【タイバニ】 たぶん、 恋愛に年の差は関係ない 【白マペ虎】

  

  あてんしょん

  

  

  『マーベリック×虎でらぶらぶデートの絵か漫画か小説をかいてくださいね! 』に、対し。

  嬉々として考えましたが、マーベリックさんの口調とか言葉遣い知りません、そもそもアニメを一回も見てないという致命傷。

  らぶらぶ??どうなの??

  白マペが黒いかも??

  なので、生ぬるい目でお楽しみ下さい。

  ニセモノ100%な白マペです。

  

  

  

  

  【タイバニ】たぶん、 恋愛に年の差は関係ない 【白マペ虎】

  

  

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  普段の事は忘れてしまおう。

  立場も何も関係なく、束の間の時間を思い切り楽しむために。

  小細工というよりも、キマリというか。

  禁止事項を設けることにした、年甲斐も無く何をやっているのかと知り合いが見たら呆れるだろうが。

  それこそ、文字通りに、恋に落ちたのだから。

  

  「アル。何を考えているの?」

  「すまんね、ついつい何を着せようか迷ってしまった」

  「本当に?さっきのアルは別のことを考えてたみたいだった、俺の入る隙間が無いみたいで悲しかったなぁ」

  「トラのことしか考えてないんだが、気を悪くしたか?どんな服も似合うと思って贈っても着てもらったら想像してたものと違ってしまうからね」

  「…毎回、なんでこんなに服を贈るのかと思っちゃうよ。家の中がアルのくれた服で埋まりそうなんだけど」

  「う~ん、今度はオートクチュールにしてみようか」

  「あの、俺の体は一つで服ばっかり貰ってもどうしようもないんだけど」

  「それは勿論下心ありだとも、男が好きな相手に服を贈る意味を知っているだろう?」

  

  見る見るうちに耳まで真赤になったトラが、慌てたように周囲を見渡した。

  恐らく恥ずかしくなって周辺の視線が気になったようだが、このあたりに人はまばらだ。

  それもそのはず、時間限定で借り切っているのだ。もっとも彼はその事を知らない、知らなくて良い。

  不自然が無い様にまばらに居るのもその道のエキスパートたち。

  

  「トラは何を心配したのかね」

  「だってこんな場所でアルがあんなことを言うから」

  「初々しいなぁトラは何時まで経っても処女のようだが、馴れてしまったのは私だけか?」

  

  そんな顔をしてもそそるだけだと言うのに、何時まで経っても理解しない。

  存在が酷く泥臭く人間臭い、メディア向きでないのに、こうも惹かれてやまないのだから。

  心を感情をコントロール出来ない、彼に関してだけは特に顕著だ。

  バーナビーへの対応とは雲泥の差なのかもしれないが。

  そのツケをトラに、虎徹に支払わせているようで。

  薄々か、何か気付いているかもしれない。バーナビーも愚かではないから、恐らくは。

  

  「アル?」

  「美味しそうなトラをどう料理しようかと考えていたのだよ」

  「げっ、俺を食べちゃうの?不味いよ絶対に」

  「美味しそうな匂いがプンプンするのにお預けか?トラ。時間が限られるからこそ何時美味しくいただろうか常に考えているのに」

  「・・・食べごろは当分先ですって」

  「熟成するのを待てということか、さて何時ごろが食べ頃なのかを聞いておいても良いかね」

  「っとぉ」

  「後学のためだよ、トラの意見次第ではランチが変わる」

  

  揺れ動く、次々に変わるその表情が楽しくて。

  困られたいわけではないが、それでも仏頂面か遠目で見られる顔よりは比べ物にならない。

  解毒剤の無い濃密な、常習性のあるモノ。

  それが彼だというわけだ、公に知られればこぞって手を出すに決まっているので極秘扱い。

  トップシークレット。

  

  「・・・・・・・・・」

  「答えられないのなら譲歩案をあげようか、今晩のパーティは同伴者が必要でね。是非とも東洋の美女とお越しいただきたいとのご要望なんだが」

  「・・・・・・・・・・・・・・・・・アル、そっちが目的でしょうがっ」

  「失礼な事を言うんじゃないよトラ。私にだって知らないことは沢山あるのだから」

  「そういうのって秘蔵っ子と行くもんなんじゃないの?」

  「アノコでは無理だよ、第一条件に当てはまらないのだから」

  「譲歩というか、拒否権無しじゃんか」

  「君の困る顔が一番可愛くてゾクゾクするからね、女装姿も艶やかだが私の一番は君のその表情だね。手放せなくて困る」

  「いじめっ子」

  「褒め言葉だとも」

  

  さぁ。

  私の可愛いトラには機嫌を直してもらわねば、そして労わらなければならないか。

  あのバーナビーは扱いづらいというか、とっつきにくいだろうから。

  

  

  「性別不詳にしてくれなかったのか」

  「噂好きの淑女達が知らない振りをしてくれているのかもしれないがね、紳士達はこぞって着飾ったトラの注意を引きたがるから困ったものだが」

  「困ったヤツを同伴させても疲れるだけじゃないのか、アル」

  「それよりもトラを自慢したくてね、トラの困った顔が常に見られるから刺激的だよ」

  「・・・ランチにディナー、期待してます」

  「ランチはこの先にある、和食を取り扱う店を見つけた。オリエンタル修行をしたとかで確からしい、ディナーは私の自宅を提供しようとも」

  「逃げ場くらいくださいよ」

  「それが鳴った場合のみ許してあげるよ?」

  

  ああもう、何時まで経っても俺はこの人に弱い。

  妻が亡くなった頃からか、親しさが増してなし崩しだったかもしれないが。

  それでも最低限の此方の都合を理解しているから、よほどマシなのだと自分に言い聞かせるしかない。

  

  年の差カップルは見ている此方が胸焼けしそうなほど甘ったるい空気を発散していた。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  「先輩、一つだけ。あの光景はなんだったんですか…」

  「匿名のバカップルだ、関係者以外立ち入り禁止のエリアに居るのを目撃した時点でお前は法律に引っかかる。問いただそうなんて思わないことだ」

  「・・・・自信がありません」

  「なら忘れろ、それが解決策だ。とっておきの衝撃療法があるが勧められるもんじゃない」

  

  自失呆然とした顔出しルーキーの反応は想像通りで、護衛兼保護者代わりにとネイサンから付き人に任命されていたアントニオは苦虫を潰したように唸ってどこぞへ連絡をつける。

  

  「やっぱりこうなったの、後は引き受けるわ。お疲れ様、雄牛ちゃん」

  「遠まわしな依頼なんだな」

  「ええ。しかもマーベリックからのね、ハンサムも大変だわ」

  「其処は同感だ」

  

  

  さて。

  ショック療法と洒落込もうかしら。

  うきうきと楽しそうに、ネイサンは存分にバーナビーを眺めつつ嗤った。

  

  

  その後のバーナビーは半日ほど行方知れずになり、やつれ切った状態で保護されるも何があったのかはけして話そうとしなかった。

  

  

  

  

  ゴールドステージにて、アポロンメディア王が噂のオリエンタル美女を同伴したという噂も。

  まったくもって、気に止まらないほどの…事だったらしい。

  

  プチ引きこもり状態になったバーナビーに、虎徹は首を傾げるしかなかった。