分かっているな。」
冷たく熱く鋭く優しく鈍く燃え尽くすように打ち貫くように。
―ズンッ。
「ォゴッ…ガッ…!!!」
亀頭が突き刺された。そう表現しても差し支えないだろう。ロアは少なくともそう感じ取った。
雄穴を裂くように。ごぎんっ、ごぎんっ、となってはいけない音が全身を駆け巡る。
ロアは声を出す事も出来ず全身を硬直させると目を上に向かせた。
だが、レオニードの言葉が。意識をそこに留めさせる。
牙を食い縛り、必死に意識の糸を手繰り寄せる。掴んで、離さない。腸内に侵入してきた亀頭を締め付ける。
その様子にレオニードは嬉しそうに笑い、腰を震わせるとロアの太腿に爪を立てた。
「まだっ…だッ…!」
ずぶ、ごづっ、ごぎっ、どづんっ…!
「ひぎっ、ぎぃぁっ、がぁっ!?あぐぅぁぁぁ!!」
亀頭を咥え込み、雁首が雄穴を通り抜ける。もはやロアの雄穴に飲み込めないものは無いのだろうか。
亀頭だけですでにロアの下腹部は膨らみあがり、びくんと震える。
腸液が一気に溢れ出し、レオニードの竿をべっとり濡らし…挿入を容易くする。
熱い液体。熱い肉。全てが更に、どこまでも。レオニードの欲を燃やす。
「最高だ…!ロアァァァッ!」
咆哮が部屋を揺らす。びりびりと。そしてロアを。
ずんっ、ずぐごぉっ!
「おぶっ、おぼぉっ…!」
腹が膨らんだ。胃の中へと亀頭が入り込むのが分かった。
もはやどこをどう突けば啼く、だとか。そう言う次元を超えている。
ぎちぎちと腸壁が悲鳴を上げた。膨らんだ腹の中で逸物が暴れまわり。血流が腸壁を押し退け、前立腺を通り抜けるような。
「ひぎぃっ…ひひっ、いひひっ、ひっ、ひひっ、おひぃっ…」
ロアの苦痛の表情はいつの間にかだらしなく、淫靡に歪んだ。涙と鼻水と唾液で顔がぐちゃぐちゃになる。
行き過ぎた快楽を受け入れられることが出来るのは、ロアにとって幸運だったのだろうか。不運なのだろうか。
「ロアッ!ロアァァァアッ!!」
獣のように。レオニードはだらだらと唾液を零しながらロアの中へ更に逸物を推し進めていく。
進んで、進んで。その先は。
「ごっ…ぼぉっ…ぎっ…いぎっ…いぃ…♥」
根元まで。完璧に咥え込む。
レオニードは満足そうに腰を震わせ、恍惚の息を吐く。
ロアは自らの膨れた腹。胸を見て…嗤う。撫で回す。
どう収まっているのか。自分でも理解できない。レオニードも恐らく理解できていない。
だが、収まっている。腹の中で逸物が暴れまわり先走りを大量に溢れさせ、胃を満たす。
それはロアにとって、凄まじい快楽であり。幸福であり。それを得られれば、なんだってかまわない。
「うひっ、ひっ、いひひぃっ、ひひっ♥おひっ、おひんほぉっ♥うひっ、うひひいひひっ♥」
全身を駆け巡る、痺れるような。はじけるような快楽に。
ロアの脳はショートする。喘ぎ声も。何も出せず。ただ反射のように。啼く。泣く。嗤う。笑う。
「全部…挿入った…か…」
額に血管を浮かべ、汗をにじませながらレオニードは驚嘆の声を上げた。
まさかここまで受け入れるとは想像もしていなかった。いい所半分。それ以上入れば気絶しようとも精を吐き出そうとも良しとしていた。
だがロアは。それを上回る。
「…最高だっ…ロアッ…!ご褒美をやらないとな…!」
嬉しそうに。舌なめずりをするとレオニードはロアの肩口に牙を突き立てた。
甘く。血がうっすらと滲み、牙の痕が付く。びぐっ、びぐっ、とロアの体が跳ね、切なげに腹の中が締まり、吸引する。
この状況下でも、ロアの体はレオニードに奉仕している。
「そうだ…ロア。さっき飲んだカクテル。覚えているか?」
動きを止め。腰を僅かに押し付けるように。かき混ぜるように。
ロアの中を蹂躙しながら、レオニードはロアに、一つのちっぽけな疑問を投げた。
言うつもりは無かったが…今のロアを見ていると、言いたくなった。
「ひっ…いひっ…?」
「…Go To Heaven」
レオニードの囁きに。ロアは体を、尻尾を。震わせた。
「昇天させてやる。」
言うや否や。
レオニードは無慈悲に。躊躇することなく。一気に腰を引き抜いた。
ずろろろろろっ!
「がぁぁ、アガァァァァァァァァアッ!!!ぐがっ、がぁぁぁぁっ!?ひぎぉぼぉぉぉっ!!??」
腸壁は想像以上にレオニードの逸物に絡みついていたのだろう。
ロアの悲鳴のような声。勢いよく引き抜かれた逸物は。まだそれでも半分以上はロアの中に納まっているのに。
赤黒い腸壁が、外にまで引きずり出される。
てらてらと淫靡に光るそれは蠢き、ひくつき。元の形に戻ろうと収縮する。
「あ”っ、あ”ぁ”ぁ”っ…はぁ”ぁ”-…ぅ”…ぁ”-…ひっ…いっ…♥」
悲鳴はすぐさま嬌声に変わる。逸物が引き抜かれ、外に出ていく快楽。
中に押し留まる逸物の快楽。暴れまわり、蹂躙される、快楽。
押し拡げられ、限界を超えて、尚。まだ拡がる。どこまでも、どこまでも。
ロアの欲望が満ちていく。
体が自然と跳ねまわり、全身が弛緩する。レオニードに抱き着こうと腕を伸ばす。
その腕を近付け。そして。
ずごっ、ずぶぶぅぅっ!
「ッッッ♥」
がくんっ、と腕の力が抜けた。レオニードの逸物が、再びロアの中を一杯に満たす。
胸まで。更にその奥まで。
体勢を少し変える。ロアを抱きかかえるように。片手で肩まで抱き寄せる。もう片方の手でロアの尻を掴み、自分に固定させる。
目が合った。ロアの瞳は淫靡に光る。この状況で。こんな状況だからこそ。
レオニードの瞳が燃える。欲望に。情欲に。鋭く光って。
「ロアァァァァ!!」
レオニードは一際嬉しそうに愉快そうに笑うと咆哮を上げると腰を動かし始めた。
ロアの中に納まっている逸物が。暴れまわる。腸壁を破らんばかりに。
「おぼっ、ゴォッ♥ふごぉっ、おぎっ、ぎっ…がっ…♥」
体を動かす事も出来ない。ただ与えられる暴力的な快楽に身を委ねる。
レオニードの肉体がロアを包み込む。汗が滴る肉に舌を這わせる。熱い熱い、雄の味。
腰をぶるりと震わせ、ロアの中に先走りを流し込む。
両手で抱えたロアを上下に動かす。それはさながら玩具を扱う子供のように。
無邪気に、残酷に。自分の求めるまま、赴くまま。
ずろろろろっ、と逸物が抜き取られ、また突き刺さる。前立腺を、腸壁をぺしゃんこにされるのではないか。体が壊れてしまうのではないか。
雄穴は元に戻るのか。いや、もう戻れない。戻りたくない。こんなに、こんなに
「ぎもっぢ…いひぎぃっ…♥あ”っ、んがぁぁ”っ、んんんんっ!!!」
喉元までせりあがってきた先走りを必死に胃に押し戻すロア。びゅるっ、びゅるっ、と止まることなく精液がロアの肉棒から噴き出し、二人を汚して。
レオニードは唸り、更に腰を。両腕を。大きく振る。
「ごっ、おごっ、ひっ、いひっ、ひぎっ、おひっ!?ひぐぅぁぁぁ♥」
レオニードの動きに合わせ、ロアの喘ぎ声がリズミカルなものに変わっていく。
表情は崩れきり、意識は腹の中に集中する。かき混ぜる逸物の存在感。
腸壁でゆるく締め付けて。形がはっきりと分かる。
どちゅどちゅと逸物が動き回る度にロアの腹が、胸が。ぼこぼこと凹凸を繰り返す。
大量に溢れる透明な液体は先走りか、腸液か。
「グルルルルゥゥゥッ!!!」
レオニードの唸り声が大きさを増し、全身がぶるぶると震えた。
脈動する逸物。その周期が極めて短くなる。睾丸がせり上がり、ロアの尻を撫で回した。
絶頂が近いのだろう。腰を何度も震わせて。未知の快楽。それはレオニードも同じようだ。
「ロアッ、ロアッ、ロアぁッ!ロアッ!」
何度もロアの名を呼び。堪えきれないようにロアの肩口に噛みつく。
「あっ、はぁっ、んはぁっ♥ひぃ”っ、ぎっ、ごぉ”ぉ”っ♥」
熱に浮かされ、快楽に溺れ、酔いしれ、流される。
ロアは壊れたように笑い、喘ぎ、体を痙攣させ、悦びを表現する。
泡立った腸液が、先走りが。口を。雄穴をぐちゃぐちゃに濡らして。
肉同士のぶつかる音が激しさを増す。壊れてしまうのでは無いかと。
二人が、共に壊れてしまうのではないだろうかと思うほど強く。強く。
やがて。
「ガァァァァァッ!!!」
レオニードの限界が近付いてきたのだろう。ロアの腹を膨らませる逸物が、更に大きく跳ねる。
逸物の動きに制御され、ロアの肉体が引きずられるほどに。レオニードの胸にのめり込む。
「ふぶっ、おぶっ、ひっ、ぎっ♥おっ、あっ、んはぁっ♥」
呼吸を遮られるほどの胸板。ロアは雄穴をできうる限り締め付けた。そして腹の中のレオニードの剛直を優しく撫で回す。
雁首。裏筋。分かる。そこを重点的に撫で回すと。
「グォッ、グォォォォォッ!!!!」
ぼびゅっ…びゅごんっ!
「ひっ…ぎっ…!」
びゅるるるるるるっ、ごぼぶびゅぅぅっ!びゅぐぅぅっ、どぼんっ、どぼぶびゅるるるぅぅっ!
「ごぉぉぉぉっ♥♥♥ごっ、ぎっ、がぁ”ぁ”ぁ”ぁ”♥ぎぃ”ぃ”ぃ”っ♥♥♥」
奇声のような嬌声を上げるロア。それも仕方が無いだろう。
一瞬にしてロアの腹が何倍にも膨れ上がり。そして今尚、ひたすらに濃い精液を注ぎ込まれているのだから。
レオニードは射精の快楽と、ロアを、まだ使える玩具を壊す悦楽に浸りきっている様だ。
腰をぶるぶると震わせ、上下に振り。
堪えきれず。ロアは口や鼻から精液を噴き出す。呼吸が遮られるほどの密度。
脳に酸素が行き届かなくなる。レオニードの言いつけを守れない。だが。レオニードはロアの顔を今も汚し続けている精液を乱雑に拭った。
「いいぞ。吐き出せ。いくらでも吐き出せ。壊れても使う。壊しても使ってやる。喘げ。啼け。喚け。吐き出せ。イけ。イき狂え。好きなだけな。」
レオニードの言葉が体を支配した。
ロアは…意識を吹き飛ばすことなく。与えられ続ける熱を。欲望を享受した。
精液を口から、拡がりきった雄穴から噴き出させる。
体の中を一杯に充たしても尚。レオニードの逸物は収まらない。
それどころか更に大きく膨らんでいるようにもロアには感じ取れた。
「うびっ…ひぎっ、おぼぉっ♥♥♥」
「…まだまだ愉しめそうだ。ククッ…!まだだ。まだ犯してやる。使ってやる。壊してやる。嬉しいか?ロア。」
「はびっ…うれじっ…でずっ…♥」
射精が止まったと思えば…レオニードは再び。
萎える事を忘れた逸物で。ロアをかき混ぜ始めた。行き過ぎた快楽に。
ロアは、昇天するのではないかと。本気でそう思った。それでもいいとさえ。思えた。
数度に渡る行為。ロアの腹はパンパンに膨れ上がり、今にも破裂しそうだ。
全身の痛覚が麻痺しているのか。それとも痛覚さえも快楽になっているのか。
「うへへぇっ…いひっ…♥」
ロアは精液の水溜りで溺れていた。それを愛おしそうに、大事そうに。
レオニードは見つめ、その頭に手を乗せる。
逸物はいまだに萎える事を知らず。ロアの中に納まっていたのが嘘のような大きさで。
「本当に君は壊れないね。…あぁ、いつか。いつか必ず。貴様を壊す。」
「はひっ…いひひっ…♥」
レオニードの言葉に。ロアは嬉しそうに笑い。
レオニードもまた。笑った。
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