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  ある日、俺たちの人生は一変してしまった。

  俺は籠原武(かごはら たけし)。小さな頃から野球が好きで今日までずっと野球に打ち込んできた普通の高校生だった。

  野球部の主将で俺の一年先輩の輪吹力(わぶき りき)さんと、いつものように大会に備えて朝練をしている真っ最中の出来事だった。

  「おし、武、次はノック行くぞ」

  「押忍!」

  俺は皆が朝練を終えて帰った後も追加でマンツーマンの特訓をしていた。力先輩は野球部のエースで150Km/hを超える豪速球の持ち主で、俺は二年生ながら野球部のスタメン。二塁手として守備の要を担っていた。だからこそ俺は守備にさらに磨きをかけるため、先輩と大会目前の追い込みのために特訓を行っているのだった。

  「今日はここまでにしとくか。武も中々キレが良くなってきたな」

  「ありがとうございます先輩!」

  「じゃ、今日は帰りに涼みついでにどっか食いに行くか。勿論俺の奢りな」

  「ありがとうございます!」

  俺は野球帽を脱いでお辞儀をする。額から汗が垂れて目に入って痛いが、それも少しでも上手くなるために必要なことなのだから問題ない。

  俺は先輩と一緒に制服に着替えるため学校の更衣室に向かう――はずだった。

  「ん? なんだ?」

  突然力先輩がグラウンドの方を指差す。俺は一瞬自分の目を疑った。確かに今日は35℃ほどもある猛暑日だ。しかし蜃気楼が見えるほど俺は疲れてはいない。

  「は? なんですかこれ」

  しかし俺には見えていた。グラウンドの空にポッカリと空いた穴を。しかもその奥には森や山などの大自然が広がっている。蜃気楼にしたっておかしな話だ。しかもそれが先輩にも見えているらしい。

  「俺にもよくわからん……なんなんだあれは」

  力先輩がその“蜃気楼”に向かって歩き出す。先輩は好奇心か何かで近づいていったと思うのだが、俺は危険な匂いがして無意識に叫んでいた。

  「危険です先輩!」

  「大丈夫だ。少し見るだけ……あっ!?」

  「先輩!」

  俺は自分が抱いていた嫌な予感が当たったのを心の底から恨んだ。突如、蜃気楼か何かだと思ったその穴から風が吹き始めた! その風に吸い込まれるように先輩の体はその穴へと向かっていく。

  「かっ、体が! やめろ!」

  「先輩!」

  俺は引っ張り上げようと咄嗟に先輩の手を掴んだ。しかしその吸い込む力はあまりにも強すぎて、俺まで先輩ごと吸い込まれていってしまう。

  「くそっ! 武、手を離せ! 俺に構うな!」

  「でもっ……うわあああああぁ!?」

  俺と先輩は頑張りも虚しく穴の中へと吸い込まれてしまった。

  そこで俺たちの人生は変化を迎えてしまうこととなる。

  【目次】

  1.野球部員異世界冒険→[jump:2]

  2.野球部員連獅子改造→[jump:3]

  [[jumpuri:続きはFANBOXで > https://www.fanbox.cc/@jinogrehead/posts/6625406]]

  [newpage]

  [chapter:野球部員異世界冒険]

  ◆

  俺たちが吸い込まれてから一ヶ月が経った。

  俺たちがたどり着いたそこはゲームの中のような世界だった。魔王が支配しモンスターが幅を利かし、それを戦士達が抗い戦っている世界だ。

  辺境の城へ向かった俺たちは、そこにいた王様に戦士として迎え入れられることとなった。最近のラノベでよくありそうな展開に俺と先輩は顔を見合わせたが、正義感の強い先輩が王様の頼みを聞き入れてしまい、俺たちは戦士として戦うことになってしまったのだった。

  そして先輩は戦士、俺は魔法使いとしての素質を見出され、モンスター達と日夜戦っている。

  「ここだな」

  明くる日、俺と先輩はモンスター討伐の依頼を受け、洞窟へとやってきていた。

  俺も先輩も戦士としてのレベルはかなり上がっており、協会からシルバークラスの称号も頂いていた。

  野球部でもこの世界でもずっと順風満帆にやってきていた俺たち。だからこそ、俺たちは慢心していたのかもしれない。

  まさか、あんな悲劇が起こるなんて――

  「とりゃっ!」

  「行くぜ! プロミネンス!」

  俺たちは大剣と杖を振るい洞窟のモンスターを倒していく。そこらへんにいるモンスターよりかはやや強かったがそれでも俺たちの相手ではなかった。

  「そこそこ手強いが……こりゃ楽勝だな」

  「そうですねリキ先輩。消耗する前にボスを倒して脱出しましょう」

  「そうだな………ん?」

  そこで俺はカチッという軽い音を聞いた。

  ふと足下を見ると、先輩が何かを踏み抜いていた。

  「おい、なんだこれ」

  「まさか……」

  俺は嫌な予感がした。それは前に別の冒険者からある事を聞いていたからだった。

  それは洞窟の『トラップ』の話。地面に隠されたスイッチを押したり踏んだりしてしまうと、冒険者に様々な呪いをかけてしまう恐ろしい存在だと。

  俺はそのトラップに先輩が引っ掛かってしまったのではないかと思った。そしてその予想は当たってしまった。

  『トラップ発動。『リキ』に“モンスター化”の呪いを与える』

  「なにっ!?」

  “モンスター化”だって!?

  俺は耳を疑った。確かに俺たちの耳にはそう聞こえていた。まずい! このままでは先輩にモンスター化の呪いがかかってしまう! そう思った俺はダンジョン脱出の魔法を唱えた。

  「『エスケイプ』!」

  しかし……

  『トラップ発動中。魔法は無効』

  俺の魔法はトラップにかき消されてしまう。俺のレベルではまだトラップには対抗できなかったのだ。

  「そんな!」

  「くそっ、どうすれば……あああッ!?」

  先輩の体が深緑色に光り出す。どうしようもなくなった俺は、ダンジョンの床にへたり込むことしかできなかった。

  『『リキ』に『ゴブリン』の因子を注入』

  『『リキ』に『性欲増大』を付与』

  「うぐっ!」

  するとすぐさま先輩のチンポが勃起する。性欲増大魔法は俺も食らったことがあったが三日三晩性欲が止まらず大変だった事を覚えている。ストイックだった先輩も堪えられないだろう。

  『『リキ』の『ヒューマン』の因子を精液に変換して精巣に置換』

  「やめっ……ああああああああっ!」

  先輩のズボンが濡れそぼる。堪えられずに射精したのだろう。トラップは『ヒューマン』因子を精液に変換したと言っていた。つまり……

  「なんだこりゃ!?」

  先輩の体が緑色に染まっていく。

  間髪入れず射精した先輩に再び変化が訪れる。俺は着替えるたびに先輩の綺麗に鍛えられた筋肉に惚れ込んでいた。野球のために小学生から鍛えていたものだという。その筋肉がみるみるうちに萎びていくのだ。おれは努力すらあっという間に水泡に帰させるトラップのおぞましさに震えていた。

  三度目の射精で俺より高かった身長が小学生レベルにまで縮み、俺より圧倒的に背が低くなってしまう。

  『体型変化に対応して装備を調整します』

  その声と共に先輩の装備はボロボロの腰布一丁に、持っていた大剣は棍棒に変えられてしまう。

  すぐさま腰布を押し上げて先輩のチンポが持ち上がると、先端から大量の精液を噴射させる。先輩はすっかり変わったガラガラの声で只管喘ぎ続けている。

  先輩はゴブリンとして最後の調整をさせられていた。髪が全て抜け、耳は尖り、歯は牙に生え変わり、おなかはぽっこりと膨らんで、鼻は伸びて尖る。目はヤギのような黄色い横の虹彩に変わってしまい、最後に爪がいびつに伸びる。

  こうして先輩はゴブリンになってしまった。

  地面に吐き出された夥しい量の精液はとても臭い、俺の鼻腔をついた。かつて先輩が含まれていたモノなのに、俺はそれがただ汚いモノにしか思えなかった。

  「あぁ……これじゃあ、もう野球できねぇよ……」

  「くっ……『エスケイプ』!」

  俺は絶望するリキ先輩を尻目にすぐさま脱出魔法を唱える。トラップの発動が終わったからなのか、俺たちはすんなりと拠点へ戻ることができた。

  こうして俺は洞窟を後にした。先輩の残滓を残して。

  ◆

  その後、俺たちは戦士を引退して隠居生活を強いられることとなった。

  装備品を全て売り払い残っていた金で辺境の安家を買い、家具を買い揃え、先輩と二人で暮らすことにした。

  モンスターになってしまった先輩をこの世界の人間が生きて帰すはずがない。この世界は魔王のせいでモンスターがかなり恨まれているからだ。

  「すまない、俺のせいで」

  あいも変わらず悍ましいガラガラ声で先輩は言う。先輩はゴブリンと化してから今までの頼りになっていた自信はなりを潜め、自分の部屋に引き篭もるようになった。

  どうしてこうなった。俺は先輩との充実した日々を思い返すことが続いたが、それがただただ虚しかった。

  「ああんっ♡」

  部屋の向こうで先輩の卑しい喘ぎ声がする。おそらくオナニーでもしているのだろう。

  先輩はあの後射精の快感が忘れられなくなったのか、オナニー中毒に陥ってしまっていた。

  一日に四回以上センズリ扱いて射精を繰り返す。初めは『すまない、すまない』と顔を覆いさめざめと泣く日々だったが今は所構わずして出した精液を処理すらしない始末。それどころか悪びれもしなくなり、俺は尊敬していた先輩の変わりように恐怖と侮蔑を覚えるようになっていた。

  「いい加減食事中にオナニーはやめてください」

  「ア? イイジャン、ヘルモンジャネーシ」

  先輩は精液に塗れた汚い手で食事を掴んで口に放り込む。二ヶ月くらい前から食器も使えなくなり今や全て犬食いか手掴みである。まるで心までモンスターになってしまっている。

  俺はつい苛立ちのまま先輩の手をひっ叩いてしまった。

  「何スンダヨ!」

  「そんな食べ方するんなら、もう食うな!」

  「エット……スマン」

  先輩はさすがにまずいと思ったのかシュンと萎れてしまう。言葉遣いも昔よりも流暢に喋れなくなってしまった。この変わりようはさすがに異常だ。

  「…………」

  夜。俺はなんとなく先輩の部屋に入った。昔は鍵をかけて閉じこもっていたが、今は鍵もかけていない。

  先輩はベッドの中でスヤスヤと子供のように寝ている。節くれた指をしゃぶりながら眠っているその姿は本当に子供のようだった。

  あの快活な先輩がこんなことになるなんてと俺は涙を流した。ふと、先輩の机にボロボロになった紙束が置いてあるのに気がついた。

  「これは……?」

  それは、先輩の日記だった。

  [newpage]

  [chapter:野球部員連獅子改造]

  ◆

  「おい、起きろ!」

  俺は力先輩の声で目が覚めた。

  ふと気がつくと俺の目にはユニフォームに身を包んだ先輩の顔が映っていた。

  「先輩」

  「気がついたか。それにしてもここは?」

  ふと見渡すと、畳張りの床があることに気がついた。後ろを見るとあの時森の中だと思われた蜃気楼の正体がそこにはあった。

  それは森や山……を模して描かれた垂れ幕だった。ふとここはどこなのかと後ろに目をやると、目の前はどこに続いているかも分からない真っ暗な空間だった。

  「ここ、どこなんですか?」

  「さあ……こんな狭い畳のような場所、俺は知らん」

  俺は怪訝に思い目の前の暗闇に手をやる。すると……

  「これ、ガラスですね」

  「そうだな……俺たちは閉じ込められたのか?」

  目の前の暗闇と俺たちのいる空間の間はガラスで隔たれていたのだった。それによりさらにこの場所が分からなくなった。俺たちの置かれているこの状況も。

  しかし……それはすぐ分かることになる。俺たちに起きた異常事態とともに。

  『準備は整った。これから改造を始める』

  ふと赤と白のスポットライトが俺たちに向かって照射される。俺はつい眩しくて顔を覆う。そのライトは熱くジリジリと肌を焼くようだった。

  「うおっ!?」

  すると赤の光に当てられた先輩の体がピンッと仁王立ちの状態になる。そのまま体を捩らせているようだが、俺は先輩が何しているのかよく分からなかった。

  「先輩っ、あっ!?」

  そして白い光に当たった俺も同じ仁王立ちの状態にさせられた。それで先輩がやっていることがわかった。動けないからだ。この体勢のまま固められてしまったかのように体が動かせない。

  『高校生野球部員、連獅子改造はじめ!』

  謎の単語を謎の声が発すると、俺たちのチンポが急に勃起をはじめた。チンポから強烈なまでの熱が集まってゆき……それからなんだろう……何か取り返しのつかない“なにか”までチンポへと集まってきている気がするのだ。

  『純白の野球ユニフォームに包まれた健康的な野球男子が二人おりまして、今からこの二人、紅と白の獅子へと変わるのであります。さあ、その瑞々しい若さを陰嚢へ……』

  「何だよこの声! チンコがあちぃ!」

  俺と先輩は体を悶えさせる。スパッツの下は我慢汁で既にグショグショに濡れそぼっている。こ、このままじゃあ……!

  「「イクッ!?」」

  そのまま俺たちはなすすべもなく射精した。

  『若き男児達は、若さを射精し熟した雄へと……変わりまする!』

  そんな宣言が聞こえてきた瞬間、俺の身体が大きくなりはじめ、視界も徐々に高くなっていくのが分かる。「あ、あ」と俺と先輩は小さく声を上げる。ピッタリだったユニフォームが肉体の成長によりどんどんピチピチになって着るのがキツくなっていく。

  ふと先輩の方に目をやると、先輩の風貌はすっかり変わっていた。日焼けしていた褐色の肌はすっかり色を失い元の肌色に戻っている。全身にしなやかな筋肉がついたバランスの良い体つきになっており、俺はそれに興奮してしまっていた。射精して萎えていたチンポが再び鎌首をもたげ始める。

  「あぁ……俺の体……」

  先輩はすっかり思春期を超え成熟した成人の体になっていた。元々高かったからかその背丈はほぼ変わりはない。寧ろ、俺の方が大きくなってないか? と俺は思った。いつの間にか先輩を見下ろしているからだ。

  ふと俺の方を見る先輩。その顔つきもあどけなさが残っていた先程とは違い、明らかに歳を取っていた。肌のハリがやや失われてシワも見える。俺も射精した分歳を取っているのか?

  ふと目の前を見ると目と鼻の先にあったガラスは鏡にもなっているのか俺の全身がキレイに映された。そこにはやはりいつも見る俺の姿はなかった。背丈がかなり伸びて俺の父親くらいまで顔は老けているようだった。

  「そんな……」

  その口から漏れ出る声もさらに低く変わっていた。いつも着ていたはずの野球部のユニフォームなのに、まるで懐かしさを感じた父親が久々に着てみた――かのような違和感が感じられた。

  若さを奪われた俺だったが、俺のチンポは若さを失ってはいないようだった。むしろ下着の中から元気に勃ち上がっている始末だ。

  『さて、そのユニフォームは最早お主達には似合いはしませぬ』

  「うおっ!」

  またどこからともなく声が聞こえてきた。それに伴い、俺のチンポがまた固さを増す。射精したばかりなのにも関わらず、キンタマの中の精子が次々と作られている感覚がする。それを感じる度にチンポが熱くなって先っぽから我慢汁がダラダラと溢れてしまう。先輩も顔を真っ赤にして襲いくる射精欲に堪えているようだった。

  『連獅子となるため過去の着衣に別れを告げ、射精と共に転身せよ!』

  「嫌だっ!」先輩の叫び声が聞こえる。俺だって嫌だ。射精と共に、ということは、射精しなければ何も起こらないということのはず。だから射精さえしなければ……でも、際限なく襲いくるキンタマとチンポへの刺激が、俺の心を容赦なく折りにくる。

  「あがっ……やめろ、やめろ! うおあっ!」

  特に先輩は口から涎を垂らしながら歯を食いしばっている。常にストイックでそういうことに興味がない先輩だからこそ、この射精欲は俺以上のものなのだろう。常日頃から溜め込んでいた先輩のキンタマは、今どんな感じなのだろう。想像したくもなかった。

  「くそっ……無理だ出るっ!!」

  先輩が腰をガクガクと揺らした。腰が抜け膝をつく先輩。ふと股間を見ると白いユニフォームが濡れそぼっている。間違いなく先輩は射精してしまっていた。スパッツ越しにも関わらず太腿にまで精液でズボンが濡れているのを見て、先輩は相当の量を射精したのだとわかった。

  「んおっ!?」

  瞬間、先輩は甲高い声をあげて喘いでいた。ふと足下を見ると履いていたスパイクがグニャリと粘土細工のように形を変え、どういう原理なのだろう、あっという間に真っ白な足袋へと変化していた。

  「おぉう……どうなって、あおっ!?」

  間髪入れず素っ頓狂な声をあげる先輩。そのまま急に片足を上げてポーズを決める。それを見て、俺はなんて綺麗な構えなのだろう。そう思った。その瞬間、俺の張り詰めていた緊張は切れ、俺も勃起していたチンポを爆発させた。

  「んあぁ!」

  精液で下半身がグショグショに濡れるのが分かる。その量は明らかにいつもの出す量とは遥かに違うものだとわかった。そして、俺のスパイクも先輩と同じように白い足袋に変わってしまった。変化中の足に絡まる感覚が気持ちよくて、俺はまた射精してしまった。そして穿いていたスパッツのピチピチ感がなくなっていくのを感じた。さらに合成繊維の独特な感触が消え、ゴワゴワの布になっていくのも感じていた。一瞬、ノーパンになったかのような虚無感を感じた矢先、そのままキュッと股間が引き締まる。

  「なんだこりゃきもちいいぃ! 出るっ、出るぅっ、お、俺の服がっ!」

  叫ぶ先輩の声と共に、着ていた学校指定のユニフォームが粘土細工のように柔らかく形を失いながら、色も形も全く別のものへと変わっていくのを俺はただ眺めていた。その光景に俺はなぜか興奮してしまい、チンポをガチガチに勃たせてしまった。それがいけなかったのか、チンポを圧迫する新しい下着の感覚が気持ちよくて、俺はまた何度も何度も射精した。

  「やっ、やだっ、くそっ、チンポがっ、イヨッ!?」

  全身を飛び跳ねさせてしまうかのような電流が走ったと思った瞬間、俺は妙な声をあげていた。ふと目の前のガラス板を見ると、俺も先輩のように無意識に片足をあげ群衆に見せつけるかのような構えを取っていた。その姿に何故か俺は興奮し、また連続で射精する。まるで壊れたノズルのように何度も精液が飛び出る。

  「うおっ! 俺のユニフォームも!」

  先輩と同じように、俺も野球のユニフォームと別れを告げる時が来たようだった。先程見た光景が俺にも待ち受けていた。ユニフォームが形を失い、新たな形を作っていく。色は白のままだったが、煌びやかな金色が混じるようになっていた。白と対照的な漆黒の生地もちらちら映る。全身がズシリと重くなったのは、この新しく作られた衣裳の重量のせいだろう。俺の着ていたユニフォームは、歌舞伎役者が着るような派手な裃になってしまった。全身はほぼ隠れ、素肌は顔か手ぐらいしか見えていない状態だった。

  横を見ると、先輩のユニフォームも俺と似たような裃になっていた。しかし俺の落ち着いた色合いの裃とは違い、真っ赤でところどころ銀と緑のアクセントが映える派手な裃だった。

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