ソールズベリー・ステーキ

  小瓶の中で揺れる胡椒はミルを回せば_ごりごり挽かれて薫り高く挽き肉の上に落ちてゆく。

  肉は牛肉を80パーセント、豚肉を20パーセントブレンドした特価186円の合い挽き肉。そしてそこに岩塩をひとつまみ。

  _岩塩は塩味がつよくひとつまみでも素材の味によくなじむ。そこに細かく刻んだドライローズマリーと乾燥スギナをぱらぱら一匙。

  タマゴをひとつ落とし、毛皮の上から手袋をして挽き肉と黄身を揉み込む。

  短毛だとはいえ調理の際には細心の注意を払わねばペットリついた黄身をこぞき落とす羽目になる。それに料理に毛が落ちてしまったら台無しだ。

  「たまには肉も食べなきゃ体に悪いぞォ、薄味にするしさァー」

  リビングで「100%無塩トマトジュース」を飲む黒牛獣人に、その台所に立つハイエナ獣人が言うさなか、ぐいぐいと赤くて青臭く、ドロッとした半固体の液体を…その彼、南田[[rb:總一 > そういち]]には到底うまいとは言えないドリンクを、湯上りの一杯とばかりに嚥下してゆく牛獣人、牧場[[rb:丹 > まこと]]。

  そして彼はすっかりグラスを空にすると、「ほんとかい?」とトマトジュースをまたグラスに注ぎながら言った。

  「俺が嘘つくように見えっかい?言われたとおりひとつまみだけ塩は入れたし、草もパッパッって入れたぞ」

  にっちゅ、にっちゅと力を入れてひき肉とタマゴをもみ込む音がする。

  そしてマコトはグラスを机に置いて、紙パックを冷蔵庫に戻して「草って言うんじゃないの」と嗜める。

  「ちゃんとラベル貼りしておいてるでしょ~?タイム、ローズマリー、セージ、オレガノ…まぁ聰ちゃんも使ってくれたのはうれしいけどさ」

  「だろォ?」

  できる子ちゃんなんだぜーっ、とハイエナ獣人の彼_金髪に染めた髪と左耳のピアスに、青目と露出した肩から腕にかけて筋肉の目立つ日本離れした彼_が言うと、「はいはい いい子ちゃん」と慣れた様子でいなす。

  山のように大きな獣人だ。盛り上がった背中に、太い手足にダルマのようにぼってりした胸腹。

  腹は布袋の置物のように見事な太鼓腹だ。それに汗の多少にじむ下着の下には大きな乳が目立つ。

  ひと掴みにはできないような大きな乳だ、それでもまだ彼は23さい_育ち盛りだというのが恐ろしい。

  「ケチャップとソース取ってェ」

  「ウスタぁ?ブルドッグ?」

  ほどよく捏ねてまとまった肉をボウルからまとめて取り俵型へ。左右の手にジャグリングのように_

  「ウスター。あとタマネギもォ」

  ぺったん、ぺったんと空気を抜き、まとまったものをボウルの中に置いておき、二つ目も同じように。

  余った肉と出来上がったものをまとめてもう一度空気を抜き、片手の手袋を外してコンロにかちりと火をつけた。

  ぼぽぽと灯った火が赤から青へと変わり果て、温まるまで十数秒。その間に刻みタマネギの入ったパックを開ける。

  「ニンニク入れていい?」

  「ぇえ~、臭くなぁい?」

  「だーいじょうぶだってェ、でもちょっと多めに入れちゃお」

  タマネギをスプーンで掬ってお椀の中へ、続いて業務スーパーで買ってきた大容量ニンニクもひとさじ。

  そしていい具合に温まったフライパンにオリーブオイルをひと回しそそぎ、丸くまとまった肉をフライパンに寝かせてゆく。

  「…あち」

  「火傷した?」

  ソファに座ってスマホをいじりながらも、台所が気になるようで声をかけてくるマコト。

  普段はマコトが台所に立つのだが、今日はいつも待ってるこの彼が料理をするのでちょっと心配なようだ。

  「や、大丈夫ぅ。油が跳ねたのォーー」

  「火傷気を付けてねェ…」

  「ありがと」

  そして二個目の塊をパンに落として換気扇をつける。

  ジュー…といい音を立てて肉が焼かれ、熱されてゆくその背景、その料理の名は「ソールズベリー・ステーキ」。

  本来は100パーセント牛肉で赤身肉を使用するのだがマコトが肉の臭みが苦手なため合い挽きを使用している。

  ソールと言っても[[rb:靴裏 > ソール]]のことではない。1897年はアメリカにおいて医師・薬剤師であったソールズベリー博士が考案した食事という由来で彼の名がついている。

  従来のステーキとは異なり挽き肉を使用しているため消化がよく、脂がよく取り払われているため「米軍基地」の食事としても取り入れられる肉料理。また牛ひき肉であることから低コストで生産が可能のため大衆料理でもある__。

  合い挽き肉を用いてもよいが、風味を引き出すためはやっぱり牛ひき肉を仕入れておくと良いだろう。また刻み玉ねぎはこのステーキを焼き上げた後に出る肉汁と炒め、程よく炒めたらケチャップとウスターソースを足し味付けソースとする。

  肉汁で作られたソースは濃厚で淡白なひき肉の味に合う。

  またにんにくを入れても美味。

  [newpage]

  「…ちょっと、開けんな!って」

  トイレの前で座りながらにやーっとするソウと中から時どき聞こえてくるウォシュレットの音。

  そして時折ぶしゃーーっと噴き出す音と、最後にトイレをながす音。

  ばたっ、とベッドに転がるとふたり横になり、ちょっと目を閉じたり、すー、と嗅ぎなれた寝室のにおいを吸ったり、「気持ち悪くない?」なんていたわって、ちょっぴり冷えたお腹を撫でられながら話をしたり、顎を指で撫でたり、そうしてダブルサイズのベッドの上でいちゃつきあう。

  ふたりは「付き合っている」。

  それはもう男がふたりで同居しているのだから「そういう」事と見られているのだろうが、それでも彼らは周知の事実として一昨年の春に付き合い始めたカップルだった。家族仲は良好でたびたび両の実家からは手紙が送られてきたりする。北陸の方にあるマコトの実家や_英字まじりで總一の実家からも送られてくる。

  かちん。スタンドライトに明かりをつけて、すっかり薄暗くに淫猥になった寝室はマズルとマズルを合わせてのベロチューから事を始めるのには最適だった。

  にちゅ、くちゅ、とウシ科の長い舌と唾液で濡れて広いイヌ科の舌が唾液を絡めて音を立て合い、ふたりはちゅっちゅと互いの唇を吸い合い絡み合う。やっぱり少し唾液はにんにく臭く、ちょっとキスの合間に二人は見つめ合い、くふふふ、けへへ、と笑いあうと、また近寄り仲よしとばかりにちゅっ、ちゅっとキスをしあう。

  舌をからめて、おたがいの味とからだの熱さと、もさもさと生えそびた互いの体毛を感じながらキスをして少し離れると、太い黒腕がウ上から伸びてきてぎゅーとマコトに抱き寄せられる。

  「そうちゃん…」

  ぐうう、と強く引き寄せるその手の表層は肉でぷにぷにしているものの押し付けられているように力が強いものだからブ厚くて太い骨が感ぜられる。ちょっと息が苦しいまでに抱き寄せられ、ぎゅー、と熱い牛の身体に押し付けられて圧迫される。

  「…くるしィ、ってェ~……」

  そう言われて、もぞもぞと困りつつ離れると、また近寄って、今度は鼻を近づけすんすんと首元を嗅いでくる。動物的なその嗅ぎ方にちょっとやらしさを感じながら「クサくないかな、オレなど」と考えていると、その顔が下半身に近寄り黒地で赤のラインが引かれたボクサーブリーフに近寄る。

  _互いのハアハアという息が響く中、すっかり興奮した黒牛は大きな手で下着のゴムを掴んで下へとずらす。日本人離れしてふさふさとした陰毛の下にあるのは柔らかくも大きくなりはじめているカリの大きいちんぽだ。

  だらんと黒ずんだ金玉の垂れさがるそれは袋どころか玉まで大きく牡の成熟が窺える。

  「大っき…ハァ、そうちゃん、ちょっと舐めてい…?」

  竿に顔を近づけつつマコトが甘えるようにそういうと、枕から顔を上げ、興奮してきたとばかりに息の荒い總一も「いーよ」と小声で言う。

  分厚い舌がべろん、と雄茎を舐める。せっけんの香りに少々消せない生臭さ。厚い皮に包まれた固い熱肉はどんどん膨張し、ぺちゃ、ぺちゃとマコトが舐めあげる刺激にその全貌を徐々に表しつつあった。長い舌で竿の全体を舐められ、唾液を帯びていやらしい粘りけを持った舌がまとわりつく。

  「んっ、はぁ、イイんよ、イイよ~…」

  「は……んふ……んんん…」

  互いに息があがる中、くまなく金玉やカリをちろちろと舌で刺激してやるともう最高まで大きくなったものは硬さそのままに粘り気のある唾液で濡れていやらしい唾液のにおいとチンポの生臭さを発揮する。

  そうすると、口をすぼめ、ぱくりとオチンチンをお口で咥えてじゃぽ、じゃぽとおいしそうに上下運動を始めた。

  その刺激に、「ぁあ」と思わず声を漏らす中。竿の奥までお口でくわえこみ、生チンを口肉で刺激し続ける。

  總一の下半身で上下に揺れるマコトは鼻息荒く、たゆんたゆんとそのお乳も揺らして_その様子を頭を上げて眺めているとなかなかにエロくて思わずじっとその光景を眺め、チンポにがっつく様子を見てますます陰茎を鋭敏にさせてゆく。

  んふー、んふーと鼻息荒くしながら名残惜しそうに竿奥からカリへ。っぽ、ぽじゅっとまさしく親指でも「しゃぶる」かのようにいやらしい音を立ててあそびながらチンポをだんだん離してゆく。

  「…んっ、それぇイイかも……あ~エッチじゃないのぉ…ん?」

  ヌメヌメとスタンドライトの橙色にてらされ、ちょっぴりいやらしく光る亀頭のそばでマコトは悪戯に笑って、「でもすきでしょ、こういうえっちなの」と甘えた口調で返す。

  「…好きっつーかぁ…マコトだからスキっていうかさぁ~…だからさぁ、な、まこと」

  …きすしたい。

  そう声を少ししかださず吐息にまぜて言うと、そのままマコトは体を起こして、互いがそのまま引き合うように顔へと移動をして、また唇をむちゅ。と重ね合わせ目をつぶる總一と、じっとそんな顔をみつめて、そしてまたキスに没頭するマコト。

  きれい事ではないが_かすかにしょっぱくて、唾液とチンポがそこにあった、というにおいを漂わす口内と口内を重ね合い、また唇を重ねつつ硬くなったマコトのそれにぬれた總一のそれがツンツンして、マコトがそこに手をやって重ね合わせるようにする。生あつい互いの皮ごしの筋肉を重ね合わせ、少しみつめあうと、「好きぃ」、「おれも」と、いちゃつき応える。

  吐息交じりに言葉を交わして汁のにじみでたマコトのそれに手をよせ、皮をちょっと指でしごく。マコトの顔がほんのすこしふにゃっとして「そうちゃん、」とせつなげにつぶやく。

  「…きもちい?」

  皮を指でつまんで上下にしこしことする、皮と竿は真っ黒いのに、絵具で塗りつぶしたように亀頭だけが真っ赤で、どくどくと血がめぐったデカ長亀頭がもちあがる。

  「きもちィ・・・。そうちゃん、そうちゃ、そぅちゃあっ・・・」

  乳首に顔をやってチュッチュッと音を鳴らして吸い付くと声を上げて大きく体を揺らめかせる。

  人差し指の先ぐらいはある乳首は吸い付かれるだけでもう感じてしまうようだ。

  チンポも汁がにじんできてキンタマがほぐれてくる。あっ、あっと放つ声がメスのそれに代わっていって、どんどんマコトは出来上がってゆく。

  チュウ、チュウウと乳首に吸い付き、チンポからもう一方の乳首に指をやりクリクリと刺激すると切ないぐらいに声にならない「うゥう」という声を上げビクッビクッとケイレンのように体をばたつかせる。

  あおむけにして胸肉に顔を乗せ、ちゅくちゅうと乳首を吸いながら片方の乳首を指でつまんでクリクリと愛撫。

  それだけでもう黒牛獣人は「アァン、アァんん」と抑えながらも甘い声を出して切なげに總一のぶち模様の目立つ背中に手をやりわしゃわしゃ撫でる_それはもういいよという合図なのか_口を発情した乳首から總一は離す。

  「オッパイきもちーでしょ、ね、きもちいいねぇ」

  そういいつつも、摘まみもしないが指をちくびの上に置く。それだけでもう感じてしまい_泣きそうになりながら、マコトは「そうちゃぁ、気持ちいぃ」と、ふだんの堅実がすっかり、オキシトシンの甘い沼におぼれた口ぶりで言い、またチュッ、とデカ乳首にキスをされる。

  「っうぅゥウゥ~~~…あぁっはぁっ…んもッ…あっ、んもぉっ…いい、ッてえッ、もぉやだあっ…!ぁあ、ヤダよぉ…」

  ちゅっ、ちゅうっ、と痛いぐらいに勃起した乳首にキスを繰り返す。片方の乳首も絶えずクリクリと刺激し、泣きそうになるまでやるとばかりに乳首をちゅう、ちゅうに長いキスや、短いキスを繰り返す。ぷくぷくと浮き出てきた乳腺がむずがゆく、やだ、やだと羞恥心で言いながらオッパイの中のムズ痒さと後ろがどんどん「うずく」のを感じ、マコトは涙腺を広げるのだった。

  [newpage]

  「んく…」

  ローションが注入され、わずかではあるがそこから潤滑液を垂らすマコトの「出口」はしわを中心に毛が無く、尻の合間のもじゃもじゃした毛はローションで濡れて光っていた。

  撫でまわすようにそのしわの寄った穴に指を這わせ、ちゃくちゃくイヤラシい音を立ててみせると、マコトは「やめてよ…」と消え入りそうな声を出した。だがその行動をたしなめるような言い草とは裏腹に、その声はかすかに上ずり、ふとももをよじる。

  「…見せて?」

  ショコラとブチ模様に包まれた手をふもふも柔らかいマコトのふとももの毛に這わせ、指を立てて腺やすじをなぞるように撫でると、顔を手で覆って嗚咽のように吐きくだす。

  「あぁ~……もぉぉ~~最悪ぅぅ……超ハズカしんだけどぉお…ああ゛~もぉお、ほんとやめてよぉ…」

  「ア~ごめんごめんってェ、機嫌なおせよぉ、な?な?」

  そういいつつ、ちょけてでかい尻をぱんぱんと叩くと「やめろやぁ」と手ではらいのけられる。

  「そーいちマジおっさん!!昭和のエロ映画みたいッ、ほんとそーいうのやめてよっ、マジぞわっとするわ!」

  そう言われつつ、そっと太ももの手をはがし、その手をにぎって、「ごめんってばぁ」と言いつつ指を組み合わせて甘えてゆくと、マコトもちょっと複雑そーな顔をして、また足をひらいて、ぐいっ。と自分から尻を手で開く。

  牛獣人らしくでかい尻にムッチリ分厚くついた肉、それを両手で開くと谷間の穴のしわまで詳しく見える。それは暗に「続けてよ」と言っているかのようで、總一はそこに顔を近づけ、あのさ、という。

  「ん~…?」

  「…舐めて、いい?マコのカワイイここさ、痛くならないようにほぐしておきたいんだ、マコにイタいって言ってほしくないしさぁ…」

  「そこ」に顔を近づけたまま言う總一に「ッぁ、ヤだよ……」と消え入りそうな声でマコト。

  だが、きゅうっ、と微かに締まるそこをイヌ科の動体視力か、それとも「そこ」をよく見ていたからか察知すると、總一はそこに口を近づけ、両手の指で尻肉を広げる。

  「あっゥ、やだってェ…もぉ、やだぁ、そうちゃんっ、やだよぉ…」

  ローションがとぷっ。と漏れ出すそこにマズルを寄せると唇をやわく押し込むようにキスを重ねる。

  微かに口に流れるローションは無味で、冷たく糊のような触感でそれを唾液と共に混ぜて唇から出し、舌でぺろ、ぺろと生あたたかい粘液を塗り付ける。マコトはそのたびにうわずった声を出し、嬉しそうにペニスをビンビンにさせていた。

  「ァ、…ァ…! そうちゃんきもちいよ、…そーちゃんきもちい…きもちぃ……」

  やわらかい粘膜を粘膜でこすられるたびにマコトがさえずる。

  舌を動かすたびにひくつくそこをぐちゃっ、ぐちゃっと舌で下品に舐めあげるたびに穴は緩んで排せつのようにトロトロとローションを漏らして糸をひく。アナルの皺に舌先をあて、膨らんだ凸凹のしわを愛撫し、じゅるっ、じゅるっと尻肉に口をくっつけすすってゆくと、ヴリュッ…と勢いよくローションが「お漏らし」のように漏れ出した。透明でにごりのないそれは腸液のにおいを香り立たせ、「ひぅっ」と声を漏らす。總一はそれをティッシュでぬぐい_ローションがぬろぬろあふれ出てくるマコトの出口に伸ばした舌を優しく侵入させる。

  「ッいあっぁぁ……やだぁ、んあぃぃっ、アンッ…!」

  舌を出し入れする毎に、アン、アンと上ずった声であえぐマコト。

  自身のでかい乳首をクリクリと刺激して、結腸が子宮のように広がる。

  ヌポ、ヌポとイヤらしい音を立てて舌が出入りするたび、入口すぐが疼いてしまって声が漏れる。弛み始めたそこからはトロトロの唾液と体温で温んだローションも漏れ出していた。たまに舌を尖らせ、ちろちろと会陰を舐めあげると泣きそうな声でそうちゃん、そうちゃんと哀願する。[[rb:会陰 > そと]]からでもわかるほど前立腺はぷっくり膨らんでそこは受け入れ態勢がすっかり出来上がっていた。

  そして口を離し、辛抱堪らんといった具合で「マコト」と一言言うと、總一は膝立ちになってマコトの牝に自分を近づける。

  勃起しきって膨張したそれは根元がわずかに膨らんでおり、まさに「種付けするぞ」とばかりに立派に勃ちあがっていた。

  二人は家族であり、パートナーであり、家という一つの巣を共有する群れである。

  たとえ五年、十年の間に何があるかはわからないがそれでもいまこの時にはこうして一緒におり、ともに愛し合っていた。

  それだけは確か。それはたとえ婚姻や血縁といったものがなくとも定められる目には見えないものだった。

  [newpage]

  「そうちゃん…いいよ、そうちゃんといっしょになりたい…總ちゃん、大好きだよ」

  マコトが両手をふとももに当てて自ら股を開けた態勢になると、梅の実ほどに大きな双金玉の収まる玉袋から勃ちながらも萎え、細長いながらもぽってりと膨らんだ亀頭のみが包皮から飛び出しているペニス。

  肉のついたずんぐりむっくりの臀部の合間にはすっかりほぐれた「入口」がその口をわずかに粘液を漏らし開いている。

  膝立ちのままマコトに近づき、寄り添うようにそのお腹に手を当て腰を「そこ」につけると、橙色の光に照らされながら二人は見つめ合う。

  「…大好きだよ、そうちゃん」

  「オレも、俺もすき。だからめいっぱいオレがんばるよ。マコトもめっちゃ頑張ってるし。」

  「…もぉ…いまする話ぃ…? …でも嬉しいよ、ふたりでがんばろ?」

  破裂せんばかりに膨れ上がったモノをくっつけ、興奮しながら腰を突き出すと、にゅるりと温かい粘膜と剥き出しの[[rb:亀頭 > にく]]がくっつき、にゅるんと擦れあう。

  「んっ、んふっ」

  「ンッ~……ッ……」

  腰に手を回しマコトの谷間に押し付け、ぬるっとした穴を肉で感じながらゆっくりと挿入する。

  亀頭が温かくぬるんだ穴に刺激され「ぅぁ」と声が漏れた。

  紅く膨れた球根のようなかたちをもったイヌ科の亀頭がヌルンと穴に入ってしまうとマコトは目をつむり、外から中に圧される感覚に腹をよじらせる。

  「ふぁ、あ……」

  なやましい声を出し、そこから我慢するように肩を寄せた。熱く高ぶっている肉はローションのぬめりを帯び、発情してかちかちのチンポを味わうように腰をゆるゆると振る。

  マコトの中は唾液とローションでぐっちょぐちょになっており、縛るように絡みついてくるそこに竿もカリ首も刺激され射精欲がそそられる。肉厚な感覚が亀頭から竿まで包み込んできて、そしてマコトが痛そうにしていないのを確認し、少し腰を進めると亀頭の先が舌でほぐされていない場所にヌるんと当たった。

  「っ、ぃっ…アンン…」

  マコトの嬌声とともにキュウゥッ、と竿を締め付けられる。

  「きもちい…?すっげ締まってきてるよ、マコっ、気持ちいい」

  グチョ、グチョと泡立つ音が動かすたびに接合部から聞こえてくる。

  腰を動かす度にマコトの「おまんこ」が蕩けて、揺さぶるたびに目をかたくつぶって快感に耐え、「あんんっ」と耐えられず噛み殺さずに声をあげた。

  「まんこぐっちゃぐっちゃしてるよおッ…マコト、マコトっ、かわいいッ」

  ヌチョ、クチュ。ヌチャヌチャという音がベッドの上で揺さぶられる巨牛とハイエナの間からイヤラしく響きわたって部屋中を淫乱に彩ってゆく。ぷっくり膨れた乳首を指でコロコロ転がすと、やああっ、とマコトは泣いた。

  「やっぁあっ、ぼぐもぎもちいっ、きもちいいの、気持ちいッ」

  ガンガン奥を突かれるたびに[[rb:前立腺 > きもちいい所]]も[[rb:結腸 > おく]]もビリビリ感じてタラッタラッと牛チンポからよだれが垂れる。

  ぬこぬこ奥で動かれるたびに[[rb:結腸 > おく]]がきゅんきゅんっ、と引き締まって、身体がぴくん、ぴくんと軽く痙攣する。

  「はぁ、はぁっ……もぉ~~ッ、さいこうッ……マコト、すげえかわいいよォっ…マコトのチンポもすっげ濡れてるしさぁ…」

  ぎゅうっと体を寄せて、ぱん、ぱんと腰を大きく突き出せばマコトは激しく泣きあえぐ。

  [[rb:結腸 > おく]]も[[rb:前立腺 > Gスポット]]も敏感に感じてしまい、牛チンポからはさらにダラダラよだれを垂れる。

  マンコもすっかり粟立って、白いあぶくを垂れ流している。

  カラダを密着しきって[[rb:結腸 > おく]]にチンポが届いている。

  ガンガンと突き繰り返すたびにくらくらしそうな催尿感と射精欲がこみあげてきて声のない嗚咽を漏らした。

  「あーーッすっげぇっ、でるっ、だすよ、マコトっ、でる、でるでるでるっ…!!」

  額にダラダラ汗をかき、痛いばかりに腰を振る總一ももう限界が来たのか、腰を上げてマコトの奥に膨らみきったチンポで種付けせんとばかりに押し込み、目をつぶってぱんぱんと腰を振る。

  「ふあぁっ、ぅァアッ、ッア~~……、いく、いっちゃうぅ……もっ、イっちゃうよぉっ、いぃっ、いいいぃっ、ひいぃっ!!」

  だらだら汗と涙を垂らしつつ、奥を突かれながらびくびくと腹を震わせ続けるマコト、そのチンポは總一にくちゃくちゃとしごかれながらとうとう白いものを黒い毛皮に飛び散らせた。太い黒牛チンポから白くドロドロとした牛精子がどびゃっと飛び出るとアナルがぎゅうっと一気に締まり、「うぁっ、うぁっ」總一も声を漏らす。

  ハイエナチンポも限界が近く、とうとう腰を思い切り引きよせバコバコ奥に突きこむように動かし、ぐぐっとペニス根元のコブを突きこむと、中にぐぽっと飲み込まれてしまった。

  「アアアンっ…!…いてっ!? てっ、てっ…あぁ~っ…そうちゃあぁん…」

  ぐぷ、ぐぷと中で精液が発射される中、コブが無理やり入ってくる感じにマコトも素に戻って、奥でビクビク跳ねるものを感受していた。

  「すっげっ、あっ、でるぅ……」

  それはまさに種付けだった。亀頭球を捩じりこまれ、子種が中にまき散らされる。熱いのがゴムの中にドクドクと放たれると、はあっ、はあっ、とうっとりしながらイヌ科特有の長い射精感と尿道を精子が通る底知れない快感に天を仰ぐ。

  「はぁー……ッ、すっげぇきもちいい……っ……」

  絞り出すように腰をゆるゆると振りながら最後の一滴まで中に出す。奥に染み込ませるように腰を振りながら、種付けするようにたっぷりの射精だった。

  「んん…あ…まだ、出てる、ッ?あっ、そうちゃ、あんッ、…もぉッ…あつい、からあっ…のしかかんないでよォ…」

  コブでつながりながら、ぐたっと腹に凭れ掛かってくると、その手はマコトの頭を撫でながら、総一は目を閉じ、はあっ、はあっを息を荒げて射精後の余韻に酔い始めた。

  「……はぁっ……はぁ……あ……」

  「あー……だめ、そうちゃん、重いぃ」

  …ぐうっと抜きだすと、ずるっと肛肉がめくれるように動き、そしてぬるり、と尻の外にチンポが抜ける。

  それに体をビクつかせると、マコトはだらんと力を抜いて、ふーっと熱い吐息を吐く。

  総一も同じく熱い息を吐き出すと、ごろっとその横に倒れて荒い呼吸をし始めた。

  はあっ、はあっと事後の余韻に浸る中、マコトがそっと手を手に寄せてくる。そして、ふたり向き合ったままだらしない息を重ね、遊ぶように手をにぎにぎしあいながらふふっと笑った。

  [newpage]

  「…ぁー、暑っ…っんン~~~…ぁ~お尻ヌルヌルする…」

  むく、ぅと億劫にベッドから黒牛が身を起こすと、むくっと總一も身を起こし、ゴムを指でつまんでそこから抜き取る。

  粘度をのこした精液とそこが萎えかけのおかげでたやすく透明の膜はぱちん、と伸縮してモノから外れて精液まみれのペニスだけが残された。

  マコトの方も裸で寝室から出て風呂場にのしのしと歩いてゆく。その音を聞きながらティッシュで簡易的に精液を処理し、ふりふりと尻尾を振りながら風呂場に向かうのだった。

  「マコトぉ」

  シャワーで尻を洗っていると、お風呂の戸をとんとん叩いて声がする。そして遠慮せずに戸を_国民性の違いか?_開けると、「おれもはいるぅ」と甘えた声でハイエナが一匹入ってくる。

  「後で呼ぶのにぃ、まだお風呂わいてないよ?」

  「んン~~お風呂ってかぁ、マコと一緒に居たいなぁ~って思ってぇ、体洗うか?」

  「それ」用のヘッドをつけたシャワーホースを手にする男にかける言葉としては及第点もいいところだろう、しかし、もぉ、と口癖の感嘆詞を軽く口づさむと、「お尻洗ってるんだけどさぁ…」といった。

  そして、そんなこともつゆ知らず、泡で体を洗うタイプのボディシャンプーを手に何度か押すと「でっけぇよなぁ」と甘えるような、褒めるような口調で優しくマコトの大きい背を撫でる。

  「もぉ…恥ずかしいって~~~…」

  汗のよく染みた背中はよく泡立ち、ちょっとザツな手つきながらもすぐに毛羽立った毛並みはモコモコとした泡に包まれ滑らかさを取り戻してゆく。「でっけぇなぁ」と肩や腕も洗われはじめ、モコモコとした泡が全身を満たしてゆく。

  「ちょっとぉ、前は自分で洗うってぇ~~…もぉお、イジんなってぇ…」

  指で押せばもにゅっとやわく反発するお乳の毛並みを手のひら全体で撫でるように洗いはじめる、白いあぶくの中にまだ余韻を残してふっくらと膨れた赤いちくびが浮いている。

  「オレマコの体洗うの好きなんだもんン、マコもそういうの好きだろ?」

  そう言いながらも手のひらは爪を立てずにつるつるぷるぷると胸から二の腕を洗い、骨や筋肉の凸凹に合わせてその毛並みをこすりながら泡を皮膚まですり込みよごれを浮かせてゆく。そして腋にうつり、こちょこちょといたずらに脇腹を指でくすぐる。

  「やぁめてったらあぁ、もっくすぐッたいから!やめてってぇ~」

  「でぇもこうしないとワキ上げてくんないだろ、マコぉ~、おまえ臭くないから気にすんなってぇ」

  そう言いながら腕の下に手を滑らせ、わしゃわしゃとやわらかな腋の黒毛で泡立ててゆく。

  「そ~ゆー問題じゃねぇってのぉ……ぁ~、でも気持ちいわ、っつーか僕くさいの?傷つくんだけどぉ~~~…」

  「クサくねぇって言ってんじゃーん、バ先の店長の方がよっぽど酷ぇ」

  ぼちゃぼちゃといい具合に沸き始めたお湯をオケで掬って手にかけ、もうワンプッシュして腹を洗い始める。

  「そんな事いわないの、でも『パソコンショップ』ってやっぱインドアな感じの[[rb:獣人 > ひと]]多いの?」

  「いや…半々だなぁ、レンタル目当てで来る企業の人もいるしパーツ買いに来るオッサンもいる、まぁオレはもっぱら女のコ担当だけどもさァ~~」

  「そーちゃんイケメンだからねェ、付き合ってくれって言ったときはマジ「騙されてる?」って僕思ったもん」

  「騙すわけねェじゃん、あんときめっちゃ緊張してたんだぜ?ママに電話してアドバイスしてもらったりさ~…でも思いついたらやってみろ!って言われちゃってさァ、それが正解だったんだなぁ。まさかこんなにうまくいくとは思ってなかったケド」

  そういいつつ総一はマコトの首から頭に泡を乗せ、「頭は自分で洗うんだろ?」という。

  「ありがと、そーちゃんも体洗いな?」

  がたっと椅子から立とうとするマコトに、総一はちょっとだけ近づき、転ばぬように体を支えて抱き着く。

  「……マコ……」

  ぎゅ~~っと抱きつく黒牛に、マコトはちょっと驚きながら抱き返す。

  「もぉお~甘えん坊なんだからあ~……」

  くすくす、とマコトが笑えば総一もつられたように笑い、そして次に總一が椅子に座り、ごしごしと今度はマコトが体を洗うのだった。