「あちょっ!…ほわたっ!あちゃっ!」
心地よい朝の風に枝がゆれる中、一匹のルカリオが猿叫と共に華麗な演武をつづけていた。
そのルカリオこそ、からだ中が脂肪に覆われている肥満体型であったが、突き出す拳は鋭い。
「あちゃあっ!」
びゅんっ、と足刀蹴りを放つと、からだを瞬時に入れ替えて後ろ前飛び蹴り。着地してから右左のワンツーを放つと一歩下がりながら掌底をびしっと放ち、残身する。
「‥‥ふう…!」
彼は額から滝のように垂れる汗をぬぐうと、にんまりとほほ笑んで左の掌に拳を合わせて礼をした。彼の名はルーチ。ここよりずっと遠いタイラー地方生まれのルカリオで、彼の地方に伝わるカンジ(漢字)で名を書くと琉茅と書く。
◆
どさっ。と弁当箱と手ぬぐいを置いてあったそこに座りこむと、「アイヤ~」と呟いた。手ぬぐいで顔や、胸や腹をごしごしと拭く。
彼はいつもにこにこと笑っているようにも見えるが、それは肥満由来の糸目…というのもある、ずっと昔に雪山で過ごしていたときの凍傷の痕だからだ。
彼はみなし子であり、寺に引き取られるまで野生生活をしていた。
雪を食み、凍てついた水を飲む、そんな過酷な生活…今でこそルーチはこの森を出たところにある町に住んでこそいるものの、凍傷由来の糸目はいまだに治らない。
さて、体中の汗をぬぐいさるとルーチは弁当箱を開く。
中にはパンと、野菜サラダと、牛乳の瓶が入っていた。ルーチはバターの塗られたパンをやおら持ち上げると野菜を口に放り込み、パンに咬みつくとガツガツと咀嚼し、フタを取ると牛乳をグルグルと飲み込み、なくなるまで繰り返す。さすがの大食漢だ。
あっというまに朝食はなくなり、ご馳走様を言うと空になった弁当箱を片手に、タオルを肩にかけて立ち上がる。
今日はルーチ、仕事なのだ。いつもならこのまま町の食堂に行って二度目の朝食をとった末に二度寝としゃれこむのだが、今日は仕事にいかなければならない。
とはいっても、今日の仕事はなくした帽子をさがしだす、というもので、たいしたことはないと油断していた。
救助隊の必需品、救助隊バッグと救助隊バッヂをとってきたルーチ。
さっそく「不思議のダンジョン」でもある先ほどの森に向かうと、バッヂに呼応したのか、やはり雰囲気がすっかり様変わりしている。
_「不思議のダンジョン」とは、入るたびその構造も…中にあるモノも、すっかり変わってしてしまう文字通り「不思議」なダンジョンの事である。
しかし、件のであるダンジョン「しんえんのもり」は狂暴になったポケモンやワナも少なく比較的安全なダンジョンだった。その為ルーチが進んでも飛びかかってくるポケモンやトラブルは少なく、すいすいとルーチはダンジョンの奥にもぐってゆく。
ふんふんと鼻歌交じりのルーチ。
剣呑としたその風景通り、あまりにもあっけらかんとしながら道を進んでいく。
「さすがにココでは見つからないカナ~?」
あたりをキョロキョロしながらダンジョンをさらに進んでいくルーチ。そろそろ帰り道も考えて探さないといけない、と踵を返すとふと視界に違和感を感じた。
「アイヤ?」
木々の葉っぱと落ち葉に埋もれるようにして、何かちいさなものが地面にある。ルーチはそれが気になり、落ち葉をかき分け掘り出してみると、何か四角いものを発見した。ルーチがそれを拾ってみれば、「マンプク飯店」とかかれた弁当箱。中はからっぽである。
「…ポイすては感心しないネ~…」
それを救助隊バッグにいれるルーチだったが、そのとき、足元に違和感を感じた。それはまるで何かを踏みつけたかのような…
「アイヤッ?」
ぽんっ、と音がした。まるで小鼓のような、そんなまぬけな音。
だがそれと同時になにやら体がずんっと重くなり、奇妙な感覚がからだを包む。
[i:[ルーチ 84kg→90kg]]
「アイエッ…!?」
ばっ、と飛びのくルーチだったが、からだの重さは消えない。
構えを取るルーチだったが、…どうやら敵襲という訳ではなかったようだ。
「・・・」
構えを取りながら、踏んだ「なにか」を確認するルーチ。それは真ん中に大きな腹の描かれ、地面にぴったりと接着している板であった。
いわゆる「ワナ」と呼ばれるものだ。
_それは不思議のダンジョンがとる「防衛」とも誰かが悪意を以て置いた文字通りの「ワナ」とも言われるが、ルーチにとってそのワナは見たこともなかった。いままで見た、教本に乗っていた、踏んだどのワナとも似ていない。
だがルーチに訪れたトラブルは目に見えていた。辺りを見回し、耳をすませ、誰もいないのを確認すると、自身の体に視線をやり、おなかに手をやった。
「…アイヤ~…」
もとより大きかったお腹が、さらに丸くなっている。
元からの脂肪とは別に手や足にも余分なそれがついたようだ。それを触るとブニブニとしており、二の腕や胸から肉が垂れ下がっている。まだ少しは動けそうだが、あきらかに重く、鈍重だ。
(ワタシ、大丈夫ネ?)
視界明瞭。腕もちゃんとある。問題なく立って歩けている。
それだけ確認すれば、今すぐ帰還用アイテムを使って帰るべきだろう。
あの妙な感触も、あの丸くなったからだも、あの変なワナを踏んでからだ。なにかあったら困ると、すぐに帰るべきなのだ。しかしルーチにもひとつの「こだわり」があった、それはタイラーの寺を出る時に自身を育て、カンフーを教えてくれた師匠の言葉であった。
『琉茅よ、お前は拳士である前に強いポケモンだ。その手で力を払う前に、誰かを助けてやれ。』
◆
これまでルーチは師匠の言葉を守ってポケ助けをするうち、この地に家をもらい、救助隊としてやってきた。
…ルーチは今一度呼吸を整えると、不退転の覚悟を決めた。
すぐに見つけたいところだが、やはりどれだけ見回しても目的の依頼物は見つからない。
「んっ、ぐっ!……ムギッ!!」
重くなった体を叱咤しつつ、奥へ。そのたびに足音がドスドスと響き、体の脂肪がぷるぷると揺れる。手足が重い。呼吸のリズムも崩れている。
そんな異常がルーチの感覚を鈍らせていたのだろう。何かを踏んでしまった。
そして転ぶと同時に、「ポンッ」と体が再び重くなる。
「あいたた……」
体を起こすのに時間がかかるルーチ。その足元の先にあるのは、先程と同じ腹のマークのワナ。また肥満化しているようだった。
[i:
[ルーチ 90kg→96kg]]
「アイヤー!またやっちゃったヨ!」
がーん、といった様子で自身の両手を見るルーチ。腕は大きくぜい肉で膨れ、手指もパンのように大きく膨れ上がってしまっていた。ぶにっ、と頬肉も丸々と膨れ上がっている。
「これは…まずいネ…ヤバいヨ」
そう言いながら、さらに重くなった体をひきずるようにして歩きつづける。先ほどよりもっと体が重い。歩くたびにさらに膨れ上がった腹の脂肪が視線の隅でボヨン、ボヨンと揺れている。
[newpage]
苦労に苦労を重ね、やっと次のフロアへの階段を降りた先はいっそう開けた花畑だった。
白と赤の花々が咲き乱れており、やわらかな風にそって花々が揺れていた。
…どうやらここが最深部のようだ。 それを察すると、ルーチはどさっと座り込んだ。
「…ぶはぁー… ぶへぇ‥‥ぶふぅ…」
大粒の汗が額から落下しゆく。もうルーチの鍛え上げた筋肉が太り切った身体に追い付いていないのだ。全身にねっとりと絡みつく重みがあらゆる動きを邪魔し、息をしようにもノド肉が邪魔しているのか息がしづらい。狂暴化したポケモンやおたずね者と相対しなかったのは幸運だった。この体型なら得意のはっけいどころか、拳を振るうのも難しいだろう。
疲れていた。ぜぇ、ぜぇ、空気が喉の奥から漏れる。だがそれでもルーチはキバを噛み、立ち上がらずを得なかった。 _いつのまにか、ゆらりと何者かの影がルーチを見下ろす様に立っていたからだ。
「っ!」
丸い体をごろんと横へ、そこから回転軸のいきおいで立ち上がりたいがうまくいかない。
ルーチは手と足を使って跳ね上がると、そこには長く白い髭、結晶形の角、そして今のルーチの数倍ほどに大きな腹。そんな巨躯を誇ったスイクンがいた。
(いつの間に…!)
「お主、武林寺の琉茅だな?」
スイクンはその巨体ゆえ、ルーチを見下ろしながら言う。 ルーチはずずうと足を後ろに得意の飛び込み蹴りの構え、速攻でカタをつける気だ。
「…ナマエ訊くなら、先に言うが礼儀ヨ。老人?」
にやり。とそのスイクンは笑った。そしてどおん、とその巨大な腹を太鼓がごとく鳴らす。
「ワシの名前が知りたいか?こわっぱ、ならその力を示せ?」
「・・・」
◆
ばっ、とルーチの巨体が跳ねた。重い。いつもより特段と鈍い飛び込みだったが威力十分。
「あいやああっ!!」
二起脚。タイクー太極拳の中でも特段の破壊力を誇る牙がしっかとスイクンの顎を捉え__たはずだった。
「!?」
だが、手ごたえがない。そして異常な事に、ルーチの視界は三六〇度回転をしていた。
__ルーチが二起脚を放ち、かの二重顎に牙が突き刺さらんとする瞬間。
スイクンはその足を_こともあろうに、「払った」のである。
飛びかかるその足を、さらに上に、ぐるんと。そしてルーチが対応できぬその間に自身の鉄腕を以て、どっ。とルーチの腹に鉄槌を落し、ルーチは花畑の中に叩きつけられる。
「剛ォおおおおっ!!」
「! ぐ、べぶっ!!」
どすんっ、と叩きつけられた。急に重みを増した体ゆえか、受け身がまるで取れなかったのだ。
「ふん… 力とはかくもむなしきものよ」
「ぐ、げほっ… アイ…」
(この技…どこかで!)
ゆらぁ、とルーチは立ち上がる。重心をつま先に集中させる「ネコ足のかまえ」だ。
柔軟なねこポケモンはいくら叩き伏せられてもその柔力によりすぐ立ち上がる。そしてルーチが開いた掌を前に、握りこぶしを後ろに構えをとると、ばっと前に素早くステップし、牽制がわりの素早い順蹴りを放つ。しかし、それもスイクンは見越していたかのように順足を握られ、逆に後ろ足を払われてルーチの身体が宙を舞う。
「!!」
「もとめとも、求めとも際限やなし、そんな巡礼にワシゃつかれた」
「ッ、 はいやっ!!!」
握られた順足を支えに後ろ足を突き出し強烈な蹴りを見舞うルーチ。だがそれも見越していたかのように、すっと顔を下げるだけで避けられてしまい、逆に上ずった脚をもつかまれてしまう。
「…!!!」
「何のために強くなる? なんのために鍛える?ろくなもんじゃないゾ、ただの肥大化したナルチシズムに浸っとるだけじゃ」
ぶにっと重い腹こそ邪魔をするが、腹筋の要領で起き上がり、ビュッと貫手を撃つルーチ。
しかし、スイクンに大きく振り回された。上に、そして放り投げられ、スイクンの剛脚がルーチに迫る。
「墳ッ」
その巨躯を支える脚の力、すさまじいものだった。 蹴りが背中に当たるとぽん、とルーチの巨体は_96kgの身体は_軽々叩きあげられ、意識が飛ばんとする中、今度は上から振り下ろされる手刀によって脂肪が波打ち、衝撃の波紋は上から下へ、背骨を突き抜けて完全に意識を虚無へと連れ去った。
「‥‥力とは、なにも得やせんよ。ハラが減るだけじゃ」
◆
どさっ、と完全に意識をもっていかれたルーチが花畑の中に堕ちた。
その花たちもスイクンの姿に萎縮し、ルーチの脂肪の重量に潰されてしまった。
「‥‥」
どしり、とその巨体を震わせるスイクン。彼の表情はとてもうれしげなものだった。
「だが、もう憂うこともない。ワシらと来い」
その巨大な掌がゆっくりとルーチの首根っこを掴む。掌にくっついた脂肪が、ルーチの意志ではなく吸い寄せられていく様だった。
[newpage]
気がついたルーチは何者かの肩に乗せられているのをかんじた。とかく意識がぼーっとする。酔生夢死の中で思うのは先ほどかの巨漢にやられ、意識を失ったということ、しかし、痛みはない。
(…砕峰拳…)
薄れゆく意識の中でかろうじて、その言葉だけが頭の中にリフレーンした。
…砕峰拳。いわく、それはカンフーの一門、あらゆる打撃を水がごとく流し、必殺の打撃を与えんとする武術。
たしか、その師範代は…そのスイクンの拳士は、砕峰拳最強の座を欲しいままにしたが、武術界から去り、行方知らずになったと…思い返そうとしたところでルーチの意識はまた途切れた。
…
◆
意識が明瞭になってきて、まず目に入って来たのは硬い石床の感触。がばっと反射的に身を跳ね起こして体勢を整える。目の前にかのフーロウがいたからだ。
「起きたか」
「‥‥!」
座り横転を試み、体勢を整え立ち上がる。まわりは道場のような荒涼とした空間であった。
周囲はみな石づくり。家具もなにもなく、あるのは石床に付着した血しぶきの痕と壁にかかる無数の蝋燭のみ。そして、ここには言葉はいらなかった。
「…あいッ!!」
今出せる最速で踏み込み、鋭い前突きを放ったものの、また上腕受けで受け止められてしまった。だがそれはおとり、受け止められた手に集中しているうちにルーチの足が時間差を以て飛び出る、突きと併用した穿脚だ。しかしそれも下に突き出た手で受けられ、腕を上げ手刀で守りを壊そうとするも、今度はより強い上受けがルーチの掌をしたたか打った。砕峰拳特有のカウンターだ。
「剛ッ」
そしてフーロウの後ろ手がルーチの腹を襲来する。ずぶっと重なったルーチの腹肉に硬い拳が挿入され、えづくと掌底が飛んできて顎がぶっ飛ばされた。
衝撃のままに吹っ飛ばされるも、強い足をもってそれに抗い、再び構えを取った。
「今までで一番良かったゾ!こいィ」
それはまるで、弟子と師匠による稽古のようだった。
ルーチが放てばフーロウは受け、フーロウのカウンターをルーチは強か喰らう。
ぶっとばされ、石床に強か叩きつけられ、蹴りとばされ、その内猛獣がごとく飛びかかるルーチの拳戟にも殺意が乗ってくる。
「うああああぁッ!! あィィ!! あいッ! あい!!」
びゅっ、びゅっと爪を剥きだした貫手がフーロウの顔直前で止められ、サマーソルトキックが宙を舞う。もはや鉛のごとく重い体より、烈火だ。烈火のごとく怒りと殺意が充足しきっていた。フーロウが重い拳を振るえばガシリ、と十字受け。そしてカウンターの蹴りを放てばさらに受けられ、飛び上がって飛び蹴り、これは髭に多少かすった。
「いいゾ! おい、休むな!」
ビチッ、とルーチの顔面にしたたか順突きが入った。マズルの真正面を打ったから血がぷしゃっと噴出するも、その腕をつかみ、ひじを以て腕を折りにかかる。
◆
__
突き、蹴り、投げ、受け、その応酬が何十と続けられただろうか?
言葉もなく、ただただ殴りかかり、蹴りかかっていたルーチの方が顔面をしたたか血まみれにし、グッタリと大の字に倒れ込んでいた。
「‥‥はァっ……はァッ……」
息も絶え絶えと言った様子で天井の蠟燭を眺めるルーチ。
もう手も足も棒のようでまったく微動にしない。目がかすんで、肺が痛い。
すぱ、と煙管をやりながらフーロウがそんなルーチのそばに座る。
彼は竹皮に包まれた握り飯をもっていた。そして大柄なそれを拾うとがつがつやりだし、もうひとつをルーチに差し出す。
「‥‥」
ルーチは牙を噛み、嫌悪せんとばかりにその光景を倒れながら見ていた。
ぎぎぎ、と音通りにきしむ身体を起こす。
「…なんのマネね…」
むしゃむしゃと白米を食べるフーロウ。そしてごくん、と飲み込む。
「食えや」
さも当然、といったかのようにその老獪な巨漢、かの砕峰拳最強の老師、フーロウは言った。 そして自分が食べていた米粒を拾うとそれを自身の脂ぎった舌につけてぺろりとなめ、ルーチをみた。
「その貧弱さでは何も出来まい。まずは、精をつけろ」
「‥‥」
ルーチが握り飯を見る。きらきら光るツブが塩気たっぷりなのを伝えている。
ぐうううう、と腹が鳴った。 フーロウがさらに、とばかりにその傍に竹の水筒を置く。
「いらないヨ‥‥」
「無駄に見栄を張るな、坊。それともそのまままたやるか?」
ぎり、と奥歯を嚙み締めるルーチ。
確かに腹は減っているし喉も乾いてる。だが、こんな、こんな悪い奴から、貰えるわけがない。だが、次第に空腹が勝ってきた。ノドも痛んできた。
むくり、身体を起こし、気づけばルーチはその握り飯の包みをひろげた。…うまそうな塩結びが光っている。
「…」
(…これは強さの為ネ… 強さの為ネ…! こいつに恩を感じてはいけないッ、こいつは…!)
米を、しっかと手に取った。
そして一気に口に運ぶと、豊満なうま味がバッと広がってグルグルと本能が鎌首もたげた。
ムチャムチャと口の中で粘り気の強く、また塩気満載のそれを噛み、グルグルと嚥下し、がぼがぼと水筒を傾け、またそれを口に運んだ。 まるで飲み込むように、まるで早急にこの食餌を終えんとするように。貪る。貪る。貪る。
貪る。
[newpage]
気づけばその握り飯はなくなっていた。
「良い食いっぷりじゃ……」
フーロウを睨むルーチ。フーロウはそんなルーチを見てにんまりとほほ笑んでいた。
すっくとフーロウが立ち上がると、元気を回復したルーチも立ち上がり、また構えを取った。
「砕峰拳の極意は受ける事、殴りかかってこい」
「言わなくてもやるネ。後悔するヨ」
ルーチはもう完全には元に戻れない。
きらきらと光る汗の中、拳を突き出し、空中で蹴りを撃ち込むルーチのその頬の肉がそれを伝えている。
ぶよん、ぼよん、と肉団子然としたルカリオが連続で拳を打ち、ぼるん、でるん、とさらに太ったスイクンがそれを受ける。
その光景からはもう逃れられない。